羽蟻はシロアリだけじゃない?羽蟻の種類やクロアリとの見分け方も

2021.11.23

羽蟻はシロアリだけじゃない?羽蟻の種類やクロアリとの見分け方も

街中や家で羽がついているアリをみたことがあるかたもいるのではないでしょうか。この羽がついたアリを羽蟻といいますが、羽蟻はすべてシロアリと思っているかたも少なくありません。しかし、羽蟻のすべてがシロアリというわけでありません。羽蟻の中にはクロアリもいます。

そこで本コラムでは、羽蟻というアリがどういうアリなのかという解説と、羽蟻がシロアリとクロアリのどちらなのかをすぐに判断できる見分け方を、簡単にご紹介いたします。シロアリの発生を見逃さないためにも、羽蟻を注意深く観察してみましょう。

羽蟻の名称と特徴について

羽をもった飛行可能なアリのことを一般的に「羽蟻」と呼んでいますが、実は羽蟻という種類のアリは存在しません。羽蟻は、地面を歩いているアリが、特定の時期にだけ羽をもって空を飛べるようになるのです。

結論からいうと、羽蟻は女王とオスのアリです。巣の中で育った新しい世代の女王アリとオスアリは、巣立ちの時期を迎えると巣を飛び立っていきます。大量の羽蟻が一斉に飛び立つこの行動は「群飛」と呼ばれています。

交配を終えたあと、オスアリはそのまま寿命を迎え、女王アリは地上に降り立って巣を作り始めます。巣作りを始めるにあたって不要になった羽は切り落とされるので、ある時期を境にパタリと羽蟻を見かけなくなるわけです。

羽蟻にはシロアリもクロアリもいます。どの種類のアリも女王とオスは交配の時期に羽をつけ、交配が終われば羽を落として地をはうアリに戻るのです。

羽蟻がシロアリの場合は注意!

前項で解説したとおり、シロアリもクロアリもどちらも羽蟻になる可能性があります。そのためどちらのアリも飛んでいる姿をよく見かけますが、羽蟻がシロアリだった場合は要注意です。

アリが飛んでいるということは、新しい巣をつくる直前の段階ということです。つまり、放っておけば近くに巣をつくられるかもしれません。もしもお家の中や近くでシロアリの羽蟻が飛んでいるなら、家の木材に巣をつくる可能性が十分にあり得ます。

羽蟻がシロアリかクロアリか判別することができれば、家を食い荒らす害虫であるシロアリの発生を、食い止めることができるかもしれません。

羽蟻の名称と特徴について

シロアリとクロアリの見分け方

飛んでいる羽蟻がシロアリかどうかを見分ける方法は、大きくわけて二つあります。羽蟻自体の外見から判断する方法と羽蟻が飛んでいる時期から判断する方法です。

◆外見から判断する

パッとみた印象ではシロアリもクロアリも羽の生えたアリですが、よくよく観察してみると身体の形状に大きな違いがあります。特徴をしっかり把握して調べれば、シロかクロかを見分けることは可能です。

シロアリ
羽が非常に大きいのがシロアリです。胸と腹をすっぽりおおっても余裕があるほどのサイズなので、留まっている羽蟻を観察するとよくわかります。4枚の大きな羽はそれぞれほとんど同じ形をしていて、羽を閉じるときれいに重なります。

身体自体にも特徴があり、シロアリは胸と腹が同じ幅でくびれていません。これはシロアリがクロアリとは根本的に違う種類の虫であり、アリではなくゴキブリの仲間だからです。触覚がまっすぐ伸びていることも、アリとは異なる特徴になります。

クロアリ
羽はシロアリよりもかなり小さいです。4枚の羽根は前の羽が大きく、後ろの羽は小さく、閉じた羽は「ハ」の字のような形になっています。アリ特有の、胸が頭や腹より小さいくびれた体型をしていて、触覚がくの字に折れ曲がっている点も特徴的です。

このように、体型ひとつとってもシロアリとクロアリでは大きく異なるため、注意深く観察することで簡単に判別できます。

また、クロアリに比べてシロアリの羽は非常にもろく取れやすくなっています。そのため、室内に大量に虫の羽が落ちていたら、シロアリの発生をうたがうべきかもしれません。

◆群飛の時期で判断する

羽蟻が一斉に飛行する群飛は、それぞれのアリの繁殖時期のみにみられる行動です。シロアリとクロアリでは繁殖の時期が違うので、群飛の時期から大まかに種類を絞ることができます。

シロアリ
国内に生息している主な種類には4月から5月に群飛を行うものと、6月から7月に群飛するものがいます。
クロアリ
多くの種類は6月から11月にかけて群飛します。

つまり、6月に入る前に群飛しているのを見かけたら、その羽蟻はシロアリであるおそれが非常に高いです。春先に飛び交っている羽蟻には、特に注意するようにしましょう。

羽蟻がシロアリの場合は注意!

羽蟻の対策として何ができる?

大量に発生した羽蟻は見た目もショッキングですが、羽蟻がシロアリだった場合すぐにでも対策が必要となります。まずは、今飛び交っている羽蟻を片付けることから始めましょう。

シロアリの羽蟻が室内を飛び交っている場合、すでに家の中にシロアリが住み着いていて、巣穴から室内に飛び出してきたおそれがあります。そのため、羽蟻がどこから出てきているかを注意深く調べましょう。

羽蟻の発生源が特定できたら、掃除機などをつかって羽蟻を吸い込んでいきます。壁にあいた穴や亀裂などから羽蟻が出てきているなら、そこにノズルをつけて中身を全部吸い出しましょう。何度も掃除機をかければ、巣立ちを迎えた羽蟻をひとまず駆除することができます。

しかし、それだけでは安心はできません。羽蟻が出てきているということは、シロアリの巣が出来ているということです。羽蟻が出てきたことで巣の場所は特定できるため、どこに巣があるのかを覚えておきましょう。

巣の場所さえわかれば、シロアリ駆除の業者に依頼する際にもスムーズにことが運べます。業者に駆除を任せる場合は、羽蟻を何匹か捕まえて保管しておくと、業者がシロアリの種類を調べるのに役立ちます。

シロアリは種類によって有効な駆除方法が異なるため、どの種類のシロアリなのかがわかれば、すぐに適切な駆除にうつることができます。

羽蟻の対策として何ができる?

まとめ

大量に飛び交っている羽蟻は、苦手としている方も多く、あまりみたくないものかもしれません。しかし、羽蟻を観察することは、シロアリから家を守ることにもつながります。

シロアリに住み着かれない一番の方法は、女王アリの侵入を防ぐことです。そのためにはまず、羽蟻を近づけさせないことが重要です。もしもアリの群飛を家の近くで見つけたら、その羽蟻がシロアリなのかクロアリなのかを調べることとおおすすめします。シロアリならしっかり駆除することを心がけることで、シロアリ被害の可能性を減らせるかもしれません。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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