マンションが空き巣に狙われる原因とは?侵入経路やおすすめの対処法

2021.4.30

マンションが空き巣に狙われる原因とは?侵入経路やおすすめの対処法

マンションに住んでいても、近所で空き巣の被害が遭ったと聞くと心配になるでしょう。マンションは人の出入りが多いため、一軒家よりも空き巣に入られにくいと思う人もいるかもしれません。しかし、マンションでも空き巣に狙われることがあるため、対策をしていないと被害にあってしまうのです。

そこで、今回はマンションが空き巣被害にあう原因と、対処法についてご紹介します。空き巣はセキュリティの盲点をついて入ってくることもあるため、侵入経路も知っておくといいでしょう。侵入経路と対処法を知ることで、防犯対策に生かすことができるでしょう。

マンションでも空き巣に入られることがあります

マンションはアパートと比べると防犯性が高い物件が多いです。しかし「セキュリティが充実しているからと安心していたら、空き巣に入られた」というケースも少なくありません。そこで、以下ではマンションが空き巣に入られる理由についてご説明します。

マンションでも空き巣の被害が出る意外な落とし穴

一般的に、空き巣が狙いやすい物件は、一軒家が多いとされています。実際、集合住宅に比べると、一軒家は空き巣の被害件数が多いです。またアパートと比べると、マンションは防犯設備が充実しているため、安心する人も多いでしょう。

しかし、マンションにも侵入しやすいポイントがあるため、空き巣に狙われることがあるのです。

マンションが空き巣に狙われるのはなぜ?

マンションが空き巣に狙われる原因のひとつが、住人の防犯意識の低さにあります。マンションは防犯性が高いからといって、部屋の鍵をかけずに外出している人が、被害にあいやすいのです。

また、マンションはアパートに比べると、近隣住民とのかかわりが薄い傾向もあります。そのため、見知らぬ人物が部屋のそばをうろついていても、不審に思われない危険があるのです。

さらに、マンションやアパートといった集合住宅は、電気の明かりがついているか、遠目からでも確認できます。そのため、部屋ごとに電気がつく時間帯を調べ、住人のいない時間帯を把握できるのです。

マンションが空き巣に狙われる理由!侵入経路や今からできる対策法

マンションの空き巣はどんな手口で侵入するの?

マンションの空き巣は、高い建物の盲点をついて侵入します。侵入経路と方法を知ることで、対策に役立つでしょう。具体的にどのような方法で侵入してくるのかを、以下でご説明します。

空き巣の侵入経路

空き巣による侵入経路は、平成30年の時点で約80パーセント以上が、窓や玄関とされています。とくに、玄関からの侵入は4階建て以上の高層住宅に多いのです。

空き巣は1階から侵入することが多いですが、じつは最上階も危険とされています。屋上からロープをつるせば、簡単に下の階のベランダへ移ることができるのです。そのため、窓を破られたり、開けられたりして侵入されてしまいます。

マンションが空き巣に狙われる理由!侵入経路や今からできる対策法

なぜ室内に侵入できるの?

マンションを狙う空き巣の場合、「セキュリティ設備があるから」「高いところに住んでいるから」という住人の心理をつくことが多いといわれています。安心して窓や玄関の施錠をしないでいると、簡単に正面から侵入されるのです。

マンションにはオートロック設備がある物件も多く、住人以外が入れないようになっています。しかし、住人が帰ってきたタイミングで、一緒に入れば侵入できるのです。

また、鍵を閉めていても、ガラスを割られて侵入されることがあります。ガラスを大破しなくても、手が通るだけの小さな穴さえ開ければ、窓の鍵を開錠して侵入できるのです。そのため、施錠だけでなく、窓ガラスの強化が必要になるでしょう。

さらに、郵便受けなどに鍵を置いている人は、合鍵を作られているおそれがあります。知らず知らずのうちに合鍵を作られてしまうと、被害にあうまで気づかないことがあるのです。

空き巣に入られやすい時間帯に注意!

空き巣に入られやすい時間帯は、おもに10時~16時の間とされています。昼の間は仕事に行っている人が多く、夕方よりも人の目が少ないのです。また、仕事による外出であれば、家主が当分帰ってこないため、空き巣が狙いをつけやすいです。

空き巣に狙われやすいマンションの3つの特徴

空き巣に狙われやすいマンションには、いくつかの特徴があります。狙われやすい特徴を知ることで、マンションの空き巣対策へとつながるでしょう。以下では、空き巣に狙われやすい部屋の特徴を3つご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

①セキュリティの充実したマンション
オートロックなどの設備がついた物件は安全と思われがちですが、じつは、防犯設備のある物件は狙われる傾向があります。なぜなら、安全だからといって玄関や窓を施錠しない住民が多いためです。

