窓ガラスを防音にして騒音対策!防音性能やサッシとの関係性について

2022.7.14

窓ガラスを防音にして騒音対策!防音性能やサッシとの関係性について

鉄道沿いや学校の近くなど、外からの騒音が気になって生活しづらいということはありませんか?外からの騒音は窓から入ってきやすいといわれているため、窓の防音に気を使うことが、騒音を部屋に入れないために重要となってくるでしょう。

しかし費用などの面から、本格的な工事を業者に頼むことは難しい場合も多いものです。そこで役立つのが、ご家庭でも簡単にできる窓の防音対策グッズとなります。これらを活用することで、外部から入ってくる音をシャットアウトすることができるかもしれません。

今回は窓の防音について、その意義や方法について見ていきます。内窓をDIYで設置する方法も紹介しているので、腕に自信のある方はぜひチャレンジしてみてください。

窓は外の音が侵入しやすい場所

工事現場の音や車のクラクションをはじめとした外部の騒音は、窓から侵入してくる割合が一番高くなります。これについて、窓ガラスとサッシの隙間の2パターンに分けて理由を考えてみましょう。

窓ガラス

同じ騒音でも分厚い壁は音を吸収してくれるため、騒音の侵入を妨げてくれます。また壁の中に吸音材が入っていれば、より防音性を高めることができるでしょう。一方で窓は、壁と比べると非常に薄い窓ガラスのみで遮ることになります。しかもガラス自体、吸音性が高い素材ではありません。結果として、窓から騒音が侵入するのを許してしまうのです。

サッシ

外の音が侵入する場所とは

現在でも数多くの住宅で使われているサッシの1つに、「アルミサッシ」という種類があります。このサッシは耐久性が高いうえに軽い力で開け閉めが可能ですが、その代わり気密性が低くなっているという欠点があるのです。

空気の振動は隙間から通過しようとする性質があるため、アルミサッシのわずかな隙間でも縫うようにして騒音は入ってきます。たとえ窓ガラスを防音効果のあるものに変えても、サッシに隙間がある場合は、窓の防音対策は十分ではないのです。

DIYで簡単に対策!窓の騒音対策におすすめのグッズ

窓の防音対策グッズは、ホームセンターなどで多く市販されています。賃貸住宅は退去時に原状回復が必要なことから、取り外しもしやすい防音グッズは防音対策の第1段階として選びやすいでしょう。窓の防音用に市販されているグッズは、次のようなものがあります。

隙間テープ

ニトムズ パイルフィット 4×6 グレー

先ほど触れたように、サッシの隙間から騒音は回り込むように入ってきます。そのため、このグッズを用いてその隙間を埋めることで防音対策につなげることが可能です。隙間を埋めると密閉された空間に近づくため、冷暖房の効率を高める効果も期待できるでしょう。

使用する際は、戸当たりの部分をきれいに拭いた後、上から下へ一気に貼ることが大切です。また、幅や厚さが合わないと効果が出にくい、開閉に支障が出るといったことも考えられますので、厚さは「少し閉めにくい」程度を目安にしましょう。

防音カーテン

賃貸でも可能。窓の防音DIYに役立つグッズと使い方

基本的に金属素材は音を遮る効果、布は音を吸収する効果を持っています。この性質を組み合わせることで防音につなげるのが防音カーテンです。既存のカーテンレールに取り付けることができるため、カーテンを交換するだけで防音効果を高めることができます。

また、防音カーテンには断熱効果や遮光効果も高く、そちらを重視して宣伝していることも少なくありません。こうした防音カーテンの機能を生かすためには、窓をしっかり覆う大きさのカーテンを選んで空間を分けることが大切になるでしょう。

吸音ボード(遮音ボード)

東京防音 吸音・防音材 ホワイトキューオン ESW-415

吸音ボードとは、音を吸収することで騒音問題を改善するためのものです。音漏れ防止のために壁や室外機などに立て掛けたりすることが多いですが、窓枠にはめ込むことにより、外部からの騒音の防止にも効果があります。

窓枠にサイズを合わせてはめ込むことで防音を実現するため、工事なしで防音カーテン以上の効果を得ることができます。取り外しも簡単なので、窓として使いたいときも苦労することはないでしょう。ですが一方で、取り外すと場所を取る、窓の大きさに合わせてボードを切る手間がかかるといったデメリットもあります。

窓以外のDIYでできる防音対策については「賃貸でも静かで快適に!お部屋の防音はDIYで簡単に対策できる!」で紹介しています。ぜひそちらもご覧ください。

ペアガラスの防音性能は意外と低い!

