
春は花粉の季節ですね。この時期になると、憂鬱になってしまうという人もいるのではないでしょうか。春にマスクをしている人が多くなりますが、3月~4月にかけては花粉が飛ぶ時期で花粉症の人は対策や予防に取り組むことでしょう。
敏感な人は室内に侵入した少ない花粉でも花粉症を発症することがあります。どのように室内の花粉を防げばよいのでしょうか。今回は花粉症を室内で発症しないための対策と花粉の種類や飛散時期についてご紹介します。

目次
花粉の種類と飛散時期
花粉症の人でよく聞くのはスギ花粉やヒノキ花粉ではないでしょうか。実は花粉症の原因となる植物には多くの種類があり、飛散時期もそれぞれで異なります。日本は縦に長いという特徴から飛散時期などは地域によって異なることがありますが、全国的な目安を参考にここでは花粉の種類と飛散時期についてご紹介します。飛散時期を知っておくことで花粉症を室内で発症してしまうことを防ぐことができるかもしれません。
早くて1月から花粉が飛散する植物
・ハンノキ属
北海道では3月~4月にかけて飛散しますが、全国的に1月から飛び始めます。山地や湿地などに自生しており、木材は薪や楽器などに使用されます。北海道や北陸地方に多く、4月ごろまで飛散します。
・スギ
スギの飛散時期はハンノキ属とほぼ同じです。樹木での花粉の飛散量は多く、1日に50個/㎠以上もの花粉を飛ばすこともあります。飛散量は2月~3月にかけてピークとなります。
2月ごろから花粉が飛び始める植物
・ヒノキ
ヒノキは全国的に早くて2月から花粉が飛び始めます。スギと同様、1日に50個/㎠以上もの花粉を飛ばすことがあります。ピークは3月~4月にかけてとなっており、北海道では量は少ないものの4月~6月ごろに飛散します。
・イネ科
草本でも花粉症に影響することがあります。2月頃から秋ごろまで飛散します。そのためこの種類に反応してしまう人は年中影響を受けているということもあるようです。北海道では5月~9月ごろまで飛散します。
4月から花粉が飛散する植物
・シラカンバ
東北地方と北海道でのみ観測される花粉です。量は比較的少なめですが、4月から6月にかけて飛散します。
秋ごろ飛散する草本
・ブタクサ属
関東地方では7月~12月まで飛散することがあります。全国的には8月~10月の間に花粉が飛びます。日本ではスギやヒノキに次いで花粉症の被害が多い植物です。しかし飛散距離は長くないため近づかない限り影響は受けにくいのが特徴です。
・ヨモギ属
8月~10月にかけて花粉が飛散します。河川敷や空き地などに自生していることが多く、住宅街などでも飛散していることがあります。繁殖力が強く、数が増えてしまうと量も多くなってしまうので注意が必要です。
・カナムグラ
初めて聞くという人もいるかもしれません。強靭なつるを持つアサ科の植物で全国的に分布しています。しかし北海道では花粉は観測されず、本州や四国、九州地方では8月~10月にかけて飛散します。
室内で花粉症になる原因とは
花粉症は花粉に対してアレルギー反応を起こしてしまい、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみを引き起こしてしまう症状をいいます。花粉は外で影響を受けることがありますが、室内でも花粉症の症状を引き起こしてしまうことがあります。花粉症を室内で発症してしまう原因には以下のものが挙げられます。
・外出時に着ていた衣服に花粉が付着している
・部屋を換気したときに花粉が侵入する
・外に干した洗濯物に花粉が付着していた
春先はまだ乾燥しており、静電気が起こりやすいということもあり衣服に花粉が付着しやすいという特徴があります。また部屋を換気するときに空気に混ざって花粉が入り込むことがあります。花粉の時期は洗濯物にも注意が必要です。
徹底予防!室内の花粉症対策
ではどのようにして花粉症を室内で防げばよいのでしょうか。
衣服についた花粉をおとす
静電気によって付着した花粉は、かるく叩くことによって落とすことができます。玄関を開ける前に、ひと手間加えるだけで室内への花粉を防ぐことができます。
換気の時間帯に注意
実は花粉は夜中や早朝は量が少ないという特徴があります。朝起きたときや寝る前などに換気を行うとよいでしょう。
部屋干し
洗濯物は部屋干しにすると花粉が付着する心配がありません。どうしても外で干したいというときは夜干すと多少影響は少なくなります。
手洗いうがいを徹底する
花粉は知らず知らずのうちに吸ってしまっていることがあります。室内に入る前にうがいを行うことをおすすめします。また花粉は手に付着していることもあるので手も洗うようにしましょう。
部屋の掃除をする
部屋を清潔に保つことは室内に花粉をとどめることを防ぐことができます。ほこりなどを溜めないように定期的に掃除しましょう。
空気清浄機を活用する
最近は高性能な空気清浄機も増えており、花粉の飛散を防ぐような機能を備えたものもあります。症状に敏感な場合は購入を考えてもよいのではないでしょうか。
エアコンを利用した花粉症対策と注意点
花粉症を室内で発症させない方法としてエアコンを使用するということも可能です。ここでは使用方法と注意点をご紹介します。
フィルターで花粉をキャッチ
エアコンは室内の空気を吸い込み、エアコン内で温度を変えて室内へ放出します。吸い込み口に花粉専用のフィルターを取り付けることによって花粉を取り除くことができます。フィルターはホコリも同時にキャッチしてくれるものもあるので、部屋の環境改善とあわせて使用してもよいでしょう。ネットでも購入することができます。
フィルターはこまめに掃除を
フィルターにつまりがあると、空気の循環がうまくいかずに花粉を取り除くことができない場合があります。外部に取り付けたフィルターや内部にあるフィルターどちらもきれいに保つことが大切です。2週間に1回はフィルター掃除を行うようにしましょう。
フィルター奥に花粉が潜む場合も
エアコンをどんなにきれいに保っているつもりでも、エアコンのフィルター奥など、手の届かない部分に花粉が溜まっていることがあります。自分での掃除が難しい場合は業者にエアコンクリーニングを依頼してもよいでしょう。花粉のほかにも内部の汚れも同時に落とすことができます。
まとめ
花粉シーズンには、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみなどに悩まされるという人も室内への花粉の侵入を防ぐことによって家では多少ラクになるかもしれません。花粉で有名なものにはスギ花粉やヒノキ花粉などがありますが、草本植物でも反応することがあります。
反応が出やすい人では春先だけでなく、秋でも花粉対策が必要な場合は年中対策が必要な場合もあるかもしれません。とくに影響が出やすいシーズンや室内の花粉が気になるときなどは、エアコンに頼ってみてはいかがでしょうか。花粉症を室内で発症してしまうという事態を防ぐことができるかもしれません。
エアコンクリーニングを依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコンクリーニング」をご覧ください。
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