軒ゼロ住宅は雨漏りしやすい!?おしゃれな住宅の意外な弱点とは…

2021.4.30

軒ゼロ住宅は雨漏りしやすい!?おしゃれな住宅の意外な弱点とは…

近年流行りの「軒ゼロ住宅」というものをご存知でしょうか。新しく住宅を建てられる方の間で人気があり、若者向けの物件といってもよいかもしれません。ですが、そんな軒ゼロ住宅は建築業者からはあまり評判がよくないようです。顧客側と業者側でこのように評価がわかれる住宅とはどういうことなのでしょうか。

今回はそんな軒ゼロ住宅についてまとめてみました。

『軒ゼロ住宅』とはどんな住宅?

まずは軒ゼロ住宅というのがどんな住宅かを知らなければなりません。軒ゼロ住宅とは、読んで字のごとく「軒の出がない住宅」のことをいいます。そうはいわれても、住宅に詳しくない方はピンとこないかもしれません。もう少し掘り下げてみましょう。

まず軒とは、「外壁から外にある屋根の部分」のことです。家からはみ出した屋根といってもわかりやすいかもしれません。軒ゼロ住宅とは、この部分を取り除いてしまう、いうなれば箱のような住宅なのです。

では、なぜこの軒ゼロ住宅が近年人気なのでしょうか。そのメリットについて探っていきたいと思います。

『軒ゼロ住宅』とはどんな住宅?

軒ゼロ住宅の3つのメリット

この軒ゼロ住宅の人気は3つのメリットがあるからだといわれています。そのメリットをひとつずつ挙げてみましょう。

室内の広さの確保

通常、家を建てる際は敷地の部分に軒まで納めないといけないので、若干狭く住宅を造る必要があります。ですが軒ゼロ住宅の場合は、軒を削った分土地のギリギリまで住宅を広く造ることができます。広い土地の購入が難しい場合、このように少しでも室内の広さを確保できるのは大きなメリットといえるでしょう。

デザインがオシャレ

屋根が壁と同じ大きさのコンパクトでシンプルなデザインは、若者にオシャレと人気です。海外風のデザインになり、シンプルモダン、今流行りのミニマル志向にもマッチしているのかもしれません。

建築コストの軽減

業者にもよりますが、建築コストの若干の軽減にはつながるようです。軒の分ということであくまでも若干なので注意が必要です。また、広い土地が購入できなかったという事情がある場合はこのメリットも重宝されるのかもしれません。

軒ゼロ住宅の3つのデメリット

軒ゼロ住宅には軒がない分のデメリットがあるといわれています。いったい、どのようなデメリットが軒ゼロ住宅にはあるのでしょうか。

住宅が傷みやすい

軒にはさまざまなものから住宅の外壁を守るという役割があります。代表的なものでいうと、紫外線や雨、強風などです。軒ゼロ住宅の外壁は軒のある住宅と違ってこれらがダイレクトに降り注ぎます。その分、劣化が早くなってしまうということです。

雨漏りの危険

軒ゼロ住宅で懸念されがちなのが、雨漏りのリスクの増加です。前述の通り、壁に容赦なく雨が降りつけるほか、屋根から流れ落ちてくる雨水も外壁を経由していきます。

一説によると、一般的な軒のある住宅では雨漏り発生箇所の7割以上が「軒のない箇所」といわれています。軒ゼロ住宅は全てがその軒のない箇所ですので、必然と雨漏りのリスクも高くなります。

結露のリスクの増加

通常、外壁には軒に守られるように通気口があります。これによって換気がされているのですが、軒ゼロ住宅では通気口を作ってしまうとそこから雨が降り込んでしまいます。

結果としてその通気口が造られないことが多いのですが、そうすると外壁の内部が結露してしまうリスクが高くなってしまいます。結露は住宅を痛める原因になるので、これも大きなデメリットといえるでしょう。

軒ゼロ住宅の3つのデメリット

こんな住宅も雨漏りに注意

陸屋根住宅

軒ゼロ住宅のなかには、屋根が平らな「陸屋根」の住宅もあります。オシャレなデザインでこれも人気の住宅なのですが、雨漏りのリスクが高いことが難点です。

屋根が平らな分、雨水が流れ落ちる傾斜がないため、屋根に水が長く滞在することになります。そうなってしまいますと、防水加工が通常より早く傷んでしまうため雨漏りのリスクが高くなってしまいます。

ひさしのない住宅

「ひさし」とは、窓や扉の上に設置される小さい屋根のことです。軒先と同じ効果があるのですが、これもデザインの関係で設置しない住宅が増えているようです。

じつは、窓枠や扉の部品の周りは少しの劣化でとても雨漏りがしやすい箇所なのです。本来ならひさしで守られている部分ですが、それがないため雨漏りのリスクがこちらも高くなってしまいます。

軒の長さはどれくらいあればいい?

では軒ゼロ住宅とは逆に、軒を取り付ける場合にはどれくらいの長さがあるとよいのでしょうか。最も機能的に優れている軒の長さは「およそ90センチメートル」といわれています。

日射角度

90センチメートルが優れている理由は、日差しが降り注ぐときの日射角度が関係しています。90センチの軒だと、夏至のときは室内に日が入らないようになっているのです。

雨を防げる

台風などの特別な状況を覗き、90センチもあれば雨の吹込みはほぼ防げるといわれています。雨が当たらなければ、外壁の劣化はかなり防ぐことができるので90センチというのは大切な軒の長さなのです。

まとめ

近年流行っている軒ゼロ住宅についてまとめました。住宅はただ住むだけではなく、外から見たデザインなども重視されるようになってきました。

その結果古くから伝えられてきた、日本の風土に合った住宅の機能が損なわれているという側面もあります。オシャレも大事ですが、自分が住むところですので、機能面についてもしっかりと考えた方がよいでしょう。

もしデザイン重視の物件にして雨漏りが起きてしまったとしても、諦めて放置するのではなく、きちんと対策を取る必要があります。雨漏りが起きたら迅速に雨漏り業者に連絡して修繕するようにしましょう。

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