DIYでの芝生の作り方を紹介!青い芝生のためには準備も大切です

2021.4.30

DIYでの芝生の作り方を紹介!青い芝生のためには準備も大切です

青々とした芝生にあこがれている人も多いはず。芝生をキレイに作れたら、毎日庭を見ることが楽しみになるかもしれませんね。

芝生はDIYで作ることも可能です。また、じつはそこまで複雑な作業もいらないため、初心者でも手順を踏めばしっかりキレイな芝生を作ることができるでしょう。

このコラムでは芝生の作り方を解説していきます。まずは芝生作りに必要な環境から解説していくので、ぜひ参考にしてください。

芝生を作る前に!芝生を作れる環境について

芝生の作り方の前に、まずは自分の家の庭が芝生を張るのに適しているかを確認しましょう。芝生には生長するのに適した環境があります。そのため、しっかり確認しておかないと、せっかく張った芝生がうまく育たなかったり、枯れてしまったりするかもしれません。

芝生の生育に適した環境のポイントは「日当たり」「水はけ」「気温」の3つです。

日当たり

芝生は光合成で生長するための栄養を作ります。そのため、日当たりが悪いと十分な栄養を作れず、生育が悪くなります。
芝生を作る前に!芝生を作れる環境について
どうしても日当たりの悪い場所に芝生を作りたいという場合は、日陰に強い種類の芝生を張るというのも1つの手です。ただ、それでも最低限必要な日照時間はあるので、必ず自分の張りたい芝生がどれだけの時間日に当てる必要があるのかを、確認しておくことをおすすめします。

水はけ

水はけが悪い土に芝生を張ってしまうと、芝生の根が腐ってしまうことがあります。根が腐れば病気の原因にもなる上、衛生的にもよくありません。

水はけが悪い土を使っていた場合は、土壌改良で水はけをよくしてから芝生を張っていきましょう。また、土壌改良以外にも、地面に勾配を付けて水がたまりにくくする「表面排水」という方法や、地下に水の逃げ道を作る「暗渠排水(あんきょはいすい)」という方法でも水はけを改善することが可能です。

芝生の水はけ改善について詳しく知りたい方は「芝生には水はけが重要!芝張り前も芝張り後も水はけは改善できます」を参考にしてみてください。

気候

芝生には暖地型の芝生と寒地型の芝生があり、それぞれ適した温度が違います。そのため、自分が張る予定の芝生がどんな気候に適しているかは必ず確認しておいたほうがよいでしょう。

暖地型の芝生は高温多湿に適した性質を持っており、基本的に東北地方より南であればどこでも育てられるでしょう。一方、寒地型の芝生は暑さに弱い芝生です。暑い時期があまりに長く続くと枯れてしまうため、関東地方より北で育てるのに向いています。

芝生に適した環境が用意できたら、さっそく芝生作りの手順に入っていきましょう。まずは芝生を張る土の作り方です。次章から解説していきます。

芝生作りは床土の準備から

床土とは芝生など苗の土壌として使う土のことです。芝生を植えたとき健康に成長させるためにも、また芝生がデコボコにならないようにするためにも土作りは重要な作業です。土作りは耕す、固める、土を撒くという3つのステップで進んでいきます。

耕す
芝生を作る予定の場所の土をスコップなどで耕していきます。この作業をしておくことで、適度に土が柔らかくなり、芝生が根を張りやすくなります。また、耕していく途中で雑草や小石があれば取り除いておきましょう。雑草や小石があると芝生を張ったときデコボコになってしまい、見栄えが悪くなるからです。
芝生作りは床土の準備から
固める
耕し終わったら、土を適度に固めるためにスコップで叩いたり、足で踏んだりしていきましょう。同時に全体が平たくなるようにしていってください。

土を撒く
最後に培養土を撒いていきます。培養土は肥料の入った土で、芝生用のものもあります。耕した土の上にまんべんなく撒いていってください。全体に撒けたら、整地してデコボコをなくしていきましょう。

これで床土に関する作業は完了です。次章からは芝生マットを使った芝生の作り方を解説していきます。

芝生の張り方

それではいよいよ芝生を張っていきましょう。芝生を張るときは芝生マットを使用すると簡単におこなえます。芝生マットにはいくつか貼り方の種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。ここからは庭で使える芝生マットの張り方を紹介していきます。

目地張り

芝生の張り方のなかではかなりポピュラーなものです。芝生を張る際に、それぞれの芝生マットの間に3~5cmほどの隙間をあけて敷き詰めていくという方法です。しばらくすると、芝生が成長してきてマットの隙間を埋めてくれます。

