不便なキッチンにしないために!キッチンリフォームの失敗例と注意点

2021.4.30

不便なキッチンにしないために!キッチンリフォームの失敗例と注意点

キッチンは毎日使用するので、使いやすいものが理想的ですよね。キッチンの使い勝手が悪いと、料理をするのが面倒に感じてしまいます。

理想のキッチンにするために、リフォームを行うのですが、注意しておかなければ以前よりも使いづらくなってしまいます。キッチンリフォームは安価にできるものではないので、失敗したときのショックも大きいです。

キッチンリフォームを失敗しないために、理想のキッチンを作るコツや注意点を見ていきましょう。

キッチンリフォームでよくある失敗

毎日使用するキッチンは、使いやすくきれいなものがいいですよね。快適なキッチンにしようとリフォームをするのですが、残念ながら以前よりも不便になってしまうこともあるようです。

では、どんな失敗が多いのでしょう。キッチンリフォームの失敗例見ていきましょう。

1. キッチンリフォームでよくある失敗

アイランドキッチンにしたら手元が丸見えで気になる

アイランドキッチンは開放的で作業スペースが広いことと、見た目がスタイリッシュなところが人気です。しかし、いざ取り入れてみると、キッチン周りを隠すものがないため「手元が丸見えで落ち着かない」「洗い物などを置いておけない」など困ることも多いようです。

対面キッチンにしたら狭くて使いづらくなった

対面キッチンは壁付けのキッチンに比べると広いスペースが必要になります。壁付キッチンから変更する場合、図面上では問題なさそうに見えても、実際に使ってみると思ったよりも狭く感じることがあるようです。

また、壁付キッチンは窓に面していることが多いのですが、キッチンの向きを変えたことにより以前よりも手元が暗くなるということも多いそうです。

購入したけど使わないものがある

埋め込み型の食洗器を取り付けたけれど思いのほか利用することがなかった、収納スペースを広く設けたけれど不要だった。など、便利になると思って取り付けたものが不要だったり、邪魔になってしまうこともあります。

高さが合わず使いづらい

カウンターの高さを考えておらず、使用してみると高さが合わず使いづらいということもよくあるようです。カウンターの高さがあっていないと腰を痛めることもあります。

コンセントに届かない

キッチンをリフォームしたことで、炊飯器や電子レンジなどを置く位置が変わることもあります。位置が変わったことで、コンセントにコードが届かないということもあるようです。

冷蔵庫との位置関係が悪く使いづらい

リフォームをしたことでレイアウトが変わり、冷蔵庫と作業スペースの位置が遠くなることもあります。そのため冷蔵庫からものを取りに行きづらく使い勝手が悪くなってしまうといったこともあります。

快適なキッチンにするために知っておきたいこと

せっかくリフォームをするなら、以前よりも使いやすく、快適なキッチンにしたいものです。キッチンリフォームで失敗しないために、使いやすいキッチンにするためのコツをご紹介します。

キッチンのレイアウト

キッチンを使いやすいもようにするためにはキッチンのレイアウトを知っておくといいでしょう。キッチンのレイアウトは「調理の流れ」と「キッチン内の動線」を意識することが重要だと言われています。

調理の流れは「冷蔵庫から食材を取る→洗う→刻む→加熱→配膳」という一連の流れのことです。調理の流れに合わせて、「冷蔵庫→シンク→調理台→コンロ→食器棚」のように配置するのがコツです。

次にキッチン内の動線についてですが、動線が悪いと使いづらく、調理の効率も悪くなります。使いやすいキッチンは「冷蔵庫、シンク、コンロを結ぶ三角形の返の長さが計510㎝」のレイアウトです。

キッチンの寸法

使いやすいキッチンにするためには寸法も気をつけなければいけません。とくに気をつけたいのが「キッチンの高さ」「通路幅」です。

キッチンの高さは「身長÷2+5㎝」と言われています。160㎝の人の場合、使いやすい高さは85㎝になります。

通路幅は、1人で利用する場合90~110㎝以上、2人で利用する場合は120㎝以上あると使いやすいと言われています。

快適なキッチンにするために知っておきたいこと

キッチンの形状

キッチンリフォームで失敗しないためには、キッチンの形状について知っておくことも重要です。

Ⅰ型キッチン

Ⅰ型キッチンはシンク、作業台、コンロが一列に並んだ最もスタンダードなキッチンの形状です。リフォーム費用は他の形状のものと比べると安いです。大きなキッチンになると移動距離が伸びてしまうので、最大でも270㎝までにすると使いやすいです。

Ⅰ型キッチンを選ぶ際は、冷蔵庫をどこに置くかをしっかりと考えておきましょう。冷蔵庫の配置によっては使いづらくなることもあります。

L型キッチン

Ⅰ型キッチンに次いで多いのがL型キッチンです。動線が三角形になるので使いやすいのですが、Ⅰ型キッチンよりも少し大きめのスペースが必要になります。また、コーナー部分はデッドスペースになりやすいです。食器棚だなどを置くスペースも考えておいた方がよいでしょう。

対面キッチン

リビングやダイニングに面しているので家族とのコミュニケーションがとりやすく、人気になっています。調理スペースの後ろに食器棚を配置しやすいことも人気の理由でしょう。

壁に面したキッチンから変更する場合は配管などの移動が必要になるので工事費が高くなることもあります。また、壁に面したキッチンよりも大きなスペースが必要になります。対面キッチンにしたことでダイニング部分が狭くなりがちなことも理解しておきましょう。

キッチンリフォームの費用

キッチンリフォームにかかる費用はどのくらいでしょうか。キッチンのリフォーム費用はキッチンの形状やキッチンのグレードによって変わります。

Ⅰ型キッチンの場合
シンプルなもので50~70万円程度、ハイグレードなものだと70~120万円程度です。

L型キッチンの場合
シンプルなもので65~90万円程度、ハイグレードなもので85~130万円程度と、Ⅰ型キッチンに比べて少し高くなっています。

対面キッチンの場合
シンプルなもので70~100万円程度、ハイグレードなものでは90~160万円程度と、L型キッチンよりもさらに高いです。

キッチンリフォームの相場は上記のようになっていますが、場合によっては相場よりも高くなることもあります。

壁に面しているキッチンから対面キッチンにするなど、キッチンの移動を伴うリフォームの場合、配水管や排気用ダクト、電気配線などの工事が必要になるので費用は上がってしまいます。また、床や壁など、キッチン周りが古くなって傷んでいる場合も、修理する必要があり、高くついてしまいます。

キッチンのサイズによっては壁紙や床にすき間ができることもあり、張り替えの費用が必要になることもあるでしょう。

キッチンリフォームの失敗として、予算が足りず、安価なものを選んだために使い勝手が悪くなったり、見た目が気に入らないなどということがあります。理想のキッチンにするためにはどのくらいの費用がかかるのか、知っておくことは大切です。

キッチンリフォームの費用

まとめ

キッチンリフォームはしっかりと考えておかないと以前よりも使い勝手が悪くなるなど、失敗することも多いです。キッチンリフォームで失敗しないためにも、使っている姿を想像し、慎重にキッチンを選びましょう。

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