換気扇掃除の簡単な方法!レンジフードの油やホコリもすっきり綺麗に

2022.1.12

換気扇掃除の簡単な方法!レンジフードの油やホコリもすっきり綺麗に

掃除をするときに、つい避けてしまいがちな場所のひとつは換気扇ではないでしょうか。キッチンの換気扇は油汚れがついてしまうため、気になるけれど年末の大掃除までそのままにしておきたい気持ちになるでしょう。取り外しも面倒だし、掃除で手が汚れるのも嫌だ、力を入れてこすらないといけない、やっぱり今年の大掃除もあきらめようとなってしまい、いつしか汚れはたまっていくばかりです。
しかし、コツさえつかめば換気扇の掃除はそれほど苦にはなりません。このページでは自分でできる換気扇の掃除の手順を種類別に紹介していきます。

換気扇掃除の為の準備

換気扇を掃除する前に以下の準備をしておきましょう。以下のことはパーツを取り外す前に行ってください。

換気扇の電源を切り、ブレーカーも落としておく

物が落ちたり触れたりして換気扇のスイッチが入ってしまう、換気扇の掃除中だと知らない家族がスイッチを入れてしまうといったように何かのはずみでスイッチが入ってしまうことを防ぐためにあらかじめブレーカーは落としておきましょう。

新聞紙やビニールシートを敷いておく

換気扇を掃除する際、床やガスコンロ、壁が汚れないように新聞紙やビニールシートをしておきましょう。

ゴム手袋をはめる

換気扇には油汚れなど不衛生な汚れが付着しているため、ゴム手袋をはめましょう。手袋をはめておけば手荒れも防ぐことができます。

換気扇の汚れを綺麗にしたい!換気扇掃除のポイントを紹介します

 

キッチンのレンジフードの掃除方法

キッチンでよくみられる、前面にフードが付いた換気扇は一旦分解してから作業する必要があります。
分解のやり方に関しては以下の動画を参考にしてみてください。(※換気扇ごとに分解方法が違う場合があります。詳しくはご家庭の換気扇付属の説明書などをご覧ください)

取り外してみると油とホコリがたくさんついているはずなので、その汚れを落とすのには一苦労です。しかし、レンジフードの油汚れを放置すると火災の危険もありますので掃除は怠らないようにしたいところです。

レンジフードの掃除

まずはレンジフードの本体から掃除をしましょう。基本的にはアルカリ性洗剤を染みこませたタオルや布で拭き取ります。それでも汚れが落ちない場合は、中性洗剤をキッチンペーパーに染みこませ、それを汚れがひどい部分に張り付けましょう。5分ほど放置しておけば汚れが取れます。この作業を行う際は必ずゴム手袋をはめて行ってください。

フィルターの掃除

次にフィルター掃除を行います。スプレータイプの台所用洗剤とゴム手袋を用意してください。まずはフィルターをシンクの中に入れ台所用洗剤をかけます。その後、水で洗い流して乾かせば完了です。

シロッコファンの掃除

次にシロッコファンの掃除です。レンジフード付きの換気扇は前面のフード部分を外し、その後にシロッコファンという排気するための部品が入っていますので、こちらも取り外して掃除しなければなりません。
シロッコファンの掃除方法ですが、まず2枚重ねしたごみ袋などにお湯を張り、そこにシロッコファンとアルカリ性の洗剤を入れて30分~1時間ほど漬け置きます。その後、ファン内部の細かい汚れはスポンジや歯ブラシ、注ぎ口洗いブラシなど使って落とし、最後に水で洗い流します。水気が残っているとカビの原因となるので雑巾で拭き取った後、1日おいて乾いてから戻しましょう。

落ちない汚れには重曹つけ置き!

それでも汚れが落ちなければ重曹やセスキ炭酸ソーダなどをお湯に入れ、1時間ほどつけてから洗う必要があります。また、汚れの上に小麦粉を広げ、こするという方法も効果的です。

以上がレンジフードつき換気扇の掃除方法です。しかし、このような方法は時間がかかります。早く綺麗に汚れを落とす最大のポイントは、面倒でも定期的に掃除することがコツです。これらの部品はすぐに油汚れとホコリまみれになりますので、汚れが気になったらすぐに落とすということが鉄則です。
定期的に換気扇の掃除を行なっていれば掃除をスプレータイプで泡状になるキッチンクリーナーを吹き付ける、スチームクリーナーで汚れを洗い流すなどでかなり綺麗になります。この方法であれば、部品の取り外しは必要になりますが、つけおき洗いをする必要がないので、早く綺麗に掃除をすることができます。

 

プロペラファンの掃除のやり方

プロペラタイプの換気扇の場合でも、掃除方法はレンジフード付きタイプとそれほど変わりませんが、プロペラタイプの換気扇は奥行きがそれほどないため少し掃除が楽でしょう。
そのため、表面だけでも週に一度くらいは油がついたらすぐに表面の汚れを落とす習慣をつけておきましょう。

プロペラファンの取り外し

最初にプロペラファンを取り外します。取り外し方に関しては以下の動画を参考にしてみてください。(※換気扇ごとに分解方法が違う場合があります。詳しくはご家庭の換気扇付属の説明書などをご覧ください)

