自動販売機の電気代は安い?何本売れれば元が取れるのか

2021.4.30

自動販売機の電気代は安い?何本売れれば元が取れるのか

街を見渡してみれば、必ずといっていいほど自動販売機が目に飛び込んでくるものです。海外でも高い評価を受けている日本の自動販売機ですが、じつは設置するのはそれほど難しいものではありません。管理体制によっては、初期費用も不要なことさえあるのです。

それを聞くと「自分で自動販売機を設置して副収入を得よう!」と考える方もいるかもしれません。ですがちょっと待ってください。自動販売機を運用するには電気代が必須であり毎月一定の売り上げを出さないと、赤字状態に陥ってしまうでしょう。

そこで今回は、自動販売機の電気代について解説します。上手な運用をすることができれば、それなりの副収入を得ることも夢ではないかもしれません。

自動販売機の設置に必要なものは土地と電気代

繁華街に出ればどこを見渡しても目に入るように、日本には自動販売機があふれています。その数は全国でおよそ300万台以上といわれ、年間で約4兆円もの売り上げを出しているそうなのです。

ここまで自動販売機が普及している理由のひとつとして、一般の方でも簡単に設置できるという点を挙げることができます。電源と設置スペースさえあれば自動販売機会社への申請が通り次第、誰でも設置することができるのです。

自動販売機はどうやって利益を出す?

自動販売機の管理方法には、「フルオペレーション」と「セミオペレーション」の2つが存在します。管理者に分配される利益や負担する費用などが異なってくるので、想定できる売り上げや時間の余裕などを考慮したうえで、どちらを選ぶのか検討するようにしましょう。
 

フルオペレーション

フルオペレーションは、業者に自動販売機の運用を一任する管理方法です。商品の補充や定期清掃、故障の修理といった作業を、すべて業者が代行してくれます。管理者が提供するのは自動販売機を置くための土地と電気代だけなので、非常に少ない負担で運用が可能です。

しかし管理者の手元に入るのは利益の20%程度となります。当然ながら手元に入る利益が自動販売機の電気代を下回るのであれば、赤字運用になってしまうでしょう。どこに設置すれば効率よく商品を販売できるのか、場所選びが重要となってきます。
 

セミオペレーション

セミオペレーションは、運用を管理者本人がおこなう管理方法です。ゴミの管理や定期清掃、故障の修理や品揃えの検討など、管理のほとんどを自分でおこなわなければいけません。しかし利益をすべて管理者が受け取ることができるため、フルオペレーションに比べて収益性は高いといえるでしょう。

管理の一切を管理者がおこなうセミオペレーションは、負担が大きい管理方法となります。また自動販売機を購入する必要があるため、初期費用もかかってしまいます。ですがうまく商品を売り出すことができれば、フルオペレーションより多額の利益を受け取ることができるでしょう。
 
日本の自動販売機事情

自動販売機の電気代はいくら?

日本全国の自動販売機の消費電力は、2000年までの段階で約80億kWhといわれており、これを家庭の電力単価24円/kWhで換算すると、年間で約2,000億円もの電気代がかかっていることになります。では、もし私たちが自動販売機の管理をおこなうことになった場合、1台あたり何円の電気代を負担する必要があるのでしょうか。

自動販売機1台の電気代

自動販売機の電気代は、節電タイプのものだと月に約2,000~3,000円はかかるといわれています。サイズや内部のシステムの違いなどで差は出てきますが、おおよそこのくらいのようです。ちなみに、旧来のものだと約5,000~8,000円もの電気代が必要でした。

また冬の時期になると暖かい飲料を販売することが多くなるため、商品を温めるためのヒーターを使う必要が出てきます。そのため冬の電気代は、夏より少々高くなる傾向にあるのです。

何本売れば電気代をまかなえる?

もし管理方法にフルオペレーションを選んだ場合、売り上げの20%を利益として受け取ることができます。そのため、130円のジュース1本につき26円の利益になるでしょう。毎月の電気代を3,000円と仮定すると、115本以上でようやく黒字となる計算になりますね。

1か月に115本がノルマになった場合、1日に4~5本売れれば達成可能な計算になります。一見すると簡単に思えますが、無数の自動販売機が立ち並んでいる現状では場所や品揃えに工夫を凝らさないと、目標を達成できないかもしれません。

自動販売機の省エネも進んでいます

なぜ最近の自動販売機は電気代が安いのかというと、省エネ化が進んだからにほかなりません。省エネ化すれば使用電力も少なくなるので、その分電気代がお得というわけです。この項目では、そんな自動販売機の省エネ機能についていくつか解説していきましょう。

