クロス(壁紙)はDIYで張り替える?!補修方法から解説

2021.4.30

クロス(壁紙)はDIYで張り替える?!補修方法から解説

最初は新品の壁紙でも気づかないうちに、小さな傷がついたり、部分的に剥がれたりといったことが起こります。新しい壁紙であっても、傷つけてしまうと小さな破れになり、そこから広がってしまうこともあります。

壁紙の不具合を発見したら、まず費用を安価に抑えられるDIYという手段で補修を考える方が多いのではと思います。では、DIYで壁紙の張替えを上手に行うためには、どのような点に注意するのがいいでしょうか。
壁紙の補修方法、張替え方法をご紹介したいと思います。

クロス(壁紙)の補修が必要なのはどんな時?

壁紙は毎日の生活の中で、汚れやすい部分でもあります。たばこを吸っていればヤニが付きますし、リビングの壁紙であれば料理をしているときに油が飛んでいる部分も出てくるでしょう。また、雨漏りや湿気で傷んでしまい、気づかないうちに剥がれてしまっている場合もあります。

壁紙が剥がれていると家の見栄えがよくないだけではなく、壁紙の汚れや劣化を放置すると家の地下にも影響を与えてしまいます。ですので、小さな破れであっても補修は必要です。つなぎ目の汚れや、たるみなどが目立ってきた場合は早めの補修を行い、大きな欠損に繋がらないように注意しましょう。

賃貸住宅にお住まいの場合は、大きな欠損のまま退室するのは難しいでしょう。トラブルになってしまうことがないように、小さな補修を繰り返しておくのがいいかもしれません。

クロス(壁紙)はDIYで張り替える?!補修方法から解説

壁紙の張替えタイミング

壁紙は5年から10年を目安に張替えるのが基本とされていますが、長持ちをさせるためにも劣化や汚れが目立ってきた時に補修をするのがいいでしょう。場所や生活環境によって劣化や汚れの目立ち具合は変わってくると言えます。大型家具、家電を買い替える時、壁紙の様子にも注意を配ってみてください。壁紙を補修するタイミングが来ていることに気が付くかもしれません。

長年使用している家具や家電を退けると、壁紙に跡が付いてしまっていることが多いためです。そあまりにも跡がくっきりと目立っている場合には新しく張替える機会と捉えましょう。

こんな壁紙を選んではダメ!張替え前に要チェック

DIYをする人が多くなってきたため、壁紙もカラフルなものからオシャレなデザインまで多様に登場しています。好きなデザインを選んで張替えるのもいいですが、以下のポイントに注意をすればより快適な壁紙を選択できるはずです。

壁紙の機能

壁紙には汚れ防止、抗菌、消臭などいろいろな機能を持った壁紙があります。生活環境や場所に合った壁紙を選ぶのがいいでしょう。

【表面強化】
表面強化の壁紙は一般的な壁紙より傷が付きにくいものになるので、小さなお子様やペットがいる場合などに向いているでしょう。消臭や抗菌の機能のある壁紙は衛生面を保つことに向いている壁紙になります。キッチンなどに向いている壁紙だと言えます。


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最近では蓄光機能がある壁紙もあり、夜の暗い時ほのかに光るので、階段や廊下などの足元に使用するのに適した壁紙です。壁全面に張ると電気を消しても暗くならないので、取り入れ方には注意をしましょう。


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壁紙のデザイン

壁紙を選ぶとき、デザインでは何を基準に取り入れたいと思いますか?
カラフルな色や無地だけでなく可愛らしいプリントがされたデザインを選びたくなるかもしれません。緑色や植物が描かれた壁紙は部屋に落ち着きをもたらし、ダーク系の色やレンガタイルデザインなどの壁紙はモダンにしてくれます。選ぶ壁紙の色やデザイン1つで部屋の雰囲気は大きく変わるものだと言えます。

しかし、見本から壁紙を選んでも、いざ前面に張られたときに「こんなはずじゃなかった!」と驚いてしまうようなことは多いのです。

どうしてそのようなことが起こるのかというと、色サンプルは数が多く小さく用意されているので、部屋全体に貼った時にはイメージと変わって見えるためです。このような事態を避けるために、見本で見ているものより、明るさを抑えたものを選ぶようにするのがいいでしょう。


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小さな破れならこの方法で

カレンダーや時計を壁に掛ける時、画びょうや細い釘をお使いになるかと思います。その時にできた小さな穴からも、壁紙の破れが発生してしまう可能性があります。ですから、画びょうや釘を取り去った後の穴は、そのままにしないことをおすすめします。壁紙の小さな穴や破れなどは、全体を張替えることなく補修することができますので、その方法を見ていきましょう。

