
長年連れ添った愛犬が7歳~10歳と高齢になり、白髪が増えたり、あまり運動しなくなったりしたら、より一層健康面に気遣ってあげたいですよね。
とくに食事は愛犬の毎日の健康維持のために、注意してあげたいところです。
シニア犬に合ったドッグフードを選ぶには、動物性タンパク質や脂質・カロリーの量に注目するほか、栄養バランスが整ったものを選ぶことが大事になります。
シニア犬の関節や皮膚の健康維持が期待できる成分が配合されているものもおすすめです。
そこで、今回はシニア犬のドッグフードの選び方から与えるときの注意点、安全性にも配慮されたおすすめのフードをご紹介します。
ピッコロ
カロリーと脂質控えめ!シニア犬にピッタリの栄養バランスとカロリーのフード
モグワン
オメガ脂肪酸が豊富!皮膚や毛並みに悩むシニア犬におすすめ
アカナ シニアドッグ
低カロリーの鶏肉使用!体重に悩むシニア犬におすすめ
目次
- シニア犬用を選ぶ4つのポイント
- ドッグフード20種を比較
- おすすめのドッグフードランキングTOP10
- 1位:低カロリー・低脂質でシニア犬の健康維持におすすめの【ピッコロ】
- 2位:食物繊維が豊富で皮膚や毛並みの維持にこだわった【モグワン】
- 3位:低GI&低カロリーの鶏肉中心の【アカナ シニアドッグ】
- 4位:小型犬のシニアでも食べやすい【カナガン】
- 5位:程よい柔らかさで噛む力が弱くても食べれる【ヤムヤムヤム シニア&ライト】
- 6位:原材料9種類のみでアレルギー対策が可能な【アランズ】
- 7位:小型犬に合った栄養バランスで国産フードの【レガリエ】
- 8位:新鮮な肉&魚で香りが強い【オリジン シニア】
- 9位:小型犬の涙やけやニオイなどが改善可能な【このこのごはん】
- 10位:高い消化吸収率で少食でも栄養が取れる【ファインペッツ】
- 新しいフードに切り替えるタイミング
- 成犬用フードとの違いは?
- フードを与える時に注意すること
- フードを食べないときの対処法
- 身体への負担が少ないドッグフードを選ぼう
シニア犬用を選ぶ4つのポイント
シニア犬のドッグフード選びは成犬のときとはまた違い、重視すべきポイントが以下の4つです。
- 栄養バランスの整った総合栄養食
- 低脂質・低カロリーのフード
- 関節・皮膚に良い成分が豊富なフード
- 余計な添加物が少ないフード
1.栄養バランスの整った総合栄養食を選ぶ
シニア犬は成犬のときに比べると消化機能が低下し、食が細くなることもあります。
少量しか食べられなくても、日々の健康維持を手助けするために栄養バランスの整った総合栄養食を選びましょう。
総合栄養食は毎日の主な食事として与えることを目的に、水とフードで健康維持が可能な栄養が含まれ、ペットフード公正取引協議会が定めた試験をクリアしたものです。
必要な栄養基準を満たし、実際に給与試験をしたうえで出しているので、栄養が偏ることなく健康を維持可能です。
参照:ペットフードの種類 その2 使用目的別の分類-大島誠之助
2.低脂質・低カロリーのフードを選ぶ
シニア犬は年齢を重ねるにつれて筋肉量が減り、代謝も落ちてきます。ドッグフードで肥満にならないように、低脂質・低カロリーのものを選びましょう。
シニア犬の肥満は内蔵機能や関節部分に大きな負担をかける恐れがあり、シニア犬の足腰への影響を少なくするためにも、日常的にケアが大切です。
無理やり食事を減らしてダイエットしても、必要なカロリーや栄養を取ることができず、健康維持が難しくなります。
またドッグフードのメインの栄養素であるタンパク質も、少なめが良いです。
シニア犬が高タンパク質のものを摂取し続けると、腎臓に負担を与えてしまうことがあります。
高齢犬にはタンパク質を過剰に与えるのはよくないとされています。
なぜなら、加齢とともに弱まっていく内臓機能に対し、高タンパク質の食事は肝臓や腎臓に負担がかかり過ぎると考えられているからです。
しかし、腎臓疾患に罹っていない高齢犬においては、タンパク質を低く抑えた食事は筋肉の喪失や免疫力の低下、骨粗鬆症をひき起こしかねないということが懸念されます。
