芝生張り替えの手順!二度と失敗しないための長持ちさせるポイント

2021.4.30

芝生張り替えの手順!二度と失敗しないための長持ちさせるポイント

ご自宅のお庭で、芝生を育てているという方も多いかと思います。芝生があるだけで、なんだか明るい雰囲気になりますよね。

しかし、芝生はどれだけ慎重に育てていても、年月が経つとところどころ剥げている部分が出てきたり、さらには枯れたままの場所が出てきたりします。これは、人に踏まれたり、一部分だけ病害虫に侵されてしまったりすることによるものです。

そんな一部分の芝をやり直したい、芝生の張り替えをしたいと思った際、どのような手順で行えばよいのでしょうか。今回は、再び一面きれいな芝を取り戻すために行う、芝生の張り替えの方法をご紹介します。

芝生の張り替えは春~梅雨前に!必要な準備は?

芝生の張り替えには、どの時期に行ってもよいというわけではありません。その時期に行うことで、スムーズに芝生の張り替えをすることができるのです。

張り替えに最適な時期

芝生の張り替えは、春から梅雨前までが最適な時期です。3月中旬ごろから5月末ごろにかけてが、適切な時期であるといえるでしょう。とくに、梅雨前に行うことで、雨による水やりが可能になり、メンテナンスが楽になるというメリットがあります。

張り替えの準備

張り替えを行うとき、どのような道具が必要なのでしょうか。あらかじめみておきましょう。

・芝マット
・目土
・有機肥料
・スコップ
・鎌もしくはターフカッター
・板(張り替えの範囲が広い場合)

芝マットや目土は、ホームセンターでそろえることができます。有機肥料も別でまきますが、目土にも肥料が入っているとなおよいでしょう。

      こんな場合は芝生の張替えを検討

芝生張り替えの手順と注意点

材料と道具がそろったら、芝生を張り替えていきます。ここからは、その手順についてご紹介していきます。

古い芝生を切り取って剥がす

もともと生えていた芝生のうち、枯れてしまっている部分をはがしていきます。鎌やスコップを使い、周りに切れ目を入れていきましょう。この時、枯れている部分は確実に取り除くことが大切です。刈れていない部分の芝も、少しだけ含めて切り目を入れていくとよいかもしれません。

雑草を取り除いて下地を整える

取り除いた芝の周りや生えていた部分の下に雑草がある場合は、確実に除草作業を行います。雑草があるまま芝を敷いてしまうと、その下で繁殖するおそれがあるのです。

そのため、雑草の有無を見極めることは非常に大切になります。雑草を抜き終わったら、表面の土は取り除き、土をしっかりと耕します。こうすることで、張り替えた芝がより健康に育ちやすくなります。

新しい土と新しい芝生を入れる

土を少し取り除いたぶん、新しい土を入れて追加しましょう。新しい土を入れ、足で踏み固めて平らにしたら、その上から新しい芝マットを入れてみてください。

目土をまいて水やり

芝マットの上から目土をまきます。目土は、新しい芝マットの周囲をしっかりと囲うようにまき、さらには芝の葉のすきまにも入り込むように入れていきます。なかなか葉のすきまに入らない場合、デッキブラシなどを活用してもよいでしょう。目土がうまくまけたら、最後に水やりをしておしまいです。

根付くまでは2週間~3か月ほどかかる

張り替えた芝生は、すぐに根付くかと思われがちですが、意外と時間がかかるものです。早くても2週間、時間がかかると3ヶ月かかる場合もあります。また、まだ根付いていない芝はデリケートなため、動かしたり衝撃を与えたりするのはできるだけ避けましょう。

      DIY!芝生の張替え手順

芝生が傷むのはなにが原因?

同じ時期に植えた芝でも、場所によって枯れた部分があったりもします。どうしてそのような部分が生じてしまうのか、原因をみていきましょう。

デコボコができる

芝生を敷いた部分を人が歩くということも多いですよね。一面芝を敷いていても、歩くルートはだいたいいつも同じだったりします。また、芝の上に鉢植えを置いているなど、上から常に重さを加えられていることもあったりします。

芝の上を人が踏んだり重いものを置いたりしているうちに、もともと平らだった芝生もデコボコになっていきます。デコボコが生じた部分は、本来目土を入れて調節するのが適切ですが、それを放っておくとだんだんと芝の枯れにもつながっていくのです。

剥げる

剥げてしまう原因は、さまざまです。ひとつめは、芝を敷いたのち、根付く前に上から踏みつけてしまったことが考えられます。また、ほかにも植え付ける際に、土をしっかりと踏み固めなかったことが剥げてしまう原因となることもあるのです。

