自作のPCが起動しないけど原因は?まずはこれだけ確認してみよう

2021.4.30

自作のPCが起動しないけど原因は?まずはこれだけ確認してみよう

パソコンのトラブルには様々な原因が考えられるため、しっかり特定しなければ解決するのは難しいです。自作したPCが起動しないというときにも、確認して原因を究明する必要があります。

しかし、具体的にどのようなことを確認すればいいのかお困りではないでしょうか。パソコンはデリケートな機械であるため、原因を探るためにむやみに手を出すことも控えたいはず。

そこで今回は、自作PCが起動しないときの原因と、確認するべきことについて解説していきます。

自作のPCが起動しない場合にまずはここを確認しよう

パソコンのトラブルは、様々な原因により起こるものです。自作のPCが起動しないというときにも様々な原因が考えられますので、まずどのようなことを確認したらいいのか見ていきます。

PCの電源が入らず起動しない場合、マザーボードのLEDランプが点いているかどうかを確認しましょう。点灯しているかどうかで対処法も変化します。

点いている場合

LEDランプが点灯しているのに立ち上がらないということもあります。その場合電源スイッチやケーブルに異常があるかもしれません。USB類、PCIカード類を一度全て取り外し、その状態で起動するかどうかを確認します。

点いていない場合

PCは、起動時に電力を供給して立ち上がる仕組みになっています。LEDが正しく点灯していないときは、電源ユニットに何かしら異常があるはずです。

      自作のPCが起動しない場合にまずはここを確認しよう

電源を押しても自作のPCが起動しない原因

自作のPCが起動しないときの原因として考えられることをまとめました。ここでは、電源スイッチを作動させても起動しない現象に焦点を当てて説明していきます。

マザーボードの故障

マザーボードにある小型LEDが点灯していない場合、電源ユニットではなくマザーボードの故障が原因となっている場合があります。ただ、正常に点灯しているが起動しないというケースもあるため注意が必要です。

また電源を入れたときに、起動はしないが一瞬だけ電源ランプが点灯するという場合、マザーボードの故障を疑うのがいいでしょう。

電源スイッチの故障

電源ボタンを押して起動するタイプのPCであれば、電源スイッチの故障や接触不良などが原因となっているときもあります。スイッチに異物が詰まる、汚れが蓄積して反応を阻害しているおそれがあるのです。

電源コネクター類の断線

PCに電源コードが正しく接続されていない、ケーブルが断線していることなども原因である可能性があります。接触不良であるなら、再度しっかりつなぎ直すだけで解決できるでしょう。

しかし、ケーブルが劣化している、断線しているなどが原因であるなら交換が必要です。

      電源を押しても自作のPCが起動しない原因

電源は入るが画面に表示されないときの原因

PC本体の電源が入り、起動はするものの画面が表示されないという現象も起きます。自作のPCが起動しないというときにも、主に以下のような原因を疑いましょう。

ディスプレイの故障

PCの本体に問題がなく、ディスプレイの方に異常があるかもしれません。画面が突然映らなくなる、色がおかしいなどの症状が出ているときは、ディスプレイの故障が原因になっていると考えることができます。

配線の問題

ディスプレイとパソコンをつなぐ配線に不備があると、画面が表示されなくなってしますのです。ケーブルの断線や接続不良の場合は、一度正しくつながれているか配線を確認しましょう。

一時的な不調

長期間使用しているPCに見られることがあり、静電気などの影響で一時的に不具合が出てしまうことがあるのです。電源を落としてコード類を取り外し、しばらく放電してあげることで解決できる可能性があります。

再び電源を入れて正常に起動すれば問題はありませんが、直らない場合は修理や交換が必要です。

      電源は入るが画面に表示されないときの原因

起動しても自作のPCの電源がすぐ切れてしまう原因

電源を起動して一度立ち上がっても、すぐに電源が落ちてしまうというときは、CPUの放熱不良が考えられます。症状は主に2種類に分けられるため、それぞれの特徴を見ていきましょう。

