
原産国で栄養や安全性に差があるわけではないからこだわりを持つ必要はない
「国産ドッグフードのほうが安心!」
「なんとなく国産ドッグフードのほうが良さそう」
とお考えの方もいますよね。
しかし、ドッグフードは原産国で栄養や安全性に差があるわけではないので、こだわりを持つ必要はありません。
原産国よりも、添加物の有無や食材の産地が明確なフードを選ぶことが大事です。
ドッグフードは、最終的に加工された場所が日本であれば「国産」と表示できます。
つまり海外の原材料を使っていても、日本で加工すれば国産ドッグフードと言えてしまうのです。
そのためドッグフードのパッケージで原産国だけを見るのではなく、しっかり原材料の産地を確認し、「国産の食材」を使っていると証明できているフードを選びましょう。
以下はレガリエというドッグフードの原材料で、食材の産地が記載されているのが分かります。
出典:レガリエドッグフード公式
原材料に関する情報が少なすぎるドッグフードは、本当に国産かどうかすら怪しいですし、商品としての信頼性も低いです。
そこで、今回は国産外国産問わず、安全性が高いドッグフードを10種ご紹介していきます。
※レガリエは現在「犬猫生活」としてリニューアルされています。
![]() 彦坂 道子先生 |
【この記事の監修者 彦坂道子先生について】
■保有資格・出身大学 ■主な活動・取り組み |
目次
国産にこだわるなら気にするべきポイント
「どうしても国産ドッグフード」にこだわりたい方のために、具体的にどういうところを見て選べばいいのか、ポイントをご紹介します。
- 添加物がなるべく少ないフードを選ぶ
- 適量の穀物が含まれている国産ドッグフードを選ぶ
- 食材の産地が明確なフードを選ぶ
1.添加物がなるべく少ないフードを選ぶ
良質な国産原材料を使っていることに加え、添加物の有無も見ることでより安全性の高い国産ドッグフードを選ぶことができます。
商品の品質を保つために防腐剤はドライフードには必要ですが、着色料・香料・甘味料といった添加物は犬にとって不要です。
また人工添加物に頼らず、犬に影響が少ないオーガニック素材を使って安全性に配慮した国産ドッグフードもありますので、添加物の有無には注目すべきです。
▼ 無添加のドッグフードを愛犬に与えたい方は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。国産外国産問わず、無添加ドッグフードを中心にご紹介しています。
2.適量の穀物が含まれているドッグフードを選ぶ
国産のドッグフードは、グレインフリーではなく大麦や玄米などの穀物が適量含まれているものが多いです。
小麦やトウモロコシ、玄米や大麦といった穀物は、炭水化物として犬にとっても大切な栄養源です。
もちろん小麦アレルギーなどがあれば避けるべきですが、グレインフリーだからダメ!ということはありません。
炭水化物とタンパク質も十分含まれていて、栄養バランスが整ったフードが理想的です。
参照:ペット栄養学会誌
3.食材の産地が明確なフードを選ぶ
信頼性が高いドッグフードを選ぶには、食材の産地が明確であることも大事です。
先ほどご紹介した馬肉自然づくりというドッグフードは、鹿児島県産の鶏肉、福岡県産の玄米など、「どこ産の食材を使用しているか」明記しています。
どんな食材を使っているか記載しているドッグフードは、信頼性が高く愛犬に安心して与えることができます。
やっぱり国産!こだわる方におすすめのドッグフード
国産のドッグフードは非常にラインナップが豊富ですが、なかでも以下の基準を満たしたドッグフードを厳選しています。
また栄養バランスが整っていて余計な人工添加物が少ないフードで、原材料の産地が明記されているドッグフードは安全性を高く評価しています。
評価基準
- ●原材料の産地が明記されている +25点
- ●余分な人工添加物を使っていない +25点
- ●栄養バランスが優れている +25点
- ●食いつきアップの工夫がされている +25点
おすすめ国産ドッグフードランキングTOP10
厳選した国産ドッグフードのなかでも、より商品として信頼性が高く、安心して愛犬に与えられるものをご紹介します。
いずれも栄養バランスが優れているドッグフードですが、順位高く評価しているドッグフードは、食いつきアップの工夫がされていたり、独自のメリットが強い商品です。
※取り上げるドッグフードについては、国産ドッグフードとして安全性が高いものを、トリマー経験がある筆者の主観で選んでいるため、より安全性が高く良い商品を見つけたタイミングでラインナップは入れ替わります。
1位:ナチュロル(ドライフード)
- ●被毛に良いビタミンCがたっぷり!毛並みにお悩みのトイプードルやマルチーズにおすすめ
- ●100円で食いつきテストができるからお得!
