
もはや、ほとんどのご家庭で当たり前のようにあるエアコン。快適に生活するためにはエアコンはなくてはならないものになりました。
ですがそのエアコンには、「汚れやすい」という困った点があります。エアコン洗浄スプレーも市販されていますが、いまいち使い方がわからなかったりします。
そこで今回は、エアコン洗浄スプレーの使い方について書いてみました。エアコンの掃除に興味がある方、ぜひお読みください。

目次
エアコン洗浄スプレーの選び方
ホームセンターやネットショッピングで探してみると、エアコン洗浄スプレーもけっこうな種類があることがわかります。こうも多くあると、いったいどのようなものを選べばよいのでしょうか。
選ぶポイントは大きく分けて2つあります。
スプレーは「香り」で選ぶ
まずは「香り」です。
エアコンから排出された空気は部屋中を循環します。それは、現状エアコンから嫌な臭いのする方はよく実感されていることでしょう。
エアコン洗浄スプレーは、ほかの洗剤と同じように様々な香りがついています。つまり、スプレーを使うと、嫌な臭いに変わって、今度はその香りが部屋中を循環することになります。香りが嫌な方は「無香料タイプ」を選ぶなど、掃除後のこともきちんと考えて選びましょう。
スプレーは「使える場所」で選ぶ
次に注意する場所は「使える箇所」です。
エアコンの内部は精密な機械となっています。どのスプレーも同じように使える、というわけではありません。故障の原因にもありますので、キチンと使う場所を確認し、正しいエアコン洗浄スプレーの使い方を徹底しましょう。
エアコン洗浄スプレーで掃除できる箇所
エアコン洗浄スプレーの使い方として、掃除箇所をきちんと調べることが大切なのは前述のとおりです。では、そもそもエアコンとはどこを掃除できるのでしょうか。
フィルター
エアコンを掃除するうえで最もポピュラーな箇所がフィルターでしょう。定期的に掃除機で吸ったり、水洗いされたりしている方も多いのではないでしょうか。そんなフィルターの掃除をよりしっかりとするために、フィルター用のスプレーが販売されています。
フィン
エアコン洗浄スプレーのほとんどがこのフィン用のものです。市販されているもののおよそ8割がフィン用という話もあるくらいです。
フィンとは、フィルターの奥にある冷却装置のこと。
これを清潔にすることにより、エアコンの機能が回復します。
ファン
フィンによって冷却された空気を送り出す部分です。フィルターやフィンに比べてとてもカビが発生しやすく、直接的なカビ臭さの原因ともいわれています。
各箇所専用のエアコン洗浄スプレーがありますので、きちんと確認して購入・使用しましょう。
エアコン洗浄スプレーで掃除できない箇所
エアコン洗浄スプレーで掃除できる場所を紹介しましたが、もちろん洗浄スプレーには適していない箇所もあります。以下の箇所を掃除する際には、事前に取扱説明書等を読んで確認しましょう。
室外機
室外機には、エアコン洗浄スプレーの使用はあまりおすすめできません。室外機の中には熱交換器という機械があるのですが、洗浄スプレーの成分がその熱交換器のアルミフィンを腐食させてしまうおそれがあるからです。室外機を掃除する際には洗浄スプレーは使わず、ブラシを使ったり業者に依頼したりしましょう。
お掃除機能付きエアコン
エアコンに自動お掃除機能が付いている場合は注意してください。機種によっては、洗浄スプレーを使っての掃除が推奨されていない場合があります。スプレーを購入する際も、お掃除機能付きでも使えると明記してあるもののほうが安心です。
エアコン洗浄スプレーを使う際の注意点
エアコン洗浄スプレーは便利ですが、使う際にはいくつか注意点があります。ひとつは先ほど説明したように、使用する場所に注意するということです。自分が掃除したい場所に合わせて、専用のスプレーを用意しましょう。
もうひとつは、目詰まりの原因にもなる、ということです。エアコン洗浄スプレーは洗い流さないため、薬剤がそのままエアコン内部に残ります。そのため、内部のホコリに付着して固まり、目詰まりを起こしてしまう可能性があるのです。使用する前に必ずホコリを落とし、ある程度きれいにしてからスプレーを使いましょう。
これらのことを十分注意したうえで掃除をおこなわないと、エアコン洗浄スプレーの本来の効果が発揮されません。エアコン内部は精密機械ですので、どうしても不安な方はプロにクリーニングを依頼しましょう。
エアコン洗浄スプレーを使う前の準備
上記を踏まえたうえで、エアコン洗浄スプレーを購入したら、いよいよ実戦です。ここで、エアコン洗浄スプレーの使い方とは直接関係はありませんが、前準備として必ずやっておかなければならないことをご紹介します。
エアコンの掃除の前には、エアコン周りの養生が必要です。養生をしないで掃除を行うと、洗剤やら汚れやらがぼたぼたと壁や床に落ちてきてしまいます。この汚れは想像以上にカビで真っ黒な液体のため、甘く見ているとお部屋の壁や床やらがとんでもないことになります。
養生に必要なものは45リットルサイズのゴミ袋、それと養生テープ(もしくはビニールテープ)です。そのゴミ袋を開き、エアコンに巻き付け、排出された汚水が溜まるようにします。その溜まる部分の底に穴を開けて、バケツなどを置いておくとなお良いでしょう。
この養生はエアコンを掃除するうえで最も重要といわれています。
大変ですが、必ずやるようにしましょう。
エアコン洗浄スプレーでの掃除手順
養生ができたら、ようやくお掃除開始です。エアコン洗浄スプレーの使い方とともに確認していきましょう。
1.まずは、エアコンの蓋を開けます。
蓋を開けるとフィルターが出てきます。
このフィルターは手で外せますので、お風呂場などで洗うとよいでしょう。
2.フィルターの奥にはフィンがあります。
掃除機ややわらかいブラシなどでまずはホコリを取り除いていきましょう。
ある程度ホコリを取り除いたら、スプレーのラベルなどに書いてある使用方法を確認しながら、まんべんなく吹き付けていきます。
3.ファンを掃除する場合は、吹き出し口にある動く板、いわゆるルーバーを外します。
ルーバーの外し方はエアコンの種類によって異なりますので取扱説明書等で確認しましょう。
4.ルーバーを外したら、フィン同様、掃除機やブラシで軽くお掃除します。
掃除が終わったらスプレーをかけていきます。手で回転させながらファン全体にスプレーが着くようにしましょう。
5.スプレーをかけたら20~30分程度時間を置きます。
時間が経ったらたっぷりの水で洗い流します。
霧吹きやホースなどを使って、精密機械部分にはかからないように慎重に、ですがしっかりと洗剤を洗い流してください。
6.十分に洗い流したら、再び5分ほどおいて洗剤の残りが流れ落ちてこないことを確認したら、送風機能を付けて乾燥させます。
簡単に書きましたが、エアコンの掃除は上記のやり方で行います。
まとめ
エアコン洗浄スプレーの使い方、選び方について書かせていただきました。エアコンがカビ臭かったりすると、それを放置したら大変な健康被害を引き起こしかねません。エアコンの掃除は定期的に行いましょう。
また、プロでないと深部までしっかりと掃除できないのもエアコンの困った点でもあります。2年に一度くらいの頻度で業者に依頼して、しっかりとエアコンを掃除してください。当サイトをご活用いただけますと、便利に業者を探すことができます。
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