こなか動物病院より引用
3.関節・皮膚に良い成分が豊富なフードを選ぶ
関節や皮膚が気になるときは、関節サポート成分の「グルコサミン・コンドロイチン・MSM」や、皮膚の健康維持に良いとれている「オメガ3脂肪酸」が含まれているドッグフードがよいです。
このオメガ3はどの子にも摂ってもらいたいほどたくさんの効果が期待されるものです。抗炎症効果、脳の加齢抑制、心臓・腎臓の保護作用、関節炎の緩和、がん患者さんのQOLの向上、悪液質の改善、高脂血症の改善、アトピー性皮膚炎などの皮膚炎の改善などなど・・・
必要な栄養を与えつつ、皮膚の炎症や足腰に負担のかかりやすいシニア犬を日々サポートしてあげることができます。
4.余計な添加物がなるべく少ないフードを選ぶ
ドッグフードのなかでもドライフードは、基本賞味期限を延ばすために保存料が配合されています。
つまり完全無添加のドッグフードというのはほぼ存在せず、ある程度は添加物が含まれているものばかりです。
しかし着色料や香料といった添加物は「摂取して問題ない」成分であっても、シニア犬の健康に影響を与えてしまう場合もあります。
そのためシニア犬の健康に最大限配慮するなら、なるべく無駄な添加物が少ないフードを選んであげることが大切です。
ただ、なかには天然由来の成分やペットフード用に作られた比較的安全な添加物を使用しているものもありますよ。
ドッグフード20種を比較
ドッグフードには「シニア犬専用」など、年齢や犬種に合わせて栄養価を調節している商品がありますが、専用フードを選べば良いというわけではありません。
より効果的にシニア犬の健康をサポートするには、安全性や栄養バランスを意識して選ぶことが大事です。
先ほどご紹介した「タンパク質・低脂質・低カロリー」「添加物」「関節や皮膚のサポート成分」を基準に、市販で売られているドッグフードとプレミアムフードの計20種を比較してみました。
商品名 | タンパク質・脂質・カロリー(100gあたり) | 添加物 ※保存料は除く |
関節・皮膚サポート成分 |
![]() ※シニアドッグ |
33.0% 14.0% 345.00kcal |
不使用 | 〇 |
![]() |
22.0% 13.0% 342.00kcal |
オーガニック素材のみ | × |
![]() ※シニア |
38.0% 15.0% 363.00kcal |
不使用 | 〇 |
![]() |
33.0% 17.0% 361.25kcal |
オーガニック素材のみ | 〇 |
グラン・デリ ※7歳~ |
20.0%以上 5.5%以上 335.00kcal |
着色料 pH調整剤 |
× |
このこのごはん | 21.5% 7.5%以上 342.00kcal |
不使用 | × |
サイエンス・ダイエット ※高齢犬用 |
18.7% 15.3% 336.00kcal |
不使用 | 〇 |
ジェーピースタイル ※7歳~ |
18.0%以上 8.0%以上 330.00kcal |
不使用 | × |
![]() |
22.5%以上 7.5%以上 354.00kcal |
不使用 | 〇 |
![]() |
32.0% 15.0% 355.00kcal |
オーガニック素材のみ | 〇 |
ピュリナワン ※7歳~ |
28.0%以上 13.0%以上 379.00kcal |
不使用 | 〇 |
ファインペッツ | 27.10% 16.0% 440.00kcal |
不使用 | 〇 |
プロプラン | 25.0%以上 8.0%以上 327.00kcal |
不使用 | 〇 |
ペディグリー ※7歳~ |
18.0%以上 9.5%以上 335.00kcal |
pH調整剤 | 〇 |
マイビット ※7歳~ |
16.5%以上 6.0%以上 300.00kcal |
着色料 | × |
メルディーコート ※高齢犬用 |
17.5%以上 9.0%以上 約325.00kcal |
不使用 | × |
モアソフト ※高齢犬用 |
