トキワマンサクの剪定は庭木と生垣で異なる!花後の時期に整えよう

2021.4.30

トキワマンサクの剪定は庭木と生垣で異なる!花後の時期に整えよう

庭木としても生垣としても楽しむことのできるトキワマンサクは、マンサク科・トキワマンサク属にただ1種のみの常緑樹です。春には花が咲き秋には葉の色味が変わるので、季節ごとに違った楽しみ方ができます。

分布している地域は中国やインドなど幅広いですが、日本での自生地は静岡県、三重県、熊本県の3ヶ所のみで、自生数は20株ほどしかありません。環境省のレッドリストでは絶滅危惧1B類に分類されているので、自生地では大切に保護されています。

樹高は3~6mに生長し、しなやかな枝に互い違いに生える葉は成長とともに密度の高いものになります。初心者でも育てやすい植物ですが、樹形の整ったトキワマンサクを保つためには、花後の剪定が必要です。花芽を傷つけない時期に枝を間引いたり刈り込んだりして理想の樹形を作りましょう。

適切な剪定は病気や害虫の被害を受けにくくすることにもつながります。この記事を参考に育て方に合わせた正しい剪定をおこないましょう。

トキワマンサクの剪定方法

トキワマンサクは樹形が乱れづらい木ですが、放っておくと葉はどんどん茂ってしまいます。蒸れによって病害虫被害にあうなどの悪影響を防ぐためにも、適度な剪定は忘れずにおこないましょう。

剪定に適した時期は5~6月です。それ以降の剪定は枝につく花芽を傷つけるおそれがあるので、おこなわないようにしましょう。

剪定に使う基本的な道具は、以下の5点です。それぞれどのようなものがよいか選び方のポイントもご紹介しますので、参考にしてください。

・ハサミ
さまざまな種類があるので、トキワマンサクの大きさやご自身の手の大きさなどに適応するものがおすすめです。

・手袋
作業時に手が滑って道具を落としたり、ハサミで手を切ってしまったりすることがないように着用しましょう。

・掃除道具
剪定後の片づけまでスムーズにおこなうために、用意しておくことをおすすめします。

・癒合剤
傷口となる切り口塗ります。チューブ状のものを購入すれば手が汚れません。

・脚立
3~6mほどに大きく成長している場合は、腕を伸ばしただけでは上部の剪定ができないので、脚立が必要になります。

剪定するトキワマンサクに太い枝が多くある場合は、上記のほかに剪定用のノコギリを使用するのもおすすめです。

以上の道具がそろったら、剪定作業を始めましょう。ただし、庭木と生垣では剪定方法が異なるので注意してください。

庭木の場合

庭にシンボルツリーとしてそのまま地植えしている場合は、枝の混みあっている部分を間引き剪定する必要があります。1本だけ飛び出すように伸びている徒長枝や枯れている枝を根元から切断して枝を減らしましょう。

また、幹の近くに短い枝が密集して生えていることがあります。これも不要な枝にあたるので、間引いて幹周辺の風通しをよくしておいてください。

生垣の場合

生垣にしている場合は、好きな形に剪定していきましょう。基本的には芽を出す力の強い木で、太い枝のいたるところから発芽します。ただし、伸びてくる枝をすべて伸ばさなくてはならないわけではないので、太い枝でも邪魔なものがあれば大胆に切断して大丈夫です。

しかし、形をつくるだけの剪定ではお手入れ不足なので、枝葉の混みあっている部分は枝を間引くようにしましょう。

また、しっかりとした四角など形にこだわると花芽のつく枝も剪定しなければならないことがあります。花と樹形どちらも大事にしたい場合は、枝先を切り込まずに枝の分かれ目で丁寧に剪定するのがおすすめです。

剪定だけじゃない!トキワマンサクを育てる4つのポイント

トキワマンサクは、4月~5月の開花時期になると、4枚の細いリボンのような花びらが枝先に6~8輪集まるように咲いて株全体を覆います。

現在トキワマンサクとして出回っているのは、1972年に中国で発見された「ベニバナトキワマンサク」という濃いピンク色の花が特徴的な変種が多いです。しかし、花の色は白いものもあるので、これから栽培を考えている方は、品種名をよく見て購入しましょう。

そして、そんなトキワマンサクを健康的に育てるためには、剪定だけでなく適切な方法での栽培が必要となります。ここでは4つの項目に分けてトキワマンサクの栽培方法を解説しますので、ぜひお手入れの参考にしてください。

