
愛犬の健康面を考え、オーガニックのドッグフードを選ぶ方は増えていますね。
ただ、オーガニックのドッグフードも種類が意外とたくさんあって、通販サイトを見てもなかなか選べないとお困りの方が多いと思います。
オーガニックドッグフードのなかでも良質なものは、多くの認証を受けていて、動物性タンパク質豊富・添加物も少ない・アレルギー対策も万全という特徴があるのです!
今回はまずオーガニックドッグフードがどういうものなのか基準や、良質なオーガニックドッグフードの選び方とおすすめのフードを厳選してご紹介していきます。
また、オーガニックドッグフードよりタンパク質量が豊富で、同じくらい安全性が高いプレミアムフードも3種ご紹介します。
目次
オーガニックドッグフードの定義とは?
そもそもオーガニックドッグフードとは、農薬や人工添加物といった化学物質に頼らず、生産・加工されたものを言います。
つまり自然にあるものだけで作られた素材を中心に使ったのが、オーガニックドッグフードです。
またオーガニックドッグフードは、各国が定める基準をクリアしている特徴があります。
オーガニック認証の基準は国によって異なりますが、日本・アメリカ・オーストラリアで共通している3つのポイントを以下にまとめてみました。
オーガニックドッグフードの基準
- ●原材料のうち95%(水・食塩を除く)が無農薬のオーガニック素材を使っている
- ●人工添加物や遺伝子組み換えした食材を使っていないもの
- ●国が定めた加工方法をクリアしている
良質なオーガニックドッグフードの選び方
基本オーガニックドッグフードは良質なのですが、とくに良いフードはさらに質が高いです。
そこで良質なオーガニックドッグフードの選び方をみていきましょう。
1.アメリカ・ドイツ・オーストラリアなど多くの国で認証を受けている
オーガニックの認証を1カ国だけでなく、アメリカ・ドイツ・オーストラリアなど多くの国で受けているフードほど、安全性が高いです。
認証基準は国によって様々で、日本より厳しく定めているところもあります。
たとえばアメリカでは、オーガニック製品に以下のような規定を定めています。
合成・非合成含め、すべての非農作物原料は、国が定める認可合成物質リスト・禁止非合成物質リストに含まれていなければならない。
「オーガニック」と表記する製品で複数の原料を含む場合は、すべての農作物原料がオーガニックで栽培されたものでなければならない。ただし、オーガニックの形で市販されていないもので、国が定める認可原料リスト(205.606項)にあるものはその限りでない。
取り扱い業者は、オーガニックに非オーガニック製品が混入することや、禁止物質がオーガニック製品に接触することを防がなければならない。NYGreenFashionより引用
このように1つの国でもクリアすべき規定が多いため、多くの国でオーガニック認証を受けているフードは、安全性が保障されていると言えます。
2.無添加・もしくは人工添加物不使用なもの
オーガニックドッグフードの原材料表記をみたとき、できる限り無添加に近いほど、健康維持につながりやすいです。
基本的に人工添加物は不使用となっていますが、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補うため、ペットフード用に作られた成分を含んでいるフードもあります。
ペットフード用は必要最小限に抑えていれば健康的にはいいですが、完全無添加になっているほうが、安心して与えることができるでしょう。
3.動物性タンパク質の比率が高い
健康的な身体作りには動物性タンパク質が効果的で、犬にとって重要な栄養素となります。
ドッグフードの原材料が肉や魚といった動物性タンパク質の比率が高いと、消化吸収性が良く栄養を十分に摂取することが可能。
対して穀物や野菜の植物性タンパク質が高い場合には、消化不良を起こしやすく栄養不足になってしまう恐れがあります。
そのため植物性よりも動物性タンパク質が多く含まれている、オーガニックドッグフードを選ぶことが大事です。
4.穀物アレルギーに配慮したものを選ぶ
オーガニックドッグフードでもアレルギー面に配慮して、穀物不使用(グレンフリー)となっているものが望ましいです。
