パソコンが熱いならすぐ冷ます!考えられる3つの原因と熱対策

2021.4.30

パソコンが熱いならすぐ冷ます!考えられる3つの原因と熱対策

パソコンを長時間使っていると、デスクトップならコンピューター部分が、ノートパソコンなら本体が熱くなりますよね。この熱をそのまま放っておくと、熱暴走を起こして電源が落ち、作業途中のデータが消えてしまうなどのおそれがあります。

パソコンが熱いなと感じたら、環境やそのパソコン自体に問題があるかもしれません。原因を調べ、対策をおこないましょう。

パソコンが熱くなる3つの原因

パソコンは、通常通り無理なく使っていても多少の熱を持ちます。長時間作業をし続けたりアプリケーションをいくつも開いたりしていると、コンピューターが対応しきれず、パソコン内の熱がうまく外へ逃げられなくなってしまうのです。

しかし、パソコンが熱くなりすぎている場合、他に原因があるかもしれません。考えられる3つの原因についてご紹介していきます。

(1)冷却ファンの不調

パソコンには、熱を逃がすための冷却ファンや通気口が備わっています。これによってある程度の熱なら冷やすことができますが、冷却能力を超えた熱が発生し続けてしまうと、冷却ファンでは追いつかず、パソコンが熱い状態になってしまうのです。この場合、冷却機能が劣化しているということも考えられます。

(2)部屋の温度が高い

パソコンが熱い状態が続くということは、パソコンを使用する環境が大きく関係していることがあります。周囲の温度が35℃を超えた中でパソコンを使い続けると、熱が逃げずパソコンがどんどん熱くなってしまいます。そのため、もし夏に屋外でパソコンを使うとなった場合はとくに注意してください。

夏にパソコンを使うときは外でなく、クーラーの効いた涼しい室内で使いましょう。これは、パソコンの寿命を長く保つためにも大切なことです。

(3)長時間の使用

パソコンを長時間起動したままにしていると、パソコンが熱くなることがあります。パソコンを使用していないときは、必ず電源を切りましょう

また、ノートパソコンの場合は長時間の充電によって熱くなる場合があります。バッテリーが満タンになっても充電を続けていると、パソコンが熱を持ち、劣化してしまうかもしれません。バッテリーが満タンになったら、充電し続けるのはやめましょう

パソコンが熱くなる原因

パソコンの発熱が原因の症状

パソコンが熱い状態が続くと熱暴走を起こし、以下のようなことが起こる危険性があります。

・勝手に再起動する・電源が落ちる
・動作が遅くなる
・頻繁にエラーメッセージが出る
・画面がフリーズし、キーボードやマウスが動かなくなる
・ファンの音がうるさくなる

パソコンが熱くなりすぎると、冷却ファンはなんとかその熱を冷まそうとするので、回転が速くなり、大きな音を立てることがあります。これはパソコンだけでなく、冷却ファンまで劣化してしまう危険性があるので要注意です。

エラーやフリーズ、勝手な再起動が続くにも関わらず無理にパソコンの使用を続けると、CPUなどの重要な部品が熱によりダメージを受け、二度と立ち上がらなくなるおそれがあります。熱によって故障した部品は自身で直すことは難しいので、プロに部品交換を依頼しましょう。

また、作業中に突然電源が落ちると、大切なデータが壊れたり消失したりするおそれがあります。仕事などでパソコンを使う機械の多い方は、とくに気を付けることが必要です。

デスクトップのパソコンが熱いときの対処法

パソコンが熱いという状態が続く場合、自分たちでもできる対処法はあります。完全に直すというのは難しいかもしれませんが、修理に出す前に一度試してみましょう。

内部に溜まったほこりを掃除する

コンピューターには通気口が備え付けられているため、ほこりが溜まりやすくなっています。内部にほこりが溜まってしまうと冷却の効率が落ちるので、熱を持ちやすくなるのです。

