ミストサウナでヒートショック対策?それ以外のお風呂の暖房器具もご紹介

2021.4.30

ミストサウナでヒートショック対策?それ以外のお風呂の暖房器具もご紹介

「ヒートショック」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?これは急激な室温の変化によって、心臓に負担がかかり、健康に被害を及ぼすものです。これは主に浴室や脱衣所で発生することが多いといわれています。ヒートショックを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?お風呂に暖房を付けるなど、具体的な対策について考えていきます。

ヒートショックの可能性!寒すぎるお風呂場が危険な理由から考える風呂暖房のメリット

ヒートショックは急激な温度変化が発生することによって、心臓に負担がかかり、健康に大きな悪影響を与えます。ヒートショックによって発生する病気の例として、脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞などがあります。これらの病気の名前を聞くだけでも、ヒートショックがいかに恐ろしいものかわかります。また、病気だけでなく、ヒートショックが原因で失神してしまい、足を滑らせ、頭を強く打つこともあります。

お風呂場が特に危険なのは、脱衣所と湯船の温度変化が大きいことです。冬は脱衣所が冷え切っていることが多いと思います。脱衣所で冷え切ってしまった体を、暖かい湯船の中に入れれば、血圧が急上昇します。そのため、心臓に大きな負担がかかるのです。ではヒートショックを防ぐために風呂暖房を取り入れるメリットについて考えていきましょう。
          ヒートショックの可能性!寒すぎるお風呂場が危険な理由から考える風呂暖房のメリット

脱衣所の寒さ防止に有効な2つの方法

ヒートショックを防ぐためには、「脱衣所を暖かくする」ことが大切です。ですので「お風呂場に暖房器具を用いること」、「入浴前にお風呂の蓋をあけて、浴室を蒸気で満たしておくこと」はヒートショック予防に大きな効果をもたらします。

脱衣所に最適な暖房機器

脱衣所に暖房器具を設置するとき、大切なポイントは「暖房器具がコンパクトである」、「すぐに暖めることができる」ことだと思います。脱衣所にはたくさんのものが置いてあることが多いため、小さく、持ち運びやすいものがおすすめです。またスイッチを押したらすぐに部屋が暖かくなることも重要です。スイッチを押してから、脱衣所が暖かくなるのに長い時間がかかってしまえば、脱衣所が暖まる前に、お風呂に入ってしまうかもしれません。暖房器具のコンパクトさ、即暖性は脱衣所に設置する暖房器具になくてはならないものでしょう。

床を温めるといい

バスマットを敷くことや、床暖房のスイッチをオンにしておくことはヒートショックの予防になります。特に床暖房は脱衣所の温度を上げることができるので自宅に付いているなら、ぜひ使うようにしましょう。
      脱衣所の寒さ防止に有効な2つの方法

冬のお風呂場を温かくするための方法

●お風呂の蓋をあけておく
入浴前にお風呂の蓋を開け、浴室を蒸気で満たすことによって、暖めることができます。追い炊きの機能がある場合は、それをオンにしておくことでさらに多くの蒸気を発生させることができます。またシャワーのお湯を壁にかけるのも効果的です。浴槽からの蒸気とシャワーのお湯のダブルで浴槽を暖めましょう。

●浴室乾燥機を利用する!
浴室乾燥機もお風呂の暖房機器として役に立ちます。近年は浴室に衣類用の乾燥機が付いている住宅は珍しくないと思います。入浴前に浴室乾燥機を稼働させることで、熱を発生させ、浴室を暖めます。浴室乾燥機からの熱は比較的大きいので、効果的に浴室の温度を上げることができます。

●当たり前だけど、大切なこと!
家族何人かで同じ家に住んでいる場合は、続けてお風呂に入りましょう。誰かがシャワーを浴びた後、浴室はもちろん暖かくなります。またヒーターを長時間稼働させる必要がないので、省エネにもなります。お風呂に入る際には家族で続けて入るようにしましょう。

ミストサウナがいいかも?ミストサウナで温めておくメリット

ミストサウナとは、浴室内のノズルから60℃ほどのお湯が霧となって噴射されるものです。立派なお風呂の暖房といえます。ミストサウナは浴室を約40度にします。また浴室内の湿度を高くする効果があるため、体に熱が伝わりやすくなります。そのためヒートショック対策にミストサウナはピッタリといえます。

<美肌効果>
ミストを浴びることで、肌の奥まで水分を届かせることができます。たとえ湿度の低い冬でも、肌を保湿するにはぴったりの方法です。毎日10分間だけでもミストを浴びれば、肌のキメを整えられるでしょう。

<体の負担がすくない>
湯船につかるとき、お湯の圧力により心臓などに負担がかかります。またドライサウナは室内が乾燥していて、さらに温度が80~100℃と高いことから、体に負担がかかってしまいます。しかしミストサウナであれば、室温は約40℃と比較的低く、体温に近いことから、体に負担はかかりにくいといわれています。

また体に負担をかけないため、リラックス効果も高いです。入浴後もリラックス効果は持続するので、仕事の後など疲れたときに利用すると良いでしょう。

サウナについては、「生活110番」の「自宅にサウナを簡単設置。銭湯のサウナとミストサウナの違いとは」もご覧ください。
      ミストサウナがいいかも?ミストサウナで温めておくメリット

まとめ

ヒートショックは、室温の急激な変化で心臓に負担がかかってしまい、健康に大きな被害をもたらすものです。室温の変化が原因であることから、浴室、脱衣所で発生することが多いです。お風呂に暖房をつけるなど、しっかり予防をして冬場のヒートショックを防ぎましょう。

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