オーガニックの認証を受けているフードでも、小麦やとうもろこしといった穀物メインのものもあります。
穀物の大量摂取は、犬の消化器官に負担をかける恐れがあり、アレルギー発症のリスクもあります。
そのためオーガニックドッグフードでも、穀物をメインとして使っていないものを選ぶのが大事です。
評判が良いオーガニックドッグフード15種を比較
オーガニックドッグフードは店頭や通販・公式サイトで、簡単に購入することができます。
手軽に購入するなら通販サイトが便利ですが、Amazonや楽天で評判がいいフードのなかでも良質なオーガニックドッグフードを15種比較してみました。
商品 | 認証を受けた国 | 添加物 |
アーガイルディッシュ | オーストラリア,日本 | 最小限使用 |
ギャザー | カナダ,アメリカ,日本 | 最小限使用 |
キャスター&ポラックス | アメリカ | 最小限使用 |
C&R | オーストラリア | 最小限使用 |
シシア | EU | 最小限使用 |
ソルビダ | アメリカ | 最小限使用 |
デフ | ドイツ | 完全無添加 |
テラプラ | ドイツ | 完全無添加 |
ナパーニ | ドイツ | 完全無添加 |
ビオピュア | ドイツ | 完全無添加 |
PIYO | 日本,ドイツ | 完全無添加 |
フォッカービオ | EU,オランダ | 完全無添加 |
プレイアーデン | ドイツ | 完全無添加 |
ボッシュビオ | ドイツ | 完全無添加 |
ヤラー | EU,イギリス,スイスなど | 最小限使用 |
オーガニックドッグフードでも添加物を必要最低限に抑えて使用しているもの、完全無添加になっているものなど差があります。
ただ使っている添加物はどれもビタミンやミネラルなど栄養価を補うものばかりで、犬への影響が少ないものを厳選しています。
どうしても添加物が気になるなら、デフやテラプラといった完全無添加になっているフードを選びましょう。
おすすめオーガニックフードランキング6選
オーガニックドッグフードとして評判がいいものを比較しましたが、特に良質なフードを3つご紹介していきます。
※ご紹介している値段はAmazon(2021年3月時点)をもとに記載していますので、購入時には値段が変わる場合があります
1.ヤラー:オーガニックドッグフードグレンフリー
ヤラーの特徴
- ●イギリスやスイスなど多くの国でオーガニック認証をクリア
- ●100%穀物不使用とアレルギー面にしっかり配慮
- ●皮膚トラブルにいい成分が豊富な鶏肉がメイン
主原料 | 鶏肉,グリーンピース,イエローピース |
認証を受けている国 | EU,イギリス,スイスなど |
人工添加物 | 不使用 |
値段(税込) | 2kg/6,866円 |
フォッカービオはオーガニック食材が4種類だけのシンプル設計で、添加物が一切使用していない完全無添加なドッグフードです。
ただ原材料にトウモロコシや大麦の穀物を含むので、穀物アレルギーを持った犬には向きません。
なのでアレルギー面を考えると、別のフードを試すのがおすすめです。
2.ギャザー:フリーエーカー
ギャザーの特徴
- ●動物性タンパク質を鶏肉に厳選している
- ●グレインフリーと、食物アレルギー持ちの犬でも安心
- ●卵殻粉から天然のグルコサミンやコンドロイチンが摂取できる
主原料 | オーガニックチキン,乾燥オーガニックチキン,オーガニックエンドウ |
認証を受けている国 | カナダ,アメリカ,日本 |
人工添加物 | 不使用 |
値段(税込) | 1.81kg/4,290円 |
ギャザーは動物性タンパク質を鶏肉だけに絞り、穀物不使用に作られたアレルギー対策万全のドッグフードです。
腸内環境や目などに良い成分が豊富な、豆類・ブルーベリーといった食材もたっぷり配合。
また関節部分をケアできるグルコサミンやコンドロイチンも天然由来の成分から配合され、関節部分に不安を抱える犬に相性いいでしょう。
3.フォッカービオ:ドッグ
フォッカービオの特徴
- ●完全無添加の安心設計
- ●原材料は4種類のオーガニック食材だけ
- ●飼育や栽培、加工まで人間と同じオーガニック基準をクリア
