
大型犬は小型犬や中型犬と比べると体が大きいため、怪我や病気のリスクが高いです。
愛犬の健康をサポートするためには、栄養バランスが整った大型犬向けのドッグフードがおすすめです。
また、大型犬は食事の量が多いため価格の安さも重要なポイントになります。
この記事では、「コスパに優れた大型犬向けのドッグフード」と「大型犬のドッグフードの選び方」を紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
栄養バランスが取れていて関節サポート成分もたっぷりなドッグフードTOP3はこちら▼
1位ネルソンズ1日583.4円(税込)!関節と腰を支える栄養がたっぷりで足腰の悩みがある大型犬におすすめ!
2位カナガン1日757.8円(税込)!タンパク質豊富でメインはもちろん手作り食のタンパク源にもおすすめ
3位アランズ1日799.8円(税込)!穀物と牛・豚・鶏などアレルギーが多い子におすすめ
![]() 彦坂 道子先生 |
【この記事の監修者 彦坂道子先生について】
■保有資格・出身大学 ■主な活動・取り組み |
目次
大型犬のドッグフードはコスパと栄養バランスで評価
大型犬のドッグフードを選ぶ際に重要なのはコストパフォーマンス(コスパ)と栄養バランスです。
大型犬は食事の量が多いため、できるだけ安い料金で良質なドッグフードを選ぶといいでしょう。
また、体が大きいと怪我や病気のリスクが高くなるので、予防のためにもタンパク質や関節サポート成分が豊富なフードが望ましいです。
大型犬におすすめドッグフード比較表
今回ご紹介する大型犬向けドッグフードは、主原料が良質なタンパク質であること、関節サポート成分が豊富に含まれているものを中心に厳選しています。
また生活110番オリジナルの計算方法で、1kcalあたりの値段を計算、比較し、コスパも優秀かつ無添加な大型犬向けのドッグフードを選びましたので、まずは簡単に情報をまとめてみました。
※商品ラインナップは、なるべくコスパが良く大型犬に必要な栄養素が含まれているものを主観で選んでいます。より良い商品が見つかったタイミングで入れ替わることがあります。
価格(税込)/内容量 | 主原料 | 1日の給与量 | 1日の食事代(税込) | |
![]() |
¥8,580/5kg | チキン | 約100g | ¥583.4 |
![]() |
¥4,356/2kg | チキン | 約100g | ¥757.8 |
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¥4,356/2kg | ラム | 約100g | ¥799.8 |
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¥4,356/1.8kg | チキン・サーモン | 約100g | ¥837.3 |
エッセンシャルドッグフード | ¥4,708/1.8kg | サーモン | 約100g | ¥917.6 |
※体重30kg成犬避妊去勢済みの場合
大型犬におすすめ人気ドッグフードランキングTOP5
大型犬におすすめのドックフードをランキング形式で1位から5位までご紹介します。
細かい栄養成分や購入方法をご紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
1位【1日583.4円(税込)】ネルソンズ
ネルソンズの特徴
- ●大型犬用フードの王道!
