うちも今日からバリアフリー!まずは玄関に手すりをつけましょう!

2021.4.30

うちも今日からバリアフリー!まずは玄関に手すりをつけましょう!

高齢化も進み、駅や公共施設ではバリアフリー化が求められる時代になりました。さまざまな施設にエレベーターやスロープが設置されているほか、駅の自動改札も車いすがそのまま通れるよう、幅の広い箇所を設けていることが多くなっています。また新築の住居でも床にレールのない吊り戸を採用するなど、将来介護が必要になったときに備えた家づくりをおこなうことが増えてきました。

そのひとつが手すりの設置。とくに家の中と外を分ける玄関は大きな段差になっていることが多く、衰えた体力で体重を支えるためには支えは必須です。将来のために、そして来客のためにも玄関の手すりを設置してみませんか。手すりが付けられないと思うような玄関でも、意外と手軽に付けられることが多いのです。

今回は玄関に手すりを付けるメリットや費用についてご紹介します。

玄関に手すりをつけるメリット

ここでは、玄関に手すりを付けるメリットについて改めて確認してみましょう。

玄関は外出のときほぼ必ず通る場所ですが、一方で「かまち」とも呼ばれる大きな段差があることから障害にもなる場所です。靴を履くために段差を降りてかがみ、ふたたび体を起こすという一連の動作は重心の上下移動も激しく、バランスを崩して転倒するおそれも出てきます。この不安定な体の動きを支えるための手すりがあれば、こうした危険を回避することもできるのです。

また手すりがなくても自然に壁に手をつき、体重移動を支えていることは多いもの。そのため気づかないうちに壁に手あかが付いていき、だんだんと汚れていってしまうことも考えられます。手すりがあれば自然とそちらを握る機会が多くなり、掃除箇所も減ることでしょう。近年では抗菌仕様の手すりも多く、汚れが目立つ形で表れにくくなる効果も期待できます。

さらに、使いにくい玄関は外出が面倒になり、家へこもりがちになってしまうという弊害が生じるといわれています。そうなれば体力はさらに落ちてしまい、外出の負担が大きくなるという悪循環にもつながっていくことでしょう。それを防ぐためにも玄関への手すり設置は有用性があるといえます。

            玄関に手すりをつけるメリット

屋外にも手すりはつけられる

段差があるのは玄関の屋内部分だけではありません。現代の住宅では「玄関ポーチ」と呼ばれる地面から一段上がった部分が設けられているほか、門までのアプローチに距離がある場合、階段が設けられているようなこともあるでしょう。こうした移動にも手すりがあれば、安全性や利便性が高まることが期待できます。

なお屋外の手すりは風雨にさらされる場所に設置されるため、材質もステンレスなど対候性に優れたものを選ぶ必要があるでしょう。また段差の大きさや階段に合わせ適したもぼを選ぶほか、段差を照らして見やすくするフットライト、段差や階段を解消して上り下りを楽にするスロープ設置などもあわせてせて検討してみてください。

              屋外にも手すりはつけられる

使いやすい玄関の手すりの高さは?

手すりを設置しても使いにくいものでは安全性に対する効果が薄まってしまいます。たとえば胸の高さにしか手すりがなければ体重を預けることができませんし、ひざの高さでも使いにくいものとなってしまうでしょう。そのため手すりの設置時には使う人を想定した適切な高さに設置することが重要になります。

上下の重心移動をともなう玄関では、「縦」に手すりを設置することで利便性の高いものへと仕上げることができます。段差を上がるときは手を伸ばすことを考え、手すりの上は玄関の「かまち」部分を上がったときの肩の高さまで作っておくと使いやすい手すりに仕上げることができるのではないでしょうか。一方下の長さはかがんでかがんで靴を履くとき、手が伸びる高さにしておきましょう。支えを兼ねて玄関の地面へと伸ばすのも手です。

また長さだけでなく、使いやすい位置についても検討を重ねてみてください。移動するとき、重心は前へ前と動いていきます。これを支えるためにも、手すりを持つ位置が体の前方になるように場所を選定するようにしましょう。

一方で玄関でも手すり以外の解決方法を考えておくことが重要になってきます。たとえば踏み台を使って1段当たりの高さを小さくするような対策も考えられるのではないでしょうか。

      使いやすい玄関の手すりの高さは?

玄関に手すりを取り付ける費用について

玄関の手すり設置に関わる大きな問題が、費用面です。小規模ながら家をリフォームすることにもつながるため、高額な費用のイメージからあきらめている方も多いのではないでしょうか。

手すり取り付けの費用は数万円から、というのが一般的な相場です。ただし体重をかける部分である以上、取り付けの下地となる壁は充分な強度を持っていなければなりません。強度が不足しているのであれば補強工事が必要に必要となるでしょう。また取り付ける手すりにも価格の差があるため、必要な機能性によっても費用が変わってきます。そのため一度業者に依頼して見積もりを取っておくことが大切です。

なお、業者によっても必要な工事の見立てや提案内容が異なることが多いです。目的・用途に合わせて手すりの材質や設置方法などを相談し、満足できる工事内容にしましょう。

ちなみに介護度が「要支援」「要介護」に認定されている場合、20万円を限度にその9割が介護保険から住宅改修費として支給されるという制度が設けられています。費用軽減のために、こうした制度の活用も考えておくとよいかもしれません。

まとめ

手すりの設置は家の内外の移動の負担を軽減することができます。とくに玄関は体への負担が大きい部分。手すりを設置することで疲れの蓄積を防ぎ、老後の生活や来客の負担を小さくすることが大切でしょう。この手すりの効果、健康な人であっても例外ではありません。

手すりにはさまざまな種類があり、業者によっては提案してくるものも異なります。複数の業者の提案やその見積もりを検討し、納得のできる工事にすることを心がけてください。

手すり設置の依頼をできる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「手すり設置」をご覧ください。

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