18.5%以上 8.0%以上 322.00kcal |
膨張剤 | 〇 |
![]() |
30.0% 12.0% 363kcal |
オーガニック素材のみ | 〇 |
![]() ※シニア&ライト |
20.6% 6.1%以上 320kcal |
不使用 | 〇 |
![]() |
28.0%以上 10.0%以上 440.00kcal |
不使用 | 〇 |
商品名 | タンパク質・脂質・カロリー(100gあたり) | 添加物 ※保存料は除く |
関節・皮膚サポート成分 |
20種類のドッグフードを比較してみると、「タンパク質・脂質・カロリー」や添加物、サポート成分の有無に違いがあることがわかりますよね。
シニア犬の消化の負担や健康を考えると、タンパク質は低めで余計な添加物が少なく、関節サポート成分も豊富なドッグフードが理想的です。
シニア犬向けとして販売されている市販フードでも、プレミアムドッグフードと栄養価で差があります。
おすすめのドッグフードランキングTOP10
先ほど20種類のドッグフードを比較したなかでも、シニア犬のドッグフードとして特に相性がいいものを以下の厳選理由を重視したうえで、10種類ご紹介していきます。
厳選理由水とドッグフードだけで健康維持に必要な栄養が取れる総合栄養食。また低カロリー・低脂質でタンパク質が高すぎず、シニア犬の消化機能への負担が少ないものを高く評価しています。
1位:低カロリー・低脂質でシニア犬の健康維持におすすめの【ピッコロ】
- ●消化に悪い原材料少なめ!消化不良にお悩みのシニア犬におすすめ
- ●シニア犬向けに低カロリー・低脂質で必要な栄養が調節されているフード
- ●関節サポート成分が豊富!足腰が心配なシニア犬にもおすすめ
主原料 | 鶏肉、サーモン | タンパク質 | 32.0% |
脂質 | 15.0% | カロリー(100g) | 約355.00kcal |
穀物 / 添加物 | ペットに影響がすくないオーガニック素材のみ | ||
関節サポート成分 | グルコサミン1,780mg/kg・MSM1,780mg/kg・コンドロイチン硫酸1,250mg/kg | ||
内容量 / 価格(税込) | 1.5kg / 4,356円 |
ピッコロは7歳頃のシニア犬に合うように必要な栄養価が調節され、鶏肉とサーモンをメインに低脂質・低カロリーに抑えられているドッグフードです。
シニア犬でも消化しやすいように食物繊維や、足腰のサポートとして期待されている成分も多く入っています。
またチキンとサーモンメインで香り高いフードなので、食いつきアップも期待できるのが魅力です。
2位:食物繊維が豊富で皮膚や毛並みの維持にこだわった【モグワン】
- ●オメガ3脂肪酸をたっぷり配合!皮膚や毛並みに悩むシニア犬におすすめ!
- ●ヒューマングレードの食材が使われたレシピで、健康的な身体作りが可能
- ●無添加・グレインフリーで消化機能に優しいフード
主原料 | 鶏肉、サーモン | タンパク質 | 30.0% |
脂質 | 12.0% | カロリー(100g) | 約363.00kcal |
穀物 / 添加物 | ペットに影響がすくないオーガニック素材のみ | ||
関節サポート成分 | グルコサミン・MSM・コンドロイチン(内訳記載なし) | ||
内容量 / 価格(税込) | 1.8kg / 4,356円 |
モグワンの詳細をチェックする!
モグワンは人間でも食べられる食材を使い、シニア犬の消化器官に優しい無添加・グレインフリーのドッグフードです。
主原料のサーモンには皮膚や毛並みの健康維持に期待されているオメガ3脂肪酸や、野菜などの食物繊維が豊富で消化器官にも優しいです。
また公式サイトでは、モグワンを飽きないようなトッピングレシピを公開しています。季節や体調に合わせて味を変えてあげられるのもよいですね。
3位:低GI&低カロリーの鶏肉中心の【アカナ シニアドッグ】
- ●7歳以上の全犬種向きの栄養バランス!体重や筋肉量にお悩みのシニア犬におすすめ!