油汚れにホコリが積もってプロペラファンの取り外しができない場合は取り外す前に油汚れをある程度落とすようにしましょう。油汚れは熱に弱いので、ドライヤーを10cm程離したところから5分程度当てましょう。すると、固まった油が柔らかくなり簡単に取り外すことができます。

プロペラファンの掃除

取り外したプロペラファンからカバーとプロペラ部分を取り外して油汚れとホコリを落としましょう。シロッコファンと同じくお湯にアルカリ性の洗剤を入れて30分~1時間ほどつけてからスポンジでこすります。頑固な汚れもシロッコファンと同じく重曹やセスキ炭酸ソーダを入れたお湯につけておきましょう。また、重曹に水を加え練った重曹ペーストを換気扇の羽に塗り、乾くまで放置したあとでお湯につけて汚れを剥がすという方法もあります。

プロペラファンの換気扇もレンジフード付きの換気扇同様、汚れがそれほどひどくなければつけおき洗いせず、取り外した部品にそのままキッチン用の泡クリーナーなどを使えば短時間で綺麗になることもあります。

リンスで油を防いで次の掃除を楽にしよう!

掃除が完了したら、油やホコリがつきにくくなる方法として、カバーやプロペラの部分に髪の毛を洗うときに使うリンスを塗っておくと汚れがつきにくくなるので試してみてはいかがでしょうか。他にもシリコンコーティングしておくことも防汚処理として有効なようです。シリコンスプレーを換気扇に使用し、ぼろきれで拭くと、油汚れがコーティング部分に付着するため、次回の掃除が楽になるようです。

換気扇掃除に便利なおすすめグッズ

換気扇を掃除する際に便利なグッズをいくつか紹介します。ここまで紹介してきた方法で掃除をすることは可能ですが、便利グッズを使用することで掃除の効率がぐっと上がります。


つけおきくん アルミ専用

 

頑固な油汚れにはアルカリ性の洗剤によるつけ置き洗いが有効です。お湯を使ってつけ置くとさらに効果的です。シロッコファンの中にはアルカリ性の洗剤が使用禁止のものもあるようなので取扱説明書をよく読んでおきましょう。


ダスキン 油汚れ用洗剤 スプレー付

 

こちらもアルカリ性の洗剤で油汚れを落とすのに有効です。スプレー式で使いやすく洗剤の泡がしっかりと汚れに付着します。


らくらくスムーズ お掃除手袋

 

ブラシを使わずそのまま掃除をすることができるのがこのお掃除手袋です。換気扇は凹凸が多く、掃除がしにくいため、指先の細やかな動きで掃除できるお掃除手袋はとてもおすすめです。


換気扇ファンブラシ

 

シロッコファンの掃除はファンの隙間が狭く、歯ブラシやスポンジでは汚れが残ってしまう場合があります。換気扇ファンブラシは掃除しにくい隙間にもしっかりと届き、色んな角度から掃除をすることが可能です。


重曹クリーナー

 

重曹は環境にも優しく、油汚れを落とすのにも有効です。お湯につけ置く液をつくったり、そのまま粉末をまぶして掃除をしたりしてしっかりと油汚れを落とすことができます。

意外なものを使った換気扇の掃除方法

ここまでは掃除用のグッズや洗剤をご紹介しましたが、意外なものを使った換気扇掃除のアイデアや代用の事例を紹介します。


おしりふき

 

おしりふきには換気扇の油汚れを落とすのに有効な成分が含まれています。おしりふきを使って換気扇の掃除をすることは肌に優しく、手が汚れにくいというメリットもあります。


業務用リードペーパー

 

換気扇の汚れをなるべく少なくするために換気扇フィルターというものがあります。換気扇フィルターを換気扇に付けることによって汚れを最小限にとどめておくことができるのですが、換気扇フィルターは業務用のキッチンペーパーで代用することができます。
使い方は4カット分を繋げて切り取り、半分に折りたたみ、アルミフィルターの上に乗せ、サイズを調整します。その後、裏側にペーパーを折り返し、各所をマグネットで留めていけば完成です。

 

定期的な掃除にはハウスクリーニングの利用もおすすめ

換気扇の掃除は、汚れが目についたらすぐに落とす、取り外して掃除することを定期的に行う、これが掃除を楽にするポイントです。頻度としては3か月に1回ほど、つまり1年に4回ほどを目安に掃除をするとよいでしょう。
しかし、キッチンにある換気扇は手を伸ばしてもなかなか届きにくい場所にあり、踏み台を使わないと取り外せないこともネックではないでしょうか。さらに、なんとか取り外すことができたとしても、掃除後に元に戻すときにしっかり装着しないと故障の原因にもなりますので注意が必要です。ファンの部分で手を怪我してしまうこともあるので、気をつけて掃除しましょう。
少しでも不安に感じるようであれば、プロのクリーニングへの依頼を考えてはいかがでしょうか。

まとめ

料理はほぼ毎日することでしょうし、換気扇の使用頻度は高いかと思います。換気扇を掃除することは面倒ですが、定期的に行うことで綺麗な状態を保つことができます。また、賃貸住宅にお住まいの場合、引越しの際、換気扇周りを掃除しておくと敷金返還のプラス材料になることがあります。どうしても換気扇の掃除が手間に感じる場合にはプロの力を借りて隅々まで掃除を徹底させてみるのもよいでしょう。

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