主原料 | 有機乾燥鶏肉,有機トウモロコシ,有機大麦,有機家禽脂肪 |
認証を受けている国 | EU,オランダ |
人工添加物 | 不使用 |
値段(税込) | 2.5kg/6,050円 |
フォッカービオはオーガニック食材が4種類だけのシンプル設計で、添加物が一切使用していない完全無添加なドッグフードです。
ただ原材料にトウモロコシや大麦の穀物を含むので、穀物アレルギーを持った犬には向きません。
なのでアレルギー面を考えると、別のフードを試すのがおすすめです。
4.アーガイルディッシュ:グレヴィレア・アダルト
アーガイルディッシュの特徴
- ●オーストラリアや日本のオーガニック認証も受けている
- ●動物性タンパク質には魚や、他の肉よりも栄養価が高いエミュー肉を使用
- ●穀物不使用なので穀物アレルギー対策に良い
主原料 | オーストラリアンマッカレル(サワラ),テイラー(アマキリ),エミュー肉,じゃがいも |
認証を受けている国 | オーストラリア,日本 |
人工添加物 | 不使用 |
値段(税込) | 2kg/4,773円 |
アーガイルディッシュはオーガニック認証を、オーストラリア・日本で受けた動物性タンパク質豊富なグレインフリーフードです。
主原料にはサワラ・アマキリといったあまり聞きなれない魚や、牛肉・鶏肉などよりタンパク質量がたっぷりなエミュー肉を使用。
また、皮膚や腸内環境のケアに役立つ成分が多いチアシードも使用と身体の内側からしっかりサポートできるドッグフードでしょう。
5.ソルビダ:オーガニックチキン【室内飼育体重管理用】
ソルビダの特徴
- ●室内飼いの犬の理想的な体重管理がしやすい栄養バランス
- ●オーガニックの鶏肉がメインのグレインフリーフード
- ●腸内環境の負担が少なく、消化吸収しやすい設計
主原料 | オーガニックチキン生肉,乾燥チキン,オーガニック豆類,オーガニック乾燥ヒヨコ豆 |
認証を受けている国 | アメリカ |
人工添加物 | 不使用 |
値段(税込) | 1.8kg/4,048円 |
ソルビダは室内飼いの犬が理想的な体重を維持しやすいよう、低カロリーな鶏肉や豆類などを使ったヘルシーかつグレインフリーのドッグフードです。
穀物の代わりに高栄養価で消化吸収性がいい豆類、そしてペットフード用に作られた安全性が高い添加物を健康面に考慮して使用。
また子犬や7歳以上の犬に合わせて栄養価を調節した商品もあり、幼いうちから健康維持していけますよ。
6.C&R:オーガニック・ドッグ
C&Rの特徴
- ●健康維持に必要な栄養素が豊富な牛肉・ラム肉がメイン食材
- ●食物繊維や抗酸化成分などを含んだ穀物を使用
- ●小さく平らな粒タイプで、小型犬でも食べやすい形状
主原料 | 牛肉,ラム肉,ソルガム,ひきわりミレット(黍),ひきわり大麦,米ぬか |
認証を受けている国 | オーストラリア |
人工添加物 | 不使用 |
値段(税込) | 2.27kg/4,480円 |
C&Rはビタミンやアミノ酸など、健康維持にかかせない栄養素が豊富な牛肉やラム肉を主原料として使ったドッグフードです。
原材料にはソルガム・ひきわりミレットといった穀物も入っており、腸内環境をケアできる食物繊維や、老化を抑えられる抗酸化成分がたっぷり。
また粒の形が小さく平らになっているので、食物アレルギーを持っていない小型犬には相性がいいでしょう。
オーガニックドッグフードより栄養価が高いプレミアムフード3選
ここから追加でご紹介するドッグフードは、オーガニックドッグフードではありませんが、原材料の安全性、アレルギーリスクに配慮されていて、「同レベル」に良質なプレミアムドッグフードです。
1.アランズ
アランズの特徴
- ●原材料が計9種類!穀物やアレルギーが多い子におすすめ
- ●低アレルゲンのラム肉メインのフード
- ●食物繊維と必須脂肪酸が豊富で消化にも良いフード
主原料 | ラム肉40%(生ラム肉25%,乾燥ラム肉10%,ラムオイル4%,ラムグレイビー1%) |
値段(税込) | 2kg/4,356円 |
添加物 | 不使用 |
アランズは良質な自然素材にこだわり、他の肉よりも低アレルゲンで高栄養価のラム肉を含む、たったの9種類の原材料で作られたドッグフードです。
