
「体重管理用」「減量用」ダイエット用ドッグフードも種類が多く、カロリー以外にどこに注目して選んだらいいのか、悩みますよね。
ダイエット用ドッグフードは、低カロリーなのはもちろん大事ですし、脂質、タンパク質量など栄養面も見て選ぶ必要があります。
そこでこの記事では、「愛犬をダイエットさせたい」「愛犬の肥満を防止したい」という飼い主さんのために、ネットで評判の良いダイエット用ドッグフードを比較。
そのなかから低カロリーかつ栄養バランスにも優れていて、健康的にダイエットするために良いドッグフードを6つ厳選してご紹介します。
低カロリーでタンパク質も多く、脂質抑えめでダイエット向けのドッグフードTOP3はこちら▼
モグワン:363kcal/100g。栄養価が高く良質な油豊富!健康的にダイエットしたい子におすすめ
アカナ ライト&フィット:307kcal/100g。タンパク質も多くてカロリー低め!しっかり体重を落としたい子におすすめ
アランズ:342kcal/100g。低脂肪なラム肉メイン!体重管理もできて牛・豚・鶏アレルギーの対策もできる
目次
ダイエット向けドッグフード選びのポイント【カロリー以外】
愛犬のダイエットドッグフードを選ぶときは、低カロリーなのは必須。カロリー以外にどんなところを見て選べばいいのか、ポイントをご紹介します。
前提として犬が健康的にダイエットするためには、ビタミンやミネラル等の栄養バランスがとれていて、身体を作る元となる動物性タンパク質が豊富なドッグフードであることも大事です。
1.脂肪燃焼率を高めるため高タンパクなドッグフードを選ぶ
タンパク質は犬の筋肉・骨・血液など、身体を作り、ダイエットにおいて重要な栄養素です。
しっかり運動して筋肉をつければ人間と同じく犬も基礎代謝も上がり、脂肪燃焼効果向上も期待できます。
ただし腎臓疾患をもっている愛犬の場合、高タンパクすぎるフードは腎臓に負担がかかってしまう恐れがあるので、タンパク質だけを過剰摂取するのではなく、栄養バランスも重視しましょう。
2.過剰な糖質摂取を避けるため低GI食品が配合されているドッグフードを選ぶ
犬のダイエットでも炭水化物(糖質)を減らすことが大切です。日常生活や運動で消費しきれなかった炭水化物は、体内で脂肪という形で蓄積されます。これは人間のダイエットでも同じことが言えますね。
ただし、まったく摂らないのはNGです。
実際ほとんどのドッグフードには炭水化物、糖質が含まれているので完全に避けるのは難しいです。
ダイエット中のワンちゃんに効率よく炭水化物を摂取してもらうコツは「GI値が低い原材料を使っているフードを選ぶ」ことです。
GI値が低い食品は脂肪になりにくくダイエットに効果的。
反対にGI値が高い食品は、食後血糖値の上昇が大きくなります。
血糖値の上昇が大きいと、「脂肪を作る」作用のあるインスリンがたくさん分泌されるため、糖質が脂肪になりやすくなってしまいます。
低GI食品・高GI食品は以下のようなものがあります。
低GI食品(GI値) | 高GI食品(GI値) |
|
|
「低GI食品中心」とパッケージに記載されているフードもありますので、ダイエット用ドッグフードを選ぶ一つのポイントです。
3.栄養価の高い良質な油が配合されたものを選ぶ
犬のダイエットと健康のためには、適度に魚油や植物由来の良質な油も必要です。
良質な油には犬の身体で合成できない栄養素を含んでおり、愛犬の健康的なダイエットにおいて重要になります。
とくに魚介類に多く含まれるEPA・DHAのオメガ3脂肪酸は、血栓ができるのを予防し血管を健やかに保つ、コレステロールを減らす、皮膚粘膜を保護するなど様々な効果が期待できます。
ただし動物性の油はコレステロール値を上げてしまうので、ドッグフードの成分表を見て油の種類にも注目しましょう。
4.フードのアレルギーにも配慮して選ぶ
ダイエット用ドッグフードとして低カロリーでも、アレルギーリスクが高いと与え続けるのに不安があります。
そのためドッグフードに余計な香料・着色料のような人工添加物が入っていないか、穀物などのアレルギーに配慮しているかを見ることも大事です。
- ●自然由来の原材料を使っていると証明している
- ●原材料の種類が少ない
- ●人工添加物を使っていない無添加のフードである(もしくはオーガニック素材を使用)
- ●穀物を過剰に配合していない、もしくはグレインフリーである
アレルギーに配慮しているドッグフードは、こちらでアレルギーリスクを避けるのに特化したフードを厳選してご紹介しています▼
5.食物繊維豊富なドッグフードで満腹感をキープさせる
食物繊維は腸内環境を正常にしてデトックスし、血糖値の急上昇を防ぐ効果が期待できるので犬のダイエットにも効果的です。
さらに食物繊維は満腹感も得やすいので、腹持ちが良くなります。
ただし犬は出されただけ満腹でも食べてしまう傾向があるので、与えすぎに注意ですよ!
