芝生の手入れは2月も重要!春に向けて今から準備をはじめましょう!

2021.4.30

芝生の手入れは2月も重要!春に向けて今から準備をはじめましょう!

芝生は季節ごとに、手入れの頻度や内容が異なります。とくに寒さが激しい2月はいつもとは違うお手入れが必要なことがあります。反対に、いつも通りお手入れすると芝生の状態を悪化させてしまうこともあるのです。

そこで、このコラムでは芝生の手入れで2月におこないたいことについてご紹介します。この時期は芝生が変色したり、病気にかかりやすくなったりしますが、その対策方法についても記載していますので、お手入れの際に役立つことでしょう。

芝生の2月の手入れ①:水やりや肥料、芝刈りは基本的にしなくてOK

芝生の手入れには、2月になるとあまり効果が期待できないものが出てきます。ほかの時期と同じやり方だと、雑草が増えたり芝を傷つけたりする手入れもありますので、適切な対応を知っておくことが大切です。

水やり

暖地型芝生は2月なら休眠しているものがほとんどのため、水やりは必要ありません。ただ、乾燥に弱い寒地型芝については、水やりをしたほうがよい場合があります。乾燥している時期が数日間続いたときは、1週間に1回ほどを目安に水やりをおこないましょう。

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肥料

この時期は芝の成長を促しても効果が薄いため、肥料はあまり意味がありません。さらに、芝生周りの雑草を発達させるおそれがあることから、肥料を与えるのは控えるべきでしょう。3月であれば、芝が成長しはじめる4月の前準備として肥料を使用することもありますが、2月ではまだ時期が早いのです。

芝刈り

芝生は2月だとほとんど葉が伸びないため、芝刈りも不要です。また、芝を刈ると葉が痛むことがあり、成長が止まりやすい2月では治りがおそいことから、芝生の背が高い状態でも芝刈りはおすすめできません。できることなら、冬に入る前に芝刈りはおこなっておくとよいでしょう。

芝生の2月の手入れ②:冬でも雑草対策はしっかりしよう

芝生の成長が止まる時期といっても、スズメノカタビラなど一部の雑草については冬でも発生することがあります。そのため、雑草対策は芝生の手入れとして2月でも欠かせないものとなっているのです。

除草は、雑草を直接手で取り除く以外にも除草剤を用いる方法があります。3月・4月ごろの雑草予防もおこないたい方は、土壌処理型の除草剤がおすすめです。土壌処理型は地面に除草効果を与えるもので、まだ発芽していない雑草についても効果があることから、春に発生する雑草の量を減らしやすくなるのです。

ただし、除草剤の効き目が続く期間は確認しておきましょう。商品ごとに除草効果が残る期間が異なるため、雑草がよく生える4月まで雑草を抑制したいのであれば、3か月ほどは効き目が持続する除草剤を使用する必要があります。

また、雨水などで土壌から薬剤が流れ出すことにも注意してください。もし、ほかの作物や近隣の住人への被害が心配な方は、茎葉処理型の除草剤を使うとよいでしょう。こちらは予防効果が期待できませんが、散布した以外の場所へ除草効果が流れにくくなります。

そして、使用する除草剤の対象が適切かどうかも重要です。日本芝には影響がなくても、西洋芝では枯れさせてしまう除草剤もなかにはあるのです。さらに、イネ科雑草か広葉雑草なのかでも使用する除草剤が変化しますので、雑草と芝生の種類をよく確認してから選んでください。

芝生の手入れは2月も重要!春に向けて今から準備をはじめましょう!

芝生の2月の手入れ③:雪が降る地域では病気に注意を

降雪地域では、芝生に雪が積もることで発生する病気に気をつけてください。病気にかかると春ごろの生育がうまくいかなかったり、枯れてしまったりするおそれがあるのです。

雪が積もると起こりやすい病気としては、「雪腐病」があります。症状としては、芝生が褐色や灰褐色などに変色して枯れるというもので、ティフラ菌やミクロドキウム菌などさまざまな病原菌によって引き起こされます。楕円型や、複数の丸をくっつけたように変色した部分が芝生に点在しているときは、この病気にかかっている危険性が高いです。

芝生に雪が積もっているとこの病気にかかりやすい理由は、地中の微生物が活動を停止することが挙げられます。これにより、雪腐病の病原菌を抑制するものが少なくなるため、芝が被害にあいやすくなるのです。また、芝生は2月だと抵抗力が弱くなることも、雪腐病が発生するのを助長しているといえるでしょう。

この雪腐病は、雪が解けてからでないと症状に気づきにくいです。そのため、この病気を予防するには雪が積もる前に薬剤を投与することが大事です。

使用する薬剤としては、芝生用の殺菌剤を用います。殺菌剤には芝生の品種ごとに希釈する割合や使用する量が書かれていますので、用量どおりに薬剤を使いましょう。

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冬の間も芝生の色を緑に保つ方法とは

2月になると、芝の色が薄くなったり休眠して茶色になったりすることがあります。もし、冬場でも芝生を緑色に保ちたいのであれば、次に紹介する方法を試してみるとよいでしょう。

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芝生に着色をする

変色した芝生を、専用の着色剤で緑色にする方法があります。おもに暖地型芝生は、2月ごろには地表の葉が茶色に枯れる冬枯れをおこしていますので、着色すれば冬でも緑色に保つことができるのです。

着色方法としては、除草剤をまくときと同じようにおこないます。専用の噴霧器に着色剤を取り付けて、芝生全体へまんべんなく吹きかけましょう。このとき、芝へ薬剤がくっつきやすくなる展着剤を、着色剤に混ぜておくことできれいに仕上がりやすくなります。

着色剤のなかには、吹きつけると保温性を高めるものがあります。これにより、雪が積もっても溶けやすくなりますので、雪腐病のような積雪が原因の病気予防にも使えるのです。

保湿をしっかりする

気温が5度以下の地域では、寒さに強い寒地型芝でも成長が止まったり、芝の色が薄くなったりします。こういった地域では、寒くなりすぎないように芝生を保温することが重要です。

保温としては、芝生専用の保温シートやナイロン製の布などを芝生にかぶせておく方法があります。ただし、使用する布によっては寒地型芝の光合成を邪魔してしまうので、とくに気温が低下しやすい夜間に布をかぶせるとよいでしょう。

まとめ

芝生の手入れを2月におこない際は、ほかの時期と方法が異なってくるものがあります。肥料や芝刈りは基本的に不要で、水やりは寒地型芝の場合には1週間に1回ほどを目安におこないます。ただし、雑草対策については2月でも重要であり、手で取り除くか予防もできる土壌処理型の除草剤などを使用しましょう

また、雪が降る地域では雪腐病などにかからないために、殺菌剤をまくことも重要です。そして、冬でも緑色に保ちたい方は着色剤や保温布などで対策しましょう。

このように、2月でもいくつかの手入れや対策をしなければなりません。もしこれらの対処を自力でおこなうのが難しいと感じた方は、業者に任せる方法もありますので、相談してみてはいかがでしょうか。


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