壁を隔てれば聞こえる音は小さくなることから、空気の層を挟むペアガラスは防音性が高いと思うかもしれません。しかし、ペアガラスは断熱性こそ高いものの、以下のような理由から、防音性は普通のガラスと変わらないか、むしろ落ちてしまうといわれています。

特定の周波数の音を通してしまう場合がある

ペアガラスと普通のガラスとでは、防音効果を発揮できる音域に違いが存在します。というのも、ペアガラスは2枚のガラスの間に空気を密閉した造りをしているのですが、一定の音域だと同じ厚さのガラス同士が共鳴を起こし、防音効果が薄れてしまうのです。こうした現象は、「コインシンデンス効果」と呼ばれています。

ただ何も考えずにペアガラスに交換するだけでは、あらゆる騒音から家庭環境を守ることはできません。どの周波数の騒音に悩まされているかを調査し、その騒音の周波数を防げる窓ガラスを採用する必要があるでしょう。

サッシの防音性能も大きく影響!できれば交換して対策を

先ほども述べた通り、窓から騒音が侵入しやすいのは、サッシに隙間が開いてしまっているからでもあります。たとえガラスを変えたとしても、薄い金属でできているアルミサッシに手を加えない限り、その部分から騒音が入り込み続けてしまうのです。

2枚のガラスの厚さを変えた二重窓がおすすめ

上に挙げた問題を解決することができる窓の防音対策が、「二重窓」です。外窓と内窓を別々に設けることで、気密性が高まって音が侵入しにくくなるのです。また、2枚のガラスの厚さが異なるおかげで伝わりやすい音域も変わるため、より防音効果を高めることができます。

ただし、窓の種類によっては二重窓が取り付けられないことを留意しておきましょう。たとえば、内倒し窓や回転窓、内開き窓など、内側に大きく干渉してくる窓を二重窓にすることはできません。また天窓のような、壁に垂直でない箇所にある窓にも取り付けは不可能です。

ほかにも、窓枠にエアコンや換気扇などの機械が設置されている場合など二重窓の取り付けはできません。どうしてもそこに設置したいのであれば、機械の移設を検討すべきでしょう。

内窓をDIYで取り付ける方法

安全面の都合から、ガラスの二重窓は本格的な工事によって取り付ける必要があります。ですが、プラスチック製のパネルを代用することで、DIYで二重窓の取り付けをおこなうことができるのです。それでは最後に、窓の防音対策として内窓を設置する方法を紹介します。

必要な道具

内窓をDIYで作成する場合、必要となる道具は次の通りです。市販されている品が多いので、もし所有していない場合は、ホームセンターなどで購入しておきましょう。

・メジャー
・プラスチック用ノコギリ
・大型のカッターナイフ
・薄くて強力な両面テープ
・120番の紙やすり
・セロハンテープ
・ポリカーボネート中空構造板(厚さ4.5mm、窓の高さ×幅+60mmくらいの大きさ)
・カブセ2本(窓の高さに合わせる)
・ガラス戸レール上下1本ずつ(窓の横幅に合わせる)
・隙間テープ

作業手順

では、実際の取り付け手順を見ていきましょう。刃物を使用する作業となるため、なるべく慎重に作業するようにしてください。

手順1)取り付け場所の確認

二重窓による防音をDIYでおこなう場合、大がかりな工事を避けるため窓枠の内側に取り付けます。そのため、窓枠の内側に奥行きがある必要があります。目安としては30mm以上で、かつ二重窓がクレセント錠などと干渉しないことを確認しなければなりません。

手順2)レールの取り付け

プラスチック用ノコギリでレールを窓枠の幅に合わせて切断し、端の部分をヤスリで整えましょう。それが終わったら、両面テープを張り付けたレールを窓枠の上下に貼り付けてください。このとき、レールの溝が深い方が上になります。

手順3)パネルの加工

続いて、カッターを使ってポリカーボネート中空構造板の大きさを整えます。高さは上下レールの内寸を測って7mm追加した値、幅は窓の幅を2で割って30mm加えた値が目安です。床や手を傷つけないよう注意しながら、2枚加工したものを作りましょう。

大きさを整えたら、切断面にセロハンテープを貼って耐久性や安全性を高めた後、縦部分にカブセを取り付けます。カブセはレールに被らないよう、窓の高さから15mmを引いた値が目安の長さです。取り付けの際には上下が均等に空くようにします。

手順4)取り付け

奥のパネルから、上から下の順にレールにはめ込んでいきます。加工時の歪みなどによってパネルに隙間ができた場合は、隙間テープを使って調整しておきましょう。

なお、DIY用としてフレームやレールなどをセットで販売している業者もあるので、どれを買えばいいのかわからないときは、そちらを購入するのをおすすめします。

DIYが不安なら業者に依頼しよう!

二重窓のDIY方法

二重窓のDIYはノコギリなどの刃物を使用する作業となります。ですので、注意力散漫だと思わぬケガを負ってしまうおそれがあるでしょう。もしDIYの腕前に自信がない場合は、業者に依頼して内窓の取り付けを代行してもらいましょう。

業者に依頼すればガラスを使用した内窓を設置してくれるため、より高い防音効果に期待できるはずです。また、「防音合わせガラス」という防音効果に特化した窓ガラスも開発されているので、ついでにご家庭の窓ガラスをそちらに変えるのもよいかもしれません。

まとめ

窓は壁の開口部であり、外の騒音が一番入ってきやすい場所といわれています。ですので、騒音問題を解決したいなら、窓に対策を施すべきでしょう。窓の防音対策はさまざまな手段が用意されていますので、手軽な防音グッズから順に試していってもよいかもしれません。

そして、窓の防音対策の中でも有効なのが内窓でしょう。取り付け作業はDIYでも可能ですが、業者に依頼すればより高性能な内窓を設置することができるはずです。騒音に悩まされているようでしたら、内窓の設置を考えてみるのもよいでしょう。

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