食物繊維源として、小麦やセルロースパウダーなどが使用されているドッグフードもありますが、小麦のアレルギーに配慮するため自然由来の野菜や果物の食物繊維から積極的に摂取するようにしましょう。
- ●腸内環境を整える
- ●血糖値の急上昇を防ぐ
- ●血中コレステロールを低下
- ●満腹感を得やすく腹持ちが良くなる
6.ダイエットドッグフードの種類に注意して選ぶ
ダイエット用ドッグフードには体重管理用と減量用と2種類あります。
減量用のドッグフードはカロリーが大幅にカットされていてしっかりダイエットさせたいときに向いているもの。
体重維持用のドッグフードは避妊・去勢時の太りやすいときに体型を維持する目的で作られていて、減量用よりはカロリーが高く脂肪量が調節されています。
そのため「ちょっと太りすぎ」という愛犬には、減量用ドッグフードでしっかりとカロリーカットするなど、状況に応じて与えられると効果的なダイエットにつながります。
ただし減量用ドッグフードは栄養が不足しがちなので、すぐに減量が必要な場合のみ与え、体重が落ちてきたら栄養も補ってあげるなど工夫が必要です。
人気・評判の良いダイエット向きドッグフード10種比較
ダイエット用ドッグフードは商品がたくさんあるので、まずは通販サイトなどでもレビューが高く低カロリーなドッグフードの成分を比較してみました。
市販で売っているものから通販サイトでも購入できるものまで様々な種類がありますが、やはり原材料の安全性などに差はあります。
ご紹介するドッグフードの原材料のなかで、良質かつ安全性の高い「ヒューマングレード」なタンパク質は青色。
ダイエットに不向きな食材が使われているものは赤色。
商品/100gのカロリー | 主原料 | 脂質/炭水化物 | 税込価格/内容量 |
セレクトバランス スリム ラム 成犬体重管理用 【286kcal】 |
【タンパク質】乾燥ラム,乾燥ミルクプロテイン 【食物繊維】玄米,えん麦,ビートパルプ |
【脂質】キャノーラ油 【炭水化物】玄米,米,えん麦 |
3,780円/3kg※ |
アカナ ライト&フィット 【307kcal】 |
【タンパク質】骨抜き鶏肉16%,鶏肉ミール14%,七面鳥肉ミール14% 【食物繊維】えんどう豆繊維,アルアルファ4% |
【脂質】鶏肉脂肪1%,ニシン油1% 【炭水化物】赤レンズ豆,グリンピース |
4,620円/2kg |
ロイヤルカナン 減量サポート ドライ 【312kcal】 |
【タンパク質】肉類(鶏,七面鳥),小麦,コーングルテン 【食物繊維】植物性繊維,ビートパルプ,サイリウム |
【脂質】動物性油脂,魚油 【炭水化物】小麦 |
4,990円/3kg※ |
ヒルズ サイエンスダイエット ライト 体重管理 小型犬用 【314kcal】 |
【タンパク質】鶏肉(チキン、ターキー),トウモロコシ,小麦 【食物繊維】トウモロコシ,セルロース,ビートパルプ |
【脂質】動物性油脂,植物性油脂,亜麻仁 【炭水化物】トウモロコシ,小麦,エンドウマメ |
1,542円/1.5kg |
YumYumYumシニア&ライト チキン ドライタイプ 【320kcal】 |
【タンパク質】鶏肉(ささみ),大麦,玄米 【食物繊維】玄米,甜菜繊維,かぼちゃ |
炭水化物】大麦,玄米,にんじん | 7,130円/2kg |
犬心 糖&脂コントロール 【約325kcal】 |
【タンパク質】生肉(牛・馬・鶏),各生魚 【食物繊維】玄米,さつまいも,とうもろこし |
【脂質】ゴマ,ココナッツ,ひまわり油 【炭水化物】玄米,大麦,さつまいも |
2,860円/1kg |
