
金庫の鍵が開かなくなってしまったときは、業者に鍵開けを依頼するのが最適です。金庫の鍵には、ダイヤル式・シリンダー式などさまざまな種類があり、それぞれ開け方が異なります。
症状によっては自分で開けることができる場合もありますが、かえって状態が悪化したり鍵穴を破損させてしまったりするおそれがあるので注意が必要です。安全・確実に金庫の鍵を開けたい場合は、早めに業者に相談しましょう。
本コラムでは、鍵の種類ごとに異なる金庫の解錠方法と業者選びのポイントについて解説します。ぜひ参考にしてください。

目次
症状によっては自分で解錠できることもある
金庫の鍵が開かなくなってしまっても、状態によっては自分で解錠できるケースがあります。代表的な金庫の鍵について、種類ごとにその特徴と解錠方法を解説しますので、下記の状況に該当する方は解錠に挑戦してみましょう。
ダイヤル式
ダイヤル式は暗証番号通りにダイヤルを回して鍵を開けるタイプの金庫です。暗証番号のケタは決まっておらず、ケタが増えるほど防犯性能は高くなります。
人から譲り受けたものなどで暗証番号がわからない場合やダイヤルが固まって動かない場合は、プロに任せるしかありません。しかし、暗証番号がわかるにも関わらず、ダイヤルを回しても開けられないという場合は、自力で対処できる可能性があります。
暗証番号がわかっていても開かない場合は、ダイヤルの操作方法を誤っている場合が多いので、正確にダイヤルを回すよう心がけましょう。まずは入力をリセットする必要があります。左右どちらかに5回以上ダイヤルを回しましょう。
あとは、暗証番号の通りに右と左、交互にダイヤルを回していきます。暗証番号が4桁の場合、最初は4回右に回し、次は左に3回、次は右に2回、最後は左に1回回せば解錠されます。一度でも間違えたり回し過ぎたりすれば、最初からやり直しになるためご注意ください。暗証番号の数字ピッタリでダイヤルを止めるよう意識して、慎重に作業をおこないましょう。
シリンダー式
シリンダー式とは、鍵を鍵穴に差し込んで解錠するタイプで、ダイヤルとセットになっていることも多くあります。鍵が奥までささらない場合や、鍵がうまく回らない状態であれば、自分で開けることができるかもしれません。
上記の場合は、鍵のすべりが悪くなっているせいで鍵が開かなくなっている可能性があります。鉛筆の芯を削って粉状にしたものを鍵にかけて、もう一度鍵穴に差し込んでみましょう。鉛筆の芯に含まれる黒鉛が潤滑剤の役割を果たし、解錠できることがあります。
ただし、滑りをよくするものであっても、市販の潤滑油などを使うのはおすすめできません。市販の潤滑油は液状のため使用してしまうと、作業後に鍵や鍵穴にゴミやホコリが付着する原因となります。
また、鍵が破損した場合や鍵穴がつぶれている場合、鍵を紛失してしまった場合はプロの力が必要です。業者に相談しましょう。
テンキー式
テンキー式とは、電卓のように番号の書かれたキーがついている鍵のことで、暗証番号を入力して解錠します。操作ミスや電池切れが原因で開かなくなっている場合は、自分でも解錠が可能です。
テンキー式は、暗証番号を入力する時間に制限があるものがあるので、ゆっくり入力していると間に合わなくなって鍵が開けられないというケースがあるのです。素早く操作できるように、手元にメモを用意するなどの対策をすれば解錠できるでしょう。
電池切れの場合は、取扱説明書などを見ながら電池交換をおこない、暗証番号を再度入力すれば解錠できます。ただし、長期間電池切れのままになっていると、暗証番号がリセットされるおそれがあるので、電池交換は余裕をもっておこないましょう。
暗証番号を忘れてしまった場合や上記の方法を試してみても解錠できなかった場合は、内部の電子部品が故障しているおそれがあります。業者に連絡して解錠の依頼をしましょう。
マグネット式
マグネット式は、専用のマグネットキーを錠前に接触させることで開閉をおこなう仕組みの金庫です。しかしマグネット式は、鍵の磁力が低下すると解錠できなくなることがありますが、鍵や鍵穴に傷やゆがみがなければ、磁力を回復させるだけで解錠できるようになることもあるのです。
やり方は簡単で、ホームセンターなどで強力なマグネットを購入し、鍵と鍵穴に近づけるだけです。あとはその状態のまま鍵を操作するだけで解錠できます。
ただし、マグネットキーを紛失・破損してしまった場合や上記の方法でも解錠できなかった場合は、業者に相談してみましょう。
金庫を壊す方法もあるが、おすすめしない
頑丈な金庫を壊せるサンダーなどの工具をもっている場合は、壊して中身を取り出すこともできます。しかし、中に入っているものによっては、傷をつけてしまうおそれがありますし、壊した金庫は二度と使うことができません。
また、壊そうとして失敗した場合、鍵穴が曲がったり壊れたりしてしまうと、解錠の難易度が高くなります。業者に解錠依頼をした際の費用が高くなるおそれがあるので、金庫を壊す方法はおこなわないほうがよいでしょう。
自分で開けられないときに金庫の鍵を開ける2つの方法|複製・業者依頼