もしこれらのミスによって剥げてしまったら、芝マットを活用するよりも種の追いまきを行うほうが適切です。種の追いまきは、剥げている部分の土を耕し、そこに種をまきます。その上から、5mmほどの目土をふりかけ、その上から踏み固めます。最後に肥料と水やりを行うとよいでしょう。

根腐れ

根が腐ると芝が悪くなります。水はけが悪いことが原因であるケースが多いです。水はけに不安があると感じたら、エアレーションをすることをおすすめします。

エアレーションとは、芝全体にまんべんなく小さな穴をあけていくことです。そうすることで、水はけがよくなるほかにも、空気が土に入りやすくなるというメリットがあります。すでに根腐れしている場合は、その部分一体をはがし、芝生の張り替えを行いましょう。

枯れ

芝生が枯れているということは、その芝が弱っているということを指します。芝には、夏に強く冬に弱い暖地型と夏に弱い寒地型の2種類があります。それぞれが夏に枯れたり冬に枯れたりする場合は、気温が緩和すると復活する場合も多いです。

また、軸刈りと呼ばれる、植物の茎に相当する部分を刈ってしまったことによる枯れでも、春から初夏にかけて復活する可能性があります。季節などによるものは復活の可能性があるので、少し待ってみるのもよいかもしれません。

一方、除草剤によって枯れてしまったことが明確である場合や病害虫に侵されてしまっている場合は、張り替えが必要です。

      芝生の張替えに適した時期と注意点

芝生を長持ちさせる日ごろのお手入れ

芝生を長持ちさせるためには、日ごろのお手入れが大切です。芝生の張り替えが必要とならないように、日ごろから芝生のお手入れを行いましょう。

水やり

夏の場合、暖地型でも寒地型でも水やりは必須です。乾燥しやすい時期こそ、水やりをしっかりと行いましょう。冬の寒さの厳しい季節には、水やりは必要なくなります。季節に合った頻度と量で、水やりを行うことがポイントです。

肥料

肥料もまた、芝がすくすくと健康に育つためには必要不可欠なものです。暖地型は夏、寒地型は春と秋によく生長します。この時期にこそ、生長をより促すためにも肥料をまいてあげましょう。

芝刈り

芝刈りは、芝の種類と季節によって頻度が異なります。夏によく生長する暖地型は、夏に週1回の芝刈りを春や秋によく生長する寒地型は、春は2週に1回、秋は週1回のペースを目安に芝刈りを行う必要があります。

それ以外の季節も、冬以外は1ヶ月に数回の芝刈りが必須です。芝刈りをすることは、芝の密度を高めることにもつながり、ふかふかの芝を作り上げるには欠かすことのできない作業なのです。

除草

芝がどれだけ密度高く張っていても、雑草は少しのすきまから生えてきます。早い段階で抜き取っておかないとやがて根を広く張り、芝を枯らす原因にもなってしまうのです。雑草は、強いものだと冬にも生えるため、除草作業はこまめに行っておかなければなりません。

サッチング

サッチングとは、刈った葉や根をきれいに取り除くことをいいます。芝刈りをすると、どうしても芝の部分に刈った草が散乱してしまいがちです。その草を放置しておくと、土の通気性を悪くしたり、さらには病害虫に侵されやすくなったりもします。そのため、1年に何度か「サッチング」という、刈った草を一掃する作業が必要なのです。

エアレーション

エアレーションは、前述の通り土の通気性や水はけをよくするために行う作業です。芝全体にまんべんなく細かい穴をあけていく作業を、1年に数回行いましょう。

まとめ

芝生の張り替えを行う場合は、春から梅雨前までに行います。そうすることで、梅雨に水やりが必要なくなったり、その後生長しやすくなるのです。

しかし、張り替えた後の2週間から3か月ほどは、上から踏みつけたりするとその部分が剥げる原因になります。新しい芝に傷をつけないように、充分に気をつけましょう。

芝生が傷む原因はさまざまで、その理由のなかには、経年によるしょうがないものもあります。芝生をなるべく長持ちさせるためにも、日ごろからお手入れをしておくとよいかもしれません。

芝張り作業はいくつかの工程に分けられており、それぞれが重要な作業となります。作業工程を誤ることでせっかく張った芝が再び弱ってしまうということも充分に考えられるので、しっかりと確認しながら行ってみてください。

張り替え作業になにか不安がある方は、業者に依頼するという方法も視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。業者に依頼することで、新しい芝を長く保てるかもしれません。

芝張りを依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「芝張り」をご覧ください。

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