- ●腸内をスッキリする成分もたっぷり!便秘や消化不良にお悩みな大型犬にもおすすめ
- ●グレインフリーかつ無添加で安全性も高い
栄養バランス※ | ||||
タンパク質 | 脂質 | 繊維 | カロリー100g | 小麦 |
32% | 14% | 3% | 369.4 | × |
カルシウム | グルコサミン | コンドロイチン硫酸 | オメガ | オメガ6 |
– | 〇 | 〇 | – | – |
コスト&購入ツール | ||||
価格(税込) | 内容量 | ¥/100g(税込) | ¥/kcal(税込) | エネルギー密度 |
¥8,580 | 5kg | ¥171.6 | ¥0.456 | 3.69 |
初回購入特典 | 定期購入 | 仔犬 | 成犬 | シニア |
あり | あり | 〇 | 〇 | △ |
※メーカー公開成分から予測されるDM(幹物量)
ネルソンズは、高タンパクなチキンが主原料で消化の良さ・関節サポート成分も豊富な大型犬向けドッグフードです。
またネルソンズのフードは約1cmの三角形の形になっているので、大型犬がストレスなく食べやすいのも魅力になります。
ネルソンズは5kg単位で購入でき、3袋以上のまとめ買いで割引きが効くため、コスパの良さも〇。
2位【1日757.8円(税込)】カナガン
カナガンの特徴
- ●グルコサミン・コンドロイチンがたっぷり!大型犬の足腰の負担を和らげてあげたい方におすすめ
- ●タンパク質がとくに豊富!手作り食のタンパク源にもおすすめ
- ●無添加でグレインフリー・アレルギーリスクにも配慮
栄養バランス※ | ||||
タンパク質 | 脂質 | 繊維 | カロリー100g | 小麦 |
36% | 19% | 4% | 361 | × |
カルシウム | グルコサミン | コンドロイチン硫酸 | オメガ | オメガ6 |
2% | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
コスト&購入ツール | ||||
価格(税込) | 内容量 | ¥/100g(税込) | ¥/kcal(税込) | エネルギー密度 |
¥4,356 | 2kg | ¥217.8 | ¥0.603 | 3.61 |
初回購入特典 | 定期購入 | 仔犬 | 成犬 | シニア |
あり | あり | 〇 | 〇 | △ |
カナガンは、消化器官がデリケートな大型犬にやさしい「チキン」を主原料に、サツマイモやニンジンなどの野菜もバランスよく配合された健康的なレシピが特徴です。
高タンパク・高脂質・高カロリーとなっているので、子犬から健康な体づくりをサポートし、成犬・シニア犬でもフードの量に注意すれば問題なく与えられます。
フードの粒が約1cmと小さめですが、大型犬でも十分食べやすい大きさで、栄養価の高さと安全性、コスパを兼ね備えています。
大型犬に嬉しい骨や関節をサポートする成分が入っているので、大型犬の子犬~シニアまでおすすめ。
3位【1日799.8円(税込)】アランズナチュラルドッグフード
アランズの特徴
- ●原材料9種類、穀物・牛・豚・鶏などアレルギーが多い大型犬におすすめ
- ●アレルギー対策に人気のラム肉中心!
- ●不定期だけど半額で購入できるキャンペーンもあり
栄養バランス※ | ||||
タンパク質 | 脂質 | 繊維 | カロリー100g | 小麦 |
24% | 14% | 7% | 342 | × |
カルシウム | グルコサミン | コンドロイチン硫酸 | オメガ | オメガ6 |
2% | – | – | 〇 | 〇 |
コスト&購入ツール | ||||
価格(税込) | 内容量 | ¥/100g(税込) | ¥/kcal(税込) | エネルギー密度 |
¥4,356 | 2kg | ¥217.8 | ¥0.637 | 3.42 |
初回購入特典 | 定期購入 | 仔犬 | 成犬 | シニア |
あり | あり | 〇 | 〇 | △ |
アランズナチュラルドッグフードは、人口添加物不使用で、低脂肪なラム肉中心のドッグフードです。
