
最近では、ご家庭でも天井埋め込みエアコンが使用されるようになりました。また、オフィスやお店でも既に使っているところが多いでしょう。
そんな天井埋め込みエアコンですが、一般的なエアコンと同じように掃除する必要があります。なぜなのでしょうか?また、どのように掃除すればいいのでしょうか?
天井埋め込みエアコンを掃除する必要性と、掃除方法について見ていきましょう。

目次
天井埋め込みエアコンは掃除が必要です!
天井埋め込みエアコンは、一般家庭にあるエアコンと同じで定期的な掃除が必要です。
掃除をしないと汚れが溜まってしまい、様々な害を引き起こしてしまいます。天井埋め込みエアコンの掃除するべき場所として、代表的な部品をみていきましょう。
【フィルター】
エアコンには、ホコリなどのごみを吸い込まないようにするための「フィルター」が設置されているのですが、使っているうちにこのフィルターにホコリなどのゴミがどんどん溜まってしまいます。
この汚れを放っておくと、ホコリが室内に放出されるだけでなく、とても臭い空気が流れるようになってしまうのです。また、ホコリによってエアコンの稼働効率が落ち、電気代が高くなってしまうこともあります。
【ドレンパン】
また、フィルターよりもさらに内部には「ドレンパン」という水分の受け皿があり、エアコンで発生する結露などの水が溜まります。このドレンパンの掃除を怠ると、カビやドレンスライムが発生してしまいます。
※ドレンスライムとは、汚れと水を栄養として発生する微生物の塊であり、泥・液のような形状をしているものです。
ドレンスライムを放っておくと、エアコン内部の水分が流れる「ドレン配管」が詰まってしまい、エアコンの水分の行き場がなくなります。そうなるとカビ発生の悪化に繋がったり、水漏れの原因となったりするので注意が必要です。
紹介したフィルターやドレンパン、ドレン配管以外にも、熱交換器(アルミフィン)やファン、前面のカバー、ドレンポンプなども掃除が必要となる場合があります。
フィルターは素人でも簡単に掃除することができますが、それよりも内部の部品は複雑なため、エアコンクリーニングの業者に依頼するのがいいでしょう。
天井埋め込みエアコンの掃除はフィルターまで!フィルターの洗い方
天井埋め込みエアコンの掃除はエアコンクリーニング業者に任せてしまう人が多い中で、「自分で掃除したい!」と思う人も少なくないでしょう。ここでは初心者でも掃除することができる「フィルターの掃除方法」についてご紹介します。
【フィルターの掃除方法】
必要な道具
ホコリを取り除くためのブラシや掃除機、表面をきれいにするためのぞうきんなどを用意しましょう。
パネルを開ける
掃除機会の多いフィルターは埋め込みエアコンのパネル部分についていることが多く、まずはパネルの固定の片側を手で外します。なおメーカー・機種によってははめ込み式ではなく、専用のリモコンでパネル部分を降下させるものもあるため注意が必要です。
パネルからフィルターを取り外す
パネルに固定されているフィルターを取り外し、掃除しやすくします。
ホコリを取る
ブラシや掃除機などを活用し、フィルターについている大きなホコリを取り除きましょう。
フィルターを水洗いする
細かいほこりなどを落とすため、流水でフィルターを掃除しましょう。その後水気を拭き取り、十分に乾燥させます。
フィルターの取り付け
掃除したフィルターをパネル部分に戻しましょう。多くの場合、はめ込むことで固定できます。
パネルを戻す
パネルを元に戻し、表面などの汚れをぞうきんで拭き取りましょう。以上でフィルター掃除は完了です。
なお、パネルやフィルターの取り外し方は製品によって異なります。事前に取扱説明書を読んでおくといいでしょう。
天井埋め込みエアコンを掃除するオススメ時期とは
エアコンを使い始め、「臭いが気になる」と思ってから天井埋め込みエアコンを掃除する人、掃除を依頼する人は多いと思います。しかし、天井埋め込みエアコンを使い始めてから掃除するのはオススメしません。
それではどの時期に掃除するのがいいのでしょうか?この章では、エアコン掃除のオススメ時期についてご紹介します。
【エアコン掃除のオススメ時期】
エアコン掃除のオススメ時期は、エアコンを使い始めるシーズン前です。シーズン前に天井埋め込みエアコンを掃除してほうがいい理由は主に2つあります。
1つめの理由は、電気代やエアコン自体の負担を緩和することができるからです。ホコリやカビなどの汚れを放っておくと、運転効率が悪くなり、電気代が上がるだけでなくエアコンの負荷も増えてしまいます。
2つめの理由は、エアコンクリーニング業者に依頼する場合に混みあわないからです。多くの人がエアコンを使う時期になってから掃除を依頼します。そのためシーズン中は業者が忙しくて予定が合わないことも発生してしまうのです。
とくに夏の6~8月はエアコンを使う家庭が多いため、依頼が混みあいます。できるだけ4~5月もしくは9~10月に依頼しておくと安心ですよ。
天井埋め込みエアコンの内部は難しい。業者を選ぶときのポイント
天井埋め込みエアコンの掃除について紹介してきましたが、フィルター以外の部品を自分で掃除することは難しいです。また、オフィスやお店など、エアコンの数が多い場合は掃除が大変でしょう。
そんなときは、エアコンクリーニングの業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
業者に依頼することで、フィルターよりも内部の部品を基板まで取り外してキレイにしてくれます。
ただ、どのくらいの費用がかかるのか気になる人も多いでしょう。
そこで天井埋め込みエアコンの掃除にかかる費用相場を調べてみたところ、1台あたり20,000~30,000円ほどでした。
高いと感じるかもしれませんが、前述したとおりエアコンの掃除を怠るとホコリやカビの混ざった空気が流れてしまいます。また、最悪の場合、故障の原因となることもあります。そうならないための投資と思えば安いと感じることができるかもしれませんね。
まとめ
天井埋め込みエアコンの掃除を怠ると、ホコリやカビの混ざった空気が流れてしまうだけでなく、電気代の上昇・臭いの発生・故障・水漏れなどを引き起こしてしまいます。
まずは定期的なフィルター掃除を始めることからオススメします。フィルター掃除ならばエアコンの知識が少ない人でも簡単におこなえますよ。
ただ、フィルター以外の部品はエアコンクリーニングの業者でなければ掃除することが難しいです。少し費用がかかってしまいますが、なるべく定期的に掃除を依頼するのがいいでしょう。
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