アランズナチュラルドッグフードラム 【約342kcal】 |
【タンパク質】生ラム肉25%,乾燥ラム肉10%,レンズ豆 【食物繊維】さつまいも,えんどう豆繊維 |
【脂質】ラムオイル4% 【炭水化物】さつまいも,レンズ豆,そら豆 |
4,356円/2kg |
モグワン 【約363kcal】 |
【タンパク質】チキン生肉21%,生サーモン12%,乾燥チキン12% 【食物繊維】さつまいも,アルアルファ |
【脂質】サーモンオイル2%,ココナッツオイル 【炭水化物】さつまいも,エンドウ豆,レンズ豆 |
4,356円/1.8kg |
オリジン フィット&トリム 【約353kcal】 |
【タンパク質】鶏肉,鶏レバー,七面鳥レバー 【食物繊維】ニンジン繊維,エンドウ豆繊維 |
【脂質】ニシン油 【炭水化物】赤レンズ豆,ひよこ豆,グリーンレンズ豆 |
5,720円/2kg |
ニュートロジャパン シュプレモ 体重管理用 【355kcal】 |
【タンパク質】鶏肉,チキンミール,ラムミール 【食物繊維】玄米,オーツ麦,ビートパルプ |
【脂質】鶏脂,亜麻仁,ひまわり油 【炭水化物】玄米,粗挽き米,米糠 |
3,197円/2kg※ |
※Amazon価格
新鮮な生肉を配合しているものや、小麦などのグルテンが多く配合されているものなど、ダイエット用ドッグフードでもタンパク質源に違いがありますね。
ダイエット向きドッグフードとして有名なのはサイエンスダイエット、ロイヤルカナン。
低カロリーでコスパが良いので、市販で購入できるダイエットドッグフードとしては良いですが、小麦や動物性油脂が配合されているので少し不安が残ります。
カロリーだけならどのドッグフードもダイエットに効果的ですが、動物性タンパク質の量や添加物の有無などで差があります。
とくに原材料の「ミール」は、良質なものと安全性に不安があるものがあります。
「ミール」とは肉を粉状にしたもので、老廃物も一緒に粉にしているものは安全性に問題があります!新鮮な生肉だけをミールにしていると証明できているフードを選びましょう。
ダイエット向きドッグフードおすすめランキング6選
評判の良いダイエットドッグフードのなかから、健康的にダイエットできるドッグフードを6つ厳選してご紹介していきます。
単純に低カロリーなだけで選ばず、愛犬が健康的にダイエットするため、栄養バランスが取れているか?安全性は高いか?という面も考慮しています。
※ダイエット向けドッグフードは、栄養やカロリーの面から見て最適なものを主観で選んでいるため、より愛犬のダイエットに効果的な成分を含んだフードが見つかったタイミングでラインナップが入れ替わることがあります。
1位:食物繊維たっぷりで消化に良い【 モグワン】
モグワンの特徴
- ●脂質の少ない鶏肉中心、体重維持・ダイエットにおすすめ
- ●食物繊維がたっぷりで消化に良い!便秘気味の子にもおすすめ
- ●チキン&サーモンメインで香り高い!フードの食いつきが悪い子にもおすすめ
安全性 | 4.5/5点 |
栄養バランス | 4.5/5点 |
価格(税込)/内容量 | 4,356円/1.8kg |
粗タンパク質 | 30.0% |
脂質 | 12.0% |
粗繊維 | 3.0% |
100gあたりのカロリー | 約363kcal |
原材料 | チキン&サーモン56%,サツマイモ,エンドウ豆,ビール酵母,ココナッツオイル,バナナ,りんご,海藻,かぼちゃ等 |
香料・着色料 | 不使用 |
原産国 | イギリス |
対象犬種・年齢 | 全犬種・生後4ヶ月以降対応 |
