
愛犬の食欲が落ちてしまったときや、子犬の離乳食など幅広い場面に活躍する犬用ウェットフード。
ウェットフードには種類があって、トッピング向きのものや主食向きのものなど様々です。
ウェットフードを選ぶときは、給餌と保存のしやすさや、栄養素・原材料に注目するのがポイント!
今回は、犬用ウェットフードの特徴から良質なものの選び方、そして主食として与えられるほど栄養価の高いおすすめウェットフードを5つ厳選してご紹介していきます。
目次
犬用ウェットフードの特徴とは?
まず犬用ウェットフード全般には、以下のような特徴があります。
ウェットフードの特徴
- 水分量が多く栄養摂取と水分補給が同時にできる
- 柔らかくて柔らかくて消化器への負担が少ない
- 食材のニオイが強く嗜好性が良い
- 主に缶詰・パウチ・トレーの3種類がある
1.水分量が多く栄養摂取と水分補給が同時にできる
ウェットフードは水分量が75%程度でドライフードよりもかなり多いため、栄養と水分を一緒に摂ることができます。
愛犬が普段からあまり水を飲まない場合、水分を効果的に摂取させることができます。
2.柔らかくて消化器への負担が少ない
食感が柔らかい犬用ウェットフードは、小さくほぐれやすいため、胃のなかでも消化しやすくお腹に優しいです。
また腸内環境の働きをサポートする乳酸菌やオリゴ糖など配合していれば、より消化吸収性も高くなります。
3.食材のニオイが強く嗜好性が高い
水分量が多いウェットフードは食材のニオイが強いため、犬の嗅覚を刺激して嗜好性アップが期待できます。
もし体調不良で食欲が落ちてしまったときや、ドライフードをどうしても食べない子でも、犬用ウェットフードなら食べてくれる可能性があります。
4.主に缶詰・パウチ・トレーの3種類がある
ドライフードは袋に入ったものが多いですが、ウェットフードには缶詰・パウチ・トレーと容器に3種類があり、それぞれの特徴があります。
缶詰タイプ |
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パウチタイプ |
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トレータイプ |
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犬用ウェットフードは、ドライフードにトッピングする前提のものが多いです。ただウェットフードのなかには、メインで与えられるよう栄養価を調節している商品もあります。
愛犬にウェットフードを主食として与えたいなら、総合栄養食として栄養価が高いこちらの商品をご覧ください。
犬用ウェットフードを選ぶポイント
ウェットフードの特徴がわかったところで、実際に犬用ウェットフードを選ぶポイントについてご紹介していきます。
1.総合栄養食か一般食で選ぶ
ウェットフードは大きく分けて総合栄養食と一般食の2種類あり、与える目的によって「どっちを選ぶべきなのか?」が変わってきます。
総合栄養食だと主食フードとして使える
総合栄養食は主食として与えることを目的に、フードと水だけで健康維持ができるよう栄養バランスを調節したものです。
ウェットフードを主食にするときは、総合栄養食とパッケージに書かれているものを選びましょう。
また全年齢対象としている総合栄養食もあり、子犬からシニアまで適切な栄養バランスの食事を摂らせてあげることもできます。
おかずのような感覚でトッピングするときは一般食
ウェットフードをおかずのような感覚でトッピングする場合、一般食と書かれたウェットフードがベスト。
一般食は栄養価やカロリー量の補填、嗜好性アップを目的としているため、別のドッグフードで足りない部分を補えるのが特徴的です。
また一般食は別名「副食・栄養補助食」と記載されており、どれも同じ目的となっています。
※参照:一般社団法人ペットフード協会
2.愛犬の年齢に合わせて選ぶ
愛犬の年齢に合わせてドッグフードを選ぶことで適切な栄養素を摂取することができ、健康的な身体を維持しやすくなります。
子犬は健康的な身体作りにタンパク質とカロリー量が高め
