芝生に肥料をやる頻度は時期で変える。適切にやらないと逆効果!?

2021.4.30

芝生に肥料をやる頻度は時期で変える。適切にやらないと逆効果!?

芝生に肥料を与えたいけれど、どれくらいの頻度でおこなえばよいのか判断することはむずかしいですよね。芝生に肥料をやる頻度は、芝生や肥料の種類によって変わってきます。そのため、それぞれの芝生に適した肥料を選ばなければならないため、お悩みになる方も多いでしょう。

今回は、芝生に肥料をやる頻度はどれくらいが適しているのかについてご紹介しています。あわせて肥料の種類や主成分、撒き方のコツなども解説しています。芝生への施肥にお困りの方は解決するための、お役に立てていただけるはずです。

芝生に肥料をやる頻度

肥料は芝生にとって重要な栄養源であり、青々とした芝生を作る上で欠かせない手入れになります。一般的に芝生への施肥は、生育時期である4月から8月ごろにおこなうのがよいといわれています。

また芝生は、暖地型芝と寒地型芝の2種類に分けられ、それぞれの芝生で肥料をやる頻度が異なってくるのです。ここでは、芝生の種類ごとに肥料を与える頻度をご紹介していきます。

暖地型芝の施肥頻度

暖地型芝の施肥頻度は、2ヶ月に1回くらいがちょうどよいでしょう。撒く量は1平方メートルあたり、約30~50グラム程度がよいといわれています。芝生の1ヵ所に多く撒いてしまわないように、まんべんなく散布することを心がけましょう。

寒地型芝の施肥頻度

寒地型芝の施肥は、基本的に毎月おこなうとよいとされています。肥料を撒く量は、1平方メートルあたり、10~30グラム程度です。寒地型の場合、肥料は毎月やるため、一度に与える量は少なめにするとよいです。

施肥は必須ではない?

肥料は芝生の成長にとって不可欠な栄養素です。ですが、芝生が充分に育っている場合は、必ずしも施肥をおこなう必要はありません。一度に多くの肥料を与えてしまうと、芝の根が支障をきたしてしまい、肥料焼けが発生して、場合によっては芝が枯れてしまうことがあります。

とくに6月の梅雨の時期は、芝生の生育が1年のなかでもっとも活発になります。梅雨による多量の雨によって充分に栄養分が吸収できるため、芝生の成長スピードも速くなります。

芝生の成長速度も速くなる分、伸びきった芝生の芝刈りにかなりの労力を費やすことになるのです。肥料を与える前は芝生をよく確認して、充分に成長していると感じたら無理に施肥をおこなう必要はありません。

芝生に肥料をやる頻度

芝生の肥料はおもに2種類。その特徴と成分について

芝生の肥料は大きく分けて液体肥料と粒状肥料の2種類があります。丈夫できれいな芝生を作る際は、芝生に肥料をやる頻度に加えて、これら2つの肥料を使い分けて使用することが重要になってきます。ここでは液体肥料と粒状肥料の特徴や、芝生の肥料に含まれるおもな成分についてご紹介していきます。

液体肥料の特徴

液体肥料は速効性の高い肥料で、施肥してから比較的すぐに効果が現れる特徴があります。植物に栄養が吸収されるスピードが速いですが、持続時間が短いため、その分肥料を与える回数が多くなるのです。おもに、水に溶けやすい特徴を持つ化成肥料や水と薄めて使用する液肥などは速効性がある肥料にあたります。

粒状肥料の特徴

粒状肥料は緩効性肥料と呼ばれ、速効性肥料に比べてじわじわと肥料の効果が現れていき、比較的長い間効果が続くといった特徴があります。緩やかにゆっくりと芝生に肥料が沁み込んでいくため、肥料焼けや根腐れなどを起こしにくく、1~2ヵ月くらいの期間は効果が続いてくれます。

肥料に含まれる主成分

一般的な芝生の肥料に含まれる成分は、おもに3種類で構成されています。それは窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)といった、芝生の生育には欠かせない重要な3要素です。

始めに窒素(N)は、芝生をきれいに育てる役割があります。たとえば、人にたとえるなら、お肌をツルツルにしたり、服装を整えるなど、外見をよくする行動などに当てはまります。

次にリン酸(P)は、芝生に免疫をつけ、病気にかかるのを防ぐ効果があります。人にたとえると、健康によい食事をしたりすることが挙げられるでしょう。
最後にカリウム(K)は、芝生の葉がしっかりと育つように、根の成長を促進させる効果があります。人の体でいう足腰ともいえるでしょう。カリウムを与えることで頑丈な根や葉に育ってくれるのです。

このように、芝生にも人と同じように生きていく上で栄養が必要になってきます。そのため、芝生の肥料を選ぶときには、窒素、リン酸、カリウムの3種類が含まれているかを確認するとよいでしょう。これら3要素の配合割合は数字で記載されているため、とてもわかりやすいです。

芝生の肥料はおもに2種類。その特徴と成分について

肥料の撒き方

芝生用の肥料として液体肥料や粒状肥料があることを見てきました。それぞれの肥料の特徴を理解して、芝生の種類や状況に適した肥料を選ぶ必要があります。ここでは芝生へ肥料をやる頻度に加えて、適切な施肥のやり方についてご紹介していきます。

ムラなく全体に撒く

芝生の肥料は、できるだけ全体に行き渡るようにまんべんなく撒くことが大切です。粒状肥料は手で均等に散布し、液状肥料は水と混ぜてじょうろやタンクなどで撒くとよいでしょう。もし1カ所に集中して撒いてしまうと、芝生が肥料焼けを引き起こすことや、黄色く変色するおそれなどがあるため注意が必要です。

肥料の撒き方

粒状肥料を撒いた後には水も撒く

粒状肥料を手で撒いた後は、肥料焼けを防止するためにも最後に水をやることを忘れないようにしましょう。きちんと粒状の肥料が溶けきるまで水を与えることが大切です。粒状の肥料が固形の状態のまま残っていると、肥料焼けの原因となるのでしっかり芝生の隅々まで確認しましょう。

芝生に肥料をやるときの注意点

芝生に肥料をやる頻度や量などは、肥料の種類によって異なります。どの種類の肥料を与えるにしても、共通して重要な場合が多い点は最後に水をやるのを忘れないようにすることです。肥料は水に溶けるものがほとんどなので、より土にしみこみやすくなります。

また、肥料を与えるときは天候や気温も気にかけておく必要があります。夏の時期であれば、できるだけ猛暑日は避け、気温の低い夕方の涼しい時間帯や曇りの日などに施肥をおこなうとよいでしょう。あまりに暑い日に肥料を撒いてしまうと肥料焼けを起こすことがあるのです。

ほかにも、肥料は種類によってまき方が異なる場合があるので、取扱説明書は必ず読むようにしてください。

芝生に肥料をやるときの注意点

まとめ

芝生は大きく分けて暖地型芝と寒地型芝の2種類があり、それぞれ季節ごとに肥料を与える頻度を変える必要があります。また芝生用の肥料にも液体肥料や粒状肥料などさまざまな種類があり、芝生に適した施肥をおこなうことが重要です。

芝生用の肥料を購入する際は、窒素、リン酸、カリウムといった必要な3要素が含まれているかを確認しましょう。そして芝生に肥料をやる頻度に合わせて、まんべんなく均一に施肥をおこなうことや、水やりを忘れないことなどを注意することが大切となってきます。

そのため、自分では正しく施肥ができないと感じた場合は業者に依頼してみましょう。わからないまま適当に肥料を与えずに、正しい量と頻度で施肥をおこないましょう。

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