モグワンは高タンパク・低脂質でカロリー低めなのはもちろん、栄養バランスもしっかりとれています。
新鮮な肉・魚・野菜をバランスよく配合し、着色料・香料一切不使用、グレインフリで穀物アレルギー対応と、犬を健康的にダイエットさせるドッグフードとしておすすめ。
元々ダイエット用ドッグフードではないのですが、高いダイエット効果が期待できるという点で厳選しています。
2位:高タンパク&低カロリーでダイエット向け【アカナ ライト&フィット】
アカナの特徴
- ●タンパク質量が多く代謝アップに効果的、がっつりダイエットしたい愛犬におすすめ
- ●植物性タンパク質なし、良質な動物性タンパク質のみ配合
- ●炭水化物源が低GIのフルーツと野菜中心なのでとことんダイエット向き
安全性 | 4.5/5点 |
栄養バランス | 3.5/5点 |
価格(税込)/内容量 | 4,620円/2kg |
100gあたりのカロリー | 307kcal |
粗タンパク質 | 35.0%以上 |
脂質 | 11.0%以上 |
粗繊維 | 8.0%以上 |
原材料 | 鶏肉(16%),鶏肉ミール(14%),七面鳥肉ミール(14%),赤レンズ豆,グリンピース,エンドウ豆繊維,鶏臓器のレバー・ハツ・腎臓(5%),ニシンミール(5%),全卵(5%)等 |
香料・着色料 | 不使用 |
原産国 | カナダ |
対象犬種・年齢 | 全犬種・1歳以上 |
アカナのライト&フィットは、高タンパクで脂肪と炭水化物を抑えた低カロリーのダイエット向きドッグフードです。
人間用食材として認定を受けた良く知る地元の牧場・農場・漁港でとれた牛肉・羊肉・豚肉や鶏肉・鶏卵や魚が主原料となっているので安全性も高いです。
また肉の配合率を高くしており、タンパク質量35%の高タンパクフードなので、身体作りにも効果的。
かぼちゃなどの低GI食品を配合して血糖値の急激な上昇を抑え、高いダイエット効果が期待できるドッグフードになります。
3位:低脂肪・高タンパクなラム肉中心【アランズナチュラルドッグフード・ラム】
アランズの特徴
- ●高タンパク低脂質なラム肉メイン、しっかりダイエットしたい愛犬におすすめ
- ●原材料が計9種類。アレルギーが多い子にもおすすめ
- ●サツマイモや亜麻仁配合で食物繊維も豊富、デトックス効果もあるので代謝アップも期待できる
安全性 | 4.5/5点 |
栄養バランス | 4/5点 |
価格(税込)/内容量 | 4,356円/2kg |
粗タンパク質 | 22% |
脂質 | 13% |
粗繊維 | 6.5% |
100gあたりのカロリー | 約342kcal |
原材料 | ラム40%(生ラム肉25%,乾燥ラム肉10%,ラムオイル4%、ラムグレイビー1%),サツマイモ,レンズ豆,ベジタブル・ハーブミックス,亜麻仁等 |
香料・着色料 | 不使用 |
原産国 | イギリス |
対象犬種・年齢 | 全犬種・生後2ヶ月以降対応 |
アランズナチュラルチョイス・ラムは、高タンパク・低脂質で、ビタミンやミネラルも豊富なラム肉を、全体の40%配合しています。
とくにダイエットを考えたときに、低脂肪なラム肉はダイエットに効果的です。
また原材料の種類が計9種類と、あらゆるアレルギーに配慮しているので、安全性が高いのも特徴です。
4位:タンパク質量42%!【オリジン フィット&トリム】
オリジンの特徴
- ●健康的に体重を維持したい愛犬におすすめ
- ●グレインフリーで穀物アレルギーにも配慮
- ●タンパク質量も多く代謝アップが期待できる
安全性 | 4.5/5点 |
栄養バランス | 3.5/5点 |
価格(税込)/内容量 | 5,720円/2kg |
