ティフトン芝はメリットがたくさん!ふかふかな芝を一面に張る方法

2021.4.30

ティフトン芝はメリットがたくさん!ふかふかな芝を一面に張る方法

ご自宅のお庭に一面敷いた芝で、お子様と寝そべったりペットと駆けまわったりするのは、多くの方の理想でもあるのではないでしょうか。そんな理想を叶える芝をご自宅に取り入れる際、悩むのが芝の種類です。

天然の芝は、基本的に人に踏み付けられたりするのに弱く、子供が駆けまわることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。しかし、天然芝のなかでも、比較的回復力に優れているのがティフトン芝です。

ティフトン芝は、その強さから世界中の多くの地域で利用されている芝でもあります。ティフトン芝について知り、お庭の芝の空間を有効活用しましょう。

ティフトン芝はスポーツに向いた西洋芝

ティフトン芝の最大のポイントは、なんといっても回復力の早さです。天然芝のなかには、人に踏まれることで傷がつき、弱ってしまったり枯れてしまうものも多くあります。一方、ティフトン芝は、傷ついても回復力に優れているため、すぐに枯れたりする心配がありません。

芝は、芝刈りをすることによって横へと広がっていく習性があり、それを繰り返すことで密度を高めることができます。なかでもティフトン芝は、横への生長が非常に早く芝刈りの頻度も多いため、ほかの芝より早く密度の高い芝生に仕上げることができるのです。

ティフトン芝は、これらのメリットから、スポーツに向いている西洋芝として、世界中の多くの場所で利用されています。日本では、なんと国立競技場でも使われていた芝なのです。ここからも、ティフトン芝がどれほど踏圧に強いかがわかりますよね。

      ティフトン芝とは?

ティフトン芝のメリットとデメリット

ティフトン芝は、メリットが多いからこそ世界中で利用されています。しかし、デメリットが全くないわけではありません。ティフトン芝をご自宅に取り入れる前に、そのメリットとデメリットを理解しておきましょう。

メリット

ほかの天然芝では傷がついてしまいがちなことも、ティフトン芝では耐えることができます。回復力が優れていることによって、芝の上で駆けまわったり、サッカーをして芝を蹴ってしまったりしても心配がいらないのです。

また、耐暑性にも優れています。ティフトン芝は夏にとくに伸びる暖地型なので、日本の高温多湿の気候にも耐えうるのです。さらに、横方向に生長するのが非常に早いため、密度が高くなりやすく、ふかふかとした芝に仕上がります。

横への生長が早いことは、ただ密度の高い芝を作れるだけでなく、導入費用を抑えることにもつながります。ほかの天然芝よりも少ない量で、広い範囲を芝にすることができるのです。

デメリット

ティフトン芝は、その生長の速さから6月から9月までの4か月間にわたり、1週間に1回の芝刈りが必要となります。暖地型の天然芝は、基本的に7月から8月にかけて1週間に1度の芝刈りが必要となるため、これだけでも大変だと思われる方は多いようです。この芝刈りを怠ると、伸びてしまった茎の部分を切ってしまい、生長しなくなってしまう原因にもなるのです。

      プランターでティフトン芝を増やす方法

ティフトン芝はポットから育てる

ティフトン芝は、ほかの芝とは異なり、マットを敷いたり、種から育てたりはしません。ティフトン芝は、主にポットで流通しています。2つの別の芝の交雑種であり、純粋な単一種ではないため、種では流通できないのです。

ティフトン芝をご自宅に取り入れる際は、まずこのティフトン芝のポットを手に入れましょう。ティフトン芝を植えるうえで、活用したいのが、「鳥取方式」というものです。横への生長も早いティフトン芝の特徴を活かし、1平方メートルあたり4株を植えるという方法です。

通常、芝を張りたい部分には全面に芝マットを敷き詰めたり、種をまいたりしますが、ティフトンの場合は、1平方メートルに4つの苗で十分なのです。そのため、通常の芝マットを使用した方法よりも大幅にコストを抑えることができます。

ティフトンの苗は、6月の中旬から下旬ごろに植えるのがおすすめです。苗をまんべんなく植えることで、およそ3か月で庭全体にティフトンが生えてくることでしょう。

ティフトン芝の手入れ

天然芝を育てるには、芝刈りや水やり、肥料をまいたりとたくさんの必要な工程があります。これらの工程をしっかりと行い、ティフトン芝を長持ちさせましょう。

芝刈り

ティフトンは、先述した通り6月から9月までの4か月間、1週間に1回の芝刈りが必要です。また、3月から5月、10月から11月ごろにかけても、1ヶ月に2、3回の芝刈りは必要となります。冬は茶色く枯れるため芝刈りは必要ありませんが、冬以外は芝刈りを頻繁に行うことになります。

水やり

冬以外の季節は、基本的に水やりは必要です。春や秋は、土の乾燥具合もみながら2~3日に1度水やりをしましょう。夏は、毎日欠かさず行ってください。日中は強い日差しによって乾燥するので、夕方に水をたっぷりと与えることがポイントです。

肥料

肥料は夏から秋までの生長期には、とくに多い量が必要となります。しかし、肥料を与えた後には、水をあげる必要があります。せっかく生長するために肥料をあげても、肥料焼けをおこしてしまい枯れてしまうおそれがあるのです。

目土

地面のデコボコを改善するのには、目土が必要です。芝生を張ってから月日が経つと、人が上から踏んだり、重いものを置いたりすることによって、一面平らだった芝がデコボコしてきます。デコボコしていると軸部分がむきだしになり、芝が弱る原因にもなるため、改善する必要があります。

そのため、春だんだんと芝が緑色に戻ってきたころに、芝生の上から適量の目土で調節するとよいでしょう。

      ティフトン芝はオーバーシードが可能です

まとめ

ティフトン芝は、ほかの天然芝とは異なり、その回復力の速さから世界中でスポーツをする場所でも利用されています。ティフトン芝にはメリットが多くあり、横への生長がはやいことや日本の気候に適していることなどが挙げられます。

唯一のデメリットが、6月から9月までの4か月間にわたり1週間に1度の芝刈りが必要である点です。そのため、ティフトン芝を取り入れる前に芝刈りの時間を確保できるかを考えることをおすすめします。

また、ティフトン芝を健康に育てるには、たくさんのお手入れが必要です。芝刈りや水やりなど、日ごろから行うお手入れはよいですが、1年に数回行うお手入れはご自身では大変だったりします。

それぞれのお手入れに自信のない方は、業者に相談して依頼するのもひとつの方法です。お手入れは大変ですが、できるだけ楽しくティフトン芝を育ててみてくださいね。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「芝張り」をご覧ください。

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