- ●低GI・低カロリーの鶏肉を多く使用
- ●魚や野菜をまるごと使い、身体の内側からしっかりサポートできる
主原料 | 鶏肉 | タンパク質 | 33.0% |
脂質 | 14.0% | カロリー(100g) | 約345.00kcal |
穀物 / 添加物 | 不使用 | ||
関節サポート成分 | グルコサミン1500mg/kg・コンドロイチン900mg/kg(以上) | ||
内容量 / 価格(税込) | 340g / 880円、2kg / 4,290円、11.4kg / 14,410円 |
アカナのシニアドッグは7歳以上の全犬種を対象に、シニア犬が理想的な身体・体重を維持しやすいように栄養バランスが整えられているドッグフードです。
主原料に血糖値が上がりにくい低カロリーの鶏肉を使用しており、関節や腸内環境に良い食材が豊富に使われています。
そして血糖値の上昇に配慮して、小麦などの穀物やジャガイモが使われていないのも特徴のひとつです。
4位:小型犬のシニアでも食べやすい【カナガン】
- ●小粒タイプで口が小さな子でも食べやすい。小型犬のシニアにおすすめ!
- ●胃腸への負担が少ないサツマイモや、免疫力の維持が期待されるハーブを配合
- ●関節サポート成分が豊富で、足腰が心配なシニア犬にもおすすめ
主原料 | 鶏肉 | タンパク質 | 33.0% |
脂質 | 17.0%以上 | カロリー(100g) | 約361.25kcal |
穀物 / 添加物 | ペットに影響がすくないオーガニック素材のみ | ||
関節サポート成分 | グルコサミン1000mg/kg・MSM1000mg/kg・コンドロイチン700mg/kg | ||
内容量 / 価格(税込) | 2kg / 4,356円 |
カナガンは低カロリーな鶏肉メインで、小型犬でも食べやすいように小粒タイプのドッグフードです。
原材料には胃腸の負担を和らげる食物繊維が豊富な野菜や、免疫力維持・リフレッシュ効果のあるハーブ類が含まれ、全体的にバランスも良いです。
また食べづらそうなときは、ふやかして与えやすくできるフードでもあります。
5位:程よい柔らかさで噛む力が弱くても食べれる【ヤムヤムヤム シニア&ライト】
- ●程よい硬さのセミモイストフード!食いつきが悪いシニア犬におすすめ
- ●消化が負担にならないよう低脂肪の鶏肉(ささみ)を多めに使用
- ●フードに水分も含まれているので水分補給も可能
主原料 | 鶏肉 | タンパク質 | 20.6% |
脂質 | 6.1%以上 | カロリー(100g) | 320.00kcal |
穀物 / 添加物 | 大麦、玄米 | ||
関節サポート成分 | コンドロイチン蛋白複合体(サメ軟骨抽出物)・グルコサミン | ||
内容量 / 価格(税込) | 400g / 2,310円、800g / 4,073円 |
ヤムヤムヤムは、低脂肪の国産の鶏ささみ肉を使い、シニア犬の消化機能への負担が少ないドッグフードです。
腸内環境や関節に良い成分はもちろん、旨味成分が豊富なしいたけ・昆布といった食材も配合して香りを高くし、食いつきアップの工夫をしています。
またドライフードに比べて、水分量が多いセミモイストタイプのフードなので、あまり水を飲まず脱水症状が心配なシニア犬に相性抜群です。
6位:原材料9種類のみでアレルギー対策が可能な【アランズ】
- ●原材料が計9種類。食物アレルギーが多いシニア犬におすすめ
- ●低脂肪なラム肉メインだから、体型維持にもおすすめ
- ●腸内環境をサポートする食物繊維がたっぷり配合
主原料 | ラム肉 | タンパク質 | 22.0% |
脂質 | 13% | カロリー(100g) | 347.00kcal |
穀物 / 添加物 | ペットに影響がすくないオーガニック素材のみ | ||
関節サポート成分 | なし | ||
内容量 / 価格(税込) | 2kg / 4,356円 |
アランズは低アレルギー・低カロリーなラム肉を始め、サツマイモやレンズ豆など計9種類の食材のみを使った全犬種対応のドッグフードです。
使用している原材料は少ないですが、ビタミンやミネラルなどの栄養素が高い食材ばかりで、しっかりシニア犬に必要な栄養バランスが取れます。
また無添加・グレインフリーなので、あらゆるアレルギーが心配なシニア犬にも相性がよいドッグフードです。
7位:小型犬に合った栄養バランスで国産フードの【レガリエ】
- ●小型犬に合うように栄養バランスを設計。小型犬のシニアにおすすめ!
