ロータリーディスクシリンダーってどんな鍵？鍵の種類と防犯性

お使いになっている鍵が古くなっていませんか。鍵は、私たちの安全や財産を守るために欠かすことができないものです。しかし、そんな鍵も長年使っていると劣化してしまいます。

そんなときは、新しい鍵に交換しましょう。近年では防犯性の高い鍵も開発しているため、鍵を交換することで自宅の防犯性を高めることができます。

そこで今回は、防犯性が高い鍵といわれている「ロータリーディスクシリンダー」と「ディンプルキー」について紹介します。新しい鍵に交換しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ロータリーディスクシリンダーは安全？仕組みと特徴

ロータリーディスクシリンダーとは、ディスクシリンダーを改良して防犯性を高めた鍵です。ディスクシリンダーとは、一般的な住宅で使われることが多い「鍵の両側面にギザギザがついている」鍵です。鍵の構造が単純であることからピッキングが容易であり、防犯性の低い鍵として知られています。

ロータリーディスクシリンダーは、鍵をさすと中にあるタンブラーが回転する構造になっています。そのため、ロータリーディスクシリンダーという名前がついたようです。ロータリーディスクシリンダーは、ロッキンバーと呼ばれる棒状の部分がシリンダーの回転を制御する仕組みになっています。

正しい鍵をさすことでタンブラーの欠けている部分とロッキングバーの位置がそろい、シリンダーを回転させることができます。そのような複雑な構造から、ロータリーディスクシリンダーはピッキングに難しい鍵といわれています。従来のディスクシリンダーと違い、簡単にピッキングされることはないでしょう。

シリンダー錠の種類はさまざま！防犯性能について

ロータリーディスクシリンダー以外にもシリンダー錠の種類はたくさんあります。ここでは、主なシリンダー錠の種類を紹介します。

ピンシリンダー錠

住宅やマンションで使われていることの多い鍵です。形状の特徴は、鍵の片方の側面にしかデコボコがついていないことです。ピンシリンダー錠もピッキングにはそれほど強くありあませんので、ご使用の場合は鍵交換を検討しましょう。

また、ピンタンブラー錠にも「アンチピッキング」と呼ばれるピッキング対策が施された改良モデルがあります。ロータリーディスクシリンダー錠と同様にピッキングに強いため、オススメの鍵です。

ディンプルシリンダー錠

ディンプルシリンダーキー錠は、鍵の表面にデコボコした丸いくぼみがついていることが特徴の鍵です。ピッキングしにくく防犯性の高い鍵として知られています。ディンプルシリンダー錠については、次の章で詳しく紹介します。

マグネットタンブラーシリンダー錠

マグネットタンブラーシリンダー錠とは、鍵の表面に磁石が埋め込まれている鍵です。タンブラー錠と鍵の表面の磁石が反発しあうことで、ピンがそろい、内筒を回転させることができます。

通常のピッキング方法では解錠することができないため、防犯性の高い鍵といえますが、経年劣化により鍵の磁力が弱くなってしまうと、鍵があかなくなってしまうといったトラブルも発生します。

防犯性能の高さならディンプルキーがオススメ！ただし注意点も

先ほど紹介したとおり、シリンダー錠にはロータリーディスクシリンダーなどさまざまな種類があります。ロータリーディスクシリンダーキーは、ピッキング対策が施されているため、防犯性の高い鍵です。しかし、防犯性の高さを考えるのであれば、ディンプルシリンダー錠もオススメです。

ディンプルシリンダーキーとは、ピンシリンダー錠の構造がより複雑になったものです。鍵の形状は従来のギザギザしたものではなく、鍵の表面にデコボコした丸いくぼみがついています。

ディンプルキーは複雑な構造でできているので、防犯性が高く鍵を交換する際にはオススメの鍵です。しかし、複雑な構造であることから注意しなければならないこともあります。

スペアキーが作れないところが多い

ディンプルキーの合鍵を作るには、特殊な機械や技術が必要になります。鍵業者によっては機械を所有していないこともあるので、依頼できる業者が少ないというデメリットがあります。

費用が高い

ディンプルキーの設置費用は、ディスクシリンダーキーと比べると高くなる傾向にあります。また、先ほど説明したように、スペアキーの作製には特殊な機械や技術を要するため、スペアキーの作製費用も高くなってしまいます。

ディンプルキーへの交換費用の相場は、約3万円のようです。ただし、あくまでも目安なので、一度鍵業者に相談して確認してみるとよいでしょう。

まとめ

今回は、ロータリーディスクシリンダーをメインに鍵の種類について紹介しました。ロータリーディスクシリンダーは、ディスクシリンダーを改良したもので、防犯性の高い鍵です。もしご自宅の鍵が従来のディスクシリンダー錠であれば、鍵交換を検討しましょう。

防犯性の高い鍵には、ほかにもディンプルキーがあります。ディンプルキーは表面にデコボコとした丸いくぼみがついている鍵で、複雑な構造からピッキングに強い鍵といわれています。

しかし、ディンプルキーはその複雑な構造から、スペアキーの作製が難しく費用も高額になりがちです。また、作製には専用の機械が必要になるため、そもそも受け付けてくれない業者も多いようです。

もし鍵交換のことでお悩みであれば、一度鍵業者に相談してみるのも1つの手段です。経験と知識が豊富なスタッフが、きっとあなたの悩みを解決してくれるはずです。

鍵交換を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「鍵交換」をご覧ください。