- ●「長寿を目指せるフード」というコンセプトがあるが、根拠はない。
- ●特典は定期購入以外ではあまり得ることができない。
信頼性 | 75 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥3,300 / 850g |
主原料 | 牛肉(北海道・兵庫県産)、鶏肉(兵庫県産)、馬肉(カナダ産)、魚肉(兵庫県産) |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
ナチュロルは、なるべく食品添加物を使わず安全なフードを届けるため、国内製造にこだわりをもち、ほとんど国内産で新鮮な食材を使っています。
さらに愛犬の健康に効果が期待できるビタミンCをたっぷり配合し、良質なタンパク質とあわせて愛犬の被毛をサポートします。
内容量が少なめなところはありますが、小型犬の長毛犬種・トイプードルやロングコートチワワ・マルチーズなど、毛並みの維持が重要な子におすすめの国産ドッグフードです。
2位.レガリエ(ドライフード)
- ●小型犬向けに食べやすさもカロリーも調節されている!トイプードルやチワワにピッタリ
- ●完全無添加で余分な添加物一切なし!天然素材のみなので安心度は特に高いフード
- ●新鮮だが色んな原材料が入っているので、アレルギーが心配な方は確認を!
- ●無添加な分賞味期限が短いので、しっかり食べきれる量を購入すること。
信頼性 | 100 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥6,028 / 850 × 2袋 |
主原料 | 鶏肉(宮崎・熊本産)、牛肉(オーストラリア・ニュージーランド産)、魚肉(金沢港で水揚げされたもの) |
対応犬種・年齢 | 室内小型犬(体重10kg以下)・全年齢対応 |
レガリエはニュージーランドやオーストラリア産の牛肉を使っていますが、その他の原材料は国産素材を使った信頼性高いドッグフードです。
グレインフリーで添加物不使用なので、愛犬の消化に徹底配慮しています。
また、粒が小さめで室内飼いの小型犬に合わせてカロリーや栄養が調節されていて、トイプードルやチワワ、マルチーズなどの超小型犬におすすめの国産ドッグフードです。
3位:馬肉自然づくり(ドライフード)
- ●低脂肪高タンパクな馬肉中心なので、体重が気になる愛犬におすすめ
- ●粒は固めなので、顎をしっかり鍛えたい成犬にもおすすめ
- ●良質でも玄米・大麦は多めに配合されているので、穀物アレルギーには少し注意
- ●初回割引はあるが、1kgの内容量に対して値段が少し高め
信頼性 | 100 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥3,300 / 1kg |
主原料 | 馬肉(熊本産)、鶏肉(鹿児島産)、玄米(福岡産) |
対応犬種・年齢 | 全犬種・成犬以上対応 |
馬肉自然づくりは、高タンパク&低脂質の馬肉たっぷりで、愛犬の身体作りを効果的にサポートします。
穀物である玄米が含まれていますが、ビタミン・食物繊維を補うため適量です。
そのため決してお肉だけが詰まったフードではなく、バランスもしっかり取れているのもポイント。
4位.Dr.ケアワン(ドライフード)
- ●初回34%offで割引は大きめ
- ●添加物を徹底して使っていないので安全性が高い
- ●食いつきをアップさせる工夫が少ない
- ●涙やけなどをケアしてあげるフードなので絶対治るわけではない
信頼性 | 75 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥3,300 / 800g |
主原料 | 鶏肉(鹿児島産)、玄米(福岡産)、大麦(熊本産) |
対応犬種・年齢 | 全犬種・生後12ヶ月以降対応 |
Dr.ケアワンは、アレルギーの原因となる悪い添加物不使用で、消化吸収を良くするために玄米や大麦を配合しています。
さらに抗酸化成分があるポリフェノールも配合し、免疫力を高めて病気にかかりにくい身体作りをサポート。
内容量800gに対して3,300円(税込)と少し値段が高いですが、初回のみ1袋当たり2,178円(税込)(×3袋)で購入でき、フードの内容に満足できなかったときに返金が可能な「30日間返金保証」制度(初回の方限定)もありますよ。