- ●無添加・グレインフリーでシニア犬の消化器官への負担が少ない
- ●原材料の産地が明確。国産の食材を使用したフード
主原料 | 鶏肉、牛肉、魚肉 | タンパク質 | 28.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 | カロリー(100g) | 347.00kcal |
穀物 / 添加物 | 不使用 | ||
関節サポート成分 | なし | ||
内容量 / 価格(税込) | 1.7kg / 6,028円 |
レガリエは体重10kg以下の室内飼い小型犬に最適な栄養バランスで、カナガン同様に小型犬のシニアにも相性が良いドッグフードです。
原材料は国産のものを使用し、すべての産地を明確に公表しています。余計な添加物を使っていないため、信頼性も安心感も高いです。
また1袋850gの少量サイズで購入できるので、酸化を気にすることなく最後まで新鮮なままシニア犬にドッグフードを与えられますよ。
8位:新鮮な肉&魚で香りが強い【オリジン シニア】
- ●肉の含有量が多い!フードの食いつきが悪いシニア犬におすすめ
- ●関節サポート成分配合で、効果的に身体の健康を維持
- ●グレインフリーで穀物アレルギー対策が優秀
主原料 | 鶏肉、魚 | タンパク質 | 38.0% |
脂質 | 15.0%以上 | カロリー(100g) | 347.00kcal |
穀物 / 添加物 | 不使用 | ||
関節サポート成分 | グルコサミン700 mg/kg・コンドロイチン硫酸600 mg/kg(以上) | ||
内容量 / 価格(税込) | 340g / 1,265円、2kg / 5,500円、5.9kg / 11,660円、11.3kg / 19,800円 |
オリジンのシニアドッグは、シニア犬に適した栄養バランスで、新鮮(保存剤不使用で冷蔵)な鶏肉や魚などがメインのドッグフードです。
関節や腸内環境のケアに良い成分がたっぷりで、内蔵機能の向上に繋がりやすいハーブ類を使用しています。
そして皮膚疾患などに期待されているEPAやDHAも配合され、しっかり取ることができます。(参照:オメガ3を摂りましょう-伊藤動物病院)
9位:小型犬の涙やけやニオイなどが改善可能な【このこのごはん】
- ●涙やけや毛並みなどにアプローチ。体質に悩みのあるシニアの小型犬におすすめ!
- ●腸内環境を整えてくれる乳酸菌を配合
- ●小型犬が食べやすい小粒タイプのフード
主原料 | 鶏肉 | タンパク質 | 21.5% |
脂質 | 7.5%以上 | カロリー(100g) | 342.00kcal |
穀物 / 添加物 | 不使用 | ||
関節サポート成分 | なし | ||
内容量 / 価格(税込) | 1kg / 3,850円 |
このこのごはんは、小型犬の涙やけ・毛並み・におい改善に特化した総合栄養食のドッグフードです。
人間でも食べることのできる食材が利用され、腸内環境を整えてくれる乳酸菌やポリフェノールが含まれるハーブが配合されています。
そして、このこのごはんの一粒の直径7~8mmとシニアの小型犬でも食べやすいサイズになっています。
10位:高い消化吸収率で少食でも栄養が取れる【ファインペッツ】
- ●消化吸収率が87%と高め。シニア犬の消化機能や身体に優しいフード
- ●高栄養価&低アレルギー性の鹿肉や鶏肉、鮭肉をたっぷり使用
- ●犬種によって食べやすい粒サイズが選べる
主原料 | 鶏肉、鹿肉 | タンパク質 | 27.1% |
脂質 | 16.0% | カロリー(100g) | 440.00kcal |
穀物 / 添加物 | 不使用 | ||
関節サポート成分 | 魚介類抽出物(グルコサミン0.03%)・コンドロイチン0.01% | ||
内容量 / 価格(税込) | 1.5kg / 3,457円、4kg / 7,124円、8kg / 14,143円、16kg / 25,143円 |
ファインペッツはビタミンやミネラルなど、栄養価が高く低アレルギー性の鹿肉や鶏肉を使ったドッグフードです。