自分で解決できるケースに該当しなかった場合は、鍵のメーカーに連絡して合鍵を作製してもらう方法と業者に解錠を依頼する方法があります。それぞれの、メリット・デメリットをご紹介しましょう。
方法①メーカーに合鍵を作製してもらう
合鍵を作製する場合は、金庫のメーカーに連絡して金庫の型番や品番などを伝えます。そして身分証明や確約書類などの確認が完了したら、そこから1~2週間ほどで合鍵が届くのです。
鍵の種類によって金額は異なりますが、比較的安く解錠できることがメリットです。しかし、依頼してから合鍵が届くまで時間がかかるので、すぐに金庫を開けたいという方には次の方法がよいでしょう。
方法②鍵業者に解錠依頼をする
鍵業者に解錠依頼をする場合は、電話一本で駆けつけてくれるなど、とにかく解錠までの時間が早いことがメリットです。
弊社のように全国の業者を紹介しているようなところに相談すれば、現場に近い業者を手配することができるので、より時間を短縮することができるでしょう。書類のやりとりや細かい確認事項などもないので、手間をかけたくない方におすすめです。
ただし、作業費や出張費などさまざまな費用がかかるので、比較的費用がかかることがデメリットです。詳しい費用相場については後述しますので、そちらを参考にしてください。
鍵開けを業者に依頼する際のポイント
金庫には、大切なものや重要な書類などが入っていることも多いでしょう。安全・確実に鍵を開けるためにどのような業者に依頼すればよいか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
そこで、業者選びの3つのポイントをご紹介します。下記を参考に、自分が信頼できると感じる業者に解錠を依頼しましょう。
お手元の金庫の鍵に対応しているか
業者によって、対応できる鍵の種類は異なります。金庫の鍵の種類によっては取り扱えないという業者もあるかもしれません。ホームページや電話などで対応している鍵の種類を確認してから依頼を検討しましょう。
解錠費用
金庫の鍵の解錠費用は、約4,000~8,000円が相場です。ただし、鍵の構造が複雑なものや鍵穴がつぶれていて解錠が困難なものなど、場合によっては相場を上回る費用がかかることもあります。詳しい費用が知りたい場合は、業者に見積りを依頼しましょう。
少しでも安く鍵を開けたい場合は、相見積りをとることをおすすめします。複数の見積りを見ることで、金額だけでなくサービス内容などを比較することもできるので、積極的に活用しましょう。弊社ではお電話にて相見積りご希望の旨をお伝えいただければ対応いたしますので、お気軽にご利用ください。
口コミ
口コミでわかることは、業者ごとの利用者数の多さと評判です。口コミの数が多いということは、それだけ多くの人が利用しているということなので、人気の業者と考えてよいでしょう。
そして、業者を利用した人の感想を目にすることができるので、対応の仕方や雰囲気などをつかむきっかけにもなります。ただし、あくまでも個人の主観による意見が多いので、参考程度ととらえておいたほうがよいでしょう。
鍵の紛失は防犯面でも危険!なくさないためにできる予防法
ここまでは金庫の鍵の解錠方法や業者依頼の際のポイントについて解説してきましたが、金庫の鍵について覚えておきたいのは、それだけではありません。
ここでは、シリンダー式やマグネット式などの鍵を使って解錠するタイプの金庫を使用されている方のために、鍵の紛失を防ぐ予防法について解説します。
鍵の保管場所を決める
鍵を保管する場所が決まっていないと「ここに置いてあったはずなのに……」など、過去のさまざま記憶が混ざって結局どこに置いたのかわからなくなってしまいます。ケースや引き出しの中など、忘れにくい保管場所をあらかじめ決めておきましょう。
紛失防止タグをつける
鍵に紛失防止タグをつけておくという方法もあります。紛失防止タグとは、専用のアプリと接続することで、鍵が見当たらないときにスマートフォンから探すことができるというものです。管理者が変わりやすいなど、金庫の鍵を持ち歩いたり移動させたりすることが多い場合におすすめです。
まとめ
金庫の鍵が開かなくなってしまっても、鍵が手元にある場合や暗証番号がわかっている場合は、自力で解錠できる可能性があります。まずは状況を見て、ご紹介した自分で解決できるケースに当てはまるかどうか確認してみましょう。
自分で解決できない場合や自力での解錠に不安がある場合は、業者への依頼が最適です。無理に金庫を開けようとすれば、状況が悪化するおそれがあります。業者に連絡して解錠を依頼しましょう。
その際、弊社にご相談いただければ、迅速に業者をご紹介することはもちろん、相見積りなど細かなご希望にも沿えるよう対応いたします。深夜・早朝であっても、相談窓口は対応を受け付けていますので、お気軽にお電話ください。
無事に金庫の鍵を開けることができたら、鍵を紛失して再び開かなくなってしまうことがないように、保管場所を決めて鍵の徹底した管理をおこないましょう。
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