粗タンパク質 | 42%以上 |
脂質 | 13%以上 |
粗繊維 | 8%以上 |
100gあたりのカロリー | 約353kcal |
原材料 | 鶏肉・鶏レバー・七面鳥レバー・タラレバー・全卵・アブラガレイ,七面鳥肉,丸ごと大西洋ニシン,鶏心臓,七面鳥心臓等 |
香料・着色料 | 不使用 |
原産国 | カナダ |
対象犬種・年齢 | 全犬種・全年齢 |
オリジンのフィット&スリムは、原材料の確保から製造まで全て自社で手掛けるヒューマングレードの体調管理用フードです。
肉を85%・フルーツと野菜を15%配合し、粗タンパク質42%と高タンパクかつグレインフリーなので、穀物アレルギーにも配慮されています。
鶏肉を中心に生・乾燥した新鮮肉を使用し、原材料の安全性が高いのも魅力。
体重管理用なのでややカロリー高めですが、栄養価がとくに高く健康的なダイエット用ドッグフードです。
5位:【脂肪6%小型犬も食べやすい国産フード】Yum Yum Yum!シニア&ライト チキン ドライ
ヤムヤムヤムの特徴
- ●小粒で小型犬が噛み砕きやすいフード
- ●産地が明確な国産素材を多く使用していて安全性が高い
- ●カロリーがとくに控えめで減量に向いている
安全性 | 4/5点 |
栄養バランス | 4/5点 |
価格(税込)/内容量 | 7,130円/2kg |
粗タンパク質 | 20.6%以上 |
脂質 | 6.1%以上 |
粗繊維 | 2.6%以下 |
100gあたりのカロリー | 320kcal |
原材料 | 鶏肉,大麦,玄米,甜菜繊維,かつお節,ビール酵母,卵黄,にんじん,オリゴ糖,かぼちゃ,ブロッコリー,昆布,コンドロイチン蛋白複合体(サメ軟骨抽出物),グルコサミン等 |
香料・着色料 | 不使用 |
原産国 | 日本 |
対象犬種・年齢 | 全年齢対応 |
Yum Yum Yum!シニア&ライトは、脂肪分の少ない鶏のささみを使用し320kcalと低カロリーかつ低脂肪&高タンパクフードです。
減量させたい愛犬や、基礎代謝が落ちてきたシニア犬のカロリーコントロール、ダイエットに適しています。
動物性油やゴマなどの脂質は配合されておらず、鶏肉や玄米などに含まれる脂質のみなので限りなく低脂質。
カロリーと栄養バランスの面に優れているので、ダイエット用ドッグフードとして幅広いライフステージの愛犬におすすめです。
6位:【低カロリーな国産フード】犬心~糖&脂コントロール
犬心の特徴
- ●脂質とカロリー控えめの減量に適したフード
- ●消化しやすい比率と製法で配合された良質なタンパク質たっぷり
- ●オメガ3脂肪酸を含む良質な油を配合
安全性 | 4.5/5点 |
栄養バランス | 4/5点 |
価格(税込)/内容量 | 2,860円/1kg |
粗タンパク質 | 23~27% |
脂質 | 5~9% |
粗繊維 | 5~8% |
100gあたりのカロリー | 約325kcal |
原材料 | 生肉(牛・馬・鶏),各生魚,魚粉,玄米,大麦,さつま芋,じゃが芋,ゴマ,ココナッツ,とうもろこし,大豆,ホエイ,海藻,花びらたけ,ひまわり油,冬虫夏草,乳酸菌群,ビール酵母,オリゴ糖 |
香料・着色料 | 不使用 |
原産国 | 日本 |
対象犬種・年齢 | 全犬種・1歳以上対応 |
犬心はきのこの食物繊維が豊富に含まれていて、低カロリーでダイエット向きなドッグフードです。
食物繊維のバランスを徹底研究し、糖の吸収と血糖値上昇を抑える食材をたっぷり配合。
肥満や糖尿病はじめ、併発しやすい7つの疾患を同時にケアできるように配慮して作られていて、「すでに獣医から危ない!」といわれている愛犬の健康を気遣ってあげることもできます。