原材料の種類が9種類だけなので、ほかのフードと比べてアレルギーの発生リスクが低く、万が一アレルギーが出ても原因が特定しやすいという特徴もあります。
大型犬の消化器官に優しい低アレルゲンかつダイエット向きのドッグフードでもありますよ。
4位【1日837.3円(税込)】モグワン
モグワンの特徴
- ●関節サポート成分たっぷり!大型犬の関節健康維持におすすめ
- ●穀物アレルギーにも配慮、無添加で安全性も高い
- ●抗酸化作用たっぷりで成犬から老化防止にもおすすめ
栄養バランス※ | ||||
タンパク質 | 脂質 | 繊維 | カロリー100g | 小麦 |
33% | 13% | 3% | 363 | × |
カルシウム | グルコサミン | コンドロイチン硫酸 | オメガ | オメガ6 |
2% | – | – | 〇 | 〇 |
コスト&購入ツール | ||||
価格(税込) | 内容量 | ¥/100g(税込) | ¥/kcal(税込) | エネルギー密度 |
¥4,356 | 1.8kg | ¥242 | ¥0.66 | 3.63 |
初回購入特典 | 定期購入 | 仔犬 | 成犬 | シニア |
あり | あり | 〇 | 〇 | △ |
モグワンは皮膚サポートが期待できるオメガ3オメガ6が豊富な「チキン&サーモン」が主原料なので、ゴールデンレトリバーなどの長毛種にも合った大型犬におすすめのドッグフードです。
チキンとサーモンの配合量はフード全体の半分以上である56%。高タンパク質で身体作りをしっかりサポートしてくれます。
また、大型犬の関節をサポートしてくれる成分や、リンゴ・サツマイモにより腸内環境もしっかりと整えてくれる大型犬ドッグフードなので、安心して与えられます。
5位【1日917.6円(税込)】エッセンシャルドッグフード
エッセンシャルドッグフードの特徴
- ●魚と卵がメインなので、牛・豚・鶏不使用のドックフードをお探しの方におすすめ
- ●穀物完全不使用のグレインフリーを与えたい方にもおすすめ
- ●カロリー高めで子犬にもピッタリ
栄養バランス※ | ||||
タンパク質 | 脂質 | 繊維 | カロリー100g | 小麦 |
33% | 17% | 4% | 358 | × |
カルシウム | グルコサミン | コンドロイチン硫酸 | オメガ | オメガ6 |
2% | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
コスト&購入ツール | ||||
価格(税込) | 内容量 | ¥/100g(税込) | ¥/kcal(税込) | エネルギー密度 |
¥4,708 | 1.8kg | ¥261.5 | ¥0.73 | 3.58 |
初回購入特典 | 定期購入 | 仔犬 | 成犬 | シニア |
あり | あり | 〇 | 〇 | △ |
エッセンシャルドッグフードは、原材料に穀物を一切使用していないグレインフリーのフードです。
また、メイン食材も魚と卵なので、牛・豚・鶏にアレルギーがある子におすすめです。
さらにカロリーも十分なため、しっかりエネルギーが必要な大型犬の子犬にもピッタリですよ。
【総合評価】大型犬におすすめのドッグフードは?
今回ご紹介した大型犬向けのドッグフードのなかから、原材料・成分も考慮したうえで総合的におすすめできるのは、ネルソンズのドッグフードです。
「ネルソンズ」コストパフォーマンスの良さで選ぶなら
ネルソンズがおすすめの理由
- ●鶏肉中心でタンパク質量が十分。大型犬の身体作りにピッタリ
- ●関節・皮膚・腸内のサポート成分も豊富
- ●大型犬が食べやすいよう1粒約1cmと大粒。しっかり噛めて消化にも良い
- ●1袋5kgの大容量だからよく食べる大型犬に合った分量
ネルソンズは原材料の安全性や栄養バランス、コスパのバランスが良くて、大型犬のドッグフードとして最も相性が良くおすすめです。
とくに注目したいポイントは、コスパはもちろんですが大型犬の健康維持に大切な成分が豊富なところです。
ネルソンズに含まれる以下の原材料が、大型犬の健康を支えてくれますよ!