起動直後にすぐ落ちる

CPUファンが回っていない、放熱がほとんどできていないおそれがあります。取り外し可能な部品ではありますが、元に戻すのが難しいのでむやみに触らないようにしましょう。

しばらく動き、数秒で強制的に落ちる

作業中に突然落ちるというときは、温度が上がり続けて放熱できなくなっているからとされています。再び電源を入れても放熱が不十分な状態なので、すぐに落ちてしまうはずです。

CPUの故障かもしれませんが、ファンにホコリが溜まっていることが原因となることもあります。ハウスダストやタバコの煙もホコリを蓄積させる原因になりかねませんので、自作PCが起動しないときには住宅環境も見直すことが大切です。

      起動しても自作のPCの電源がすぐ切れてしまう原因

利用中に自作のPCがフリーズする原因

正常に起動していても、突然画面操作が効かなくなりフリーズしてしまうこともあります。その際に考えられることを確認していきましょう。

熱暴走

パソコンを立ち上げ、作業していると徐々に内部の温度が上昇してきます。上がりすぎないようにファンが熱を放出しているのですが、うまく機能しないことによりPCが異常終了してしまうことがあるのです。

クリーニング不良が主な原因として考えられ、自作のPCが起動しないことにつながることもあります。

メモリが不足している

あまりに容量が大きい動画のデータなどを処理するとき、突然フリーズしてしまうかもしれません。メモリが不足していると処理速度の低下を招くおそれがあるため、必要のないアプリケーションは終了させることが大事です。

ハードディスクが故障している

ハードディスクには寿命があり、使用していると自然に故障や異常が出てきます。3~4年が寿命といわれており、機能が低下するとフリーズの原因となるおそれがあるのです。

部品の経年劣化は、修理だけでは完璧に解決するのは困難なため適切なものに交換しましょう。

      利用中に自作のPCがフリーズする原因

自作PCの動作音が大きすぎる原因

作業は問題なく行えるが、動作音が大きく不快に思うときもあるでしょう。そういったケースで考えられる原因と挙げていきます。

ファンの過剰稼働

PCの温度が上がりすぎないために、冷却ファンが稼働します。ただ、日が当たる場所など比較的温度が上がりやすい場所で作業していると、熱がこもりやすくなってしまうおそれがあるのです。

そのため冷却ファンも熱を逃がそうと高回転し、大きな音を発する原因となるでしょう。

内部に異物が蓄積している

PCの音は、主にファンの回転音であることが多いです。温度が上がりすぎて過剰作動してしまうことも原因の一つですが、ホコリなどの異物が内部に蓄積していることも音の発生源となりかねません。

ホコリが熱放出を阻害し、ファンの高回転を招くこともあります。

ハードディスクの問題

自作PCが起動しないなど、ハードディスクに異常がみられると様々な不具合を引き起こすおそれがあるのです。ハードディスクが故障すると、ファイルやソフトの立ち上げ時に大きな音を発するようになる可能性があります。

ハードディスクの音を放置していると、最悪データの取出しができなくなるため早めに対処することが重要です。

PCの経年劣化

PCは使用していると様々な部品が劣化します。そのため内部部品やファンの老朽化などは避けられません。立ち上げ音やファンの音がうるさいと感じる原因となっていることもありますので、新品への交換タイミングでしょう。

      自作PCの動作音が大きすぎる原因

自作PCが起動しないときは最小構成だけで起動してみよう

PCが起動しない原因は様々に考えられるため、原因の特定が困難な傾向があります。解決するためには、原因を究明しなければ適切な対処をするのが難しいです。

確認するためには、PCを最小構成で起動してみるのも有効な手段となります。自作PCが起動しないというときにも、一度試してみる価値があるのではないでしょうか。

最小構成に必要な部品は、CPU、メモリ、マザーボードです。具体的にどのように組み立てていくのか、順を追って説明していきます。

マザーボードの箱を開けて取り出す

PCの部品は、基本的にマザーボードに接続されて制御されています。最小構成を作るために欠かせません。

CPUを取り付ける

CPUカバーを取り外してから取り付けます。マザーボードの修理が必要になったときにカバーが必要になるため、しっかり保管しておきましょう。

メモリを装着する

メモリスロットを探して用意したメモリを装着します。黒色と黄色などに色分けされているため、比較的見つけやすい場所に設置されているはずです。

メモリをスロットに装着する際には、正しい方向で挿し込む必要があります。間違った方法で装着すると、発火の原因となることもあり全ての部品の故障を招いてしまうかもしれません。

