家に清々しい印象を与えられる天然の芝生は、魅力的な反面、お世話が必要で手間がかかってしまいます。なかでも芝生の端のカットが難しく、苦戦している人も多いでしょう。
そんな芝刈り機では刈ることのできない細かい場所は、ハサミやバリカン、ターフカッターといった道具を使ってカットするのがおすすめです。これらのアイテムを状況に応じて使用することで、芝生をきれいに整えることができます。
そこでこの記事では、上記のような道具の使い方を詳しく解説していきます。きれいな芝生作りのためにも、ぜひ読んでみてください。
芝生のカット方法①バリカンやハサミを使ったやり方
芝刈り機を使って芝生をカットしても、端の方には刈り残しが発生してしまいます。通常の芝刈り機は、タイヤの内側に刃が付いているので、構造上、端の芝生は切れないようになっているのです。
そういった端の芝生の処理は、バリカンやハサミを使っておこなっていきましょう。これらを使用することで、芝生の端の刈り残した部分をカットすることが可能です。とくにハサミはコストが安いので、手軽に導入できるメリットがあります。
しかし、広範囲の芝生の手入れとなると、ハサミだけで端の芝生の処理をおこなうのはとても大変です。そういった場合に電動式のバリカンを使用することで、広範囲の芝生をより楽にカットできます。
バリカンを選ぶ際に気をつけていただきたいのが、充電式であるかどうかということです。充電式であればコードが作業の邪魔をすることがないので、ストレスなく作業がおこなえます。もし芝刈りにかけるコストに余裕がある場合は、ぜひバリカンを導入してみてください。
ただし、芝生の張り付けを目的として芝マットをカットする場合は、ハサミやバリカンは不向きといえます。芝マットは固い根や砂が含まれているので、無理にハサミで切ろうとすれば刃がかけたりしてしまいます。
そのため、芝マットのカット時は、カッターを使用するようにしてみてください。カットする場所にカッターを深く差し込み、そのまま引くと簡単に切り離せます。もし引っかかって切れない場合には、上下にザクザクと動かしていけばカットができます
上記のような道具があれば、芝生の「葉」や「茎」のカットに困ることはないでしょう。しかし、「芝生が広がりすぎて、道路や通路にはみ出してしまった」といった場合、ハサミやバリカンで既存の芝生を切り剥がすのは難しいかもしれません。そういった場合は、次でご紹介するターフカッターという道具を使ってみてください。
芝生のカット方法②ターフカッターを使ったやり方
芝生は育てていると、端の方が飛び出してしまうことがあります。この部分を放置しておくと芝生の見栄えを悪くするので、カットする必要があります。そういった場合に使用するのが、ターフカッターです。
使い方は、まず芝生と飛び出した部分の境目に切れ目を入れていきます。もし切れにくい場合は、足でおさえなら刃を動かすことで、芝生をカットすることが可能です。最後に切れ目を入れた芝生を剥がして、細かい部分をハサミで調整してあげましょう。
このようにターフカッターを使うことで、端の揃ったキレイな芝生に仕上げることが可能です。端が揃った芝生は美しくとても見栄えがいいので、ぜひターフカッターを使って端を調整してみてください。
ここまでは、芝刈り機では処理しきれなかった芝生の端の処理について解説してきましたが、じつは状況によっては芝刈り機で端をカットすることもできます。その具体的な方法は、次で解説していきます。
芝生のカット方法③芝刈り機でもキレイに刈るには
芝刈り機では構造上芝生の端をカットすることは難しいとお伝えしましたが、状況によっては刈ることが可能です。芝生と芝生の生えていない場所の高さが平行の場合ですと、芝刈り機を使って作業することができます。
そのため、芝生の生えていない場所の地面が土で盛り上がったりしていて平行が取れない場合は、地面を平にならしてあげることで、作業をおこなうことが可能です。この方法であれば、広範囲の芝生も楽に手入れすることができるでしょう。
しかし、芝生の生えていない部分に壁やレンガなどがある場合は、芝刈り機を置くことができないので、物理的に作業はおこなうことができません。また、少しでも芝刈り機が斜めに傾くと、転倒や刃がかけることにもつながるので、注意が必要です。
このように、芝刈り機で芝の端をカットすることも可能ではありますが、作業をおこなう条件はかなり限定されます。さらに、上手く作業をおこなわないと怪我につながる危険があることも把握しておかなければなりません。
芝刈り機を使うことが難しいと感じた場合には、先ほど紹介した道具を使う、もしくは業者に依頼することを検討してみてください。
芝刈りの基本をおさらいしておこう
芝生のカット方法を知っておくことはきれいな芝生を手に入れるためには大切ですが、これらはそもそも、芝生が元気に育っていることが前提です。芝刈りやカットといった行為は正しい基本知識のもとおこなわないと逆効果になりかねないので、ここで作業の頻度や注意点をおさえておきましょう。
芝刈りの頻度は、週に1~2回といった頻度に留めておくのが理想とされています。これは、芝刈りはやりすぎてしまうと大きなダメージを与えてしまうこととなり、かえって成長を阻害してしまうからです。芝生をきれいに成長させるためにも、適切な頻度でカットしてあげましょう。
芝刈りの注意点としては、まず、雨上がりの芝刈りをしないようにするということです。濡れた状態の芝は非常に刈りづらく、きれいに刈り取ることができません。さらに、濡れた芝が芝刈り機に張り付いてしまうなどのデメリットもあるので、雨上がりは芝刈りに不向きといわれています。
また、軸刈りをおこなうのもやめておきましょう。軸刈りとは、芝生の成長点と呼ばれる部分をカットしてしまうことです。
この成長点は、芝生の茎の部分に存在していてこの高さまで刈り取ってしまうと、葉の部分がなくなってしまって茎がむき出しの状態になってしまうのです。こうなると芝生の見栄えが非常に悪くなってしまうので、カットするときには気をつけましょう。
このように、芝刈りには注意すべきことがたくさんあります。芝刈り機の操作など、素人がおこなうには難しい作業もあるので、もし芝生のカットで悩んでしまった場合には、業者を利用してみてください。業者の方なら、安全、かつ確実に作業をおこなってくれますよ。
まとめ
芝生の端をカットするには、バリカンやハサミを使うとよいでしょう。芝刈り機を使って芝生の端をカットすることも可能ではありますが、非常に困難です。また、芝生がはみ出して生えてしまって見栄えが悪くなっているようであれば、ターフカッターを使うことで、効率よく切りそろえることが可能です。
このように、芝生のカットの際は、いくつかの道具を状況に応じて使い分けていきます。「なんだか思ったよりも面倒くさそう……」と思われた方は、業者の利用も視野に入れて考えてみてください。業者であれば、安全、かつ確実にきれいな芝生を作りあげてくれることでしょう。
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