ネルソンズに含まれる原材料と期待される効果 | |
グルコサミン・コンドロイチン | 関節サポート |
チキン・チキンオイル・サーモンオイル | 皮膚サポート |
サツマイモ・フラクトオリゴ糖・マンナンオリゴ糖 | 腸内サポート |
ネルソンズは関節・皮膚・腸内ケアトータル的にサポートでき、大型犬の子犬から成犬、シニアまで総合的に対応した栄養バランスになっているのも魅力です。
また、ネルソンズは1袋5kgと大容量なので買い替える回数が少なく、結果的にコスパが良いです。
「モグキューブ」子犬のエネルギー補給にぴったり
モグキューブがおすすめの理由
- ●カロリーが十分
- ●粒の大きさ自由自在、砕いてパウダーにしても◎
- ●職が細くたくさん食べられない仔犬にもおすすめ
モグキューブ高カロリーなので、子犬のエネルギー補給に適しています。
ただ、モグキューブはあくまでエネルギー補給として与えるようにしましょう。子犬の主食として適したフードは「総合栄養食」です。
総合栄養食は、かかりつけの獣医師に相談したうえで選ぶのがおすすめです。
「カナガン」大型犬の成犬~シニア犬におすすめ
大型犬ドッグフードをシニア犬に与える前提で考えると、関節サポート成分が他のフードより豊富なカナガンがベスト。
カナガンがおすすめの理由
- ●高タンパク・高脂質・高カロリーで、少量でもエネルギーが十分
- ●愛犬の骨や関節サポートが期待できるグルコサミン・コンドロイチンがたっぷり!
- ●ふやかして与えやすいドーナツ状のフードなので、大型犬シニアの噛む力に合わせて固さを調節できる
カナガンは大型犬の関節維持に必要なグルコサミン、コンドロイチンに加えて、MSMとよばれる成分も豊富に含まれているので、ほかの大型犬ドッグフードより関節サポート効果が高いのがポイント。
さらに、小粒ではありますがフードがドーナツ型で水分を吸収しやすく、お湯でふやかしやすいという特徴もあります。
そのため噛む力が弱くなったシニア犬の状態に合わせて調節してあげられるので、ストレスなく食べられます。
ランキングから選べない人に解説!大型犬のドッグフードを選ぶ8つのポイント
大型犬のおすすめドッグフードを5つご紹介しましたが、どれがいいのか決められない人もいるかもしれません。
そこで、大型犬のドックフード選びで失敗しないために、確認しておくべきポイントを8つご紹介しますね。
1.餌代がいくらかかるか計算し、続けられるか検討する
大型犬のドッグフードを「これから飼う予定」の愛犬のために検討している方は、大型犬を実際に飼ってから、月々にかかる餌代がどれくらいかかるのかも知っておくとよりコスパを意識してフードを選べます。
今回ご紹介した大型犬におすすめのドッグフード1位のネルソンズを例に、給餌量と1ヶ月(30日)、餌代がいくらかかるのか体重ごとに計算してみました!
体重 | 1日の給餌量 | 1ヶ月の食事代(税込) |
20kg~25kg | 250g~300g | 約12,750円~15,300円 |
25kg~30kg | 300g~345g | 約15,300円~17,600円 |
30kg~35kg | 345g~385g | 約17,600円~19,640円 |
大型犬のドッグフードは月2万円以上、食べる量によって少し変わります。
この餌代にワクチン代・保険代・病気になったときの治療費などがかかるのを忘れてはいけません。
1ヶ月にかかる餌代が上記の料金と同じくらい、または下回っているフードはコスパが良いドッグフードといえますので、一つの指標にしてみてもいいですね。
今回の記事では、以下の計算式や基準を用いて「30kgの大型犬がそのドッグフードを1ヶ月食べたときの餌代」を計算して、コスパが良い順に大型犬におすすめのドッグフードランキングを組みました!
100g当たりのカロリーと100g当たりの値段から、1kcalあたりのコストを計算しました。
2.大型犬に必要な栄養バランスが整っているか
関節をサポートする成分だけではなく、ドッグフードの栄養バランスが整っていることも、大型犬の健康維持に大切になります。
まず肉や魚は犬にとっても身体の資本となるため、タンパク質は大事です。
ただし、タンパク質だけでは栄養バランスが整っているとは言えないため、野菜や果物などもしっかり配合されているものが理想的。
とくに穀物は犬にとって消化が悪いから避けよう!と考える方もいるかと思いますが、それは誤解になります。
小麦やトウモロコシなどの穀物も、炭水化物として犬の大切な栄養源です。
参照:犬と猫の栄養成分辞典
3.コスパと安全性が両立できているか
次に大型犬用のドッグフードを選ぶとき気を付けておきたいのが、フードのコスパと安全性の両立です。
良質なドッグフードは長期間与えてこそ効果があるので、あまりにもコスパが悪すぎると長く愛犬に与え続けるのが難しいですよね。
そのため良質なドッグフードでも、定期購入割引きが効くものなど無理せず長期継続しやすいものを選びましょう。
大型犬用ドッグフード」は、カロリーや栄養素が計算されていますが、タンパク質量や添加物に不安があるので、しっかり脂質やカロリーが適したフードを選びましょう。
4.仔犬から成長期にはエネルギー密度をチェック!