ダイエット用ドッグフードとして最もおすすめは【モグワン】
今回ご紹介したダイエット向きのドッグフードは、どれも栄養バランス・高タンパク・低カロリーという条件を満たしていますが、ダイエット用フードとしておすすめなのはモグワンです。
モグワンがおススメの理由
- ●脂質とカロリーがほどよいので、栄養も摂りつつ健康的にダイエットできる
- ●代謝を促しやすいココナッツオイルをたっぷり配合
- ●野菜・果物などの食物繊維も豊富、デトックスで老廃物を排泄、代謝アップが期待できる
- ●チキン&サーモン使用で高タンパクかつ食いつきアップの工夫もされている
- ●グレインフリーかつ無添加でドッグフードとして安全性も高い
モグワンはダイエット用ドッグフードとして販売されているものではありません。
しかし犬の身体を作るためのタンパク質を豊富に含み、代謝促進を促す良質な油が使用されているのでダイエット向きのドッグフードです。
食物由来のビタミンやミネラルなどの栄養も摂取でき、栄養バランスを損なうことなく健康的にダイエットするのに向いているためおすすめできるのです。
モグワンに含まれている成分は栄養価が高いだけでなくダイエット向きなのですが、もう少し詳しく見ていきましょう。
チェックポイント | モグワンの特徴 |
タンパク質 | チキン&サーモン56%配合で高タンパク |
脂質 | 栄養価の高いサーモンに含まれる良質な油や代謝を高めるココナッツオイル配合 |
炭水化物 | サツマイモなどの低GI食品を配合 |
食物繊維 | りんごやかぼちゃの自然な食物繊維で内側から健康 |
消化のしやすさ | グレインフリーで消化器に負担がかかる穀物不使用 |
ビタミン・ミネラル | チキンや野菜と果物、海藻をバランスよく配合 |
愛犬のダイエットに適したカロリーはどのくらい?
犬をダイエットさせるには、良いフードを選ぶことももちろんですが、ときには食事量を調整してあげる必要もあります。
犬は「出されたら出された分だけ食べきってしまう」ので、ドッグフードの量は1日に必要なカロリー内におさまるように調整しましょう。
犬の1日あたりに必要なカロリーは、体重や年齢だけでなく避妊・去勢をしているかどうかによって違いがあるのです。
また室内飼いか外飼いか、よく運動するかなど個体差はありますが、ここでは基本的な方法で愛犬が1日に必要とするカロリーを計算してみましょう。
まずは犬が自然に消費する基礎代謝をもとに、年齢ごとの運動量を考慮した1日に必要なカロリーを計算していきます。
まずは計算に必要な愛犬ごとの数字を求めます。
基礎代謝(RER) | 1日に必要なカロリー(DER) | |
計算式 | RER=70×体重の0.75乗 | RER×ステージごとの数値▼ |
計算内容 | 【▲を電卓で計算する方法】 1.理想体重を3乗する 2.「1」を表示したら√を2回押す 3.70をかけた値がRER |
【ステージごとの数値】 ■生後4ヶ月未満:3 ■4~9ヶ月:2.5 ■10~12ヶ月:2 ■成犬(避妊・去勢なし) 1.8 ■成犬(避妊・去勢すみ) 1.6 ■肥満傾向の成犬 1.4 ■高齢期 1.4 |
少し専門的な話も出てくるので、もっと簡単に例として体重5kgの避妊・去勢すみの成犬の1日に必要なカロリーを求めてみましょう。
まずは計算式に沿って、基礎代謝量(RER)を求めます。
- 理想体重を3乗、5kg×5kg×5kg=125kg
- 125を表示して√を2回押す→3.3343…
- 3.3343×70=234.05….