生後4ヶ月頃の子犬は骨格や内蔵機能などを成長させるため、栄養素とエネルギーをたくさん必要とする時期です。
タンパク質とカロリー量が高めのドッグフードは丈夫で健康的な身体作りに適しています。
またタンパク質には免疫力アップの効果があるので、良質なタンパク質メインのウェットフードが理想的です。
成犬は肥満にならないよう高タンパク・低カロリーのもの
1歳頃の成犬は一度に食べられる量が増えるので理想的な体型維持のため、高タンパク質・低カロリーのドッグフードが望ましいです。
タンパク質は筋肉や皮膚などの健康面をサポートする役割があり、たくさん含まれていると効果的。
対してカロリー量が高すぎると、カロリーオーバーから肥満になってしまう恐れがあるので注意しましょう。
シニア犬は肥満・栄養不足を防ぐために高タンパク・低カロリー
7歳頃のシニア犬は運動量が成犬時よりもあまり変わらないため、高タンパク・低カロリーのフードで理想的な体型を維持してあげましょう。
とくにシニア犬は関節に負担がかかりやすいので、肥満になってしまうと身体的な負担にもつながります。
また必要な栄養価を十分に摂取させてあげるには、タンパク質が豊富に含まれていることもかかせません。
高タンパク質・低カロリーのフードを与えて、肥満や栄養不足にならないようしっかり身体の管理をしてあげましょう。
3.原材料の品質や安全性で選ぶ
ウェットフード選びでとくに重要なのが、原材料の品質や安全性です。
余分な添加物が入っていたり、主原料に不安があるものは良質なウェットフードとは言えません。
動物性タンパク源を主原料として使っている
犬に必要な栄養をしっかり摂取させるには、肉や魚の動物性タンパク源が主原料であるウェットフードが望ましいです。
フードのなかには、穀物・野菜の植物性タンパク源が主原料として使ったものもありますが、動物性タンパク質のほうが、本当に犬が必要な栄養を摂取できるため、なるべく肉や魚がメインのウェットフードを選びましょう。
人工添加物不使用、もしくは安全な成分を使っているもの
ウェットフードは水分量が多い分、ドライフードよりもすぐ腐りやすいため、保存料や酸化防止剤などの添加物が使われていることがあります。
もしBHT/BHAといった人工添加物を配合している場合、大量摂取から健康面に悪影響を及ぼす恐れがあります。
添加物は規定の量が定められていますが、愛犬の健康を考えると、なるべく最小限なフードが理想的です。
添加物のなかでも「ミックストコフェロール」のような、天然由来の成分を配合しているものは、安全性が高いです。
アレルギーとなりやすい食材が入っていない
愛犬がアレルギーを発症する恐れがある食材が原材料に含まれていないか、しっかり確認するもの健康維持には一番大事です。
アレルギー食材は個体差がありますが、主に以下の食材があります。
鶏肉,牛肉,小麦・とうもろこし・大豆などの穀物,乳製品,卵
これらの食材にアレルギーを持っている子はもちろん、アレルギー発症リスクを徹底的に避けたい子は、アレルギー食材が使用していないウェットフードを与えるのがよいです。
とくに穀物にアレルギーを持っている場合は、、グレインフリーのウェットフードを選びましょう。
原材料の産地や製造工場を明確に記載しているもの
原材料表記をみたとき原材料の種類・使用量・産地などが明確に記載されているほど、安心感や信頼性が高いです。
たとえば「肉類(チキン等)」としか書かれていないと、何を使っているか分かりにくいですよね。
より良質で安全なウェットフードを選ぶためにも、産地表示や製造工場が明記されているものを選びましょう。
シーザーなど人気の犬用ウェットフードを15種比較
犬用ウェットフードの選び方についてご紹介しましたが、より適切なものを与えるには比較してみるとわかりやすいです。
実際「安全性の高いフードなのか?」判断するために、主食として与えられるウェットフードのなかでも、Amazonや楽天などで人気の高いシーザーなどと、高級なウェットフード計15種類を比較してみました。
市販のウェットフードと高級品を比較してみると、基本的に主原料は肉類を使っていますが、添加物やアレルギー対策に違いがあります。