原材料にはオメガ3脂肪酸や食物繊維が豊富なサーモンや、豆類といった食材もたっぷり使用しているので消化への負担も少ないです。
またさらに消化吸収を良くするため穀物とオリゴ糖を組み合わせ、消化吸収率87%と高めに設計されています。
1度に食べられる量が少ないシニア犬でも栄養価を十分に摂取が可能でしょう。
新しいフードに切り替えるタイミング
成犬からシニア犬用ドッグフードに切り替える目安としては、大型犬・小型犬それぞれ次のとおりです。
ドッグフードの切り替え目安 | |
大型犬 | 6~7歳くらい |
中型犬 | 6~7歳くらい |
小型犬 | 8~10歳くらい |
ただし、犬種によってそれぞれ切り替えるタイミングや時期が違います。
愛犬の健康状態をチェックしながら、少しずつシニア犬用のドッグフードに切り替えていきましょう。
またシニア期に入った愛犬の変化に少しでも気づけるよう、以下のようなことに注目してみてください。
- フケや白髪が目立ち始めた
- 目やにが増え、毛艶が悪くなってきた
- 普段と変わらず食べているのに痩せ始めてきた
- イボやしこりが増えた
- 名前を呼んでも反応が薄くなってきた
- 歩いていてたまにふらつくようになってきた
- 昼間寝ている時間が以前よりも長くなった
参照:ホンド動物病院–飼い主のためのペットフード・ガイドライン-環境省
成犬用フードとの違いは?
成犬用とシニア犬用のドッグフードは色や粒サイズなどをみても、どのように違うのか分かりにくいですよね。
しかしそれぞれ含まれている成分の含有量やカロリーは違います。
- ●肥満予防のための低たんぱく・低脂質・低カロリーが多い
- ●グルコサミンやコンドロイチンなど、関節成分が多い
- ●顎に負担の少ない、柔らかいドッグフードが多い
- ●皮膚の健康維持に良いと期待されているオメガ3脂肪酸が多い
シニア犬用のドッグフードは身体に負担が少ないように成犬用に比べて、低脂質・低カロリーのものが多いです。
これは運動することが減ってくることが多いため、無駄なエネルギーを使わないことが考えられます。
そのほか足腰が弱くなるシニア犬のために、関節サポート成分であるグルコサミンやコンドロイチンも多いです。
もしシニア犬用のドッグフードを与えてもいいのか、不安のある方は動物病院で愛犬の健康状態をチェック、相談してみましょう。
フードを与える時に注意すること
シニア犬にドッグフードを与える時は、含まれている栄養にこだわるだけでなく、負担をかけないような与え方にも注意が必要です。
ここからはシニア犬にドッグフードを与える適切な食事回数や方法をご紹介します。
給餌量と回数を調節する
シニア犬に与えるドッグフードの給餌量は、成犬時よりも10%程減らし、1日3回~4回に分けて少しずつ与えるのがよいです。
成犬と同じ量を与えてしまうと、消化器官に負担をかけ、下痢や嘔吐など体調不良を引き起こす恐れがあります。
運動することが少なくなるシニア犬に、必要以上のカロリーを与えると肥満体型にしてしまうことにもなります。
成犬と同じように愛犬の体重で適切な給餌量が変わってくるので、定期的に体重を計って変化を見て、「少し太ったかな?」と思ったら給餌量を減らすなど調節してあげましょう。
参照:中郷どうぶつ病院
ちょうど良い高さに餌皿を置く
普段から餌皿を床に置いている場合は、シニア犬があまり首を曲げなくても食べられる位置に置いてあげることも大事です。
食事しにくいことがフードを食べない原因となってしまう恐れもあるため、食べやすい体勢にしてあげましょう。
細かく高さを調節できる台などを活用すれば、シニア犬に負担が少なくラクにごはんが食べられます。
フードを食べないときの対処法
シニア犬は高齢になるにつれて、味覚や嗅覚が衰えや食が細くなります。するとドッグフード自体もあまり食べない愛犬もいます。
健康状態を維持もしくは改善の手助けのためにも、シニア犬がドッグフードを食べないときの対処法をご紹介します。
1.ぬるま湯や犬用ミルクでふやかしてあげる
ドライフードを与えている場合、愛犬が「硬く食べづらい」と感じていることもあります。