電源を繋げてみる

最小構成の場合は、基本的にメインコネクタとCPU用補助電源コネクタを用意します。それぞれの部品に正しい方向がありますが、適切な向きにしかはまらないようになっているため問題なく接続できるはずです。

準備が整ったら、電源を入れてPCを立ち上げます。正常に作動できているのなら、画面に黒と白の文字でパソコンの情報が出力されるでしょう。もし起動しないのであるなら、マザーボードやその他使用している部品が原因として考えられます。

      自作PCが起動しないときは最小構成だけで起動してみよう

自作のPCが起動しないときは業者に相談も一つの手段

自作のPCが起動しない、その他のトラブルは、原因に対して的確に対処する必要があります。掃除をして改善することなら自分だけで対応できる可能性もありますが、部品交換は業者にまかせるのが賢明ではないでしょうか。

パソコンの部品は、正確に取り付けられていないと正常に動かないため、交換にも多少技術が必要です。そのため適切な技術をもった業者に依頼するのが効果的な場合もあります。

依頼する業者は、信頼できるところを希望している方も多いはず。修理依頼を検討している方は、いかにして最適な業者を見つけるかが重要になります。

業者を選択するポイントは以下のようなことが挙げられますので、依頼時の参考にしてみてください。

出張は可能か

出張で駆けつけてくれる業者であるなら、実際に目の前で作業を行ってくれるため、比較的安心して任せることが可能です。郵送でパソコンを送って修理してもらうのは不安になりがちなため、なるべく出張修理を行ってくれる業者を選択するようにしましょう。

認定資格をもっているか

業者に修理する能力を把握する材料として、資格をもっているかどうかは重要な要素です。厳しい条件をクリアしたスタッフが在籍しているのなら、自作PCが起動しないときも効果的に原因を突き止めてくれるはずです。

個人情報の取り扱いは厳重か

パソコンには豊富なデータが入っており、なかには個人情報など外部に漏れるとトラブルの原因にもなりかねません。

個人情報を厳重に取り扱ってくれるかどうかを見極めるためには、「プライバシーマーク」「ISMSマーク」などを確認するのが有効です。適切に取り組む姿勢が見られるだけでは、信頼できる業者だと断定することは難しいでしょう。

しっかり評価を受けている証があると、一定の基準を満たしていると判断できるため、見極めやすくなります。

修理費などを明確に提示している

不具合の症状別に修理料金を提示している業者は、様々なケースに対応する力をもっていることが多いです。ただ実際に症状を見てみないとどのような修理が必要なのか判断するのは困難になります。

原因別に費用も変動するため、細かく料金を掲載している業者の方が金融トラブルになりにくいはずです。追加料金の注意書きなどが記載されているのなら、比較的安心してまかせることができるでしょう。

      自作のPCが起動しないときは業者に相談も一つの手段

まとめ

PCは、デリケートな機械であるため、様々な部品が原因となってトラブルを招きます。自作PCが起動しないというときも、どの部品に故障があるのかを見極め、正しく対処することが大切です。

そのためには症状を見てどこに異常があるのかを確認する方法を知る必要があります。しっかり原因を突き止めることができれば、PCのトラブルに対応しやすくなるはずです。

ただし、部品の交換が必要なときは修理技術を要することもあり、自分で手を出しにくいケースもあるでしょう。その際は、パソコン修理のプロに相談して対応してもらうのが得策ではないでしょうか。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「パソコン修理」をご覧ください。

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