体重5kgの成犬1日の基礎代謝は234kcalであることがわかりました。
この基礎代謝234kcalをもとに、1日の必要カロリー(DER)を計算しましょう。
234kcal (RER)×1.6=374.4
結果体重5kgの避妊・去勢すみの成犬の1日に必要なカロリーは、374kcalです。
この計算式を愛犬ごとの体重に変えると、簡単に必要なカロリーが求められますよ。
ドッグフードの給餌量が必要なカロリーに収まるよう、食事の量と回数を調整してあげましょう。
愛犬が肥満になる原因とは
愛犬が肥満になる原因は、基本的に消費エネルギーより摂取エネルギーが多いことです。
ただ同じエネルギー過多でも、食べ過ぎなのか運動不足なのか、年齢とともに基礎代謝自体が落ちてきているからフードのカロリーが合わないかなど、原因はさまざまです。
まずは愛犬がなぜ肥満になってしまうのか、原因を知っておくと対処しやすくなります。
原因1.食事量が過剰
愛犬が肥満になる原因の多くは、単純にドッグフードの食べ過ぎです。体重や年齢に応じた適正量を知り、食事のカロリー管理をしてあげましょう。
「ほしがるからどんどんあげよう!」と食事を与えすぎたり、おやつの与えすぎももちろんNGです。
食事だけで必要なカロリーを得ているなら、おやつのカロリーは余分となってしまいます。
おやつの摂取カロリーは全体の10%程度を目安にして、その分食事量を減らしてあげましょう。
犬は「人が持っているものをほしがる」ので、ご飯を与えてもおやつを執拗に欲しがりますよね。
どうしても甘やかしてしまいがちな方は、少しでも満足感を満たすようまずは細かくちぎって数回に分けてあげるなど、食事の与え方から工夫してみましょう。
原因2.運動不足で脂肪が体内に溜まっている
運動不足でエネルギーが余ってしまうと、脂肪として身体に蓄えられやすくなるため食べすぎなくても肥満の原因となることがあります。
普段散歩も短距離であまり運動しない場合は、エネルギーを適度に放出できるよう習慣の改善が必要です。
ただシニア犬や肥満度が高くなかなか動けない犬の場合は、急激な運動が身体の負担となってしまうこともあります。
「少しずつ散歩の時間を長くする」、「家の中でのボール遊びをしてあげる」など、無理のない範囲で徐々に生活習慣を変えてカロリー消費できるようにしていきましょう。
原因3.シニア犬になって基礎代謝が低下している
シニア犬は基礎代謝が落ちるとともに動きにくくなってしまうため、成犬時に比べて1日に必要なエネルギーは少なくなります。
そのため以前と同様の食事をしていては、脂肪を蓄積して肥満の原因となってしまうことがあります。
人間でも高齢の方が若いときと同じ食事をしていれば、肥満や病気になる可能性があるのと同じように、ドッグフードも年齢によって変化させることが大事。
1日に必要なエネルギー量は、理想体重から求められる基礎代謝(RER)と、年齢によっても違いますので、しっかり年齢に応じた食事を与えてあげる必要があります。
原因4.避妊・去勢による代謝の低下
去勢・避妊をすると基礎代謝が落ちるため、食事に必要なカロリーも少なくなります。
未去勢・避妊の成犬に必要なカロリー量を1.8とするなら、去勢・避妊後の成犬は1.6です。避妊・虚勢をすると基礎代謝が落ちるとともに、ホルモンバランスが崩れて食欲は増すこともあります。
つまり太りやすい状態なので、食事管理とともに十分な運動をさせてあげましょう。
原因5.病気による代謝の低下
病気が原因で代謝が悪くなり、肥満の原因となることもあります。たとえば「甲状腺機能低下症」は、あまり食べていなくても代謝が低下する病気です。
給与量を守り運動もしているのに愛犬の体重が増えていく場合は、もしかしたら病気が原因かも?と疑っていいかもしれません。
この場合はドッグフードを切り替えても改善しにくいので、動物病院で診てもらいしっかり原因を突き止めてもらう必要があります。
原因6.遺伝が原因で太りやすくなる?