なかでもカナガンやブッチのようなウェットフードだと、動物性タンパク質メインなだけでなく、余分な添加物も少ないので、栄養面でもアレルギー対策面でも優秀です。
おすすめの犬用ウェットフードランキング5選
犬用ウェットフードのなかでも、特に良質で安全性が高いものを5つ厳選してご紹介していきます。
またなるべく添加物やアレルゲン食材が入っておらず、給餌・保存が比較的簡単で実用的なものを評価しています。
1.栄養価が高く保存もしやすい【ブッチ:ブラック】
ブッチの特徴
- ●タンパク質とビタミン・ミネラルが特に豊富!主食として与えるのにおすすめ
- ●原材料のすべてがニュージーランドから保証されていて信頼性が高い
- ●無添加グルテンフリーでアレルギーが多い子にもおすすめ
主原料 | 牛肉33%,ラム肉25%,鶏肉18.5% |
タンパク質 | 10.5%以上 |
カロリー(100g) | 116kcal |
添加物 | 不使用 |
内容量/価格(税込) | 800g/1,430円 |
ブッチのブラックは皮膚や免疫力アップなど効果が期待できる、ニュージーランド産の牛肉・ラム肉・鶏肉をふんだんに使ったドッグフードです。
人工添加物は一切使用しておらず、天然成分だけで栄養価の補填など安心感が高いです。
さらに愛犬の食べる量に合わせて使うことができ、残ったフードはフレッシュキャップやラップでカバーするだけと、給餌の準備・保存方法においてもかなり優秀ですよ。
2.メインでもトッピングでも優秀な【カナガン:チキンウェットタイプ】
カナガンの特徴
- ●タンパク質と必須脂肪酸がたっぷり!毛並みが気になる子におすすめ
- ●消化吸収性を促進させる食物繊維も豊富!お腹が弱い子にもおすすめ
- ●グレインフリーで穀物アレルギー対策も優秀
主原料 | 骨抜きチキン生肉65% |
タンパク質 | 10.5% |
カロリー(100g) | 約105.82kcal |
添加物 | 不使用 |
内容量/価格(税込) | 400g×3缶/3,520円 |
カナガンのチキンウェットタイプは動物性タンパク源を鶏肉だけに限定し、肝臓機能向上や肥満予防に繋がりやすい、アミノ酸や飽和脂肪酸が豊富なドッグフードです。
内蔵機能が衰えやすいシニア犬はもちろん、理想的な体重維持が必要な犬にも相性抜群です。
また腸内環境をサポートする食物繊維も豊富と、鶏肉にアレルギーを持たない愛犬なら身体の内側から、健康面をしっかりサポートできます。
3.牛肉中心で高い食いつきが期待できる【リリーズキッチン:コテージパイウェットタイプ】
リリーズキッチンの特徴
- ●タンパク質や鉄分が多い牛肉メイン!フードの食いつきが悪い子におすすめ
- ●肉だけではなく野菜もバランスよく配合。しっかり主食のウェットフードとして与えたい方にもおすすめ
- ●香料など余分な添加物が少なく安全性が高い
主原料 | 牛肉60%(心臓,肉,レバー,肺,胃) |
タンパク質 | 9.80% |
カロリー(100g) | 約114kcal |
添加物 | 不使用 |
内容量/価格(税込) | 400g×3缶/3,520円 |
リリーズキッチンはいろんな部位を含めて牛肉を60%も使用しており、お肉好きの犬にとって嗜好性の期待が高いドッグフードです。
主原料の牛肉は筋肉や血液を作るタンパク質・鉄分が豊富で、丈夫かつ疲れにくい身体作りができます。
野菜とのバランスも良く、身体を良好な状態に保てる必須脂肪酸や食物繊維も十分に摂取することが可能です。
4.原材料が7種でアレルギー対策が優秀な【ココグルメ:ポーク&ブロッコリー】
ココグルメの特徴
- ●原材料が7種類!アレルギーが多い子におすすめ
- ●ウェットではなく手作りフードなのでより高い食いつきが期待できる
- ●冷凍保存すれば長期保存もできる
主原料 | 豚肉(バラ肉,ロース),豚レバー |
タンパク質 | 14.7%以上 |
カロリー(100g) | 141kcal |
添加物 | 不使用 |
内容量/価格(税込) | 1.6kg(100g×16袋)/5,885円 |
ココグルメは、厳密にウェットフードではないのですが犬が食べやすい形に調理している手作り風のドッグフードです。
原材料にはビタミン・ミネラルが豊富な豚肉を始め、さつまいもやブロッコリーなどたったの7種類の食材だけ。