5位.UMAKA -美味華-(ドライフード)
- ●小麦グルテンを不使用でアレルギーに配慮
- ●100%国産の鶏肉が主原料だと証明できているフード
- ●グレインフリーではない
- ●野菜が少なめで栄養バランスは他のフードに比べて劣る
信頼性 | 100 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥5,478 / 1.5kg |
主原料 | 鶏肉(九州産華味鶏100%) |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
UMAKA -美味華- のドッグフードは、株式会社トリゼンフーズの銘柄鶏である「華味鳥(はなみどり)」を100%使用した総合栄養食のドッグフードです。
またUMAKA-美味華- も良質なかつおぶしの良い香りがするのが特徴で、食いつきの良さも期待できます。
そんな高級ドッグフードであるUMAKA-美味華- ですが、初回のみ3,278円(税込)(通常価格5,478円(税込))でお試しできる定期購入コースを実施しています。
6位.YumYumYum!(ヤムヤムヤム・ドライフード)
- ●かつおとこんぶ出汁のうまみ成分たっぷりで、高い食いつきが期待できる
- ●原材料の生産者の顔がわかるから安心感が高いフード
- ●国産ドッグフードなので、外国産のほうが安心する方は不安
- ●多頭飼いの場合は、1袋の量が少なく感じる
信頼性 | 75 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥3,558 / 500g |
主原料 | 鶏肉(宮崎産)、かつお節(鹿児島産) |
対応犬種・年齢 | 全犬種・生後2ヶ月以降対応 |
ヤムヤムヤムは、原材料の生産者の顔写真と名前が載っているので、国産ドッグフードとしての信頼性が高いです。
小粒タイプのフードなので小型犬が食べやすく、「かつお節と昆布出汁の良い香り」で高い食いつきが期待できます。
ドライフードと少し柔らかいタイプのセミドライタイプを、好みに合わせて選べるのも魅力。
7位.このこのごはん(ドライフード)
- ●低脂肪な動物性タンパク質がたっぷりのフード
- ●乳酸菌配合で体臭改善効果が期待できる
- ●「グルテン」フリーで、「グレイン」フリーではない
- ●魚も含まれているので、苦手な子は食いつきが悪い恐れがある
信頼性 | 75 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥3,850 / 1kg |
主原料 | 鶏肉(九州産)、鹿肉(北海道産)、まぐろ(静岡産) |
対応犬種・年齢 | 小型犬・生後2ヶ月以降対応 |
このこのごはんはトイプードル、チワワなどの小型犬に多い「におい」「毛並み」「涙やけ」の3大お悩みをサポートするのに適したドッグフードです。
とくに約90種類以上の栄養素が含まれているスーパーフード「モリンガ」や、腸内環境を整える役割を持つ「乳酸菌」も使用されているため、栄養が豊富で愛犬の成長をうながしてくれるフード。
また、「定期コース」を申込むと初回は送料無料、15%OFFの¥2,980(税別)で購入することができます。
8位.犬心 糖&脂コントロール(ドライフード)
- ●初回無料で試せるので、食いつきチェックが安心してできる。
- ●糖質と脂質が調整されており、脂が気になる愛犬にピッタリ。
- ●「特別療法食」との記載があるので、必ず担当獣医師に相談を。
- ●おいしさの元である脂質が少ないので、好みが分かれる。
信頼性 | 75 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥2,860 / 1kg |
主原料 | 牛肉、鶏肉、馬肉 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
犬心 糖&脂コントロールは、「クッシング症候群」「膵炎」「甲状腺機能低下症」「高脂血症」「胆泥症・堪能粘液嚢腫」「糖尿病」「メタボ・肥満」に配慮した、無添加国内製造のフードです。
