
いつもはドライフードを食べてくれるのに最近食べてくれなくなった……
せっかく良いドッグフードを買ったのにドライフードだとなかなか食べてくれない
ドライフードは手軽に栄養価が高いドッグフードとして与えられ、日持ちするので便利ですが、なぜか食べてくれない子がいますよね。
犬は元々食欲旺盛な動物のため、基本どんなフードでも出してあげればガツガツ食べてくれる子が多いのですが、それでもドライフードを食べてくれない時の原因をご紹介します。
愛犬の好き嫌いだけではなく身体的な問題の可能性もありますので、まずは愛犬の状態をチェックしてみましょう!
体調は悪くないけどドライフードの食いつきが悪い場合は、「ウェットフード」をトッピングして普段の食事に変化を付けてあげるのも大事です。もし「ウェットフードの缶の処理がめんどくさい」という方は、【ブッチ】がおすすめです。
パッケージが工夫されていて、添加物と保存料なしで安全性が高く、水分量が多くて香りが強いので食いつきアップが期待できます。
目次
体調不良かも?ドライフードを食べない時まずチェックすること
愛犬がドライフードを食べないとき、まずは下記の項目をチェックして愛犬の健康面に異常がないかを確認してみましょう。
- フードを食べるときに痛がっている
- 口内に赤みや口臭がある
- 口にできものがある
- 目やにや目の充血、涙やけがある
- ドライフードを食べても吐いてしまう
- 食べても下痢など、うんちの状態に異常がある
- ヨダレが多い
- 愛犬がぐったりしていて元気がない
上記の項目で当てはまるものが1つでもあれば、口内炎や歯周病といった口内の病気や内臓・消化器系の病気の恐れがあります。
「いつもドライフードを食べてくれるのに急に食べてくれなくなった」という場合は、すぐに動物病院に診てもらうようにしましょう。
ご紹介したチェック項目がどれも当てはまらないときは、病気ではなく別の原因が考えられます。
夏の場合は熱中症も疑うこと犬は暑さを苦手とする生き物です。
人間が生活できる暑さでも、犬にとっては食欲をなくすほど暑いと感じてしまうこともあります。
クーラーなどを使って夏は室内の温度を25~26度くらいに設定し、湿度も50%を超えないようにしっかり対策しておきましょう。
愛犬がドライフードを食べないときの原因【病気以外】
1.子犬の場合は歯の生え替わり時期かも
子犬でドライフードを食べないのであれば、食欲不振ではなく永久歯の生え変わり時期で食べにくい可能性があります。
- フードを食べるときに痛がっている
- 口がもごもごしている
- 口臭がする
- 口や歯に血がついていた
- 物をよく噛んでいる
生後4ヶ月~6ヶ月あたりの子犬で口に違和感を感じていそうなら、一度動物病院で診てもらい、一時的にフードを柔らかいものへ変えてあげるなど対応が必要です。
2.愛犬がストレスを感じている
人間と同じように、犬も急激な環境の変化によってストレスを感じてしまいます。
- 引越ししたばかりで愛犬が環境に慣れていない
- 一人暮らしや死別により家族が離れた
- ペットホテルを利用した
- 散歩に行く時間や回数が減った
- 飼い主とのスキンシップが不足している
引越し先やペットホテルなど、住む場所が変わると「いつもと違う!」と感じて愛犬の落ち着きがなくなるかもしれません。
一時的な問題かもしれませんが、散歩に長めに連れて行ってあげるなど、ストレスを軽減する工夫をしてあげましょう。
また、散歩の頻度が減ることによって愛犬の1日の消費カロリーが落ちてしまうため、そのぶんドッグフードを食べる量が少なくなることもあります。
ストレスの感じ方は愛犬の性格による何に対して愛犬がストレスを感じるのかは、愛犬の性格によって当然違います。
たとえば、活発な性格なら散歩の頻度が減ると強いストレスを感じますし、人見知りをする性格なら飼い主に構ってもらえないとストレスを感じやすくなってしまいます。
愛犬の性格をよく考えてスキンシップや散歩の頻度を見直してみるなど、ストレスを感じさせにくい環境づくりができるように工夫してみてくださいね。
3.老化による体質の変化
小型犬・中型犬の場合は9歳、大型犬の場合は7歳ごろからシニア期に入ります。
老化が進むことによって消化器官が衰えたり、基礎代謝量(1日の消費カロリー)が減って食べる量そのものが減ってきたりすることがあります。
また、ものを噛む力も成犬のときより弱くなってしまうため、固すぎるドライフードだと食べてくれないこともあります。
その場合はドライフードよりも食べやすいウェットフードに切り替えをするか、ドライフードを柔らかくするなどの対応が必要です。
4.愛犬がワガママになった
- 元気はあるけど食べない
- おやつはしっかりと食べる
- これといった体調不良はみあたらない
上記の3点に心当たりがあるのであれば、愛犬のわがままでドライフードを食べなくなった可能性が高いです。
愛犬がわがままになってしまったのは、普段のフードの与え方が原因となってしまった恐れもあります。
おやつばかり与えているとわがままになることがある?