ポーク&ブロッコリー以外にも、鶏肉を主原料として使っている「チキン&フレッシュベジタブル」があり、アレルギー対策も優秀で栄養バランスも良いです。
犬用ウェットフードの保存方法
ウェットフードは缶詰やパウチなどありますが、どれも基本的には開けたその日のうちに使い切る必要があります。
ただどうしても残ってしまった場合、主な保管方法は以下の通りです。
1:密閉容器に移し替える、もしくはラップで密閉する
2:翌日までに使い切れそうなら冷蔵庫に入れる
3:使い切るまで2日以上かかりそうなら冷凍庫に入れる
缶詰やトレータイプのウェットフードなら、ラップで密閉した後冷蔵庫に入れ保存すれば問題ありません。
一方パウチタイプだと中身がこぼれてしまうため、密閉容器に移して保存するのが良いです。
また冷凍庫に入れて保管する場合は容器に関係なく、すべて電子レンジに対応している密閉容器に移し替え保存しましょう。
密閉容器でフードを保存しておけば、給餌の際に電子レンジを使い素早く解凍することができるので、そのまま冷凍するよりも次の与えるとき便利です。
犬用ウェットフードの適切な与え方
ウェットフードはドライフードよりも身体のことを考えて与える必要があるので、適切な方法をご紹介します。
ウェットフードだけでなくドライフードも適度に与える
主食としてウェットフードを与えるときは、エネルギー補給と噛む力を衰えさせないためにも、たまにドライフードも与えることが大事です。
というのもウェットフードは全体的にカロリーが低めになっており、あまり噛まなくても食べられるほど柔らかくなっています。
対してドライフードはカロリー量が300kcal以上のものが多く、しっかり噛んで食べられるよう固めに作られています。
ウェットフードだけを主食として与えていても、噛む力を養うことができないため、できればドライフードとローテーションして与えるのが理想的ではあります。
またウェットフードはニオイが強く嗜好性が高いため、ウェットフードだけを与え続けていると、ドライフードを食べなくなり切り替えが難しくなる恐れがあるので注意しましょう。
餌皿はなるべく底が浅く平らになっているものを選ぶ
ウェットフードは柔らかく飲み込みやすいですが、餌皿はなるべく底が浅く平らになっているものにすると、より愛犬がストレスなく食べられます。
特にチワワやプードルのような小型犬の場合、餌皿の底が深いものや丸い形のものだと首が突っかかりやすく、食べにくく感じてしまうことがあります。
さらに首をあまり曲げなくても食べられる高さに餌皿を置いてあげると、シニア犬や大型犬の足腰の負担を減らせますよ。
犬用ウェットフードは食後にデンタルケアが必須
水分量が多いウェットフードは、歯に付きやすく、歯周病や口臭の原因になってしまう恐れがあるので、こまめなデンタルケアが必須になります。
歯ブラシを使ってケアしてあげるのが一番いいですが、「歯磨きガム」といった、デンタルケアができるおやつを活用するのもひとつの手段。
歯ブラシだけだと奥歯までしっかり磨くことは難しいので、「デンタルトイ」を上手く利用してしっかり歯のケアをしましょう。
犬用ウェットフードの特徴や適切なフードの選び方まとめ
犬用ウェットフードは栄養と水分を一緒に摂取することができ、消化吸収性・嗜好性も高いという特徴があります。
そんなウェットフードを主食として与える場合、健康維持がしやすいよう栄養バランスが調節された、総合栄養食と書かれているものを選ぶのが大事です。
さらにウェットフードを選ぶうえで、以下のポイントに注目しておきましょう。
犬用ウェットフードを選ぶポイント
- ●主食にするなら総合栄養食と記載しているもの
- ●トッピングする場合は一般食
- ●愛犬の年齢に適切な栄養が摂れるもの
- ●動物性タンパク源を主原料として使っているもの
- ●人工添加物が不使用、または天然由来の安全な成分な使ったもの
- ●愛犬がアレルギーになりやすい食材を使っていないもの
- ●原材料の産地表示や生産工場が明確に記載しているもの
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