食いつきが心配な方でも初回お試し無料なので、気軽に食いつきがチェックできます。
9.iDish(アイディッシュ・ドライフード)
- ●涙やけ・関節サポート・便秘など、あらゆる悩みを解決したい愛犬におすすめ
- ●初回50%以上の大幅な割引きがうれしい
- ●原材料の産地が明確で安心感が高い
- ●他のフードに比べてコスパが少し悪い
- ●内容量少なめなので、どちらかというと小型犬向け
信頼性 | 100 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥4,378 / 500g |
主原料 | 鶏肉(九州産)、魚肉(石川産) |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
iDish(アイディッシュ)は、愛犬家と共同開発され「本当に人間が食べられるヒューマングレード」を目指して作られたドッグフードです。
消化にやさしい小粒タイプで小型犬でも食べやすく、人工添加物不使用・完全無添加なのが安心できますね。
主な原材料には厳選された九州産の鶏肉や季節ごとに獲れる石川県産の魚が使用され、フードとしても信頼性が高いです。
栄養価がとくに高いため、子犬からシニアまで一貫して与えられる万能さもiDish(アイディッシュ)の魅力です。
10位.サクラペットフード(ドライフード)
- ●800g小分けになっているので、与えない分は新鮮なまま保存できる
- ●ビーフが主原料なので、食いつきの期待は大きい
- ●栄養価の高さについては若干他のフードに劣る
- ●初回特典があまりないので、実際の食いつきを試しずらい
信頼性 | 75 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥2,178 / 800g |
主原料 | 国産ビーフ |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
サクラペットフードは、国産ビーフを主原料としていて高い食いつきと腸内環境を整えるのに最適な腸内菌バランスを実現し、愛犬の健康を体の内部から手軽にサポートできます。
消化器の負担を減らすため、穀物を極力使っていません。
国内製造で常にできたてを届けるようにしているので、防腐剤も不使用で安全性も高いです。
外国産ドッグフードでも良いなら、おすすめはこちら
外国産のドッグフードには、日本では作れないユニークで最新技術が詰まっています。
日本では手に入りづらい新鮮で珍しい食材を、現地で加工・輸入することで、国産には真似できない面白いドッグフードを購入することができます。
また、栄養バランスや添加物の有無はもちろんのこと、以下の点に注目して評価しています。
評価基準
- ●日本向けに特別に製造しているか +20点
- ●パッケージに日本語解説があるか +20点
- ●日本以外の国で愛用されているか +20点
- ●ライフステージ別になっているか +20点
- ●日本に相談窓口があるか +20点
おすすめ外国産ドッグフードランキングTOP5
1位.ブッチ(ウェットフード)
- ●800gの小分けになっているので、与えない分は新鮮なまま保存できる
- ●AAFCOによる分析試験により「総合栄養食」として認定され、栄養バランスが良い
- ●一度にたくさん食べたい子におすすめ
- ●1食ごとに切り分ける必要がある
- ●冷蔵庫で保存する必要がある
信頼性 | 80 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | (初回注文)¥3,000 / 800g × 3 |
主原料 | ビーフ33%、ラム25%、チキン18.5%、にんじん、大豆、ココナッツ、米 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
ブッチドッグフードは、パッケージの工夫により添加物・保存料不使用を実現しています。
また、ウェットフードなので水分が効果的に摂取でき、缶詰ではないので「ゴミ出しもラク」という実用性も備えています。
さらに、ブッチは味が違う3種類をセットで購入できるため、毎回食事に変化を付けたい飼い主さんにもおすすめです!