大型犬・超大型犬では他と比べ、成長期が長いので良質で栄養価の高い食事が長期的に必要です。
しかし、極端な高カロリー食による急激な発育は筋肉や骨格の病気や関節の痛みなどに影響する事があります。
そこで注目したいのがエネルギー密度です。
エネルギー密度とはドックフード1g当たりに含まれるエネルギーの量です。
kcal/gで表現されます。
一般的な大型犬仔犬用のドックフードでは約4kcal/gと高く作られており、肥満などによる足腰への負担が心配です。
特に大型犬にはエネルギー密度が3.2〜4.1kcal/gの間が望ましいとされています。
大型犬の子犬にパピードッグフードはいつまで与えればいい?
大型犬ドッグフードのパピー(子犬)用は、一般的に生後約18週目までは与え続けましょう。
ただ、超大型犬だと2才(24ヶ月or96週目)まで骨格の成長が続くことがあります。少なくとも週に1回は体重を測り体格にあったフードの量を確認しましょう。
また大型犬の成長スピードは愛犬によって異なるため、「最近体重が変わらなくなってきな」と気づいたら、成犬用フードに切り替える時期を早めたり調節してあげる必要はあります。
子犬用から成犬用に切り替えるタイミングの見極めは生活状況や犬種、体格によって変わるので獣医師や動物看護師などの専門家に相談しましょう。
5.肉(タンパク質)だけじゃダメ!腸のサポートをする栄養素繊維も確認
代表的な大型犬の一つ、ジャーマンシェパードは、糞便中の水分含有率が高く、消化器に配慮が必要な犬種です。
また、その皮膚はpHが高くアルカリ性で、他の犬種と比較して細菌が繁殖しやすいため、皮膚のバリア機能にも配慮が必要です。
参照:マイロイヤルカナン
大型犬だからとにかく肉!ではなく、消化吸収に重要な腸をサポートする繊維質が適度に配合されていることも重要です。
リンゴ,サツマイモ,玄米,大麦,乳酸菌,オリゴ糖,ビール酵母など
ドッグフードはネット購入がおすすめ
ドッグフードは、ペットショップ、ホームセンターなどで購入するのが主流かと思いますが、注文が手軽で作りたてを届けてもらえるネット購入がおすすめです。
- ●いつでも新鮮で賞味期限ぎりぎりのフードを買わなくて済む
- ●注文してから作りたてをスムーズに届けてもらいやすい
- ●定期購入コースなら継続的に届けてくれて、割引が効くことも多い
- ●店頭に並んでいない珍しいフードも購入できる
6.大型犬の成犬も関節サポート成分が重要
大型犬用ドッグフードは、関節サポート成分の高さやコスパなど、様々なポイントを重視する必要があるので詳しく解説していきます。
大型犬のドッグフードを選ぶときにまず重要なのは、関節サポート成分です。
大型犬は成犬になると体重が25kg以上になることもあり、その体重を支えるため関節に負担がかかりがち。
毎日の散歩や遊びで身体を動かすことはもちろん、大型犬の骨や関節の健康維持にグルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が添加されているものもおすすめです。
7.犬種の特性やライフスタイルにあったフードを選ぶ
代表的な大型犬の特徴
一言に大型犬と言っても犬種によって体質や必要な栄養があります。
それぞれの犬種や体質に合ったドックフードを選びましょう。
ゴールデンレトリバー
大型犬のドッグフードを選ぶ際、ゴールデンレトリバーなど長毛種へ与えるなら、皮膚のケアに配慮し、最適なフードを選ぶのがおすすめです。
とくに毛量が多いゴールデンレトリバーなどの大型犬種は皮膚がムレやすく、雑菌の温床となりやすいので皮膚の健康維持は大切です。
もちろんブラッシングなどの日頃から手入れして毛並みを整えましょう。
金色に輝く美しい被毛のゴールデンレトリバーは、被毛が密で皮膚がムレやすい犬種で、皮膚と被毛の健康維持に配慮が必要です。
以下の原材料にはオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
