【窓の遮熱対策】遮熱グッズでお手軽に室内を涼しく快適にする方法

2022.12.7

【窓の遮熱対策】遮熱グッズでお手軽に室内を涼しく快適にする方法

「夏の日差しが強くて耐えられないくらい暑い……」
「遮熱グッズを買おうと思うけど効果あるの?」

このような悩みや疑問を解決します!

夏の日差しは強烈なので暑くてつらいですよね。
夏は熱中症の危険もあるので、冷房が欠かせず電気代がばかになりません。
そのため、電気代の節約のために窓の遮熱対策をするのは非常に効果的です。

しかし、遮熱対策もさまざまあり、数千円で済む遮熱対策もあれば何万円もする遮熱対策もあるので迷ってしまうでしょう。

そこで今回は、窓の遮熱対策を選ぶ際の基準やおすすめの遮熱グッズをご紹介します。

本記事を読んでわかること
  • 窓の遮熱対策を選ぶ際の主な基準
  • 費用対効果抜群の遮熱グッズ5選
  • 遮熱効果抜群の遮熱グッズ5選

遮熱対策を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

窓の遮熱対策を選ぶ際の3つの基準

窓の遮熱対策といっても、具体的になにを基準にして対策すればいいのかわからないですよね。

ここでは遮熱対策を選ぶ際の主な基準3つを解説します。
遮熱対策で失敗しないように、ぜひ参考にしてください。

遮熱対策を選ぶ際の基準
  • 屋外に設置できる
  • 取り外しや収納ができる
  • 費用が安い

屋外に設置できる

遮熱対策の基本的な方法は、室内に入ってくる日差しを遮る遮蔽物を置くことです。
遮蔽物は室内用と屋外用がありますが、屋外用がおすすめです。

室内用は遮蔽物自体が日差しの影響で熱くなるので、屋外用と比較すると遮熱効果が弱くなります。
熱くなったモノが室内においてあると室内の温度は少なからず上昇します。

そのため、屋外用であれば遮蔽物と窓の間に空間ができることで、熱が伝わりにくく室内の温度は上昇しにくくなるのです。

取り外しや収納ができる

冬の寒さを考慮して、取り外しや収納ができる遮熱グッズがおすすめです。

遮熱対策は日差しを遮り室内を涼しくするのが大前提ですが、遮熱対策で冷房代を節約できても、冬の室内が寒くなり暖房代がかさむなら電気代がかかります。

つまり、遮熱対策で節電効果を望むなら室内を涼しくするだけでなく、室内に日差しを通して暖かくできる遮熱グッズを購入することが重要です。

例えば、すだれのように取り外しや収納ができるモノ、ブラインドのように開閉できるモノです。

夏は日差しを遮ることで室内の温度上昇を防ぎ、冬は日差しを通して室内を暖かくすれば夏も冬も電気代を節約できます。

費用が安い

遮熱グッズを使って電気代を節約できても、遮熱グッズ自体の値段が高すぎるとかえって費用がかかります。

遮熱グッズを購入する費用と、遮熱グッズで節約できる電気代を計算して、費用を抑えられる方法を選びましょう。

電気代の目安としては、エアコンの設定温度を27度から28度にするだけでも年間で約700円電気代の節約になります※。

※電力のCO2排出係数0.413kg-CO2/kWhで試算
※1kWh22.86円で試算

なお、ひさしやシャッターなど設置に工事が必要な遮熱グッズは費用が高くなるので、自分で簡単に設置できる方法がおすすめです。

例えば、遮熱フィルムは窓に貼るだけですし、アウターシェードは窓につるすだけなので簡単にできます。

参考:みんなで節約アクション!「家庭でできる節電アクション

費用対効果抜群の遮熱グッズ5選

ここでは費用対効果抜群の遮熱グッズをご紹介します。
後述する遮熱グッズほど遮熱効果は高くないですが、費用が安いのが特徴です。
「遮熱効果はそこそこでいいから安い商品がほしい」という方はぜひ参考にしてください。

商品名 屋外設置 取り外し・収納 費用
すだれ
グリーンカーテン
遮熱フィルム
遮熱カーテン
アウターシェード

※商品価格は2022年11月18日時点での価格です。

すだれ

すだれは竹やアシなどを編んで作られた日よけ道具です。

天津すだれ 特大(約)巾88cm×180cm 589円+送料690円

費用は千円程度とお値打ちで、設置方法も窓に吊るすだけなので簡単です。
また、取り外しも容易にできるので、冬になったらすだれを外して日光を取り入れることもできます。