日当たり

トキワマンサクは耐陰性があるため、日陰でも成長はします。しかし、日光が不足すると間延びして花色の悪いやや不健康な木に成長してしまうおそれがあるでしょう。

また、暖かい場所を好み寒さに弱いという特徴があり、東北や北海道などの冬の寒さが厳しい地域では育たないといわれています。

このような理由から、なるべく冷たい風の当たらない日当たりのよい場所で栽培するのがおすすめです。

水やり

トキワマンサクが根付くまではたっぷりと水をあげる必要があり、根付いてからの水やりの頻度は地植えか鉢植えかによって変わります。

・地植えの場合
基本的に水やりの必要がなく、降雨のみで大丈夫です。ただし、暑い時期に晴天が続くなど土が乾ききってしまう場合があるので、その際は水をやるようにしてください。

・鉢植えの場合
土の表面が乾いたら水やりをします。

土と肥料

トキワマンサクは水はけのよい土を好みます。鉢植えで育てる場合は土を自分で配合することができるので、赤玉土や腐葉土などを混ぜ合わせて有機質な土壌を用意しましょう。

肥料は、地植えの場合は2月ごろに有機質の肥料を株元の周辺に埋め、鉢植えの場合はそれに加えて3月ごろに緩効性の肥料を与えるのがおすすめです。

さらに、成長状態や花つきが悪い場合は、9月ごろにも有機質の肥料を与えてみるとよいでしょう。

病気や害虫の対策

トキワマンサクは、病害虫に強い樹木です。そのため、過剰に気にして対策をする必要はないといわれています。

しかし、まったく被害にあわないというわけではありません。カイガラムシが棲みついてしまったり細菌性の病気にかかったりするおそれはあります。

もしも被害にあってしまったら、殺虫剤を散布したり虫をこすり落としたりして害虫を駆除しましょう。病気の場合は被害にあった場所を切り取って処分すれば解決することが多いです。

しっかりと駆除や被害をうけた箇所の処分をおこなったら、樹木の消毒や害虫予防の薬剤散布などをして、再発防止につとめましょう。

トキワマンサクの生垣をスカスカにしないコツ

トキワマンサクは、葉の密度が高いため生垣に適した植物です。可愛らしい花を咲かせるので、目隠しとしてだけでなく外からの景観を彩るものにもなります。

しかし、正しいお手入れができていなかったり成長不足だったりすると、生垣がスカスカになってしまうことがあるのです。

まず、トキワマンサクはしっかりと植えた場所に根付くまでに2~3年ほどかかります。最初から密度の高い生垣になるわけではないので、植えてから間もない場合は、大きく成長するまで待ちましょう。

そして、剪定の頻度も重要です。理想の高さになるまではあまり剪定をせず、樹高が高くなるのを待ちます。理想の高さまで成長したら主幹が上に伸びないよう剪定をして、枝葉が横に広がるようにしていきましょう。

また、密集させすぎずに少し間隔を開けてトキワマンサクを植えるという生垣の作り方をすることもあります。多少外から様子が見えるような生垣を作りたい場合は、植え付けの際の間隔を広げてみるのもよいかもしれません。

こういった生垣のバランスを整えるのは、植物の栽培に慣れていないと難しい場合があります。理想の生垣づくりができるかどうか心配な方は、後述するメリットや費用を参考にして、プロへの依頼も検討してみましょう。

剪定はプロに依頼するという選択肢もある

植物を育てることは、簡単ではありません。剪定以外にも水やりや肥料、害虫や病気など気をつけなければならないことはたくさんあります。

そして、そのすべてをご自身の手でおこなうのは時間も取れず難しいという場合があるでしょう。そういった場合に頼りになるのが剪定のプロです。

なんでも自分で解決しようとするのではなく、必要に応じてプロの力を借りるということも視野に入れてトキワマンサクの栽培を楽しみましょう。

業者依頼のメリット

プロである業者への依頼は、自分でお手入れするよりも費用がかかってしまいます。「わざわざ依頼をするメリットって何だろう」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、業者に依頼をするメリットは思いのほか多いのです。

時間の節約

トキワマンサクを育てている方のなかには、働かれている方や家事に追われている方も少なくないでしょう。ご多忙の合間にトキワマンサクのお手入れをするというのは、非常に大変です。

しかし、そういった悩みは業者に依頼することで解決できます。業者が作業をしている時間は自由に時間が使えるので、その間に仕事や家事はもちろん、趣味の時間を設けることもできるでしょう。

