猫や犬の死後硬直について|ペットが亡くなったあとに行うこと

2021.4.30

猫や犬の死後硬直について|ペットが亡くなったあとに行うこと

現在、猫や犬などのペットを飼われている方も多いと思います。しかし、その猫や犬が亡くなった場合、どうしたらいいかご存知でしょうか?「よくわからない」という方も多いと思います。

ここでは、猫や犬が亡くなってすぐにするべきこと。さらに猫や犬の死後硬直について、火葬方法などについても詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

猫や犬の遺体を清める方法

猫や犬が亡くなった場合は火葬を行いますが、火葬するまでは遺体を安置することになります。遺体を安置する際は、まず猫や犬の体を清めて、猫や犬の死後硬直に備えます。その方法は以下のようになっています。

1.まぶたや口を閉じる
2.お湯で濡らした布などで、猫や犬の全身を優しく拭いていく
3.ブラシなどを使用して毛並みや尻尾などを丁寧に整える
4.前足・後足を胸の前へ優しく折りたたむ

ペットの遺体は丁寧に清めていきましょう。このような手順で猫や犬の遺体を清めた後、箱に遺体を入れて安置します。遺体の口や肛門から体液が染み出す場合があります。あらかじめシートなどを敷いておき、口や肛門付近をガーゼなどで拭いきましょう。
      猫や犬の遺体を清める方法

猫や犬の死後硬直について

ペットが亡くなった際、死後硬直についていろいろと不安がある方も多いようです。ここでは、猫や犬の死後硬直で不安になることの多い事例について、いくつかご紹介していきます。

死後硬直がこない

猫や犬の死後硬直は、一般的に死後2~3時間で始まり、一日くらいすると解けてきます。しかし、必ずしもそうなるとは限りません。ペットの種類、筋肉の付き方、年齢、それまでにしてきた治療などによって死後硬直の時間や強さが変わってきます。また、死後硬直が起こらないこともあるようです。

死後体が冷えてこない

猫や犬などの動物は、多くの毛が生えている動物です。そのため保温力が高く、亡くなったあともしばらく暖かい状態が続きます。タオルなどを遺体にかけている場合は、より温度が保たれます。すぐに体が冷たくならなくても心配することはありません。

目が閉じない

遺体の目はそっと手を添えるとすぐに閉じると思っている方も多いですが、実際にはすぐに閉じません。目を閉じるには長時間手を添え続ける必要があります。
      猫や犬の死後硬直について

猫や犬の正しい安置のやり方

猫や犬は死語硬直する前にお清めを済ませた後、安置します。まず、安置する際に準備するものとしては以下のようなものがあります。

・ダンボール、木やプラスチックの箱
・ドライアイスや保冷剤
・新聞紙
・バスタオルやペット用シート

まず、猫や犬の棺となるのがダンボールなどの箱です。箱の中に新聞紙、保冷剤、バスタオルやペット用のシートの順に敷いていきます。その上に遺体をそっと置きます。最後に遺体の上からバスタオルなどを被せます。ペットが生前愛用していたものを一緒に入れてあげるのもいいでしょう。

遺体は直射日光の当たらない場所に安置しておきましょう。可能であれば祭壇を準備し、線香やロウソクを焚いてあげましょう。また、好物だったものや水もお供えしましょう。

ペット火葬のできる施設では、温度の低い霊安室で遺体を預かってくれるところもあります。火葬する日まで時間が開いてしまう場合は相談してみるのもいいでしょう。
      猫や犬の正しい安置のやり方

落ち着いたらその後のことを考えましょう

猫や犬は死後硬直が始まる前にお清めをし、その後安置します。そして落ち着いたら、日本では火葬をしてから埋葬します。ペットの火葬は、自治体が運営している火葬場か業者の火葬施設でしてもらうことができます。

自治体での火葬

自治体の火葬の場合は、できる地域とできない地域があります。火葬できたとしてもルールが違うこともありますので、事前に自治体に確認してみてください。

火葬の種類

猫や犬を火葬する方法は大きく3種類の方法に分かれます。その方法は以下のようになっています。

・立合個別火葬:飼い主やその家族などが火葬から納骨まで立ち会います。
・一任個別火葬:火葬から納骨は業者が行います。
・一任合同火葬:火葬から納骨を、他のペットと合同で業者が行います。

火葬方法によって費用は変わります。費用が高い順から並べると、立合個別火葬、一任個別火葬、一任合同火葬となります。

業者が火葬する場所は、業者の持っている施設で行うか、訪問火葬車(火葬できる設備のある専用車)で自宅まで来てもらうというようになります。火葬に掛かる費用や時間はペットの大きさによって変化し、大きければ大きいほど費用や時間が掛かります。

まとめ

猫や犬は死後硬直が始まる前に清めて、安置しましょう。お清めは心を込めて丁寧に行うようにしましょう。「猫や犬の死後硬直が来ない」「体が冷えてこない」など、不安になる方もいると思いますが、基本的には問題ありません。安置する際は置く場所には注意しましょう。

落ち着いてきたら、次はペット火葬のことを考えましょう。火葬は方法によってできることや費用が変わってきます。後悔のないよう、事前にしっかりと検討・相談するようにしましょう。

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