
庭の雑草予防に有効的な防草シートですが、作業が大がかりになることから敬遠している方もいるのではないでしょうか。じつは、適切に防草シートを選んだり、前準備をおこなったりすれば自力でも施工することができるのです。
このコラムでは庭に敷く防草シートの選び方や敷き方、メンテナンスや補修方法についてご紹介します。防草シートだけでなく、その上に敷くものについても紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

失敗しない防草シートの選び方
庭に敷く防草シートは、必要とする用途に合ったものを選ぶことが重要となります。用途に合ったものでないと期待した効果が得られない場合がありますし、必要以上の性能を持つ防草シートだと、費用が高くなってしまうことも考えられるでしょう。
失敗しない防草シートの選び方については、以下のとおりです。
機能
防草シートにおける機能性の違いとしては、おもにシートの強度や遮光性、透水性などが挙げられます。たとえば、人や自動車などの出入りが多い場所に設置する場合は、強度が高いシートを選ぶべきでしょう。
また、光を遮断する性能が高いと、防草シートの下にある雑草は光合成が難しくなり、うまくいけば枯らせることも可能です。そのため、雑草が生えてくるリスクを少しでも減らしたい方は、遮光性が高いものを選ぶことをおすすめします。
また、だいたいの防草シートは水をよく通すのですが、土が雨水などで流れるのを防ぎたいときは、透水性が低いものを使用するとよいでしょう。ただ、透水性が低いと水たまりが防草シート上にできやすくなったり、費用が高めになったりするという点にはご注意ください。
種類
シートの機能だけでなく、シートの作り方についても種類があります。それは、格子状に繊維が織られている織布と、フェルトのように繊維が絡まりあってできている不織布です。
織布は引っ張りに強く、価格が控えめな傾向があります。そのため、強度が必要となる場所や、広い範囲に防草シートを敷きたいときにおすすめです。しかし、強力な雑草については織目の隙間から突き出てくるおそれがあります。
もし、徹底的に防草したい場合は、強力な雑草も防ぐことができる不織布がよいでしょう。こちらは織布よりも繊維の隙間が細かいため、雑草が飛び出しにくいものとなっているのです。ただし、こちらは織布よりも引っ張りに弱いものが多いことや、値段が高くなりやすいことに注意してください。
お庭に防草シートを敷く手順とポイント
庭に防草シートを敷くときは、まず邪魔な雑草や石などを取り除きましょう。これらのゴミが残っていると防草シートに隙間ができやすくなるため、そこから光や種が入りこんで雑草が生える危険性があるからです。
また、敷いた後は防草シートをピンで固定することも重要となります。防草シートとしての効果を発揮するには、風でめくれないようにしておきたいのです。もし、ピンで空けた穴から雑草が生えるのが心配な方は、専用の粘着テープをピンの上から貼るとよいでしょう。
そして、防草シートどうしが重なる部分についても注意が必要です。この部分は隙間ができやすいため、10cm以上重ねてからピンや専用のテープで止めるようにしてください。
防草シートの上にはなにを敷く?
防草シートで雑草対策をしたとき、地面に直接シートをかぶせていることから見た目が気になる方もいるでしょう。そういった方は、以下でご紹介するものを敷くのがおすすめです。
砂利
庭で防草シートの上に敷くものとして、よく使用されているのが河川敷などで見かける砂利です。ただ、砂利といっても味気のない小石だけでなく、鮮やかに彩った化粧砂利などもあります。砂利にはさまざまな種類がありますので、独自の庭を作りたい方におすすめです。
人工芝
見た目を緑豊かにしたい方は、人工芝がおすすめです。砂利よりもコストは高くなりやすいですが、芝生を敷いているような見た目にすることができます。また、天然芝よりも手入れの負担が少ないので、メンテナンスに時間をかける余裕がない方にもよいでしょう。
天然芝
一応ですが防草シートの上に土を重ねれば、天然芝を敷くこともできます。ただし、シートの上に敷いた土から雑草が生えることがありますので、防草効果はあまり期待できないでしょう。そのため、天然芝を敷きたい方は防草シートを使用せずに、地面に直接植えるほうがよいかもしれません。
メンテナンスと補修方法
商品にもよりますが、庭で防草シートを長く使い続けるには定期的なメンテナンスや補修が大切です。敷いた後はそのまま放置すればよいわけではありませんので、整備方法を知っておくとよいでしょう。
防草シートのメンテナンスとしては、まず上に乗っている異物などを取り除きます。防草シートの上に土や砂ぼこりが積もっていくと、そこから雑草が生えてくる危険性があるからです。もし、雑草が生えてしまっているときは早めに引き抜いておき、被害が広がるのを防ぎましょう。
また防草シートが破れていたりめくれていたりした場合は、隙間を埋めるようにピンを打ち込むか、粘着テープで保護します。もし、どちらの補修方法でも難しいほど破けている場合は、新しい防草シートで該当する箇所を張り直しましょう。ハサミなどで破れた部分をきれいに切り取り、新しい防草シートを重ねて貼ることで補修することができますよ。
まとめ
庭用の防草シートを選ぶときは、シートの機能や種類について注意しましょう。商品によって強度や遮光性、透水性などが異なりますし、シートが織布か不織布なのかでも費用や防草効果が変わってくるからです。
そして、防草シートを敷くときは石や雑草などを取り除いてからおこなったり、ピンや専用のテープで止めたりするとよいでしょう。とくにシートが重なる部分は、10cm以上重ねてから固定することをおすすめします。
また、防草効果を保つためにはメンテナンスが大切です。そのため、定期的に異物を取り除いたり、破れやめくれを補修したりするようにしましょう。もし、こういった防草シートの設置やメンテナンスが難しい場合は、業者に任せるのもひとつの方法です。
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