完全に敷き詰める必要がないため、必要な芝生マットの量を抑えられることがメリットです。ただ、全体に芝生がいきわたるのに数か月はかかってしまうデメリットもあります。

市松張り

その名のとおり、芝生マットが市松模様になるよう敷き詰めていく方法です。目地張りよりもさらに少ない量の芝生マットで済みます。ただ、マットが少ない分、目地張り以上に芝生が全体にいきわたるのには時間がかかります。また、仕上がりをキレイにするためには、少し技術が必要です。
芝生の張り方

ベタ張り

ベタ張りとは、芝生マットを隙間なく敷き詰めていく貼り方です。芝生を張る面積と同じ量の芝生マットが必要になるため、コストは1番かかります。ただ、マットの隙間が埋まるのを待つ必要がないため、全体に芝生がいきわたるまでに時間がかからないというメリットもあります。

初心者におすすめなのは「目地張り」

はじめて芝生を作るという方には、コストと全体に芝生が広がるまでの時間のバランスがとれた目地張りがおすすめです。

目地張で芝生マットを張る際には、互い違いになるよう張っていくことがポイントです。レンガ造りを想像してみるとわかりやすいかもしれません。

このときオセロの盤のようにマットを張ってしまうと「十文字張り」というよくない貼り方になってしまいます。十文字張りをすると隙間同士が直線でつながってしまい、雨が降ったときなどにあけた隙間から芝や土が流れていってしまうことがあるのです。目地張りをする際は注意しましょう。

芝生を張り終わったら、最後に目土入れという作業をして完了です。目土入れとは芝生に土をかけることで、水分や温度を保ちやすくさせるための作業です。芝生を張った際は必ずおこなってください。あとは数カ月ほど待てば、キレイな芝生が出来上がります。

芝生の作り方は以上です。しかし、このあとは放っておけばよいというわけではありません。しっかり手入れをしないと、キレイな芝生は手に入らないでしょう。次章では芝生の手入れ方法について解説していきます。

芝生のお手入れ

ここまで芝生の作り方について解説してきましたが、芝生を張り終えたら終わりではありません。きちんと手入れをすることによってキレイな芝生が手に入ります。たとえば以下のような作業を定期的におこなっていけば、見栄えのよい芝生を維持しやすくなるでしょう。

刈り込み

刈り込みは芝生が伸びすぎたときに一定の長さに揃えるための作業です。刈り込みをしっかりおこなっておけば、芝生の見た目はグッとよくなるでしょう。

刈り込みの頻度はだいたい月に1回程度です。ただ、気温の高い夏の季節などは、芝生の生長が早いので月に2~3回刈ったほうがキレイな見た目を維持できます。また、冬は休眠期に入るため、基本的に刈る必要はないでしょう。

水やり

1週間に1~2回程度は水をやりましょう。夏などの暑い季節は土が乾きやすいので毎日水やりをしたほうがよいです。ただ、一度にあまり多くやりすぎると根腐れなどの原因になるので、水を撒く量には注意が必要です。全体を湿らせる程度でよいでしょう。
芝生のお手入れ

目土入れ

刈り込みをしたあとなどは、刈った芝の草が落ちます。刈った草は放っておくと積もっていき、水はけや通気性を悪くして、芝生の病気の原因になることも。そんなとき目土入れをおこなうと、刈った草の分解を促進してくれて、芝生を守ってくれます。

このほかにもエアレーションや根切りなど、芝生の手入れはなかなかに大変です。時間がなくてできない人もいるかもしれません。そんなときは業者に頼むことも可能です。なかには立ち合いなども不要の業者もいます。手軽にキレイな芝生を手に入れたいという方は一度プロに相談してみましょう。

まとめ

芝生には最適な環境があります。そのため、芝生を張ることを考えている方は、まず自分の庭が芝生を張るのに適しているかを調べましょう。ポイントは水はけ、風通し、気候です。

芝生の作り方はまず床土の準備からはじまります。芝生を張る予定の場所を耕して、培養土を撒きましょう。床土ができたら、いよいよ芝生を張っていきましょう。さまざまな貼り方がありますが、おすすめなのは目地張りです。

芝生を張ったあとも、お手入れをしっかりしていきましょう。芝生の手入れには刈り込み、水やり、目土入れ、エアレーション、根切りなどさまざまな作業が必要です。自分でやるのは大変そうだと感じた方は、業者にまかせてみてもよいでしょう。


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