日本ではまだ認知度が低い遺体保存のための【エンバーミング】とは?

2021.4.30

日本ではまだ認知度が低い遺体保存のための【エンバーミング】とは?

現在、火葬場不足が問題になっていることをご存知でしょうか。首都圏を中心に、人口に対して火葬炉が少ないためこのような問題が起きています。地域によってはこれまで避けられてきた「友引」の日にも火葬場を稼働させるところも出てきました。

この火葬場不足により、本来なら2,3日でよいところを、時期によっては一週間も「火葬待ち」をしなければならないこともあるそうです。

しかし一方で、この火葬待ちをきっかけにある技術が注目されつつあります。
海外では一般的なその技術とはいったい何なのでしょうか。

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遺体保存の方法は

そもそも、火葬待ちの状態のとき、遺体はどのようにしているのでしょうか。もちろん、そのまま放置していたのではどんどん変色や変形をしていってしまいます。どのようにして、遺体保存を行っているのでしょう。

ドライアイス

日本で最も一般的なものが、ドライアイスによる遺体保存です。遺体の腹部、内蔵の上にドライアイスを置いて冷やすことにより保存します。このドライアイスは一1個が重さ2.5キログラムほどのものを一度に4個使用します。費用は4個1セットで1万円程度です。一日に1回交換が必要なので、単純計算で一日1万円、遺体保存に必要ということになります。

エンバーミング

このドライアイスに対して注目を集めているの「エンバーミング」と呼ばれる遺体保存技術です。海外では一般的な技術で、遺体を消毒洗浄してから、ポンプを使って血液と防腐液を入れ替えます。長期保存どころか、半永久的な遺体保存が可能です。

保冷施設

保冷施設に遺体を保管するという方法もあります。自宅にも葬儀場にも保管できない場合、遺体の状態を保つために室温が保たれた保冷庫が備えられている保冷施設に預けます。

エンバーミング(遺体保存技術)とは?

先ほど上がったエンバーミングについて詳しく書いていこうと思います。
エンバーミング(遺体保存技術)とは前述にもあるように、遺体を半永久的に保存できる技術です。防腐剤によって遺体を冷やし続ける必要がなくなり、普通な状態で遺体を保存することができるようになります。

また、闘病によって痩せこけた頬をふっくらさせたり、傷を化粧によって隠したりする、オイルやクリームを塗布して皮膚の乾燥を防ぐなど、生前の状態に近づけることが可能です。
故人の服装やメイクを再現することにより、生前の元気だった頃の姿を演出することができ、その姿はあたかもただ眠っているだけかのように見えるそうです。
      エンバーミング(遺体保存技術)とは?

エンバーミング(遺体保存技術)の必要性

ドライアイス等、冷やすことによる遺体の保存では、変色や変形はどうしても避けることができません。前述にもあるように火葬待ちの状態が1週間も続いたりしてしまいますと、夏場はどうしても遺体が傷んできてしまいます。

エンバーミングは一度処置してしまえば、半永久的な遺体の保存が可能なため、そのような心配をする必要がなくなります。
また、遺体保存についてばかり挙げていますが、生前の元気だった頃の姿を再現できることができる点もエンバーミングの利点といえます。

お別れの前に、最後に、もう一度故人の綺麗な顔を見ることができることは遺族にとってとても大切なことでしょう。
            エンバーミング(遺体保存技術)の必要性

遺体のメークアップとは違う

遺体のメークアップをするという、「死に化粧」とエンバーミングは全くの別物です。死に化粧は「遺体を整えてきれいにする」ことを目的としています。薄く化粧をしたり、髭を整えたりはしますが、あくまで遺体自体をどうこうするものではありません。

対してエンバーミングは「遺体自体に手を加えること」です。体内の血液と防腐剤を入れ替えたり、切開を行ったりもします。その一方で体を損なわれた場合でもある程度までの修復がでるなど、より生前の姿に近づけることが可能です。

死に化粧は、遺体をきれいにすること。そして、エンバーミングはきれいに遺体保存をすることを目的としているのです。

日本では認知度の低いエンバーミング

1994年に「日本遺体衛生保存協会(IFSA)」が設立され、エンバーミングへの取り組み、エンバーマー(エンバーミング処置を行う人)の育成が行われていますが、エンバーミングに関する法律がまだないなど、日本ではまだまだ認知途上といったところです。

女優の檀蜜さんがエンバーマーの資格を取得するなど、話題になることもありましたが、エンバーマー資格がまだ国家資格に認定されていないなど今後の対応を期待されている状況です。

一方で海外では一般的なもので、アメリカをはじめとした欧米諸国では90%以上がエンバーミング処置をおこなっているというデータもあり、文化の違いが見受けられる部分でもあります。

この文化の違いには、海外の土葬、日本の火葬、といった点にもあるかもしれません。
火葬によって遺体を灰にして魂を天に送るという日本の文化では、遺体保存の技術は必要ないのではないかという声も上がるようです。
      日本では認知度の低いエンバーミング

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まとめ

いかがでしたでしょうか。遺体を半永久的に保存できるという技術、エンバーミング。火葬場不足となっている昨今では必要性が高まってくるかもしれません。
また、エンバーミングをすることによって故人との別れをより思い出深いものにできるかもしれませんね。

しかし、まだまだ日本では認知度が低いうえに、処置できる人も少ないことが現状です。
火葬文化のある日本では死に化粧を施してご遺体を送り出します。
この死に化粧もプロの業者が行うことがほとんどです。

エンバーミングにしろ、死に化粧にしろ、故人を美しいままに思い出のうちにとどめておきたいという願いの表れのような気がします。文化の違いがあれど、気持ちよく故人を送り出すことが一番の目的だからです。
処置を丁寧にしてもらえる、信頼できる業者を見つけることが大切でしょう。

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この記事を書いた人
編集者:りな
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