画びょうなどで開いた小さな穴の補修

壁に刺した画びょうなどで出来てしまった穴は、壁紙専用の補修剤で修復することができます。埋めたい穴のホコリや汚れを取り除いたら、補修剤の先端を穴にあて、液を入れていきます。はみ出した部分は、固く絞った布で拭き取り乾くのを待つだけでキレイに修復できます。

専用の穴埋め剤など販売されており、色も白やベージュなど複数色あるようなので、家の壁紙に合った色や近い色で修復すれば、さらに目立たないものになります。


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壁紙の破れの補修

小さくても壁紙が破れてしまっている場合には、穴を埋めるようには簡単に修復できません。破れている部分だけでなく、その周りを含めての作業が必要です。

まず、補修したい部分の周りを1回り大きく四角に切り込み、壁紙を剥がします。そしてさらに剥がした部分より1回り以上大きい補修用壁紙を被せるように貼ります。この時、壁と壁紙に隙間ができないよう、ハケを使い空気を抜いて貼るように気を付けます。

そして、壁紙と補修用壁紙が重なったラインにヘラをあて、2枚同時にカットして、重なる部分は1㎝以下になるようにしましょう。補修用壁紙がずれないように切り取った周りの部分を取り除いたら、つなぎ目をローラーで押さえていきます。

ローラーで抑えることで圧着させ、はみ出したのりがある場合はスポンジで拭き取れば補修は完了です。


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大きな範囲のクロス(壁紙)張替え方法

壁紙の大きな範囲の張替えも、DIYでやることの多くなっているようですが、失敗することが多いようです。失敗しやすくなってしまうのは、張り替える壁紙が広範囲であればあるほど、空気が間に入りやすくなってしまうことが大きな要因です。

また、国産と輸入壁紙の違いによっても張りやすさが影響されるようです。国産の壁紙はデザインが限定される傾向にありますが、輸入壁紙よりも張りやすさの面では安定性があります。

DIYで広範囲の壁紙の張替えを行う時には、デザインや費用面だけで選ぶのではなく、張りやすい壁紙を選ぶことができるよう下調べを大切にしましょう。


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張替える前にやるべきこと

古い壁紙から新しい壁紙へ張り替えるときには、事前に剥がしておくことが大切です。
凹凸を少なくすることで、仕上がりをキレイにするための工程なので丁寧に行う必要があります。剥がしても凹凸がなくなるとは限りません。

そのような時は、パテを塗り、その上をサンドペーパーで削ることによって凹凸を少なく、なめらかにするようにしましょう。凹凸を無くすひと手間で張替えたとの出来は全く違います。

壁紙の張替え方

貼る時の基本は左から右に向かって順番に張っていくことです。その時壁紙の上端は3~5㎝ほど余裕を持たせ、垂直に張るようにしましょう。上20センチメートルを仮止めし、ハケを使い空気を抜いていくように圧着させて全体を貼っていきます。

1枚を貼り終わったところで、天井と床際の部分をヘラでしっかりと押さえます。そして3~5㎝ほど余裕を持たせておいた部分をカッターで切っていきましょう。2枚目からは少し重ねて張ります。もし柄がある壁紙を張り替えているのであれば、柄が合うように調整しながら貼っていきます。

広範囲の壁紙の張替えは1人よりは、2人でやる方が簡単になります。また、カッターを使用して余分な部分を切っていると、少しずつ切れ味が落ちてきます。切れ味の悪くなったカッターだと、仕上がりに差が出てきてしまうので、刃をこまめに新しくしていくことも忘れないように行ってください。


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まとめ

壁紙用の小さな穴や破れの修復グッズが販売されているので、使用すれば専用の知識に必ずしも精通していなくても補修できるようになってきました。
大きな範囲であっても、張りやすい壁紙を選ぶなど下準備を怠らないことで、1人でも可能です。

簡単に張替えができる壁紙の中には、あらかじめのりが付いているタイプも販売されています。
しかし、壁紙の種類で悩むこともあるでしょうし、無理をしての壁紙を張り替えればかけた時間と手間が無駄になってしまうでしょう。

難しいと感じるときは、相談も兼ねて専門の業者へ依頼することをおすすめします。

クロス(壁紙)のご相談や張替えのご依頼は

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番 」「クロス工事 」をご覧ください。

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