ダイヤル錠の開け方(南京錠・ポスト・金庫)と開かないときの対処法

2023.1.5

ダイヤル錠の開け方(南京錠・ポスト・金庫)と開かないときの対処法

「ダイヤル錠の番号を忘れてしまい、開かなくなってしまった……」

ダイヤル錠は通常の鍵と違い、番号が存在するため覚えていないといけません。
なかなか番号を思い出せず、開けられないと焦ってしまいますよね。

しかし、ダイヤル錠は番号を合わせて引っ張るだけの簡単な構造です。
もし番号を忘れても、自力で開ける方法は存在します。

今回はダイヤル錠が開かない場合の番号の調べ方や、開け方のコツを紹介していきます。
時間に余裕がある方は、今回の記事を参考にして試してみてください。

現在、緊急でダイヤル錠を開ける必要がある場合、弊社の生活110番にご相談ください。
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ポストのダイヤル錠の開け方

賃貸アパートやマンションの郵便受けには、ダイヤル錠のポストが採用されていることが多いです。初めて使用する際には、開け方がわからなくて手間取る方もいらっしゃるのではないでしょうか。

基本的な解錠・施錠の手順を、暗証番号が「右へ2回0、左へ9」または「セット番号右0、左9」の場合を例にご紹介します。

郵便ポストのダイヤル錠の操作方法
  1. ダイヤルを右(時計回り)に2周以上回して「0」の目盛りに合わせて止める
  2. ダイヤルを左(反時計回り)に回して「9」の目盛りに合わせて止める
  3. ダイヤルを引っ張って扉を開ける
  4. 扉を閉めてダイヤルを2周以上回す

暗証番号は0~9の数字やアルファベットの組み合わせで、ポストごとに決まっています。賃貸アパートやマンションでは、契約書に記載されていることが多いです。入居の際に確認しておきましょう。ご自身でポストを購入した場合には、商品に付属の暗証番号シールで確認してください。

ダイヤルの回転方向は、メーカーや商品によっては左に2回、右に1回の場合もあります。ロックやリセットに必要な回転数もメーカーごとに異なるので、説明書で確認するか多めに回すようにしましょう。

番号を間違えたときはダイヤルを2周以上回してリセットし、最初からやり直してください。

ダイヤル錠の開け方

金庫のダイヤル錠はポストよりも複雑

金庫のダイヤル錠も、左右に決められた回数ダイヤルを回して番号を合わせます。ただし、暗証番号は2桁の数字を4つ組み合わせるなど、郵便ポストより複雑になっています。

暗証番号が「12」「34」「56」「78」の4つだった場合、以下のような手順でダイヤルを動かしてください。

金庫のダイヤル錠の操作方法
  1. ダイヤルを右(時計回り)に4周以上回して「12」の目盛りに合わせて止める
  2. ダイヤルを左(反時計回り)に回して「34」の目盛りを2回通過させ、3回目で「34」に合わせて止める
  3. ダイヤルを右に回して「56」の目盛りを1回通過させ、2回目で「56」に合わせて止める
  4. ダイヤルを左に回して1回目で「78」の目盛りに合わせて止める

シリンダー錠も付いている金庫は、上記の操作のあとに鍵穴に鍵を入れて回せば解錠されます。

商品によっては、最初に 360度回したら、4つの暗証番号へは左右1回ずつ合わせるだけというタイプもあります。

南京錠は番号を合わせて引っ張るだけ

ダイヤル式の南京錠は印の位置に暗証番号を合わせて、ツルと呼ばれるU字の金属部分を引っ張るだけです。

自転車のタイヤに付けるダイヤル式のワイヤー錠や、スーツケースのダイヤル錠も同じ方法で解錠します。

ダイヤル式南京錠を開ける裏ワザ

ダイヤル錠の暗証番号を忘れてしまって「もう壊すしかないかも……」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ダイヤル式の南京錠は、数字を合わせると内部の溝の位置がそろってロックが外れる仕組みになっています。比較的簡単な構造なので、番号がわからなくなったときにも根気強く探っていけば開けられる可能性があります。

ツルを引っ張りながらダイヤルを回す

南京錠のU字部分(ツル)を引っ張りながらダイヤルを回せば、暗証番号がわかる場合があります。手順は以下のとおりです。

  1. すべての桁を「0」に合わせる
  2. ツルを引っ張りながら下1桁(1の位)の数字を1つずつ動かす
  3. ツルが少しゆるむ感覚や、ダイヤルが引っかかる感覚がしたところに番号を合わせて止める
  4. 10の位より上の番号も同様に1つずつ探っていく

うまく感触を探ることができれば、破壊せずにダイヤル式の南京錠を開けられます。

ダイヤル式南京錠の暗証番号を忘れたときの裏ワザ

すべての番号の組み合わせを試す

ツルを引っ張ってみても感触の違いがわからないときには、すべての番号の組み合わせを試してみましょう。原始的な開け方ですが、確実に開けられる方法です。

南京錠の暗証番号が0~9の3桁の場合、すべての数字の組み合わせは10通り×10通り×10通りで1000通りです。地道に試していけばいつかは開くので、時間がある方は挑戦してみてください。

