家の寿命はどれくらい?「日本の家の寿命は短い」の嘘と本当とは

2021.4.30

家の寿命はどれくらい?「日本の家の寿命は短い」の嘘と本当とは

わたしたちが生活するうえでかかせないものの一つに、「家」があります。
そして「わたしたちが住んでいる家の寿命はあとどのくらいなのだろう」「いつまでこの家に住むことができるのだろう」と心配されている方もいらっしゃるかと思います。
また家を建てる際にどんな住宅にしようか迷っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな家の寿命について、住宅の種類ごとに詳しく解説していきたいと思います。

木造住宅の寿命

木造住宅とは、土台や柱などの主要部分を木材で作成した住宅のことで、日本に古くからあります。また、現在においても日本の住宅の半数以上を占めています。

建築技術が進化していくなか、いまだに根強い人気を誇っています。
そんな木造の家の寿命は一般的に30年といわれています。

「30年なんて短い!」と思われるでしょうか。
しかし、この30年という数字は、寿命を迎える前に取り壊された木造住宅をもとに算出された数字なのです。
適切に温度や湿度が保たれていたり、メンテナンスが徹底されていたりすると、木造住宅の寿命は80年までに伸びるといわれています。

      木造住宅の寿命

鉄筋/RC住宅の寿命

鉄筋/RC構造といった文字を目にすることも増えてきました。
RCとは“Reinforced Concrete”の略称で、「強化されたコンクリート」という意味を持ちます。

防音や耐久・耐火性に優れているため、安全性が重視されている近年、鉄筋/RC住宅を選択する方も増えています。
鉄筋/RCでできた家の寿命は37年といわれています。
この数字も寿命を迎える前に建て替えをしたマンションの平均年数です。

鉄筋/RC住宅の実際の寿命は、正しくメンテナンスを施せば60年から90年といわれるようになりました。

コンクリートも木材と同じく劣化していく素材です。
コンクリートはアルカリ性なのですが、空気中の炭酸ガスを吸収して徐々に中性に変化していきます。

中性に変化したコンクリートは空気や水が浸透しやすくなることで劣化していきます。
鉄筋の張替えなどを施すことによって、その寿命を大幅に伸ばすことも可能ということです。
近年リノベーションを用いて築140年という年数になった物件もあるようです。

      鉄筋/RC住宅の寿命

日本の家は海外の家より寿命が短い

日本にある家の寿命は、海外の家よりも短いといわれています。
それはいったいなぜなのでしょうか。
戦後多くの家屋が焼失してしまった日本は、一刻も早くたくさんの家を建てるということに専念しました。

その結果、たくさんの人に家屋を提供するために品質が戦前より劣るものが出来上がったということがあるようです。
戦後から現存している建物は、劣化するのが早い傾向があるといえます。

品質の問題だけではなく、日本特有の気候も影響しています。
1年を通して気温や湿度などが様々な変化をする日本の環境は特殊なのです。
品質の劣る住宅に大きなダメージを与えることになりました。
こうしたこともあり、戦後から現存している住宅は、劣化が進行しているといわれています。

家の寿命を延ばすためにできることとは

では、そのような家の寿命を少しでも伸ばすために、どのようなことができるのでしょうか。木造住宅、鉄筋/RC住宅の種類を問わず、家は湿気などの水分に非常に弱いことを意識してメンテナンスを行うことが大切です。

こまめなお掃除は、わたしたちの生活を整えるだけでなく、住宅を守ってくれます。
水回りや外周部分を綺麗に掃除することで、住宅に異常があった場合の早期発見につながります。
水回りは、水漏れが原因のシミや浸水・配管から異臭がないかなどに気をつけましょう。
水漏れが原因で家が腐食してしまう場合もあるので、注意が必要なのです。

外周分は、ひびわれや雨樋(あまどい)の異常に気をつけながら掃除していきましょう。
もしも異常が発生していて、それに気づかないでいると、排水がうまくできない・防水が十分にできていないといった事態につながります。
放っておくと家そのものを傷めてしまうおそれがあります。

      家の寿命を延ばすためにできることとは

家の建て替えを検討したほうがいいタイミング

これまで家の寿命についてお話をしてきましたが、もしもお住いの住居が昭和56年より以前に建てられたのであれば現在の耐震基準とは大きく異なっています。

そうした場合、突然の地震に耐えられないかもしれません。
被害を避けるためには、家の建て替えを検討されたほうがよいとされています。

また「結婚」「出産」「家族の成長」など、ライフスタイルは変化していきます。
部屋の数や収納が足りなくなるなどの問題が発生することもあるでしょう。
リフォームという手段もありますが、それは土台がしっかりしている場合です。

思い切って家の建て替えをする方がいい場合もあります。
解体工事が必要な場合は、経験豊富で信頼できる業者を選ぶことが大切です。

まとめ

今回は、家の寿命についてくわしくお話させていただきました。
現在では技術の進歩により、これから建てられていく家屋はその寿命がどんどん延びていくといわれています。
もし今の家の寿命や状態に不安を覚えた場合は、ぜひとも建て替えを検討してみてくださいね。

解体工事が必要であれば、専門の業者に相見積もりすることをおすすめします。

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