また、防犯設備が強い女性向けや、単身者向けのマンションも注意が必要です。女性・単身者向けでは、家族で住んでいる住人が少ないため、空き巣からすると「外出中は部屋に誰もいない」という印象を与えます。そのため、ターゲットにされる傾向が強いのです。

マンションが空き巣に狙われる理由!侵入経路や今からできる対策法

②近隣住民とのかかわりが薄い
マンションは住人同士のかかわりが、薄くなりがちな空間といわれています。かかわりが薄いと、近くに住んでいるのがどんな人かがわからないため、不審者がうろついていても区別がつかないのです。

とくに、単身者向けマンションは近所付き合いが希薄になりやすいうえ、住民の多くが、日中学校や仕事で部屋を空けています。そのため、人の目が少ない時間帯ができやすいのです。

③屋上へ簡単に行ける物件
簡単に屋上まで到達できるマンションは、は空き巣が狙いやすいとされています。屋上にからロープを垂らせば、簡単に最上階のベランダへ移動できるためです。さらに、「最上階だから」と安心した住人が、窓を施錠していないケースが多くあります。

空き巣にとって、防犯対策が手薄になっている最上階へ行くには、屋上こそが一番の近道なのです。そのため、業者以外の人間が屋上へ立ち入れるようなマンションは、要注意といえます。

マンションの空き巣を阻止するための対策法

マンションでも、空き巣に対する対処法を徹底しておくことが大切です。空き巣に入られると、金品を盗まれるだけでなく、現場に居合わせた人が巻き込まれるおそれもあります。そのため、お金や命を守るためにも、自分でできる対策を日ごろからしておきましょう。

【対策1】戸締りをしっかりする

空き巣に入られないためには、こまめな戸締りが大切です。空き巣は鍵を開けるのに5分以上かかると、諦めることが多いといわれています。そのため、外出時や就寝時は、窓と玄関を必ず施錠しておくのがいいでしょう。

【対策2】郵便物を溜めないようにする

郵便物を小まめに回収しておくと、住人がよく帰ってくる、という印象を与えられるといわれています。もし、長期の外出をする場合は、帰って来るまで新聞などの配達物を止めてもらうよう連絡しておきましょう。

【対策3】カーテンの色を変える

空き巣対策のひとつには、女性らしい配色やデザインをさけるという方法もあります。部屋にいるのが女性のみとわかると、空き巣が強盗も視野に入れて侵入するおそれがあるのです。そのため、外から見えるカーテンのデザインを変えたり、男物の洗濯物を干したりして対策しましょう。

【対策4】SNSの投稿に気をつける

空き巣対策をするなら、自分の顔や部屋、部屋の外の景色、などをSNS上で投稿するのも禁物です。空き巣のなかには、部屋にあるものや外にある建物を見て、居場所を特定する手口を使うものもいるのです。

また、目に映った景色から住まいを特定されるケースもあるため、自室や自宅周辺での写真投稿はさけることをおすすめします。

【対策5】玄関や窓に補助錠を取り付ける

防犯対策を強化するなら、玄関や窓に補助錠を追加するのもおすすめです。補助錠にはチェーンやレバーなどの種類があり、壁と戸や窓をつなぐことで、開錠されても開かない仕組みになっています。開ける手間を増やすことによって、空き巣を諦めさせる効果が期待できるでしょう。

補助錠は自力で取りつけられるタイプもありますが、性能がよいものは業者による取り付けが必要になる場合もあります。無理に自力で取り付けると失敗する危険もあるため、難しいと思ったら業者に任せましょう。

【対策6】住人とのコミュニケーションを欠かさない

空き巣を予防するには、日ごろから周辺住人とかかわりをもつことも大切です。自分の顔を知ってもらうことで、近くにどんな人物が住んでいるのかを住人に認識してもらう効果があります。結果的に、見知らぬ人物が部屋のあたりをうろついたとき、住人が不審者の存在に気づけることがあるのです。

また、周辺住人の顔を知ることで、自らも住人と空き巣を区別できるようになるでしょう。そのため、日ごろから挨拶をするなどのコミュニケーションを心がけてみてください。

まとめ

マンションが空き巣に狙われることは、少なくありません。マンションは防犯性の高さから、戸締まりをしなくても安全と思いがちですが、そんな心理を利用して侵入されるケースが多いのです。

空き巣の侵入経路には、おもに玄関や窓があります。空き巣はターゲットがいない時間を把握していることが多く、戸締りをしていないと、そのまま正面から侵入されるのです。また、最上階のベランダや、1階の庭からも侵入されることが多いため、こまめな施錠が必要になります。

さらに、空き巣を予防するなら窓や玄関を補助錠で強化しておくことも大切です。補助錠をつけておくことで、万が一開錠されたとしても、空き巣を諦めさせる効果が期待できます。ただし、補助錠は自力で取り付けるのが難しい場合があります。そのため、取り付けが難しいと思ったら、無理せず業者に依頼をしましょう。


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