自作PCの修理-自宅や業者で行う場合のメリットデメリット

2021.4.30

自作PCの修理-自宅や業者で行う場合のメリットデメリット

現在、PCは昔にくらべると、高性能のものが比較的安く手に入るようになりました。とてもきれいな映像で遊べるMMORPGなどをプレイするためのPCでも、割とお手ごろな価格で売っています。
現在ではメーカーが販売している「箱から出して電源や周辺機器をつなぐだけで使える」PCも多いですが、自分で部品を集めて組み立てる「自作PC」も今なお根強い人気です。

今回は自分でPCを作ることについてと、その自作PCの修理についてなどをご紹介します。

自作PCとは?

自作PCとは、ユーザー自身が、PC用の部品を自身で調達して、それを組み立てたものです。
この「自作PC」という用語、概念は、主にメーカーブランドのPC、組み立て済みの状態で販売されているPCと対比する意味で用いられています。
作成方法は、PCを構成する部品をひとつひとつ寄せ集めて作る方法や、半完成品をベースに残りの部品を自分で選択・装着して組み立てる方法があります。

自作PCにはユーザー自身の好みで仕様が決められることや、個々の部品ごとに性能の高いものに交換しやすいといったのリットがあります。
しかしデメリットもあり、メーカー製のPCとは異なり、組みあがったPCの動作保証が無いものも多いのです。一部販売店では相性保証として動作を保証するサービスもありますが、別に費用がかかったりその範囲に制限があることも少なくありません。

ただ一度動作確認が取れればその後メンテナンスが容易なため、自作PCは修理をすることが比較的簡単にできます。
また消耗した部品だけを取り替えることで長く使える可能性が高いので、結果的にメーカー品より安くなることがあります。

      自作PCとは?

自作PCの主な部品

PCを自作するにあたって用意する部品は、マザーボード、CPU、メモリ、電源、ハードディスクや、ソリッドステートドライブ、光学ドライブ、各種拡張カード、それらをおさめるケースなどが必要になります。

また、自作PC上でソフトを動かすためにOSも必須になるでしょう。無料で使えるOSもありますが、使えるソフトが限られることから別途購入することが大部分です。メーカーパソコンとは違いソフトも付属していないので、購入するなどして集めていく必要もあります。

これらを合わせると、完成されたメーカー品と値段が一緒くらいになってしまうか少し高くなってしまうことがあります。

しかし、自作PCは修理をする時に、ダメになったパーツだけ買えばいいので安く済む、中古パーツを使えば自作費用を抑えることができるといった大きなメリットがあります。またパーツ単位で部品交換ができるので修理にかかる時間自体も短くなります。

自作PCの修理を自宅で行った場合のメリットデメリット

自作PCの修理を自宅で行う場合、メリットとして最初に出てくるのがお値段です。
前述した通り、修理する際に必要なパーツだけで済むのでそのパーツを購入し、交換するだけの費用で済みます。
また、そのパーツが中古品として出回っていた場合信頼性は落ちますが、さらに費用を抑えることもできるでしょう。
壊れてしまった部品の代替品を所持している場合は購入の手間もかからないので数時間程度で復旧できることも、自作の強みになるでしょう。

しかし、デメリットも当然存在します。
自分で修理などを行う関係上、失敗してしまっても自己責任になります。
また、修理に使おうとしたパーツが無い場合などに使う代替品も、自分で探す必要が出てきます。
そのためある程度の知識がない場合は業者に修理を依頼した方が安く済む可能性もあります。

      自作PCの修理を自宅で行った場合のメリットデメリット

自作PCの修理を業者で行った場合のメリットデメリット

では、自作PCの修理を代行してもらった場合どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

まずメリットとして一番大きなものが、確実に直るというものでしょう。
知識と経験から原因を正確に突き止め、場合によっては高度なはんだ付けなどの個人ではなかなか行えない技術によって確実に修理してくれるでしょう。

修理を機に、今使用中のパーツより性能のよいものへと交換できる業者もあるようです。また自作PCをどう改良していけばいいか、アドバイスなどもしてくれるかもしれません。

デメリットは、パーツ代のほかに技術料なども加わるので、修理費用がかさむということです。
また、修理にかかる時間も比較的長めになってしまうことが挙げられます。

      自作PCの修理を業者で行った場合のメリットデメリット

まとめ

とても便利なPCですが、壊れてしまえば当然使用することができません。
そこで、修理をすることになるのですが、メーカー品は保証期間を過ぎてしまうと修理費用が高額になることが多く、修理にかかる時間もとても長くなる傾向があります。その点自作PCは、修理がパーツ単位で可能で時間や費用を抑えることができるというメリットがあります。

ただPCの自作には専門の知識などが必要になることも多く、最初は、うまく動かなかったりしてしまうかもしれません。
しかし、自分の使用用途に合わせたこの世にひとつしかないものを作ることができるのが自作の楽しみです。お金や時間に余裕ができたときに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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