見た目が和風なので、洋風の家に設置すると見栄えが悪いかもしれませんが、見た目が気にならないようであればおすすめの商品です。

こんな方におすすめ!
  • 費用を抑えた遮熱対策がしたい
  • デザインはあまり気にしない
  • 取り外し・収納ができる商品がほしい

グリーンカーテン

グリーンカーテンは、窓を覆いかぶせるように育てられた植物です。

窓を覆いかぶせるように育てることで、日差しを遮り室内の温度上昇を緩和します。

また、グリーンカーテンは日差しを遮るだけでなく、周辺の温度を下げる効果もあります。

植物は成長するためにたくさんの水を根から吸い上げ、葉から蒸発しています。水が蒸発するときにはたくさんの熱エネルギーを使うため、周辺の温度を下げる効果があります。

引用:千葉県庁 緑のカーテンとは

グリーンカーテンに向いている主な植物は下記のとおりです。

ゴーヤ ヘチマ
ゴーヤ
ヘチマ
アサガオ ルコウソウ
アサガオ
ルコウソウ
ツンベルギア クレマチス
ツンベルギア
クレマチス

人によっては育てるのが面倒に感じるかもしれませんが、植物を育てるのが好きな方は検討してみてください。

こんな方におすすめ!
  • 費用を抑えた遮熱対策がしたい
  • 植物を育てるのが好き

遮熱フィルム

遮熱フィルムは、窓に貼り付けて日差しの侵入を遮ります。
紫外線も大幅にカットし、割れたガラスの飛び散りを防止する効果もあります。

遮熱フィルムRS35M 0.01㎡あたり37円+送料900円

注意点としては、遮熱フィルムを貼ると熱割れが発生しやすくなります。
特に熱割れが発生しやすいといわれる「ワイヤー入りガラス」などに使うとさらに熱割れするリスクが高くなるので注意が必要です。

こんな方におすすめ!
  • 熱割れしにくい一般的なガラスを使用している
  • すだれやアウターシェードを収納するスペースをとりたくない

遮熱カーテン

遮光や遮音などさまざまな機能を有したカーテンがあるなかで遮熱タイプもあります。

遮熱カーテン1級遮光 3,580円

遮熱カーテン自体もお値打ちですが、取り付けに大掛かりな工事も必要ないので費用を抑えた遮熱対策が可能です。

また、断熱性能のあるカーテンも多いので夏だけでなく冬も活躍してくれます。

こんな方におすすめ!
  • 遮熱機能だけでなく遮光機能もほしい
  • 付け外しが簡単にできる商品がほしい

アウターシェード

アウターシェードは窓の上に取り付ける布で、窓全体を覆って日差しを遮ることで室内の温度上昇を抑えます。

クールシェード/W200×H200cm 5,500円

簡単に取り外しができるので、冬になったら外して収納できて便利です。
遮光フィルムやすだれと比較すると費用がかかりますが、見た目もおしゃれなのでデザイン性を重視される方は検討してみてください。