愛犬におやつを多く与えてしまうと、主食のドライフードを食べない原因になることもあります。
なぜなら、犬のおやつは犬が喜んで食べてくれるように嗜好性(食いつきやすさ)を高めているものが多いからです。
一方主食となるドライフードは嗜好性よりも栄養バランスを優先していることが多いので、おやつの味に病みつきになった愛犬はドライフードの味に満足しなくなる恐れれがあります。
5.人間の食べ物の味に慣れてしまった
基本的にドッグフードだけで犬に必要な栄養バランスは整うので、あえて人間の食べ物を食べさせる必要はありません。
食べさせてはいけない食材を避ければ犬に人間の食べ物を食べさせても一応問題はありませんが、気を付けたいのがその味の濃さ。
人間の食べ物は犬にとっては味が濃いので、おやつのときと同じように人間の食べ物に慣れてしまうと味の薄いドライフードを食べなくなる可能性があります。
6.ドライフードを置きっぱなしにしている
これはドライフードが目の前に置きっぱなしになっていることで「今食べなくても好きなときに食べられる」と犬が学習してしまい、食べなくなることです。
また、ドライフードの品質が劣化しているから「なんかおかしいな?」と警戒して食べないことも考えられます。
ドライフードを食べてもらう4つの工夫
ここまで、愛犬がドライフードを食べない原因を挙げてきましたが「具体的にどう対策すればいいの?」と疑問が残りますよね。
体調不良の場合はまず動物病院で愛犬を診てもらう必要がありますが、それ以外の場合はこれから挙げる4つの工夫を試してみましょう。
1.フードをふやかして匂いを強くする
愛犬がドライフードをたべないときにまず試しておきたい手段として、ドライフードをふやかす方法があります。
ドライフードをふやかすことで、匂いが強くなりドライフードが柔らかくなるため、愛犬が食いついてくれる可能性が高くなるのです。
とくに歯がまだ十分に発達していない子犬や嗅覚や噛む力が弱くなったシニア犬は、とても食べやすくなるでしょう。
またドライフードをふやかすことで、フードが消化しやすくなりますし、同時に水分も与えることができますよ。
ただし、ふやかしたドライフードは歯に付きやすいため、歯石が溜まらないようこまめに歯のケアが必要になります。
犬は匂いでドッグフードを判断している犬がおいしさを感じる判断基準は、味覚よりも嗅覚によるものが大きいことはご存知でしょうか?