チキン,鹿肉,ひまわり油,ごま油,サーモン,ニシン,イワシなどの魚類,魚粉,アマニ,亜麻仁油,EPA,DHA,シソ油
ラブラドールレトリーバー
ラブラドールレトリバーの先祖は大西洋の冷たい海に入って活動をしていたため、高いエネルギーを必要としていました。そのため、遺伝的に太りやすく、関節に負担がかかりやすい犬種です。マイロイヤルカナンより引用
したがってカロリーコントロールはもちろん、骨や関節への配慮も大切です。
シェパード
ジャーマンシェパードは、糞便中の水分含有率が高く、消化器に配慮が必要な犬種です。また、その皮膚はpHが高くアルカリ性で、他の犬種と比較して細菌が繁殖しやすいため、皮膚のバリア機能にも配慮が必要です。マイロイヤルカナンより引用
ボクサー
ボクサーは筋肉質で、体脂肪率が非常に低い犬種です。その上活動的なので、多くのカロリーを必要とします。マイロイヤルカナンより引用
ただ栄養バランスを保つのも大事ですが、栄養面で体の内部からしっかりケアしてあげることも必要。
皮膚の健康維持には、オメガ3・オメガ6脂肪酸という栄養が良いとされ、犬の体内では合成できない栄養素なので、ドッグフードでしっかり補ってあげるようにしましょう。
8.給与量について丁寧に解説・表示があるフードを選ぶ
大型犬の子犬は、成長するにつれどんどんと体重が増えていきます。
そのため、定期的に体重を測って計算した適切な量を与えるのが理想的なんです!
大型犬ドッグフードの給与量を求める場合の計算式は以下の通り。
• 愛犬の体重[kg]×30+70=RER※
• RER×係数=DER※
• DER÷与えるフードのカロリー量×100=ドッグフード給与量(/日)
【計算式に必要な係数】
• 生後4ヶ月以内の子犬:3.0 生後4ヶ月以降の子犬:2.0
• 去勢済の成犬・シニア:1.4 未去勢の成犬・シニア:1.6
※RER:愛犬が1日中運動をしていないときに必要なカロリー量のこと
※DER:その犬に必要なカロリー量のこと
計算式に当てはめる係数にも注意しましょう。同じ成長期でも、大型犬の成長時期によって当てはまる係数が違います。
ただ、大型犬ドッグフードの給与量の計算はこのように複雑で難しいです……。
そこで各フードメーカーが推奨する「給与量目安」を参考にしましょう。
メーカーが推奨する給与量を目安に愛犬の体型を確認して、給与量を調節することも大切です。
たとえば愛犬が太っている場合は少しフードを減らし、痩せている場合は量を増やしてみるなど、状況に応じて大型犬にドッグフードを与える量を調整していく必要があります。
ピッコロドッグフードのパッケージには、肥満気味用の給与量が記載されています。
愛犬の体型はボディコンディションスコアを参考にする
大型犬ドッグフードの給与量を計算するとき、「愛犬が太っているか痩せているか分からない」と疑問に思う飼い主さんもいることでしょう。
具体的な体型確認の基準として、環境省が発行している「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」にあるボディコンディションスコア(以下BCS)役立ちます。
愛犬が痩せているか太っているか判断がつかないときは、ぜひ参考にしてみてください。
出典:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(17ページ)
• 愛犬を真上または真横からみたときのくびれをチェックする
• おなかを触ってみて、肋骨(ろっこつ)に触れられるかを確認する
BCS3のような理想体型であればフード量の調整はせずにそのままで大丈夫ですが、それ以外の場合は大型犬のドッグフードを与える量の見直しをおこなうほうがよいでしょう。
また、愛犬の体型チェックはこまめにおこなって、愛犬の体調や体型の変化に敏感になることも大事です。
1~2週間に1回チェックするなど、定期的に愛犬の体型チェックを習慣にしておくことをおすすめします。
- 仔犬から成長期にはエネルギー密度をチェック!
