家の解体は自分でできる?必要な手続きと決まりごとをチェック

2021.4.30

家の解体は自分でできる?必要な手続きと決まりごとをチェック

古くなった家や使わなくなった家を解体するとき、高い確率でネックになるのは「解体費用」だと思います。できるだけ安く抑えたいところですが、業者に依頼するとある程度の料金がかかってくるのは確かです。

では、家の解体を自分ですれば、解体費用を抑えられるのではないでしょうか?
今回の記事は、家の解体を自分でしようかと考えている方へ向けた内容になっています。家の解体を自分でおこなうときに、知っておくべきことを紹介します。

家の解体を自分でおこなうのに問題はない?

そもそも事業として住宅の解体をする場合は「建設業許可」や「解体工業登録」などが必要になります。ただし、個人で所有している住宅であれば、法律的に問題になることはありません。
つまり、家の解体は自分でおこなってもよいのです。

しかし、アスベスト建材がふくまれている場合は注意が必要です。アスベストをふくむ建材が使われていると、個人で所有する住宅でも専門家でなければ解体ができないケースもあります。
どの程度アスベストがふくまれているのか検査も必要になりますので、覚えておきましょう。

      家の解体を自分でおこなうのに問題はない?

解体自体は問題なくても…。重機操作には資格が必要です

家の解体を自分でする際、全部手でおこなうには限界があります。手で解体ができない部分は、重機や工事車両を操作して解体をしていきます。その重機や工場車両を操作するためには、資格が必要となるのです。

解体用の什器の免許取得費用についてですが、まず「整地・運搬・積込み用及び掘削用」の車両系建設機械運転技能講習(※以下講習で統一)を受講します。
この講習には、5日間38時間で100,000円~105,000円ほどの費用がかかるようです。

さらに「整地・運搬・積込み用及び掘削用」の講習が終了したら、次に「解体用」の講習を受講します。こちらは1日5時間で20,000円~25,000円ほど必要になります。

重機操作をするためにはこういった資格の取得が必要であることも踏まえて、家の解体を自分でするのか考えましょう。

気分次第じゃダメ!解体の計画を立てる必要があります

家の解体を自分でするときは、いきなり解体作業にとりかかることはできません。解体する前に、粉じん・騒音・落下防止のためのシートを用意する必要があります。

さらに、床や壁などの傷つけたくない部分があるときは、養生シートや養生テープで保護しましょう。

養生シートには、表面に凸凹があり、耐久性があります。養生テープは必要な粘着力がありながらも、最後にはきれいにはがすことができるテープなので、建物の内装工事や引っ越しでよく使われています。

また、足場を組む場合は別途資材を準備します。
どこまで準備するかにもよりますが、最小限の準備で約50,000円前後、しっかり準備するなら100,000円前後はかかるようです。

こういった費用面についても、計画的におこなわなくてはいけません。

      

うっかりは禁物!行政関係の手続きは事前事後にわたります

家の解体を自分でするときは、自治体ごとの許可や届け出が必要になります。届け出を忘れてしまうと、過料が発生したり、罰則を受けたりする可能性もあります。

そして解体完了後は、法務局にて登記申請書や申請書の写し、現場周辺がわかる地図などが必要となります。最終的には、税金関連も絡んできます。

このように重要な手続きが多くあるため、解体前にしっかりと自治体に確認してから作業に入ることをおすすめします。

      うっかりは禁物!行政関係の手続きは事前事後にわたります

廃材処分も責任を持っておこなう必要が!

解体業者に工事を依頼すれば、解体の工事費とは別に廃材の処分費用も支払いをするのが一般的です。しかし、家の解体を自分でする場合は、廃材の処分も自分で責任を持っておこなわなければなりません。

地域によって差はありますが、廃材は自治体で回収できるものもあります。
例えば木材の場合は、決められている大きさに切って指定のゴミ袋に入れることで、ゴミとして回収ができるのです。
ただし、廃材が多すぎる場合は地域のゴミ収集ではできないケースもあります。そのときは不用品回収業者へ依頼するのも1つの手段です。

近隣への対策も重要です

家の解体を自分でするときに忘れてはいけないことは、近隣住民の方への挨拶です。家を解体すれば騒音・振動・粉じんなど、どうしても近隣の方に迷惑がかかってしまいます。
解体作業をおこなう期間や、作業開始と終了の時間などの詳しい内容を伝えて、事前に迷惑をかけることをていねいにお詫びすることが大切です。

事前の近隣挨拶のポイントは、解体に関しての不安な気持ちをなくしてもらうことです。のちにトラブルをまねかないためにも、誠意のある対応が必要とされます。

まとめ

家の解体は自分でできますが、解体前の事前準備や申請、廃材の処理など、しなければならないことは多くあります。ご紹介したように、大変なことも多いです。
また、自分でどうしても解体がしたい場合は、自分自身の安全以外にも、家族や近隣の方の安全面にも注意が必要です。

家を自分で解体することには、自己責任がともないます。災害や事故にあう危険性もあります。
もし近隣の方に被害をあたえてしまったら、保険などに加入していないと、損害補償を自己負担しなくてはなりません。

もっとも安全に解体するには、解体工事のプロの手が必要になってきます。費用を抑えることも重要ですが、安全面もしっかり考えたうえで決断することが大切です。

解体工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「解体工事」をご覧ください。

この記事を書いた人
編集者:たかし
過去に引越し経験が多く、手伝いをお願いされることもしばしば。これまでの経験をもとに、引越しの料金節約法や庭づくりといった分野が得意。

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