
外壁塗装は家を守るために必ず必要になってくる作業の一つです。外壁塗装を怠ると雨漏りなどによってカビやシロアリなどの二次被害を受ける可能性もあります。しかし外壁塗装は高額な費用がつきものです。
費用を抑えるため、DIYできないかと思っている方も多いでしょう。
結論から言うと、外壁塗装のDIYはあまりおすすめではありません。しかし、それでもDIYで外壁塗装をとお考えの方に、成功させるために押さえていただきたいポイントや注意しておきたいことをご紹介していきます。

目次
外壁塗装をDIYすることはできるの?
外装塗装をDIYで行うことは可能ですが、DIYで外壁塗装を行うことによって起こりうる弊害についても検討し、本当にDIYでよいか確認する必要があります。専門業者に依頼するのとでは当然、クオリティが異なってきます。
業者であれば安全性を考慮しながら、足場を組んで作業をするという事に加えて、専門道具を使い長年のノウハウを生かしながら施工します。DIYだと、調べた知識で施工しはじめるので、塗料のムラが非常に目立つ可能性があります。苦労して塗装したとしても、数年後には修復作業が必要となってくる箇所が出てくるかもしれません。
DIYは安く済むと思っている方も多いですが、数年後を考えたときに長い目で見ると費用がかさんでしまう可能性があることを考慮しておく必要があると言えます。専門の道具をもっていなければ、それらを揃える必要もあり、また塗装時間もかなりかかります。
他にも外装塗装は高所からの転落や有機溶剤中毒などの危険も伴います。ヘルメットやゴーグルなどを省いてしまうと命にかかわってくる可能性もあるので気をつけましょう。
DIYは手を出しやすい分、しっかりとした知識を身につけて臨む姿勢が大切です。
また外壁塗装の重要性については過去コラム「塗装が剥がれていませんか?外壁塗装で大切なお家を守るために 」をご覧ください。
外壁塗装の塗料の選び方やそれぞれのメリットとは
家の外壁塗装で使う塗料には様々な種類があります。
【フッ素】
15~20年の耐用年数。耐用年数が長いため、長い目でみると安い塗料が良いかたにおすすめ。
【シリコン】
12~15年の耐用年数 。安すぎず、すごく高い値段なわけでもなく、最も主流な塗料。
【ウレタン】
約10年の耐用年数。密着性に優れており、比較的安価。
【アクリル】
5~7年の耐用年数。価格が安いが、耐用性は低くまめに塗りなおさないといけない。
外壁塗装の主流【シリコン】をもっと詳しく
外装塗装の中でも、最も主流なのがシリコン塗料です。一口に言ってもシリコン塗料の中でも種類分けがされていますので詳しく見ていきましょう。
■溶剤(油性)1液型
水性塗料より耐久性が高いため最も多く使われている塗料。
■溶剤2型
使用する際は、硬化剤を混ぜる必要があり、一番耐久性と密着性ともにすぐれている。比較的高価なものが多い。
■水性1液型
耐久性や密着性は油性と比べてしまうとどうしても劣ってしまうが、比較的安価である。扱いやすく環境への負担が少ない。
このように塗料だけでも種類が沢山あります。また外壁と木部や鉄部では耐用年数が変わってきます。外壁より先に木部や鉄部が先に傷んできます。木部や鉄部の塗料にも何を使うかを考えながら塗料は選んでいきましょう。
外壁塗装をする際に、補修をきちんとできるかを考えよう
外壁塗装をする前に必ず確かめることがあります。
■チェック項目1~水気
外壁がしっかりと乾燥されているか確かめなければいけません。雨が降っていなくても湿気によって外壁が濡れていることがあります。しっかりと、水気をとらないと塗料は密着しません。
■チェック項目2~下地
下地の処理をどうしても手抜きをしてしまいがちですが、しっかりと下地処理をしていないと素材に塗料が付着しません。
■チェック項目3~剥がれている部分
剥がれているところは綺麗に取り除かないと、新しいものが密着しません。剥がれている塗膜部分は念入りに取り除きましょう。
■チェック項目4~ヒビ
ひび割れなどの劣化した部分を補修しなければなりません。ひび割れは、「シーリング材」と呼ばれる、合成樹脂または合成ゴム製ののり状のもので補修をします。市販されているもので十分に補修できます。しかし様々な種類があるので、補修する箇所でシーリング材を選ぶようにしましょう。また、隙間などを目地材でふさいでいる部分なども劣化している場合は、専用のコーキング材を使い補修をします。古くなったコーキングをきちんとそぎ落としてから、新しくコーキング材を打つことが必要です。
■チェック項目5~洗浄
塗装するまえに一度外壁を綺麗にする必要があります。スポンジやブラシなどで十分ですが、頑固な汚れは取れにくいので、高圧洗浄機などを使って洗浄するのをおすすめします。
このような補修工程は、お住まいを長く保つためにとても重要な工程です。雨が多く湿度の高い日本では、家を長持ちさせるためにいかに防水するかがポイントになってきます。
ひび割れや劣化している部分を、補修せずに塗料で見えなくしても意味はありません。
外壁塗装のDIYでよくある失敗とは?
DIYやりがいもあり達成感もあり人気ですが、素人がやるゆえに失敗もあります。
■落下
手が届かない高い箇所を塗る際に、安易に脚立を使うと危険です。慣れない作業で注意力が落ち、バランスを崩して下に落下する可能性があり、命にかかわることもあります。
ヘルメット・安全帯は準備し、足場は専門業者にお願いしたとしても作業の不慣れさが原因となる危険は避けきれるものではありません。いざ作業をはじめると慣れない作業の連続で、体力もすぐになくなり集中力がなくなってしまいます。作業中や足場の上り下り時に足を踏み外してしまう危険があります。
■塗りムラやイメージが違う
技術がともなっていないので、イメージしていたものと違う仕上がりになる場合があります。また少し離れたところから見てみると塗っていた時には気にならなかった塗りムラが、とても目立ってどうしようもないという事もあるようです。また直後はきれいでもすぐに塗料が剥がれてきたり、補修箇所がボロボロになったりする可能性もあります。
■終了予定日の遅れ
天候などはもちろん仕事や病気などで予定していた作業が進まなかったりします。作業が進まないとずっと足場は組んだままですし、養成用シートなども設置されていたままになるので、室内に日が差し込まないと生活に支障が出る場合もあります。
またもし塗装の最中に不具合が発生すると、自分ではどうしようもできなくなり、結局プロに頼むと追加で費用がかかってきます。DIYをするときはよく考えたほうがよいでしょう。
まとめ
DIYは自分の思い通りにいけば、思い出にも残り、楽しい作業になります。しかし、素人が作業すると失敗もあり、危険性もかなり高い作業です。そのため、外壁塗装はプロに頼む方が多いです。プロは安全で安心できます。また見積りもしっかりしてくれる業者を選ぶと納得いくまで打ち合わせができるのではないでしょうか。自分の大切な家を守るために外壁工事はしっかりとした塗装が必要です。
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