知れば納得!松の木の剪定ポイントを押さえて作業に役立てる

2021.4.30

知れば納得!松の木の剪定ポイントを押さえて作業に役立てる

松は和の趣を感じさせる日本の庭木のなかでも代表的なものとして知られています。松の中でもアカマツは江戸五木と呼ばれ、江戸時代で重宝された庭木の中に名を連ねるほど歴史があります。

そんな松も植物なので、定期的に松の剪定をしなければいけません。しかし松の剪定のときにきになるのが松の葉が刺さったり、松脂(マツヤニ)がついてしまったりなどのトラブル。
剪定のプロでも松の剪定は大変といわれているので、素人が松の剪定をすればもっと大変ですし、難しいことでしょう。
このコラムではそんな難しい松の剪定についてご説明します。

松の剪定が難しい理由

松の剪定は庭木のなかでもとくに難しいといわれています。なぜ難しいといわれているのか、まずはその難しい理由からみていきましょう。

①枝や芽が多い

松は枝や芽が多いため、いざ剪定をするとなると、どこから手を付けていいのか分からなくなります。芽や枝が多いため、いざ剪定をすると手数が多くなってしまうのも考えものです。
また枝が多くあるため、どの枝を切り落とせばいいのか、素人の目では見極められないこともあります。

②無理に刈り込むと樹形が乱れる

松の剪定をむやみにしてはいけない大きな理由として、刈り込むと樹形が乱れることが挙げられます。邪魔だと思って切った枝からまた新しい枝が生えてきた場合、でこぼことした不格好な枝が生えてきてしまい樹形を乱すことも。また、枯れた枝が生えてくることがあるので注意が必要です。

③葉がチクチクする

松は葉が細く長い針のような形状も特徴のひとつです。剪定するときに、気をつけないと葉が体に当たったり、手に刺さってしまうこともあります。

④松脂がつく

松脂とは松からとれる樹脂で、とくに黒松から多くとることができます。この松脂は油特有の粘り気と鼻を刺激するツンとした臭いが特徴で、手や皮膚、服などについてしまえば洗って落とすのは大変でしょう。

      松の手入れは難しいの?

松の木の種類

松の木と一口にいってもさまざまな種類の松の木があります。松によっては見た目もちがってきますので、自分が植えたいと思う松の木を植えて、剪定しましょう。

アカマツ

江戸時代に重宝された木で「江戸五木」にも名を連ねる松です。別名オンナマツと呼ばれ、樹皮は赤茶色で、古くなると剥がれ落ちます。
樹皮が剥がれるとつやのある樹皮をみせるため観賞用としても目を楽しませてくれます。

ちなみにアカマツの幹はこんな感じです。

クロマツ

樹皮が灰黒色で、別名オトコマツと呼ばれています。観賞用としても人気が高く、アカマツより太くかたい葉をつけます。

ゴヨウマツ

葉は青みをおびた鮮やかな緑で、アカマツやクロマツと比べると葉の密度がある種類になります。最高で30mも成長する種類です。

松の剪定するベストな時期

松の剪定は難しく面倒くさいですが、手間や苦労を考慮したうえでなら自分で剪定することも可能でしょう。しかし、ただ松の剪定をすればいいというわけではありません。
松の剪定がしやすいように準備をおこない、ベストな時期で松の剪定をおこなうことで、剪定後も元気に松を育てることができるのです。

松の剪定時期は年に2回

松の剪定のベストな時期は4~5月。寒い時期の11~12月といわれています。また、この時期ごとに剪定の方法に違いがあり、誤った剪定方法をおこなってしまう場合、松がうまく育たなくなることも。
ベストなタイミング、方法を見極めて松の剪定をおこないましょう。

松の剪定で準備するもの

より効率的に松の剪定をおこなうためにも、準備は怠らないようにしましょう。松の剪定で準備するものは以下の通りです。剪定方法によっては使わないものもありますので、必要なときに必要なものを用意しておこないます。

服装(※共通)

松脂やとげとげした葉が皮膚や手に当たらないように以下の服装でおこなうようにしましょう。
〇汚れてもいい長袖、長ズボン、靴(サンダルなどはNG)
〇軍手
〇帽子(高所での作業の場合はヘルメット)
〇脚立(高所での作業の場合)
〇剪定ばさみ
〇のこぎり