- 【体重別】大型犬を飼うときの餌代はいくらかかるかも知っておく
- 栄養バランスが整っていることは大事
- コスパと安全性が両立できているか
- 大型犬の子犬の場合はカルシウムの量に注目して選ぶ
- 犬種の特性やライフスタイルにあったフードを選ぶ
- ゴールデンレトリバーなどの長毛種は皮膚に良い成分も重視
- 給与量について丁寧に解説・表示があるフードを選ぶ
大型犬のドッグフードの与え方・切り替え方
ここまで大型犬ドッグフードの選び方やおすすめドッグフードをご紹介してきましたが、大型犬にドッグフードを正しく与える方法や、切り替え方についても知っておきましょう。
大型犬はほかの犬種と違って成長スピードが大きく異なるため、ドッグフードの切り替えタイミングには気をつける必要があります。
子犬用から成犬用ドッグフードへの適切な切り替え方
大型犬ドッグフードを新しく切り替えるときは、すべてのフードを一気に切り替えるのではなく、今まで食べていたフードに少しずつ混ぜながら徐々に慣らすように与えていきましょう。
なぜそうしなければいけないかというと、食べているドッグフードが急に変わってしまうと愛犬の消化器官に大きな負担がかかってしまうからです。
急にフードが変わることで、下痢や軟便など消化不良のトラブルが起きやすいですし、何より愛犬にとって大きなストレスになってしまいます……。
あくまで一例ですが、以下のペースで切り替えをすることによって、愛犬の体の負担を抑えながら新しいフードに徐々に慣らしていくことができますよ。
出典:FINEPET’S
この記事でも紹介したファインペッツドッグフードの公式サイトでは、「いつものフード90%」「新フード10%」の比率からはじめて、日ごとに10%ずつ新フードの割合を増やすことを推奨しています。
大型犬も個体差がありますので、もし新しいフードになかなか食いつかないようなら、もっと新しいフードの比率を減らし、じっくり時間をかけて慣らしていく必要があります。
大型犬用のドッグフードを切り替え中に下痢や軟便になってしまった場合は、フード切り替えのペースが愛犬と合わない可能性もあるのです。
そのときは切り替えペースを緩めたり、前の大型犬ドッグフードの比率を少し戻したりして臨機応変なに調節しましょう。
大型犬に必要なドッグフードの選び方まとめ
大型犬ドッグフードの選び方まとめ
- 仔犬から成長期にはエネルギー密度をチェック!
- 【体重別】大型犬を飼うときの餌代はいくらかかるかも知っておく
- 栄養バランスが整っていることは大事
- コスパと安全性が両立できているか
- 大型犬の子犬の場合はカルシウムの量に注目して選ぶ
- 犬種の特性やライフスタイルにあったフードを選ぶ
- ゴールデンレトリバーなどの長毛種は皮膚に良い成分も重視
- 給与量について丁寧に解説・表示があるフードを選ぶ
改めて、大型犬のドッグフードは、犬種の特性やライフスタイルに合わせて選ぶことはもちろん、コスパや安全性が高いフードであることも大事です。
コスパが良いドッグフードを選ぶことで、栄養バランスが取れたフードを長期継続しやすくなります。
さらに大型犬の子犬やシニアなど、年齢のことも配慮して、栄養成分が調節されたドッグフードを選んであげるとさらに良いですよ。
栄養バランスが取れていて関節サポート成分もたっぷりなドッグフードTOP3はこちら▼
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