ラム肉は免疫力向上・皮膚ケアなどの効果が期待できる、アミノ酸やビタミンが豊富。
またお腹や毛質に良い食物繊維や必須脂肪酸が多く含まれる食材ばかりと、アレルギー対策だけでなく、健康的な身体作りがしっかりできるフードですよ。
2.レガリエ
レガリエの特徴
- ●室内飼いの小型犬に適した栄養バランス!トイプードルやチワワにおすすめ
- ●原材料の産地をすべて掲載していて信頼性が高いフード
- ●自然な形の小粒で小型犬が食べやすい
主原料 | 鶏肉(九州産),牛肉(ニュージーランド・オーストラリア・金沢産),魚(金沢産) |
値段(税込) | 1.7kg(850g×2袋)/6,028円 |
添加物 | 不使用 |
レガリエは体重10kgの室内飼い小型犬に合わせた栄養価で、原材料に使っている食材すべての産地を明記と信頼性が高い純国産ドッグフードです。
フードの製造方法も栄養価・美味しさを逃さない調理法で作り、粒の形がバラバラになっているのが高品質の証。
また腸内環境を良好に保つ乳酸菌とオリゴ糖も配合と、愛犬に必要な成分がたっぷり詰まったドッグフードですよ。
3.カナガン
カナガンの特徴
- ●関節サポート成分が特に豊富!足腰の悩みがある子におすすめ
- ●高栄養価の鶏肉を50%以上も使用。オーガニックドッグフードよりタンパク質が多い
- ●消化吸収性が良いサツマイモなどの野菜もたっぷり
主原料 | 骨抜きチキン生肉26%,乾燥チキン25%,サツマイモ,エンドウ豆,ジャガイモ |
値段(税込) | 2kg/4,356円 |
添加物 | ペットフード用に作られた安全性の高いものを使用 |
カナガンは高タンパク・低カロリーで、免疫力アップなど栄養価の高い鶏肉を50%以上も使用したドッグフードです。
原材料には身体へ負担をかけないよう、ゆっくり時間をかけて消化吸収されるサツマイモなどの野菜をバランス良く使用。
関節サポート成分のグルコサミンやコンドロイチンが、オーガニックドッグフードはもちろん先にご紹介したアランズ・レガリエよりも豊富なので、関節部分に悩みを抱えている犬にうれしいドッグフードです。
日本製造のオーガニックフードはある?
日本は先進国よりペットフードの基準がまだ甘い所はありますが、日本産のオーガニックドッグフードで「PIYO」という商品はあります。
このドッグフードは原材料の産地・生産者名など詳しく記載しており、日本・ドイツでオーガニック認証を受け、国内製造です。
認証を受けているドッグフードなのですが、小麦やとうもろこしの穀物を使用しているため、植物性タンパク質中心で穀物アレルギーを持つ犬には相性が悪いです。
そのため日本産で良質なフードにこだわるなら、オーガニックではありませんが、純国産のレガリエがおすすめ。
レガリエは無添加・グレインフリーであり、動物性タンパク質メイン。PIYOと同じく産地情報をすべて明記しているので、同じくらい安心感の高いドッグフードですよ。
良質なオーガニックドッグフードの選び方まとめ
オーガニックのドッグフードは原材料に、農薬・人工添加物を一切使われていない安全性が高い商品です。
オーガニック認証の基準は日本やアメリカなど様々な国で定めており、かなり厳しく定めている国もあります。
オーガニックドッグフードのなかでもとくに良質なドッグフードを選ぶには、オーガニック表記以外にも、原材料をしっかり確認するもの大事なポイントです。
良質なオーガニックフードの選び方
- ●オーガニック認証を受けた国が多いほど安全性が高い
- ●身体のことを考慮して無添加、もしくは人工添加物を使っていない
- ●消化吸収性促進のため、肉や魚の動物性タンパク質が豊富なもの
- ●アレルギーリスクを抑えるため、グレインフリーになっているもの
またオーガニックドッグフードでも、高アレルギー性の穀物を使用したものがあります。
そのため良質なドッグフードは、オーガニックドッグフード一択というわけではなくタンパク質量豊富でアレルギー対策がしっかりしたプレミアムフードという選択肢もありです。
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