自動販売機の学習機能

  
最近の自動販売機には、商品が売れやすい時間帯と販売傾向を学習する機能が備えられています。たとえば、「日中はよく売れるから温度をしっかり調節しよう」と考えるようになり、「深夜はあまりものが売れないからほどほどの電力で管理しよう」となるわけです。

また販売傾向も併せて学習することで、「この時間帯はこの商品がよく売れる」というデータを導き出すことができます。それによって品揃えを改良することにつなげられ、より多くの利益を出すことにつながるのです。

ピークカット機能

  
ピークカットとは、もっとも電力消費が激しい正午過ぎの時間帯に電力消費を集中させない機能です。電力消費が少ない午前中にあらかじめ内部を冷やしておき、ピーク時間帯は冷却機能をストップさせます。これにより、電力が集中的に使われることを防ぎ、省エネに貢献することができるのです。

ノンフロン

  
ノンフロンとは、冷却に用いていた代替フロンをやめ、ヒートポンプ式に切り替えていくことを指します。エコキュートなどにも使われているヒートポンプ式は、空気の熱でものを温める技術であり、これにより電気代を約30%カットすることに成功しているそうです。

もともと自動販売機には冷媒としてフロンが使われてきました。しかし、フロンの多用による環境破壊が指摘されるようになってからは、代わりに代替フロンを活用してきました。そして最近では、その代替フロンの使用もやめ、ヒートポンプ式に切り替わっています。

自動販売機の省エネも進んでいます

自動販売機でより利益を出すには?

先ほども触れたように、自動販売機は全国でおよそ300万台以上設置されているとされています。ただ何も考えずに設置するだけでは、高い収益は見込めないでしょう。

重要なのは場所や品揃え

とにもかくにも、自動販売機は人目につく場所に設置しなければなりません。人が来ない場所に置いても誰も購入しないため、ただ電気代がかさむばかりに終わってしまいます。そのため以下のような場所に設置すると、売り上げに期待できるかもしれません。
 

・付近に学校があり、学生がよく通学に使う道
・周辺にコンビニやスーパーがない住宅地
・近くに公園やレジャー施設がある場所
・会社や事務所が立ち並んでいる地域

 
またセミオペレーションの場合、品揃えにも気を配る必要があるでしょう。たとえば公園の周辺に自動販売機を設置した場合、スポーツドリンクを販売するようにしておけば、公園で運動している人が購入してくれるかもしれません。

電気代をより節約するには?

節電技術の向上によって、自動販売機にかかる電気代も少なくなりました。しかしながら、より電気代をカットしたいと考える方も多いでしょう。以下のような方法なら、自動販売機の電気代を節約することができるかもしれません。
 

電力会社を変えてみる

電力会社を別の企業に変えることで、自動販売機の電気代を安くすることができるかもしれません。2016年4月から一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになったため、現在も多くの企業がさまざまな料金プランを提示しています。ご家庭の電気代を節約できるチャンスでもあるので、一度さまざまな料金プランを調べてみるのがよいでしょう。
 

複数の業者を比較しよう

自動販売機を取り扱っている企業はいくつもあり、それぞれ必要になる電気代などが違ってきます。ですので、自動販売機を設置したいときには、複数の業者のホームページや資料に目を通し、より利益を上げられそうな業者を選ぶのをおすすめします。
 

まとめ

自動販売機大国ともよばれることがある日本では、非常に簡単に自動販売機を設置することができます。商品の入荷や定期清掃などを業者が代行する管理方法もありますが、それでも自動販売機の電気代は、管理者本人が負担する必要があります。

毎月の電気代より稼ぐことができないと、自動販売機を設置した意味がありません。ですので、どういった場所に設置すれば効率よく商品を売ることができるのか、よく考えるのが大切でしょう。セミオペレーションの場合は、理想の品揃えについても考察するのも重要です。

また、毎月かかる電気代の負担を少しでも減らしたいなら、近年登場している省エネな自動販売機を選ぶと、電気代の節約になるでしょう。また、電力会社を選び直したり、複数の業者を比較したりするのも、電気代削減につながるかもしれません。

自動販売機設置を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番 」「自動販売機設置業者 」をご覧ください。

この記事を書いた人
編集者:ほりい
パソコンに詳しく、複雑な作業も難なくこなす。パソコンだけでなく自宅のインテリアにもこだわっており、経験を生かした記事作りをおこなう。

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