準備するもの
・エアダスター
・乾いた布(クリーニングクロスなどの柔らかい布がオススメです)
・掃除機
・プラスドライバー、マイナスドライバー
・静電気防止手袋
・綿棒
掃除手順
1.静電気防止手袋をはめます。パソコンの外側の排気口をハケや掃除機を使ってホコリを取り除きます
2.ドライバーでネジを外し、側面パネルを外します。(ネジはなくさないように小物入れなどにまとめて置きましょう)
3.部品や基盤に触れないように、掃除機でホコリを吸い取ります。
4.ファンにエアダスターを吹きかけ、ホコリを取り除きます。
5.ホコリが残っている部分を乾いた布でやさしくふき取ります。細かいところは綿棒を使って掃除しましょう。
6.掃除が終わったら側面パネルをはめて元通りにして完了です。

熱くなりにくい環境を作る

できるだけ空調の効いている涼しい部屋にパソコンを置いてください。また、適切な通気も必要なので、コンピューターを置くときは前後15cmの空間を作るようにしましょう。

ファンを追加する

電気屋のパソコンや周辺機器コーナーなどに「筐体ファン」というものが売られていることがあります。その中に、「スロットファン」というものがあります。スロットファンは、ビデオカードの隣のスロットに付けることができるタイプのものです。

ビデオカード周辺の熱い空気はスロットファンで換気されるので、筐体の中の空気の温度を下げることが可能なのです。ファンの種類によって付け方が違うので、説明書を見ながら設置してみて、熱くなる問題が解消されたか動作確認をしてみてください。

ノートパソコンが熱いときの対処法

内部に溜まったホコリを掃除する

ノートパソコンもデスクトップパソコンと同じように内部のホコリを掃除することができます。

準備するもの
・エアダスター
・乾いた布(クリーニングクロスなどの柔らかい布がオススメです)
・掃除機
・プラスドライバー、マイナスドライバー
・静電気防止手袋
・綿棒
掃除手順
1.静電気防止手袋をはめます。ノートパソコンを裏返します。
2.バッテリーパックを取り外します。
3.外装のネジをすべて外します。(ネジはなくさないように小物入れなどにまとめて置きましょう)
4.外装のカバーを開けます。ツメで固定してある場合もありますので、慎重に取り外すようにしてください。
5.ファンを丁寧に取り外します。ネジや基盤につながっているので傷つけないように慎重に外していきます。
6.エアダスターでファンのホコリを吹き飛ばし、細かい部分についたホコリは布や綿棒を使って取り除きます。
7.掃除が終わったらファンを慎重に取り付けます。外装カバーを取り付けて元通りにしたら完了です。

使用する環境に注意する

ノートパソコンは、机以外の場所にも手軽に持ち運んで使用できるところが魅力です。しかし、布団の上などで使用すると熱がこもってしまい、パソコンが熱い状態になってしまう原因となるので注意です。

ノートパソコンの下に冷却台を置く

ノートパソコン専用に、冷却台というものが売っています。これはノートパソコンの下に敷いて、裏側の冷却を補助する働きをします。また、同じ冷却台でもUSBにつないでファンを回転させて送風をおこなうタイプもあるようです。熱伝導の良い素材を使って、熱をこもらせないようにするものもあります。

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専用の冷却台を使わず、保冷剤をノートパソコンの下に当てる方がときどきいるようですが、これだとノートパソコンの内部に結露が付き故障の原因になるので、やらないようにしましょう。

ファイルなどを整理する

購入時から、起動時に広告がいくつも出てくる状態のまま使っている方はいませんか?もう使っていないのにバナーなどが表示されるアプリケーションは、邪魔なだけでなく無駄にパソコンが力を使ってしまいます。不要なアプリケーションは削除しましょう

使っていないファイルなどを整理することでも、パソコンの動作はスムーズにおこなえます。ノートパソコンはコンピューターの部分もデスクトップより小さいので、あまり負担をかけないように使いましょう。

まとめ

作業中にパソコンが熱いと感じたことは誰にでもあることだと思います。ですが、あまりその状態が続くときは要注意です。突然パソコンが起動しなくなったり、中のデータが消失したりしてしまうことも考えられます。

パソコンを中心とした仕事をしている方なら、とくに注意したい問題のはずです。一度、自分の作業している環境を見直してみてはいかがでしょうか。また、部屋の掃除をするついでに、定期的にパソコンのふたを開けて中のほこりを取り除いてみましょう。そうすることで、パソコンの寿命をより長く保つことにもつながります。


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