英ケンブリッジ大学の遺伝学者・獣医師のエレノア・ラファン氏は、ある医学誌に肥満のラブラドールレトリバーには遺伝子に特徴があるという研究成果を発表しています。
研究成果によると、ラブラドールレリバーは「プロオピオメラノコルチン」という遺伝子が他とは違っており、通常のラブラドールと比べてたくさんの食事を欲しがり太りやすい傾向があるとされています。
またラブラドールと近い犬種の「フラットコーテッドレトリバー」にも、同じ遺伝子の変異がみられるとのことです。
参照:AFP BB News
一部のラブラドールレトリバーは、遺伝的要因からたくさん食べてしまう可能性がありますが、飼い主が給餌量を調整することで解決できます。
犬が欲しがるままにたくさん食事をあげてしまうと、肥満の原因となってしまうので、飼い主さん自身でしっかり調節しましょう。
肥満になりやすい犬種もいる
牧羊犬や狩猟犬として狩りをして運動量に見合う量の食事をしていたとされるダックスフンドやビーグル等は、生活習慣の名残りが残っており、たくさん食べてエネルギーを蓄えようという習性があります。
よくビーグルは食い意地が張ってるなどいわれますよね。犬種による太りやすさも多少はあります。
とくに元々狩猟犬だった犬種は、狩りに必要なエネルギーを身体に蓄えるため脂肪がつきやすい体質の犬が多い傾向にあります。
また狩猟犬でなくても、食欲旺盛な以下の犬種は、カロリーオーバーで太りやすい傾向があるのです。
太りやすいとされる犬種 | |
小型犬 | パグ、チワワ、ミニチュアダックスフンド、ミニチュアシュナウザー、シェットランドシープドッグ、キャバリア |
中型犬 | ビーグル、コッカー・スパニエル、ダックスフンド、コーギー、フレンチブルドッグ、バセットハウンド |
大型犬 | ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー |
もちろん個体差はありますが、犬種特有の習性は関係しますので知っておいて損はないでしょう。
犬の肥満によるリスクを改めて知っておこう
「犬をダイエットさせる必要はある?」「太っているほうがかわいい」という方もいると思います。
しかし犬も肥満によって、健康に様々な影響が出てしまう恐れがあります。
関節や腰、呼吸器や循環器への負担、偏った栄養による糖尿病などを併発することも考えられますので、犬が肥満になるリスクについて今一度整理しておきましょう。
犬の肥満で起こりうる問題 | |
関節 | 捻挫・関節炎・椎間板ヘルニアになりやすい |
心臓 | 筋肉へ血液を送り出すとき心臓にかかる負担が増える |
呼吸器 | 脂肪で気道が圧迫されてしまう |
糖尿病 | 血糖値のコントロールができなくなる |
人間と同じくやはり犬も肥満になってしまうと、関節へのダメージが大きくなってしまうもの。
呼吸器官への影響も否定できないので、あまりに太りすぎな状態なら、やはりダイエットは必要です。
愛犬の肥満度をチェックしてみよう
愛犬が肥満かどうかの基準は、「体型」で判断できますので、飼い主さん自身でこまめにチェックしてあげましょう。
犬の体型ごとに肥満度が確認できて、お腹やしっぽ周りなどのお肉の付き具合で変わります。
参照: 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」
犬種によって体つきが違うので、一概に肥満だと判断できない場合もありますが、BCSを参考に愛犬の体型をチェックしてみましょう。
- 真上から見て腰のくびれがわからない
- お腹がたぷたぷしてつかめるほどたるんでいる
- 背中からお尻にかけて触れると骨の感触がわからない
- しっぽの付け根につかめるほどお肉がついている
じつはこのチェック項目、1つでも当てはまれば愛犬は「肥満」なのです。
肥満という結果が出たら、愛犬の体重を適正体重へと戻すためにダイエットを意識する必要があります。
ダイエット向きドッグフードについてまとめ
犬のダイエットも、人間と同じく摂取カロリーを落とすことも重要ですが、代謝を上げるため動物性タンパク質も摂ったり、健康的にダイエットするため良質な油が配合されているものを選ぶ必要があります。
またダイエット用ドッグフードとして高い効果が期待できるだけでなく、余計な添加物が入っていない安全性が高いものを選ぶのも大事です。
改めて、今回ご紹介したドッグフードのダイエット効果の高さとどのような愛犬に向いているのかをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
療法食である犬心などは、獣医師に与えてもいいか確認が必要なものもあり、全犬種におすすめできるドッグフードではないので、少しだけ評価を低めにしています。
ドッグフード名 | ダイエットに向いているか | 向いている犬 |
アカナ ライト&フィット | 5/5点 | 活動的な愛犬 |
オリジン フィット&トリム | 5/5点 | 活動的な愛犬 |
モグワン | 5/5点 | 適度な運動でダイエットしたい愛犬 |
アランズナチュラルドッグフード ラム | 5/5点 | 適度な運動でダイエットしたい愛犬 |
Yum Yum Yum!シニア&ライト チキン ドライタイプ | 4/5点 | シニア犬、室内にいることが多い小型犬 |
犬心~糖&脂コントロール | 4/5点 | 病気の対処が必要な愛犬 |
大切なので繰り返しますが、ダイエット用ドッグフードは、低カロリーなのも大事ですが、安全性・栄養バランスにも注目して選びましょう。
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