浴槽の黄ばみは何が原因?汚れを落として白い浴槽を取り戻す!

2021.6.25

浴槽の黄ばみは何が原因?汚れを落として白い浴槽を取り戻す!

浴室を掃除しているとなかなか落ちない汚れに出くわすことがあります。その厄介な汚れのひとつといえば、浴槽の黄ばみです。もし、浴槽に黄ばみができてしまった場合、掃除をするだけでも一苦労してしまうことでしょう。
そこで今回は、掃除をするだけでも疲れてしまう頑固な浴槽の黄ばみの原因と対処方法をご紹介します。適切な掃除をおこなって、きれいな浴槽を取り戻しましょう。

浴槽の黄ばみの原因

浴槽の黄ばみと一口にいっても、黄ばみの原因は大きくわけて3つに分類することができ、その汚れの原因によって対処法が異なってきます。この章ではどうして浴槽が黄ばんでしまうのかについて解説していきます。

汚れが原因

浴槽に貯めたお湯の水面にあたる部分、通称「水位線」の黄ばみは、水垢や石鹸カスによる汚れが原因であることがほとんどです。
水垢とは、水道水に含まれるカルシウム、ミネラルが浴槽などに付着してできる汚れ。石鹸カスは、飛び散った石鹸やシャンプーの泡が浴槽などに付着し、乾燥してできる汚れとなります。
これらの汚れが浴槽に徐々に蓄積されることで、黄ばみとして表面化していくのです。

      なぜ浴槽が黄ばむ?

経年劣化が原因

プラスチック製の浴槽は、黄ばみや汚れなどが付かないようにコーティングが施されています。しかし、長年使い続けることによりコーティングが剥がれ、材質そのものの劣化が始まります。その結果、徐々に浴槽に黄ばみが発生していくのです。

浴槽の寿命は大体約15~20年といわれていますので、それ以上の年数を使っているのなら経年劣化による黄ばみと疑ってもよいでしょう。
もし、経年劣化による黄ばみであれば、通常の掃除方法では汚れを取ることは難しいので、タイミングをみて浴槽自体を交換することも視野に入れましょう。

入浴剤

快適なバスタイムを過ごすために、入浴剤を使っている人も多いでしょう。しかし、着色料などが入っている入浴剤は毎日のように使っていると、浴槽に色移りしていき、黄ばみの原因となってしまう可能性があります。
とくに、ピンクや緑といった明るく目立ち、色が濃い入浴剤は黄ばみが起きやすいとされているので、できるだけ毎日使うことは避けるべきでしょう。

      なぜ浴槽が黄ばむ?

浴槽の黄ばみを排除に適しているアイテム

浴槽の黄ばみの性質は原因によって異なりますので、お風呂掃除で使っている中性の浴室洗剤では浴槽の黄ばみを落とせないことがあります。
ですので、一度表面化した黄ばみを落とすには別のアイテムを使って落とすほかありません。この章では浴槽の黄ばみを取るのに有効なアイテムをいくつかご紹介していきます。

クエン酸

水垢や石鹸カスなどの汚れはアルカリ性ですので、酸性のクエン酸を使うことで中和作用が起き、黄ばみを落としやすくします。
クエン酸はドラックストアや通販などで気軽に入手できるほか、人体にも害がないので安心して利用できることでしょう。

【使い方】

使い方は簡単で、水100mlに対しクエン酸を小さじ1杯混ぜたスプレーを作り、それを黄ばみに吹き掛けたらラップを被せて1時間ほど置いておくだけです。こうすることにより水垢や石鹸カスにクエン酸が浸透し、黄ばみを落としやすくなるのです。

お酢

お酢も酸性ですので、水垢などのアルカリ性の汚れを落とすのに効果的です。さらに、このときに重曹を一緒につかうと、お酢と重曹が科学反応を起こして泡を発生し、黄ばみを落としやすくなります。

【使い方】

黄ばみに重曹を振りかけた後、お酢をなじませたスポンジでこすり洗いをするだけとなっています。

漂白剤

入浴剤による浴槽の黄ばみは、色素沈着が原因です。ですので、漂白剤や同じ漂白剤であるカビ取り用の洗剤を使ってみると黄ばみが取れることがあります。
ただし、漂白剤は塩素系の洗剤ですので、酸性の洗剤などを混ぜたり、合わせて使ったりすると有毒ガスが発生してしまいます。酸性洗剤、またはクエン酸などの酸性と組み合わせて使うのはやめましょう。

クリームクレンザー

大理石などの繊細な素材で作られた浴槽は、強力な塩素系の洗剤である漂白剤などと相性が悪く、使ってしまうと浴槽自体を傷つけることがあります。
ですので、浴槽用のクリームクレンザーと柔らかいスポンジを使って掃除をします。スポンジにクリームクレンザーをつけ、優しくなじませ、軽くこすって掃除をおこないましょう。

黄ばみに使ってはいけないNGアイテム

浴槽の黄ばみ掃除をおこなうときは、使ってもいいアイテムと使ってはいけないアイテムがあります。使ってはいけないアイテムを浴槽の黄ばみ掃除に使ってしまうと浴槽を傷つけてしまったりするおそれがありますので注意しましょう。

クエン酸やお酢

先ほど、浴槽の黄ばみ掃除に向いているアイテムとしてこれらのものをご紹介しましたが、逆に使ってはいけない場合も存在します。
それは、大理石やヒノキでできた浴槽です。いくら黄ばみ掃除に適しているこれらのアイテムでも、繊細な浴槽との相性が悪く、使ってしまうと浴槽の材質を溶かしてしまったり、傷つけてしまったりすることがあるのです。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジは強い研磨性を持つことから、頑固な汚れに対して使う人も多いでしょう。しかし、強い研磨性があるからこそ、力加減を間違えるだけで簡単に浴槽を傷付けてしまうことがあります。

      どんな浴槽が黄ばみやすい?