ナンバー可変式ダイヤル錠(任意の暗証番号に変えられる錠前)の場合には、ご自分で好きな番号に変更している可能性もあります。誕生日やラッキーナンバーなど、思いつく数字は先に試してみましょう。

ポストのダイヤル錠が開かないときの対処法3つ

郵便受けのダイヤル錠の暗証番号は、暗証番号シールや賃貸契約書で確認できます。どうしてもわからないときには、やはりすべての番号を試すか、管理会社に連絡して教えてもらいましょう。

賃貸契約書や暗証番号シールを確認する

賃貸アパートやマンションでは、入居時に交わした賃貸借契約書にポストの解錠番号が記載されていることがあります。

また、玄関扉の内側などに、暗証番号シールが貼られていることも多いです。ドアの上部に数字が書かれた小さなシールがないか確かめてみましょう。ブレーカーや靴箱の内側などに貼られていることもあるので、玄関回りを中心に探してみてください。

すべての番号の組み合わせを試す

ダイヤル錠の開け方でご紹介したように、ポストのダイヤル錠は2つの数字やアルファベットの組み合わせになっています。

0~9の2つの数字が暗証番号だった場合、10通り×10通りで100通り、右からと左からのそれぞれのパターンを試したとしても200通りです。南京錠と同じく時間はかかりますが、1つずつ試していけば確実に開けられます。

ただし、あまり時間をかけていると通行人や他の住人にポスト荒らしだと勘違いされるおそれもあります。さらなるトラブルを招かないために、しばらく試して開きそうになければ住宅の管理会社などに相談するのが安全です。

大家さんや管理会社に連絡する

暗証番号シールが見つからず、契約書にも記載がない場合には、大家さんや管理会社に確認してみましょう。暗証番号シールの貼ってある場所を教えてもらえる場合や、暗証番号自体を教えてもらえる場合もあります。

金庫は番号がわからなければ自力での解錠は難しい

金庫のダイヤル錠は、南京錠や郵便ポストに比べて複雑にできています。00~99の2桁の数字を4つ組み合わせた暗証番号の場合、100通り×100通り×100通り×100通りで1億通りにもなってしまいます。

防犯性は格段に高くなるわけですが、暗証番号がわからなければご自身で開けることは不可能に近いです。

製造元に確認する

思いつく限りの暗証番号を試しても開かなければ、金庫の製造メーカーに連絡してみてください。本人確認の書類などが必要で有料になるかもしれませんが、暗証番号を教えてもらえる場合があります。

ただし、書類の提出や調査などの手続きに数週間かかることもあるので、時間には余裕をもって依頼しましょう。

金庫は番号がわからなければ自力での解錠は難しい

どうしても開かない場合は鍵業者に依頼しよう

暗証番号を忘れたときだけでなく、可変式のダイヤル錠の番号が何かの拍子で変わって開けられなくなってしまうこともあります。上記で紹介した方法を試しても開かないときには、無理にこじ開けることはせず、鍵業者に解錠してもらいましょう。

数百円程度の南京錠ならともかく、ポストや金庫の鍵を壊してしまった場合、修理や交換の費用がかかってしまいます。破損の程度によっては、ポストや金庫自体を買い替えなければならなくなるおそれもあるのです。

業者にダイヤル錠の解錠を頼んだ場合の費用の目安は以下のとおりです。

  • ポストのダイヤル錠・・・・・・3,000円~6,500円ほど
  • 家庭用の小型金庫のダイヤル錠・・・・・・8,000円~20,000円ほど
  • 業務用の大型金庫のダイヤル錠・・・・・・13,000円~55,000円ほど
  • ダイヤル式南京錠・・・・・・3,000円~10,000円ほど

業者によっては出張費用が別途かかったり追加料金が発生したりすることもあるので、依頼の際には必ず費用の総額を確認しておきましょう。

弊社の【生活110番】では迅速・丁寧・安価を心がけたサービスを提供しております。弊社加盟の鍵のプロをご紹介し、スピーディーに対応いたします。
万が一、鍵が開かない場合は費用をいただいておりませんので、まずはお気軽にご相談ください。
※交通費、お客様都合でのキャンセル料は別途発生する場合もあります

まとめ

ダイヤル錠の開け方は、南京錠・郵便ポスト・金庫などの種類やメーカーによっても違います。

ダイヤル式の南京錠は、印の位置に暗証番号を合わせてU字のツルを引っ張ると開けられます。番号を忘れてしまったときには、ツルを引っ張りながらダイヤルを回せば感触の違いで正しい番号がわかることがあります。時間がかかってもかまわないという方は、番号を総当たりで試してみるのも良いです。

郵便ポストのダイヤル錠は、1桁の数字を2つ組み合わせた暗証番号になっていることが一般的です。右に2回左に1回、または、左に2回右に1回というように数字を合わせて解錠します。番号を忘れてしまったときには、玄関に暗証番号シールが貼られていないか探してみてください。

金庫もダイヤルを左右に回して開けますが、暗証番号は2桁の数字を4つ組み合わせるなど、とても複雑です。番号がわからなければ、まず開けられないと考えたほうが良いです。

ダイヤル錠が開かなくてお困りの際には、鍵業者に解錠を依頼することをおすすめします。鍵を破壊せずに、すみやかに開けることが可能です。

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