バイクについているシャッターキーというものをご存知でしょうか?このシャッターキーは鍵穴をイタズラから守る効果がありますが、時にトラブルにつながってしまうこともあります。
そこで今回は原付の鍵トラブルで多い原付のシャッターキーについてどのようなものなのか、もしシャッターキーを閉められてしまった場合の対処法をご紹介します。
原付のシャッターキーの開け方が分からなくて、出先から移動できないということもあるかもしれないので、事前に知っておくと慌てずにスムーズな対応ができるでしょう。
目次
そもそも原付のシャッターキーとはどういうもの?
原付のシャッターキーと聞いてもあんまりピンとこない方もいるかもしれません。原付のシャッターキーとは、鍵穴を守るための鍵で、盗難などの際に鍵穴をいじられないようにするためのものです。
しかし、シャッターキーはカギが無くても誰でも簡単に閉めることができるため、いたずら目的で他人に閉められることがあります。そのため、原付を降りたときには掛けていなかったのに、戻ってきたらシャッターキーがかかっていたという、トラブルが多く発生しています。
原付のシャッターキーの開け方は簡単です。原付のキーに解錠するための突起が付いているので、その突起を引っ掛けて開けるだけとなります。
しかし、出先でシャッターキーが閉められてしまうと、開けることができなくなってしまうこともあります。
シャッターキーが開けれなくなってしまうのはどのようなケースなのでしょうか?また、万が一原付のシャッターキーが閉められてしまったらどうすればいいのでしょうか?次章以降にてご説明していきます。
原付のシャッターキーが開かない原因とは
原付は、自転車同様に盗難トラブルが多く発生しています。そのため、各製造会社では盗難防止システムの投入でトラブル回避につなげようと努めています。シャッターキーは、その一部で鍵穴を守るものです。とても便利ですが、カギがないと開かないので出先でシャッターキーがかかってしまうと厄介です。
厄介な事態におちいってしまう前に、シャッターキーが開かなくなってしまう原因を確認しておきましょう。考えられる原因には、以下のようなものが挙げられます。
シャッターを閉じたままキーを紛失してしまった
シャッター用のキーの多くは、原付のエンジンをかける「メインキー」のデザインの一部になっています。そのためメインキーを紛失してしまうと、シャッターキーも開けられなくなってしまうわけですね。
また、メインキーとシャッター用のキーが別々になっている場合も、シャッター用のキーを失くしてしまえばシャッターを開けることはできません。
シャッターを閉じたままキーをメットインに閉じ込めてしまった
原付のキーのトラブルで非常に多いのが、シート下の収納スペース(メットイン)にキーを閉じ込めてしまうことです。
メインキーとシャッター用キーがくっ付いている場合だけでなく、メインキーは手元にあってもシャッター用のキーをメットインに閉じ込めてしまうといった場合もあるため、注意しておきましょう。
シャッター用のキーが破損してしまった
多くのシャッターキーは六角形のくぼみにシャッター用のキーをはめ込んで回すことでシャッターの開閉をおこないます。そのため、キー側が物理的に破損してしまい、くぼみにしっかりはまらなくなってしまうと、シャッターが開かなくなることがあります。
また、シャッターキーは内蔵された磁石の配列によって適合するキーかどうかを判断します。物理的な破損だけでなく、何らかの理由で内蔵磁石の磁力が弱まってしまうと、うまくシャッターを開けられなくなることもあるようです。
シャッターキーのトラブルは、鍵開けのプロに依頼するのがもっとも無難です。とはいえ、トラブルに遭ったのが深夜帯だったり、プロの到着を待ってられない!今すぐどうにかしたい!というような状況もあるかもしれません。
プロに頼れないときのために、自分でできる原付のシャッターキーの開け方も確認しておきましょう。
原付のシャッターキーを自分で開けることはできる?
シャッターキーが開かなくなってしまったときは、自分で対処することはできるのでしょうか。自分でできる原付のシャッターキーの開け方としては、シャッターキーを破壊する方法があります。おすすめできる方法ではないですが、緊急時などで時間がないこともあると思いますので、その方法をご紹介していきます。
シャッターキーを破壊する方法
シャッターは薄い金属板なので、ドリルなどの工具を使えば破ることができるかもしれません。メインキーさえ手元にあるなら、シャッターさえ破ってしまえばエンジンを起動することはできます。
ただしこの方法は本当に最後の手段にするべきです。鍵穴を保護するだけあって、シャッターは非常に頑丈にできています。根気よく破壊を続ければ破れないことはないのでしょうが、破壊のために強い衝撃を加え続けると肝心の鍵穴まで傷付けてしまう可能性があります。
また、仮にシャッターを破壊できたとしても、破片が鍵穴の内部に侵入してしまうとメインキーがささらなくなってしまうかもしれません。最悪の場合、鍵穴のシリンダーごと交換が必要になるケースもあるため、できるだけ避けるべき対処法です。
シャッターキーを破壊する方法は、あくまで時間的、金銭的にプロの業者に頼れない状況でとるべき苦肉の策です。とくにシャッターの破壊は非常にリスクの大きい方法なので、できることならプロに相談するのが無難といえます。
鍵開けのプロに依頼すれば、いち早くロックを解除することができます。出張サービスを行っているところがほとんどなので、ロックがかかってしまって動けなくなってしまった場合でも心強い味方となることでしょう。
鍵屋に原付のシャッターキーを開けてもらうのにかかる費用の相場
鍵開けのプロに依頼した場合、シャッターキーを開けるのにかかる費用はどのくらいなのでしょうか?
鍵開けにかかる費用は、原付のシャッターキーの開け方や原付の種類よって異なります。相場としては、だいたい8,000円~12,000円程度になるといわれています。
また鍵屋では鍵開けだけでなく、合鍵の作製を依頼することもできます。合鍵の作製費用も原付のメーカー や車種によって変動することが多いため、費用見積もりをとりつつ鍵屋と相談してみましょう。
まとめ
とくに外出先でシャッターキーのトラブルに見舞われた際、帰ることができない焦りからかパニックにおちいってしまいがちです。技術や知識のないまま素人考えで対処して、取返しの付かないことになってしまうケースもあります。
焦る気持ちは仕方のないものなのかもしれませんが、まずは落ち着いて、どのように対処すればよいかを考えましょう。原付のシャッターキーは、開け方さえおぼえておけばプロに頼ることなく対処ができるかもしれません。
ただし、個人での対処が難しいと感じたら、迷わず鍵開けの専門業者に相談しましょう。経験豊富なプロの技術に任せておくのが、もっとも無難な対処となるかもしれません。
紛失時のカギ開け・交換を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「紛失時のカギ開け・交換」をご覧ください。
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