そのため、ドライフードをぬるま湯や犬用ミルクでふやかして与えてみましょう。
ドライフードをふやかすことで食感が柔らかく食べやすくなるのはもちろん、食材のニオイが強くなり食いつきアップが期待できます。
また、ぬるま湯などを使うときはフードと一緒に水分も摂れるので、愛犬の水分補給ができつつ食べやすさを全体的にアップさせることが可能です。
2.肉や野菜などをドッグフードにトッピングしてあげる
シニア犬がドッグフードを食べてくれないとき、好きな食材やおやつをトッピングして香りを強めるのも効果的です。
自分の好きな食べ物のニオイで食欲を刺激できれば、シニア犬の食いつきアップが期待できます。
先ほど紹介したモグワンのようにドッグフードを季節や体調によって変えてあげるのも、味の飽きを少なくするよい方法です。
ただ、野菜を与えすぎると消化不良になることもあるので注意しましょう。
トッピングした分ドッグフードの量は調節する必要があるので、トッピングしたら1回の給餌量を10%程減らすなど、バランスをとってあげることが大事ですよ。
3.柔らかいドッグフードに変えてみる
硬いドライフードを工夫してもシニア犬が食べてくれないのなら、セミモイスト・ウェットなどの柔らかいフードを与えてみるのもひとつの手段です。
セミモイストフード | ウェットフード |
|
|
セミモイストフードは、ドライよりも程よい硬さでしっとりしています。噛む力が衰え始めたシニア犬でも食べやすいのが特徴です。
対してウェットフードは、水分をたっぷり含んだペースト状で、あまり噛まなくても飲み込みやすく水分補給も同時にできます。
どちらも食材のニオイが強いため、シニア犬の嗜好性が良く、食いつきアップが期待できます。ただし、ドライフードに比べると開封後の賞味期限が短いので、保存の際には注意が必要です。
▼主食として与えられるおすすめのウェットフードはこちらでご紹介しています。
4.徐々にドッグフードに切り替える
シニア犬が新しいドッグフードを与えても食べてくれないときは、急に味やニオイが変わったことが原因として考えられます。
先ほどドッグフードの切り替えのお話でもご紹介しましたが、新しいドッグフードをいつものドッグフードに少しずつ混ぜて、ゆっくり慣れさせてあげましょう。
シニア犬の健康状態をチェックしながら、1~2週間かけて1日10%ずつ混ぜていきます。
切り替え給仕量 | ||
いつものフード | 新しいフード | |
1日目 | 90% | 10% |
2日目 | 80% | 20% |
3日目 | 70% | 30% |
もしドッグフードを切り替えて健康状態が悪くなってしまった場合はすぐにやめましょう。
体調が回復してから改めて「2日かけて10%ずつ増やしていく」など、もっと時間をかけて切り替えます。
いずれかの対応をしてもドッグフードを食べてくれないときや常にいつもと様子がおかしいときは、自己判断せずに動物病院で相談することが大事です。
身体への負担が少ないドッグフードを選ぼう
シニア犬は成犬のときと違って運動することも減り、代謝自体も落ちてきます。
そのためシニア犬の健康維持のために必要な栄養も変わり、カロリーや脂質などはもちろん、食べやすさも考慮してドッグフードを選ぶ必要があります。
- ●水とフードだけで健康維持が可能な総合栄養食を選ぶ
- ●低脂質・低カロリーでなるべくタンパク質が高すぎないフードを選ぶ
- ●関節や皮膚のサポート成分が入ったフードを選ぶ
- ●無駄な添加物が少ないものを選ぶ
とくにシニア犬のドッグフード選びでも総合栄養食で低脂質・低カロリー、無駄な添加物が少ないことは、身体的な負担を減らして必要な栄養を取らせるためには外せないポイントです。
また、関節や皮膚のサポート成分が入ったものを選べば、足腰が心配なシニア犬の負担を和らげてあげることも期待できます。
給餌中のシニア犬の健康状態や様子を細かくみて、しっかり身体や味の合ったドッグフードを選んで食べさせてあげましょう。
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