外の世界は危険がいっぱい!故障を防ぐノートパソコンの持ち運び方

2021.4.30

外の世界は危険がいっぱい!故障を防ぐノートパソコンの持ち運び方

薄く、軽く、折り畳んで持ち運びのできるノートパソコンは、ビジネスの機動性を向上させる心強い味方です。お仕事以外にも、学業の調べものやレポート作成、家庭でも場所を問わず使えるノートパソコンは非常に便利な文明の利器です。しかし外へ気軽に持ち出せるということは、壊してしまうリスクが跳ね上がるということでもあります。

もともとノートパソコンは据え置き型のデスクトップパソコンに比べて故障率の高い機器ですが、とりわけ物理的な破損によって壊れやすいとされています。
本コラムでは、持ち運ぶ際の注意点や、壊れにくいノートパソコンの持ち運び方など役立つ知識をご紹介いたします。

移動中にノートパソコンを壊す事例

一説によれば、ノートパソコンの故障の原因の第1位が寿命や経年劣化によるもの、2位が熱のこもりやすい構造による熱暴走といわれています。そしてその次に発生しやすい事例が、ノートパソコンを落としたりどこかにぶつけたりして物理的に破損させるといった、持ち運ぶ際のトラブルです。

持ち運びに特化したノートパソコンは、持って移動してこそ真価を発揮します。しかし、繊細な電子機器であるノートパソコンにとって、外の世界は危険でいっぱいです。持って歩いている際に何かにつまづいて転べば大惨事ですし、重たいので手を滑り落ちてしまうこともあります。満員電車に乗ればギュウギュウ詰めの中で押しつぶされてしまいますし、持ち運びの最中に雨でも降ろうものなら大変です。

持ち運びの最中に壊してしまうトラブルは、いわばノートパソコンの宿命ともいうべき切って離せない大きなリスクとなります。少しでも壊れる可能性を減らすためにも、ノートパソコンは持ち運び方を工夫して安全に携帯しましょう。

      移動中にノートパソコンを壊す事例

ノートパソコンの持ち運びで気をつけること

ノートパソコンの持ち運び方で気を付けなければならないのは、主に3つのリスクです。運搬中に襲い来るこれらの危険に確実に対処するためにも、まずはどんなリスクがあるのかを確認しましょう。

衝撃

ノートパソコンを持ち歩く際に真っ先に思いつくリスクが、落下による衝撃ではないでしょうか。ノートパソコンは薄いボディの中に電子部品がみっちり詰まっているため、衝撃に対して非常に弱いとされています。さらに薄型軽量のものでも結構な重量があるので、手に持った高さから落としても致命傷になり得ます。

ノートパソコンが地面に激突したら、ボディや基板、ディスプレイが割れてしまうのは簡単に想像できます。さらに、見た目には大きな傷や異常がなくても、内部的に破壊されてしまっているケースもあります。

ノートパソコンに限らず多くの電子機器は、電子基板と呼ばれる板に電子部品をはんだ付けで取り付けられています。『はんだ』は溶かした金属で部品同士をくっつける接着剤のようなものなので、強い衝撃を受けると砕けたり剥がれたりしてしまうことがあります。また電子基板自体もそこまで頑丈なものではないので、衝撃で割れてしまうことは珍しくありません。

落としたノートパソコンに傷がなくて安心していても、内部では基板のはんだが剥がれてしまっていたというケースは数多く報告されています。さらに、パソコン内にデータを記録するハードディスクが衝撃で歪んでしまい、読み書きが出来なくなってしまうといったトラブルも起こり得ます。

また、ノートパソコンを襲う衝撃は落下によるものだけではありません。カバンに入れて持ち運んでいて、壁や手すりにぶつけてしまうこともあります。自分では気を付けていても、人ごみの中では近くを横切る人の荷物がぶつかることも十分にあり得ます。ノートパソコンを持ち歩く際は、周囲にも十分に気を配る必要があるでしょう。

圧迫

衝撃と同様、強い力で圧迫されることもノートパソコンに大きなダメージを与えます。ノートパソコンはボディが薄いので、あまりに強く圧迫されるとボディ自体が歪んだりつぶれてしまうことがあります。ボディが潰れると、当然ボディに守られた内部の基盤にもダメージが入ってしまいます。

こうした圧迫による故障は満員電車や人ごみで起こりやすいですが、それ以外にも危険は存在しています。例えば机を整理する際に、ノートパソコンの上に書類や雑誌を山積みにしてしまうケース。車の座席の上に置いておいて気づかず誰かが座ってしまったり、上に荷物を置いてしまうケース。変わり種ではキーボードの上に小物を置いたまま閉じてしまい内部から圧迫されるケースなどもあります。