こんな方におすすめ!
  • 戸建て住宅に住んでいる
  • 見た目だけでなくデザインも重視している

遮熱効果抜群の遮熱グッズ5選

ここでは遮熱効果の高い遮熱グッズをご紹介します。
今まで紹介してきた商品と比較すると費用がかかるのがネックですが、そのぶん遮熱効果が高いです。

「費用がかかってもいいから遮熱効果の高いグッズが欲しい」という方は参考にしてください。

商品名 屋外設置 取り外し・収納 費用
ひさし
ハニカムスクリーン
ブラインド
シャッター
遮熱ガラス

ひさし

ひさしは住宅の窓や玄関の上についている小さな屋根で、日差しを遮り窓に日陰を作ります。
窓から離して屋外に設置できるので遮熱効果が高いです。

また、雨が降った際に窓や玄関に雨水が直接当たりにくくなるので、窓や玄関が汚れづらくなり掃除が楽になります。

費用は比較的高額ですが、高い遮熱効果を求める方におすすめです。

キャピアK型ユニットひさし 11,290円

※2022年11月18日時点での価格

こんな方におすすめ!
  • 高い遮熱効果がほしい
  • 自分で簡単に設置できる商品がほしい
  • 雨が降った際に外壁の汚れを防ぎたい

ハニカムスクリーン

ハニカムスクリーンは、蜂の巣のような六角形が並んでいる少し変わったデザインが特徴です。

KeeGo ハニカムスクリーン 7,786円

※2022年11月18日時点での価格

六角形の空洞が室内と窓の間にあることで熱が伝わりにくくなり、高い遮熱・断熱効果を発揮します。

こんな方におすすめ!
  • 遮熱機能だけでなく断熱機能もほしい
  • 自分で簡単に取付できる商品がほしい
  • 採光・遮光機能がほしい

ブラインド

ブラインドは日よけや目隠しを目的として窓に取り付けますが、羽を特殊加工した遮熱性能の高いブラインドもあります。

一般的な横型のブラインドは、主に小窓や腰窓に取り付けて使われます。
上下に開閉するタイプなので、出入りが多い掃き出し窓には不向きだからです。

遮熱ブラインド横型 10,560円

※2022年11月18日時点での価格

掃き出し窓にシャッターを取り付けたいのであれば、左右に開閉ができる縦型のブラインドが最適です。

遮熱ブラインド縦型 15,730円

※2022年11月18日時点での価格

こんな方におすすめ!
  • 採光や通風を調節したい
  • 羽部分の定期的な掃除が苦にならない
  • 豊富なカラーから好みの色を選びたい

シャッター

シャッターは主に防犯・防火目的で使われますが、遮熱目的でも使えます。

シャッターを閉めれば大半の日差しを遮ることができ、屋外に設置可能なので遮熱効果も高いです。

費用が高額ですが、遮熱機能だけでなく防犯・防火・防災など多機能であるため、費用に見合う価値はあるでしょう。

単体シャッターイタリヤ手動タイプ 43,137円

※2022年11月18日時点での価格

こんな方におすすめ!
  • 遮熱機能だけでなく防犯・防火・防災機能などもほしい

遮熱ガラス

費用は高額ですが、ご自宅の窓ガラスを遮熱機能を有したガラスに交換する方法もあります。
遮熱以外にもさまざまな機能を有しており、断熱・結露防止・紫外線カットなどの効果があります。

また、すだれやアウターシェードのように取り外しや収納の手間がかからず、維持管理も容易です。

こんな方におすすめ!
  • 費用が高くなっても遮熱効果を重視したい
  • 遮熱以外の機能もほしい
  • 道具の取り外しや収納が面倒

おすすめの窓ガラスはLow-E複層ガラス

遮熱機能を求めるのであればLow-E複層ガラスがおすすめです。
Low-E複層ガラスとは、複層ガラスの室内側か室外側に金属膜をコーティングした複層ガラスです。

Low-E 複層ガラス

金属膜が室外側にある遮熱タイプであれば、日差しを遮るだけでなく熱も逃がしにくいので、冬に暖房で温めた空気の流出を抑え冬の暖房代も節約できます。

遮熱タイプと断熱タイプの違い

Low-E複層ガラスは、大きく分けると遮熱タイプと断熱タイプの2種類があります。

ややこしいかもしれませんが、実は遮熱タイプにも断熱機能があり、断熱タイプにも遮熱機能があります。
つまり、どちらも断熱機能と遮熱機能を有しているということです。

大きな違いは断熱機能と遮熱機能の性能差です。
断熱タイプは遮熱タイプより室内の熱を反射して断熱性を高めており、遮熱タイプは室外側に金属膜があることで断熱タイプより日差しをカットできます。

LowEガラス

そのため、より高い遮熱機能を求める方は遮熱タイプ一択です。

窓ガラスの交換は生活110番にご相談ください!

窓ガラスを遮熱ガラスに交換したい方は【生活110番】にご相談ください。
生活110番ではガラス交換や設置施工のできるガラス業者と提携しています。

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見積りも原則無料(※)ですのでお気軽にご相談ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用などをいただく場合がございます。

まとめ

今回は窓の遮熱対策について解説しました。

費用を抑えたい方におすすめの遮熱グッズはすだれ、費用や遮熱効果などを総合的に考慮しておすすめなのはアウターシェード・ひさし・ハニカムスクリーンです。

遮熱機能だけでなく、断熱機能もほしい方はハニカムスクリーン・遮熱カーテン・遮熱ガラスがおすすめです。
夏だけでなく冬の電気代の節約も期待できます。

遮熱グッズは数多くの種類があるので、ご自宅にピッタリの遮熱グッズを選ぶのは大変かと思いますが、この記事が最適な遮熱グッズ選びのお役に立てば幸いです。

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