      基本的な松の木の剪定方法

時期によって剪定の仕方を変える

時期によって剪定の仕方を変えることで、松をより元気にきれいに育てましょう。

4月~5月は芽摘み

芽摘みとは、枝から出ている芽を摘む剪定方法です。枝から数個の芽がでているので、小さい芽のみを残し剪定していきます。
芽摘みの方法
1.枝の中から黄色い新芽を探し、根元から手で折っていきます。
2.芽が1本だけなら、根元から約2~3cm残し芽を折ります。
3.花芽が茶色く粒状ならば、すべて取り除いていきます。
時間がない方は無理にやる必要はありませんが、春にこの作業を行うことで、秋の剪定を効率よくきれいにすることができるのです。

11月~12月は強めに剪定

寒い時期になると木は休眠時期に入ります。そのため松の剪定の場合は4月~5月よりも強めの剪定をおこなっていきます。

この時期は、もみ上げ剪定、または枝透かし剪定をおこないます。

松のための剪定―基本の動作を学ぶ

松の剪定で大事なのは、剪定方向・枝の残し方・剪定方法です。このポイントを押さえながら少しずつ剪定をしていくと失敗しにくくなります。

剪定方向は上から下へ

剪定時の枝や葉っぱが落ちてしまうと、引っかかったり、ぶつかったりするおそれもあります。そうすると、せっかく整えた松も乱れてしまうかもしれません。
そのため、剪定は上から下へ作業していきます。手前の枝や葉っぱが手やはさみなどにあたり傷ついてしまうおそれもあるため、奥から手前へ向かって剪定していきます。

松の枝はY字に残す

複数の新芽や枝が生えていると、松は中心部分の枝に養分を集中させようとしてしまいます。そのため放置してしまうと、周りの枝より中心部分の成長が早くなってしまい、ボリューム感がある樹形に仕上げることができません。
枝がたくさんあるのであれば、真ん中にある新芽や枝を切り落とし、Y字型になるように整えます。左右の枝の成長も促されるので、庭木らしいボリューム感が作れます。

安易にはさみを使わない

松の葉とは、細くとがった針のような部分のことですね。
はさみを使ってしまいがちですが、松の枝を切り落とす剪定でない限り、手で根元からむしり取るのが基本です。
このように細やかな剪定を行うことで、松の樹形が崩れることなく、よい形に仕上がるのです。
このように松の剪定はいくつかのポイントを押さえないと、剪定後の形が理想とは違う形になってしまうという難しさがあります。
手間とセンスの見せ所であり、お庭の華を作り出すために欠かせない所作ともいえるでしょう。

      松の木の秋の剪定

松の樹形を整えるのは面倒くさく、難しく、大変です。もし上手く剪定ができないと感じたら剪定のプロに依頼して剪定をおこなってもらいましょう。

まとめ

の剪定は考えなしにおこなってしまうと、手や服に松脂がついてしまったり、葉が刺さってしまったりするため、始める前から苦労します。また、樹形を考えず剪定してしまうと形が崩れ、不格好になってしまいます。時期を誤り強めの剪定をしてしまうと元気に松が成長しなくなってしまうことも。

そんな事態をさけるためにも今回ご紹介してきたことを参考に、自分で剪定をおこないましょう。
しかし、なかには手先が不器用で思う通りに剪定ができない人や、そもそも剪定をするための時間を取れない人もいらっしゃいます。そんな人は剪定のプロに依頼し、松の剪定をしてもらってくださいね。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。

迅速・丁寧に受付対応!

庭木1本からお任せください!

※対応エリアや加盟店によって変わります

庭木が健康に成長するためにかかせないのが剪定です。剪定のプロがお庭や植木の状態を詳しくお調べし、プロの目から見て一番効率の良い最高の剪定方法をご提案します。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

お庭・樹園、どんな木でも対応。落ち葉、枝、雑草など剪定後の処理もいたします!

剪定 1本 2,100円~
剪定のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

剪定の記事アクセスランキング

剪定の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