2位.カナガン(ドライフード)
- ●関節サポート成分がダントツ豊富!関節の悩みがある子におすすめ。
- ●小粒のドーナツ型で小型犬がしっかり噛み砕ける。トイプードル・チワワなど超小型犬にもおすすめ
- ●初回割引きがなく、値段がちょっと高め
- ●栄養バランスが取れているため、切り替えの際一時便が緩くなることがある
信頼性 | 80 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥4,356 / 2kg |
主原料 | 骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
カナガンドッグフードは、イギリスが原産国で栄養バランスに優れています。
食物繊維豊富なサツマイモも配合していて、腸にも配慮されています。
タンパク質が豊富に含まれているフードをお探しの飼い主さんにおすすめです。
3位.モグワン(ドライフード)
- ●チキンとサーモンどちらも配合されているので、魚かお肉か迷っている方どちらにもおすすめ
- ●チキンとサーモンメインで香りが高い!フードの食いつきが悪い子にもおすすめ
- ●初回特典が少ないので、初めてでも通常価格になってしまう
- ●フード切り替え時に一時的に便が緩くなることがある
信頼性 | 80 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥4,356 / 1.8kg |
主原料 | チキン&サーモン56%、サツマイモ、エンドウ豆、りんご、バナナ、海藻 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
モグワンは動物性タンパク質豊富で、栄養バランスが取れているフードです。
主原料に肉と魚両方を使用しているので、お肉とお魚どちらが良いか迷っている方に両方おすすめできるドッグフードです。
4位.アランズ(ドライフード)
- ●原材料が計9種類!アレルギーが多い子におすすめ。
- ●ラム肉中心だから牛・豚アレルギー対策もしっかりできる。
- ●ラム肉が苦手な子は食いつかない可能性もある。
- ●割引きが定期購入のみ。
信頼性 | 80 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥4,356 / 2kg |
主原料 | ラム40%(生ラム肉25%・乾燥ラム肉10%・ラムオイル4%)サツマイモ、そら豆、ハーブミックス |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
アランズは原材料が9種類のみでありながら、栄養バランスもしっかりとれているドライフードです。
そのため、特定の食材にアレルギーを持っている子はしっかり避けることができます。
とくに牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類にアレルギーがある子におすすめです。
5位.ピッコロ(ドライフード)
- ●チキングレイビーでおいしさUP!
- ●シニア用給与量の記載がある。
- ●オメガ3オメガ6脂肪酸配合。
- ●食いつきチェックのためのサンプルなどがない。
- ●低カロリーではないので肥満に注意。
信頼性 | 80 / 100点 |
価格(税込)/ 内容量 | ¥4,356 / 1.5kg |
主原料 | 骨抜きチキン生肉29%、骨抜き生サーモン20%、乾燥チキン13%、サツマイモ、じゃがいも、エンドウ豆 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・シニア犬対応 |
ピッコロは今回ご紹介するなかで、唯一シニア犬向けに栄養が調節されているドッグフードです。
運動量が少なくなってくるシニア犬の肥満を気遣ってあげることができ、シニア期に入った愛犬の切り替え用フードとしておすすめです。
国産ドッグフードの表記に注意
たとえば、フードに外国の素材を使っていても、製造地が国内であれば「国産ドッグフード」として販売することは可能なのです。
製造地が外国だから悪いというわけではありませんが、「国産だと偽ってない?」と少し怪しくなりますね。
ただ、日本よりも海外に自社工場をもったほうがコストを削減することができ、その分原材料にもっとこだわれる、という考えの企業も存在します。
反対に、日本で製造されているものでも原材料の産地不明なフードも存在するため、しっかり製造地や食材の産地が明確な国産ドッグフードを選びましょう。
安全を確認するために、細かい素材の情報は公式サイトで確認したり、メーカーに直接問い合わせて確認するのもありですね。
ドッグフードに関する3つの疑問
ドッグフードでよくグレインフリーやヒューマングレード、といった言葉を聞きますよね。
カンタンに説明すると穀物不使用で人間でも食べられる素材を使用している、ということなのですが、こういった素材を使っているドッグフードが本当に安全かというとじつはそうでもないのです。
1.グレインフリーだから安全とは限らない
グレインフリーとは「穀物を使用していない」ことをいいます。
記事の前半でも触れていますが、穀物、とくに小麦に多く含まれている「グルテン」というタンパク質の一種は、犬がアレルギーを引き起こす恐れがあるため、避けたほうがよいと言われています。
また、本来肉食の犬は穀物の消化が苦手なため、なるべく摂らずにすむグレインフリーが良い、という説もあります。