どこにでも置いて使えるノートパソコンだからこそ、置き場所にはしっかり注意をはらうことが大切です。

水濡れ

物理的なダメージとは少し異なりますが、ノートパソコンを水に濡らして壊してしまう事例も後を絶ちません。どこでも使えるというノートパソコンの特徴は、しばしば油断を引き起こしてしまいます。

例えばデスクで仕事をする際、傍にお茶やコーヒーのような飲み物を置いて作業される方は少なくないのではないでしょうか。作業に集中していて手がぶつかってしまったり、画面を見たままカップを手繰り寄せようとして倒してしまうといった事故は十分に起こり得ます。

デスクトップパソコンであればキーボードがずぶ濡れになるだけで済むトラブルも、ノートパソコンだとそうはいきません。本体が丸ごと水をかぶってしまいます。電子機器に水濡れが禁物なのは、もはやいうまでもありません。

そのほか、外にノートパソコンを持ち出していたところ、にわか雨が降ってきてカバンごと水浸しになってしまう、車に飲み物と一緒に置いていて急発進でぶちまけてしまうといったケースもあります。覆水盆に返らずとはいいますが、水を零した先にノートパソコンがあったときの被害は計り知れません。

      ノートパソコンの持ち運びで気をつけること

ノートパソコンを壊さない持ち運び方

前項でご説明した『衝撃』『圧迫』『水濡れ』の三大リスクに着目して、これらのリスクを防ぐようなノートパソコンの持ち運び方を工夫しましょう。

専用のかばんを使う

ノートパソコンを持ち運ぶには、専用のキャリーバッグを使うのが一番です。通勤かばんなどにノートパソコンをむき出しで放り込むのはあまりおすすめできません。書類や財布、スマートフォンなど、かばんに入っている他のものがノートパソコンを圧迫してしまう危険があります。ノートパソコンは単体でカバンに入れるか、クッションの付いたインナーバッグに包んでからしまうべきです。

また専用バッグはクッションが付いているものが多いため、衝撃をある程度吸収してくれます。人ごみに持ち込む際など、どこから衝撃が襲ってくるかわからない状況などでは非常に役に立つことでしょう。同様に、防水機能がついているものであればなおよしです。

周辺機器は全てはずす

マウスや外付けキーボードといった周辺機器は、必ず取り外して別途に持ち運ぶようにしましょう。一緒にバッグに入れてしまうと、やはりノートパソコンを圧迫する原因となります。

持ち運ぶときは電源を切っておく

ノートパソコンを稼働させたまま持ち運ぶことは厳禁です。とくにハードディスクが動いたまま持ち歩くと、ちょっとの衝撃でも重大な破損に繋がる危険があります。また通電状態で基板のはんだが剥がれると電気配線がショートしてしまい、火災の原因となることもあります。

電源を切る、と書きましたが、重要なのは衝撃に弱いハードディスクの回転を止めることです。そのため、『スリープ』モードのような待機状態にしておくことでもある程度破損を防ぐことができます。頻繁に移動させるためいちいち電源をオンオフするのは手間がかかる、といった場合には、せめてスリープモードにしておきましょう。

      ノートパソコンを壊さない持ち運び方

ノートパソコンの持ち運びに便利なバッグ

故障を防ぐノートパソコンの持ち運び方は以上ですが、併せて持ち運びに便利なキャリーバッグをいくつかご紹介しておきます。下記の商品は全てAmazonで購入が可能です。

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・Amazonベーシック ノートパソコン用キャリーバッグ
重量のある機材もラクラク持ち運べるキャスター付きキャリーバッグです。周辺機器や書類も別ポケットにしまうことができ、これひとつでビジネスの現場を飛び回れる大容量が魅力です。

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自転車での持ち運びも可能なリュックサックタイプのキャリーバッグです。通勤時に嬉しい大容量はもちろんのこと、大粒のクッションを備えているため衝撃に非常に強い構造になっています。

まとめ

ノートパソコンはどこへでも持っていけるからこそ、持っていった先でトラブルに見舞われないよう注意することが大切です。物理的な衝撃だけでなく、夏の直射日光や冬の寒風、外を舞う砂や埃もノートパソコンにとっては故障のもとになります。ノートパソコンの持ち運び方を工夫して、襲い来るさまざまな脅威から大切な機材をしっかり守ってあげましょう。

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