犬が持っている「味を判断する器官(味蕾)」の数は、人間(約1万個)と比べて5分の1ほど(約2千個)しかありません。
代わりに犬の嗅覚は人間の100万倍~1億倍ほど鋭いので、犬は嗅覚によってほとんどのモノを判断しています。鼻が鋭いからこそ匂いの強いドッグフードに惹かれやすいのです。
ドライフードのふやかし方
また、ドライフードをふやかすときは、お湯の温度やふやかす時間にも注意しましょう。
- 30~40℃くらいのお湯を用意する(犬用ミルクでも代用可)
- ドライフードにお湯をかける(フードとお湯の比率は「1:3」ほどを目安に)
- 10~15分ほど時間をかけてふやかす
用意するお湯の温度は高くても40℃まで。できれば人肌程度の温かさにしましょう。
あまりにも高い温度にすると、愛犬が熱いと感じるだけでなく、ドライフードに含まれている熱に弱い成分(酵素・ビタミンなど)が破壊されてしまう恐れがあります。
さらに、フードをふやかすときに使ったお湯にもドライフードに含まれている成分が流れています。
お湯をかけすぎて水っぽくなりすぎないように量を調節しながらふやかしましょう。
2.ドライフードを温めて与える方法もあり
ドライフードを温めると、ふやかすときと同じように匂いが強くなるので愛犬の食いつきが良くなる可能性もあります。
ドライフードをふやかすのに抵抗がある人はこちらを試してみてください。
- 湯煎でドライフードを温める
- ドライフードにドライヤーを当てて温める
- レンジで温める
こちらもふやかすときと同様に、40℃までを目安にフードの温度を確認しながら少しずつ温めていきましょう。
レンジは一番早くドライフードを温めることができるものの、長時間温めてしまうと熱くなりすぎてしまう可能性があります。レンジで温める際は、しっかり冷ましてから与えるなど十分に注意してくださいね。
3.食べなかったらフードを下げるようしつけを行う
愛犬のわがままでドライフードを食べない場合は、ドライフードを置く時間(20~30分程度)を決めて、時間が過ぎたらドライフードを回収するようにしてみましょう。
こうすることによって、「すぐにドライフードを食べないとごはんがなくなってしまう」と学習して、ドライフードを食べるようになってくれるかもしれません。
また、愛犬がドライフードを食べてくれたらしっかり褒めて、出されたご飯を食べることが良いことなんだと覚えさせてあげましょう。
愛犬に「早く食べないとごはんがなくなっちゃうよ」と教えてあげるため、一つのしつけ方法として試してみてください!
しばらくドライフードを食べないからといって、代わりにおやつを与えてしまうのは注意です。
よりおやつばかり食べるようになってしまう恐れがあるので、ドライフードと水以外は与えるのは控えましょう。
4.フードの種類を変えてみる
どうしても愛犬がドライフードを食べないのであれば、水分量が多いウェットフードを試してみるのも一つの解決法です。
ウェットフードを選ぶ基準としては、愛犬が食いつきやすいようなニオイの強いドッグフードを選ぶことがおすすめになります。
たとえば「ブッチ」などのウェットフードは、味が3種類から選ぶことができ、無添加でグルテンフリーなため、好みやアレルギーに配慮しやすいです。
シニア犬の場合やドライフードがどうしても食べてくれない時の選択肢として考えてみましょう。
▼その他おすすめのウェットフードをこちらの記事でご紹介しています。ウェットフードを吟味したい方はぜひご覧ください。
ドライフードを食べないときはいつまで様子見すればいい?
愛犬がドライフードを食べてくれないと、「このままずっと食べないんじゃないか…」と心配になってしまいますよね。
愛犬がドライフードを食べないときは様子見を2日ほど行いましょう。
また愛犬がドライフードを食べなくても、最低限水だけは飲ませてください。
それでも食べないのであれば、対策法を実践してみたり、動物病院で診てもらうようにしてください。
もちろん病気の可能性もありますので、様子がおかしいときは早めの受診が望ましいのは間違いありません。
下記の3点を基本として、獣医さんに状況をうまく説明できるように準備しておきましょう。
- 最後にフードを食べた時間
- 食べさせているドライフードの種類
- 食べなくなったときの状況や愛犬の様子
どんな細かいことでも獣医さんに報告することで原因がつかめるかもしれません。
愛犬がドライフードを食べない原因と対処法まとめ
愛犬がドライフードを食べない理由は様々なので、飼い主が愛犬の様子をチェックして食べない理由を見分けていくことが重要になってきます。
愛犬との接し方や老化に原因があった場合は、しつけ方を見直したりフードをふやかしたりなど、ドライフードを食べてもらうように工夫をしてみましょう。
2日様子を見て、どうしても食べてもらえない場合や愛犬に異常があって病気の可能性が疑われる場合は、早めに病院へ行くようにしてくださいね。
▼ドッグフードの与え方はこちらの記事で詳しく紹介しています!
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