たしかに一部の穀物はアレルギーを引き起こす原因となるものもありますが、すべてが危険というわけではありません。
低アレルゲンである玄米や大麦には、消化器官をサポートし、腸内環境を整える働きがあるため、栄養面を充実させるために犬も摂取したほうがよいものもあるのです。
参照:犬と猫の栄養成分辞典
アレルギーが心配なら穀物は避けたほうが賢明ですが、適切に調理された穀物は愛犬の良質な栄養源となるので、グレインフリーのドッグフードじゃないから絶対危険というわけではありません。
2.フードの添加物表記について
ドッグフードのパッケージの原材料表は、ペットフード安全法という法律で原材料をすべて表記する義務があるのです。
しかし、ドッグフードのパッケージに書かれている「無添加」という表記は、一部の添加物を使用していないだけで「無添加」と言っている場合もあります。
「無添加」= 添加物がまったく入っていない、とは限りません。
また、危険だといわれる酸化防止剤や香料・着色料・甘味料などの化学合成物質は、ペットフード安全法内の「基準規格等」にて定められた量以下の使用しか認められていません。
基準以上の量が入っているドッグフードは「危険」と判断することもできます。
成分規格 | ||
分類 | 物質等 | 定める量(μg/g) |
添加物 | エトキシキン・BHA・BHT | 150(合計量) 犬用にあたっては、エトキシキン75以下 |
亜硝酸ナトリウム | 100 | |
農薬 | グリホサート | 15 |
クロルピリホスメチル | 10 | |
ピリミホスメチル | 2 | |
マラチオン | 10 | |
メタミドホス | 0.2 | |
汚染物質※ | アフラトキシンB1 | 0.02 |
デオキシニバレノール | 2(犬用) 1(猫用) |
|
カドミウム | 1 | |
鉛 | 3 | |
砒素 | 15 | |
BHC(α-BHC、β-BHC、γ-BHC及びδ-BHC、の総和をいう) | 0.01 | |
DDT(DDD及びDDEを含む) | 0.1 | |
アルドリン及びディルドリン | 0.01 | |
エンドリン | 0.01 | |
ヘプタクロル及びヘプタクロルエポキシド | 0.01 | |
その他 | メラミン | 2.5 |
※汚染物質:環境中に存する物質であって、意図せず愛玩動物用飼料中に含まれるものをいう ※規定する成分の販売用ペットフードにおける含有量を算出するにあたっては、そのペットフードの水分含有量を10%に設定する ※亜硝酸ナトリウムは平成27年2月20日から適用 |
参照:環境省ペットフード安全法内『「基準規格等」[1]成分規格の表』
また酸化防止剤は、天然由来成分のものを使用しているドッグフードもあります。
原材料表内の酸化防止剤のあと、下記のように天然由来成分の表記があるドッグフードは愛犬に影響が少ない成分で製造されています。
- ●ミックストコフェロール(ビタミンE)
- ●アスコルビン酸(ビタミンC)
- ●クエン酸
- ●ローズマリー抽出物など
3.ヒューマングレードに惑わされない
ヒューマングレードとは、ドッグフードに使用されている原材料の素材が「人間でも食べられるグレードのものを使っている」ことをいいます。
ですが、そもそもヒューマングレードの定義は曖昧です。
実際にヒューマングレードのドッグフードなら人間が食べられるわけでもないですし、ドッグフードとして絶対安全ともいえません。
ヒューマングレードという言葉に法的な根拠はないので、パッケージにヒューマングレードと書かれているから「安全!」と判断せず、やはり原材料や栄養などを見て選ぶのが望ましいです。
国産ドッグフードの安全性確保のための法律
平成21年6月より、日本でも愛がん動物用飼料の安全を確保するための「ペットフードの安全性の確保に関する法律」が施行されています。
この法律は、主にペットフードの製造・輸入・販売を行う事業者向けのものとなっています。
「愛玩動物用飼料の成分規格等に関する省令」によりペットフードの基準・規格が定められました。
販売用ペットフードには、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(1)販売用ペットフードの名称(犬用又は猫用)
(2)原材料名(原則的に添加物を含む全ての原材料を表示)
(3)賞味期限
(4)事業者の氏名又は名称及び住所
(5)原産国名(最終加工工程を完了した国)
「表示の基準」が義務付けられたことで、ペットフードを購入するときに原産国や原材料も一目でわかり選びやすくなり、自身で良質な国産ドッグフードを吟味することもできます。
良質な国産ドッグフードの選び方まとめ
国産ドッグフードは、パッケージやHPなどにしっかり食材の産地が掲載されていて、主原料も良質な肉や魚が使われているものが理想的です。
加えて、添加物が最小限で、関節サポート成分や愛犬の毛並み維持に効果的な栄養が配合されているものを選びましょう。
また、グレインフリーのフードだから100%安全だということはなく、牛肉や鶏肉など肉類などのアレルギーにも注意しなければいけません。
そして「どうしても国産ドッグフードじゃなきゃだめ!」というこだわりがないなら、外国産ドッグフードを選ぶのも選択肢の一つです。
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