ディンプルキーは複製できないものもある？ディンプルキーの特徴とは

住宅の防犯対策のために、ご自宅の鍵をディンプルキーに交換しようとお考えの方も多いのではないでしょうか。ディンプルキーには様々な種類があり、なかには高い防犯効果を持つものも存在します。

しかし、ディンプルキーのなかでもいくつか種類に分かれ、複製が難しいものもあるのです。今回は、ディンプルキーの特徴について詳しくご紹介していきます。

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鍵の種類について

鍵には様々な形状があり、住宅に使用する鍵の種類も豊富に存在します。まずは、主にどんなものがあるのか、一覧を見ていきましょう。

・シリンダーキー
一般の住宅で多く採用されている鍵です。普及率が高い反面、ピッキングされやすいというデメリットがあります。ディンプルキーの複製とは違い、比較的簡単に複製することができるため、手軽に入手することができるでしょう。

・ピンタンブラーキー
賃貸マンションなどに比較的多く見られる鍵であり、タンブラーの形がピン状になっているのが特徴になります。

・ディンプルキー
ピンシリンダーキーが複雑化した形状が特徴です。特筆すべきは、ピンが複数方向に刺さっていることで、ピッキング防止効果が望めます。ディンプルキーも複数の形状に分類され、防犯性能の高さを望む場合はより高性能なものを選択することが大切です。
　　　　　　

ディンプルキーとは

ピッキング防止効果が期待できるディンプルキーについて、詳しく見ていきましょう。他の種類の鍵と違い、ギザギザしたものではなく丸いくぼみが複数あるのが特徴です。

複数くぼみがあることで、ピッキングしにくい構造を作り出しています。比較的新しい住宅にみられ、全体のシェア率は約3割となり、今後普及率の向上が見込まれています。

一般的に鍵を開けるためには、鍵穴に挿し込んでピンを押し上げて解錠する構造になっています。ディンプルキーはピンの構造を複雑にすることで、鍵穴に挿し込んだときにピンが合いにくくなっており、ぴったり合うものでないと開かなくなっているのです。

ピンの数を多くすることで防犯性能を高めているディンプルキーですが、完璧にピッキングを防げるわけではありません。耐久性が低い低品質なものも存在し、ピンの形状も比較的簡易的なものもあります。ご自宅の防犯性能を高めたいとお考えであるなら、ただディンプルキーを複製するのではなく、なるべく高品質な鍵を求めるのが賢明です。
　　　　　　

ディンプルキーを取り扱っているメーカー

ディンプルキーを取り扱っている代表的なメーカーについて見ていきます。メーカーごとに特色がありディンプルキーを複製、または別のものを選ぶ際に、ある程度把握しておくことが重要です。

比較的多くのシェア率をほこる「MIWA」や「GOAL」などは、高品質のディンプルシリンダーを期待できるでしょう。トップシェアをほこるメーカー以外にも、老舗メーカー「YANAI」などの国内生産にこだわる業者も多く存在します。

住宅の防犯性能を高める際に最も適しているものを選ぶ際は、一つずつ吟味して慎重に決めるようにしましょう。

ディンプルキーの鍵を複製する方法

ディンプルキーの複製は、他の鍵よりも作成難易度が高く、複製が困難と言われています。しっかり合うディンプルキーを複製するためには、高い技術をもった鍵屋に依頼する必要があり、厳選して業者を選択することが大切です。

作成にかかる時間は、15～30分ほどかかることが多く、より複雑なものであるなら、さらに時間がかかると予想できます。ホームセンターなどに依頼するときは、形状によっては受付けられないこともあるため注意しましょう。
　　　　　　

ディンプルキーは複製できないものもある？

基本的に鍵屋なら、ディンプルキーを複製することが可能な場合があります。しかし、なかには複製不可能な鍵屋も存在します。どういったものが複製不可能であるのか、具体的に説明していきます。

複製ができないディンプルキーについて、以下でまとめました。

番号が振られている鍵

鍵ごとに番号が振られているものは、防犯対策のために合鍵を作製するのが不可であるものがあります。ホームセンターなどで合鍵を作ってもらうことが難しく、同じものを入手するためには、メーカーから純正の鍵を取り寄せなければなりません。

メーカーに特注したもの

鍵の専門メーカーにオーダーメイドした鍵などは、防犯性能を高めるために特別な鍵を作成していることが多いです。他では真似できない技術を駆使しており、基本的には複製をするのが難しくなっています。

とくに特許をもっている場合は、メーカーが高い技術を駆使して作成したものです。新しいものがほしいときは、直接メーカーから取り寄せる必要があるのです。
　　　　　　

ディンプルキーの鍵交換は自分でもできる？

防犯対策のために、ご自宅のディンプルキーを複製、または交換したとお考えの方もいると思います。しかし、ディンプルキーの作成は、通常の鍵に比べて費用も高くなる傾向があるのです。そのため費用を抑えたいと、ご自分で交換を試みることもあるでしょう。

ディンプルキーを交換するときは、鍵をあらかじめ解錠しておいて分解作業に入るのが適切です。ただし、メーカーによって形状は異なり、ディンプルキーの種類によっても作業手順が変化することがあります。

作業前には、ご自分で交換するのが可能かどうかを確認してから行いましょう。また、賃貸にお住まいの場合は、基本的には大家、または管理会社の許可が必要となる点も理解を深めておくことが大切です。
　　　　　　

鍵の複製やトラブルは鍵のプロへ

ディンプルキーは、高い防犯効果が望める反面管理を厳重にする必要があります。もし紛失した場合は、早急にドアのシリンダーを交換するのがおすすめです。

住所が特定できるものと同時に紛失すると、大きなトラブルに発展することも考えられます。第三者に悪用されないためにも、ディンプルキーの複製ではなく交換という形で対応をするのが賢明です。そのため、なくした場合は鍵開けのプロに相談して対応してもらうのが得策です。

まとめ

ディンプルキーは、通常の鍵よりも防犯性能が期待できます。しかし、ディンプルキーのなかでも複数の種類に分かれ、性能にも差があるのです。メーカーごとの特徴を把握して、最適なものを選択しましょう。

ただ高性能なディンプルキーは、場合によっては複製不可能なものもあるため、合鍵は直接メーカーに依頼する必要があります。また、万が一鍵の破損や紛失などのトラブルに見舞われたときは、防犯性に配慮するためシリンダー交換がおすすめです。

合い鍵製作を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「合い鍵製作」をご覧ください。