浴槽を傷つけてしまう?間違った掃除方法とは

浴槽の黄ばみ掃除の中には、浴槽を傷付けてしまう間違った方法もあります。間違った掃除方法で掃除をしてしまうと浴槽が傷ついてしまうことはもちろん、その傷の中に水垢やカビといった汚れが余計に入ってしまうので注意が必要です。

固いたわしやスポンジで浴槽を強くこする

頑固な黄ばみや汚れは固いスポンジなどで強くこするとよくとれるイメージがありますがそれは間違いです。この方法は浴槽にとって、汚れを取るというよりは、汚れごとコーティングを削りとる行為となります。強くこすってしまうことにより、浴槽に傷ができ、余計に汚れてしまったり、劣化の原因にもつながってしまいますので注意しましょう。

浴槽の材質、汚れと相性が悪いアイテムを使う

浴槽の黄ばみの汚れの原因、浴槽の材質によっては使ってもいい浴槽の掃除アイテムに違いがあります。また、浴槽の材質、汚れの原因によって使いたい掃除アイテムの組み合わせも各ご家庭の浴槽によって違いがあるでしょう。ご家庭の浴槽の事情に合わせた掃除方法で黄ばみを取ることが重要です。

      間違った掃除方法とアイテムは使わない!逆に浴槽を傷つけてしまう

黄ばみを事前に予防するには

浴槽の黄ばみの原因、掃除方法を深く知っていくと、黄ばみ掃除は意外と面倒くさいことがよくわかりました。なるべくなら、浴槽の黄ばみなど作らず、いつもきれいな浴槽を保ちたいものです。
実をいうと浴槽の黄ばみは定期的な努力をすることで簡単に防ぐことができます。黄ばみとは目に見えるほど汚れが溜まっていることがほとんどなので、汚れが溜まる前に浴槽をきれいにしておけばいいのです。

浴槽掃除には重曹風呂!

黄ばみ対策として便利なのは重曹風呂というもので、お風呂上り直後のお湯に重曹を200mlほど入れてみましょう。
そのまま一晩放置して、翌日になったらお湯を抜き、先ほど作ったクエン酸スプレーを浴槽の黄ばみができそうな場所に吹きかけます。そのあと、スポンジで汚れを拭いておけば、浴槽に溜まった汚れはほとんど消えていることでしょう。
ただ、重曹を使った黄ばみ予防法は浴槽の材質によっては適さないものもあるので注意が必要です。

入浴後に軽く汚れを取る

入浴後にやわらかい布でお湯に浮いている汚れを取ったり、浴槽に付着している石鹸カスをシャワーで洗い流したりすれば、それだけで黄ばみの対策になります。

その際に浴室の水気を切ったり換気をしたりしておくと、黄ばみだけでなくカビやぬめりを防ぐこともできるでしょう。

浴槽の汚れを放置してしまうと、汚れが固まってがんこになっていき、除去しにくくなります。面倒だからといって掃除を怠ると、汚れが落としにくくなってより面倒なことになってしまうため、日ごろのお風呂掃除が重要となるのです。
      黄ばみの予防方法

浴槽の黄ばみが自分で取れない場合

長年に渡り蓄積された浴槽の黄ばみは1回や2回の掃除でなかなか取れるものではありません。1回の黄ばみ掃除でも一苦労なのに、それを何回しても黄ばみがとれないと掃除をするのも億劫になってくることでしょう。
そういったときは風呂掃除をしてくれる専門の業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
掃除のプロであれば、掃除に関する確かな技術、豊富な知識を持っているので、安心して家の中の掃除を任せることができるでしょう。

業者に頼む場合、費用はいくらかかる?

しかし、いくら業者に頼めばきれいにしてくれるからといっても、費用を知らなければなかなか勇気を出して業者に頼むことはできないでしょう。業者によって費用に違いが出てくるので一概にはいえませんが、以下に業者に風呂掃除を頼む場合の費用を記載しておきます。

費用相場
浴室 16,000円~

こちらの費用は基本料金となりますので、出張費やオプションなどで費用が変わる場合があります。正確な費用を知りたい人は業者に見積もりをしてもらいましょう。

      難しい場合は業者に依頼を

まとめ

浴槽の黄ばみの原因はさまざまです。まずはなにが原因で黄ばみがついているかを見極めることが重要となってくるのです。黄ばみの原因がしっかりわかるのなら、適切な方法で取り除くことができるでしょう。

しかし、中にはがんこな汚れもあります。浴槽の黄ばみを取るには、浴槽の材質に合ったお掃除アイテムを使わないと、と浴槽を傷つけてしまうおそれもあるのです。

自分の力ではどうにもならないと判断したら、素直に業者へ依頼することをおすすめします。プロの手にかかれば、がんこな黄ばみも一気に消し去ってくれるでしょう。

ただし、経年劣化による黄ばみはさすがに落とせないかもしれません。浴槽を15~20年以上使っている場合は、新しい浴槽に交換するのをおすすめします。浴槽の黄ばみを取り除いて、快適なバスタイムを過ごせるようにしましょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「バスルームクリーニング」をご覧ください。

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