バリアフリーの家やスロープの考え方についてご紹介!

2021.4.30

バリアフリーの家やスロープの考え方についてご紹介!

わたしたちの身の回りには「段差」や「くぼみ」などのちょっとした障害物がたくさんあります。こういったちょっとした障害物は、車椅子を利用している障がいのある方や、力の弱い高齢者、妊婦や子ども連れの人などにとって、大きな危険を引き起こす場合があるといわれています。

そんななか近年では障害の有無や年齢といった個々の状況にかかわらず、みんなが安心して暮らすことができる社会を目指し、住宅や公共交通機関において「バリアフリー化」が促進されてきました。

今回はバリアフリーの家やスロープに焦点をあてて、その選び方や持ち運びができるスロープなどの便利グッズのご紹介をしていきます。

法律でバリアフリーのスロープの角度には決まりが

車椅子を利用する際などに、障害となる「段差」や「くぼみ」などを解消することばかりが「バリアフリー」ではありません。単に「段差」をなくして「スロープ」をつければ、大丈夫!というわけにはいかないのです。

例えば車椅子を利用する方は、はじめて訪れる場所や施設に電話をして、事前確認をすることが多いです。「こちらはスロープになっているので大丈夫ですよ!」といわれ実際に現地を訪れてみると、スロープの勾配が急すぎて一人ではとてものぼれないということがあります。

これは「スロープがあるから、車椅子でも大丈夫!」という思い込みからくる誤った認識です。車椅子を自分で操作してみないと実感しづらいことですが「スロープ」の勾配によっては、いくら段差が解消されていても、自走はできないのです。

そこで、このような問題をクリアするためにも「バリアフリーのスロープの角度」は「バリアフリー法」という法律によって基準が定められています。

■スロープの勾配基準は12分の1

バリアフリー法では「スロープの勾配は12分の1を超えないこと」ただし「高さが16㎝以下のものにあっては8分の1を超えないこと」と定められています。

■12分の1の勾配を簡単に計算してみると……

スロープの勾配は1/12のように分数で表します。
1/12とは、高さ1に対して距離が12倍であるという意味になります。

例えば15㎝の段差に1/12のスロープを付ける場合は
15×12=180㎝となり、180㎝のスロープが必要となります。
この1/12の勾配というのは「介助付き」で車椅子を利用する際の目安ですが、普段車椅子に乗り慣れている方であれば、自走でものぼることができるようです。

しかし1/8の勾配になると、かなり傾斜がきつくなるため、介助なしの自走でのぼるのはかなり難しいといわれています。

ちなみに「自走」する場合のスロープは1/15の勾配が目安であるといわれています。
例えば15㎝の段差に1/15のスロープを付ける場合は
15×15=225㎝となり、225㎝のスロープが必要となります。
このように自走する場合のスロープは、介助付きで走行する場合にくらべ、よりゆるやかにする必要があるのですね。
            法律でバリアフリーのスロープの角度には決まりが

スロープはどんなふうに選んでいけばいいのか

それでは、バリアフリー化のためスロープをお家に設置する場合、どのような基準で選べば良いのでしょうか?

完璧なバリアフリーを目指すという意味では、全てのスロープを「自走可能な勾配=1/15」に仕上げるのが理想といえるかもしれません。しかしながら、建物の状況や用途によっては、全てを自走可能な勾配に仕上げるというのは現実的に難しい面もあると思います。

その場合、お家のなかでは最低限1/12の勾配をクリアしているスロープを選べば「介助付き」で車椅子を利用することが可能になりますし、車椅子の利用者がお家のなかで自走する場所については、可能な限り1/15の勾配のスロープを選ぶとよいでしょう。

状況や用途に応じて、可能な限りなだらかな勾配のスロープを選びましょう!

バリアフリーのスロープの勾配を決める基準は車椅子の目線で考えよう

これまでも述べたように、私たちの考えのなかに は「スロープがあるから、車椅子でも大丈夫!」と思い込んでしまいがちです。このような誤った認識は、車椅子を自分で操作してみないと実感しづらいことですが「バリアフリーのスロープ」を設置するうえで最も大切なのは、やはり車椅子を利用する方の目線で考えることだといわれています。

そのスロープを通る人が、普段「介助付き」で車椅子に乗るケースが多いのか?もしくはいつも「自走」で通りたいのか?といった基本的な動作を考慮して、スロープの勾配を決めるようにしましょう。

車椅子を利用する方々にとって、勾配のきついスロープの途中で腕が疲れ、体重を支え切れなくなった時ほど恐怖を感じる瞬間はないと思います。誰もが安心して利用できるスロープを目指しましょう!
          バリアフリーのスロープの勾配を決める基準は車椅子の目線で考えよう

ちょっとした段差に!持ち運びできるスロープをご紹介

持ち運び可能なバリアフリー用のスロープ があるのをご存知でしょうか?
外出先での思わぬ段差に対応するためにも、備えておけば安心です。

■シクロケア アルミ安心スロープ 携帯用2枚組 9052-4705

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設置が簡単な1段の段差用スロープ・3~10㎝の段差に使用可能・滑り止め付き

■ケアスロープ 幅70㎝×長さ240㎝

            

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折りたたみ時12㎝の厚みで狭い場所でも保管しやすい・持ち運びに便利

■ポータルスロープ PVSシリーズ(アルミ2折式タイプ)長さ213㎝ PVS210

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縦半分に折りたたみ可能・取っ手付きで持ち運びや収納に便利・

まとめ

いかがでしたか?バリアフリーにはスロープをつけると便利でいいとおわかりいただけたでしょうか。
バリアフリーと一口にいっても 、実際に利用する人の目線に立って考えなければ、気づくことができない落とし穴があったりします。

バリアフリーはなにも障がいのある人のためだけに施すものではありません。今は若くて健康な人たちもいずれ年を重ねると、バリアフリーの環境が必要となってくるでしょう。

他人事とは思わず、社会全体がバリアフリーに対する意識を高め、実際にサポートを必要としている人が、安心して生活できる環境を作り上げていくためにも、まずはお家のなかの小さな段差を解消していくところから始めてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
編集者:ほりい
パソコンに詳しく、複雑な作業も難なくこなす。パソコンだけでなく自宅のインテリアにもこだわっており、経験を生かした記事作りをおこなう。

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