身体的負担がない

お手入れのなかで、剪定はとくに負担の大きい作業です。長時間外に出て、地道に枝を切っていかなくてはなりません。身体を労わりたい方にとっては、なるべく避けたい作業でしょう。

こういった身体的負担の大きい作業を業者に任せることで、日ごろの仕事などで疲れている身体を労わることができます。

剪定は頻繁におこなうような作業ではありません。普段のお手入れは自分でおこなうようにして、剪定だけお任せするという手段もあるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

失敗するリスクが少ない

剪定を上手におこなうことができれば、トキワマンサクは元気に育ちます。しかし、失敗してしまうとかえって健康を害することもあるのです。また、樹形が乱れて景観を悪くするおそれもあるでしょう。

しかし、作業に慣れているような業者であれば、トキワマンサクを傷めることなく美しく剪定するノウハウがあるため、より安全・的確な剪定をおこなってくれるでしょう。

少しでも自分で剪定をおこなうことに不安を感じている場合は、その不安が迷いとなって剪定失敗につながらないよう、プロに作業を任せることをおすすめします。

業者選びでチェックしておきたいのは2点

業者を選ぶときには、2つのポイントがあります。そのポイントを抑えて選ぶことで、より安心できる業者を見つけることができるでしょう。

見積りが明確か

内訳の明確な見積りは、依頼者にとって理解しやすいものです。疑問点があれば質問や相談をして事前に解決することができるでしょう。

しかし、見積りが曖昧だとどのような作業にいくらかかるのか理解することは困難です。よくわからないまま作業を依頼して後日追加料金を請求されることも考えられます。

そのため、内訳が明瞭な見積りを出してくれる業者を選び、追加料金がかからないかどうかなど、気になる点は事前に確認しておくようにしましょう。

依頼者に寄り添ってくれるか

業者依頼をする際に、初めて剪定を依頼する方はわからないことも多いと思われます。そんなとき、依頼者に寄り添って悩みを聞き、真摯に対応してくれるような業者でなければ、安心して作業を任せることはできないでしょう。

そのため、丁寧な言葉遣いをしているかどうかや簡単な受け答えをする際にぶっきらぼうな対応をしないかなどを相談の際に確認しておくことが重要です。

小さな疑問や不安にもわかりやすい説明をしてくれるなど、心から安心して依頼しようと思える業者を選択しましょう。

剪定を依頼した場合の費用目安

プロに剪定を依頼した場合は、剪定をおこなう樹木の樹高や植え方などによって費用が変わります。

樹高 費用(1本あたり)
3m以下 2,988円
3~5m 6,860円
5~7m 15,624円
7m以上 別途見積り

※剪定業者9社のホームページなどに記載されている料金の平均値を算出したものです。

植え方 費用(1mあたり)
生垣 2,166円
植え込み 900円

※剪定業者6社のホームページなどに記載されている料金の平均値を算出したものです。

これ以外にも、作業にかかる時間や人数で費用を決めている業者もあります。詳しい費用が知りたい場合は、見積りをとりましょう。少しでも安く依頼したければ、3~5社ほどから見積りをとって比較検討するのもおすすめです。

まとめ

トキワマンサクは生長力があり、萌芽力に優れている木です。樹形は自然に整い、基本的にはお手入れが少なくてすむ木ですが、まれに害虫・病気の被害にあうこともあります。枝葉が混みあって病害虫の被害にあわないよう、適度に剪定をおこないましょう。

また、健康的なトキワマンサクを栽培するには、剪定だけでなく育て方も大切です。有機質の肥料を与えて日当たりのよい場所で育ててあげましょう。

お手入れや剪定に不安を感じる方やお忙しくて時間が取れないという方は、業者に作業を依頼をするという手もあります。その際は、複数の業者から見積りをとって比較をする相見積りをすることで、より安い業者を選ぶことができるでしょう。

ただし、見積りは無料でとれる業者と有料の業者があります。弊社の加盟店には、見積りを無料でおこなっている業者もあるので、業者探しに不安がある方はぜひご相談ください。

※掲載金額は記事作成時のもので、消費税を含んでおりません。


植木栽培・販売はプロに相談

【生活110番】は国内最大級の暮らしの「困った」を解決する業者情報検索サイトです。 140ジャンルを超える生活トラブルを解決するプロたちを掲載しています。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

生活のお困りごとは、なんでもご相談ください。

植木栽培・販売のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

植木栽培・販売の記事アクセスランキング

植木栽培・販売の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