お焼香にも回数や方法に違いがあるの?宗教や宗教による違いとは

2021.4.30

お焼香にも回数や方法に違いがあるの?宗教や宗教による違いとは

お葬式などに参列したとき、たいていの場合お焼香をおこなうでしょう。しかしお葬式はあまり回数を重ねるものでもありませんし、お焼香などのマナーについても周りを見ながら守ることが多いでしょう。そのような場で焦らないためにも、日ごろからマナーなどを知っておくことは重要かもしれません。

今回はお焼香にどのような意味があるのか、どのようにおこなうのか、また回数の違いや方法について紹介いたします。

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お焼香とは

お焼香に回数などの決まりがあるのは知っていても、その由来は知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お焼香は仏教において仏の功徳をたたえ、また逝去された方を弔うために、仏前で香をたいて拝むことをいいます。

由来はインドにもともとあった習慣で「心身の穢れを取り除き、清らかな心で仏に手を合わせる」ということを目的としていたようですが、昔、インドで労働者たちが説法を聞きに来たときに、体臭などがひどかったため香をたくようになったといわれています。

それが現在は遺体の臭いを消すという意味も加わり仏教伝来とともに日本にも伝わりました。その際に焼香をするという習慣がついたといわれています。また仏の住む浄土の香りを表現したものでもありつつ、本来の心身を清めるという意味もあるとのことです。

お焼香の行い方やマナー

お焼香は回数や行い方にマナーがあります。焼香には座った状態で行う「座礼」と祭壇に向かって立った状態で行う「立礼」があります。また読経中に行う「回し焼香」もあります。また抹香の際に額にお香を近づける動作を「押しいただく」といいます。

焼香は一般的に通夜やお葬式でおこなわれます。通夜や法事の場合は線香が用いられることが多く、お葬式のときは抹香が用いられます。また焼香の順番は喪主や親族が終わってから、一般参列者がおこないます。

お焼香の回数や宗派の違い

ではお焼香の回数には仏教の宗派や宗教によって違いはあるのでしょうか。実は仏教の宗派でも、その回数には違いがあります。

仏教

・浄土真宗本願寺派
 回数は1回で、押しいただきません。線香の場合は1本を数本に折って寝かせます。

・真宗大谷派
 回数は2回で、押しいただきません。線香の場合は1本を数本に折って寝かせます。

・浄土宗
 回数は1~3回で、1回か3回押しいただきます。線香は1~3本立たせるか寝かせます。

・真言宗
 回数は3回で、1回だけ押しいただきます。線香は3本立たせます。

・日蓮宗 
 回数は1~3回で、1回もしくは3回押しいただきます。線香の場合は1~3本立たせます。

・曹洞宗
 回数は2回で、1~2回押しいただきます。線香の場合は1本立てます。

・天台宗
 回数は3回で、押しいただくことと線香については決まりがありません。

・臨済宗
 回数は1回で、押しいただくことと線香については決まりがありません。

では仏教以外にも、お焼香はあるのでしょうか。実は神道やキリスト教ではお焼香の文化はありませんが、代わりになるような習慣があります。
      お焼香の回数や宗派の違い
      

神道

お焼香の代わりに玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式が行われ、榊(さかき)に紙垂(しで)を付けた「玉串」を供えます。

キリスト教や無宗教

キリスト教や無宗教の場合はお焼香の代わりにカーネーションなどの花をたむけます。献花といわれています。

線香によるお焼香

お焼香には回数の違いのほかに、線香のお焼香もあります。座っておこなう座礼と立っておこなう立礼があり、線香の場合は座礼がほとんどです。

座礼

・焼香台の前で、座布団に座るまえに遺族と僧侶に一礼します。

・数珠を手にかけてろうそくで線香に火をつけ、火は息を吹きかけたりせず手であおいで消します。線香をほかの線香につかないように香炉にたてます。

・合掌し、遺族に一礼して立ち上がり席にもどります。
      線香によるお焼香

抹香によるお焼香

以下ではお焼香の回数も含めてご紹介します。抹香の場合は座礼と立礼があります。

座礼

・焼香台の前で、座布団に座るまえに遺族と僧侶に一礼します。

・数珠を左手に持ち、右手の親指、人差し指、中指で香を少量つまみ、目をつむり、頭を少し下げて額の高さまでお香をかかげ、香炉におとします。

・その回数に決まりはありませんが、3回の場合が多いです。人数が多い場合などは1回でもよいでしょう。

・合掌し、遺族に一礼して立ち上がり席にもどります。

立礼

・遺族、僧侶に礼をしますが、左右両方に礼をします。

・遺影にも礼をし、軽く合掌をします。

・数珠を左手に持ち、右手の親指、人差し指、中指で香を少量つまみ、目をつむり、頭を少し下げて額の高さまでお香をかかげ、香炉におとします。

・その回数に決まりはありませんが、3回の場合が多いです。人数が多い場合などは1回でもよいでしょう。

・再度合掌します

・前方を向いたまま2~3歩さがり僧侶と遺族に礼をします。

回し焼香の場合

回し焼香の場合も、焼香の回数も含めてご紹介します。

回し焼香

・香炉が回ってきたら、前方にかるく会釈をして自分の前に置きます。

・遺影に向かって軽く合掌します。

・数珠を左手に持ち、右手の親指、人差し指、中指で香を少量つまみ、目をつむり、頭を少し下げて額の高さまでお香をおしいただき、香炉におとします。

・その回数に決まりはありませんが、3回の場合が多いです。人数が多い場合などは1回でもよいでしょう。

・合掌します。

・両手で香炉を次の人にわたします。

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まとめ

このようにお焼香の回数にも宗派や宗教によって違いがあり、またお焼香自体にも種類があります。ご自身の宗派や宗教で、その場で失礼のないようなお焼香をたくことが大切です。なお、「葬儀の服装で気をつける点は?マナー違反にならない装いとは 」ではお葬式での服装のマナーもご紹介していますので、ご参考ください。

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この記事を書いた人
編集者:ほりい
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