人工芝は天然芝と違い、芝刈りや水やりをしなくても1年中美しい芝を保つため魅力を感じるかたは多いのではないでしょうか。しかし、人工芝を敷いても隙間から雑草が生えてきたらせっかくの芝生が台無しになってしまいます。
雑草を防ぐ場合、人工芝の下に防草シートを敷くと効果的です。今回は、人工芝の下に防草シートを敷いたほうがよい理由や、敷く手順や注意点について説明していきます。
目次
人工芝の下に防草シートを敷いたほうがいい!
人工芝を敷くと、雑草対策になるといわれています。たしかに、天然芝に比べると人工芝のほうが雑草は生えにくいですが、完全に防ぐことは難しいのです。
その理由として人工芝には、水はけ用の穴やつなぎ目のわずかな隙間があります。人工芝を直接地面に敷いていると、すき間から日光が地面に届き、雑草が成長してしまうことがあります。
そのため、雑草をより生えにくくするには、人工芝の下に防草シートを敷くとよいでしょう。防草シートを敷くことで、植物の成長に必要な日光を遮ることができ、雑草の繁殖をおさえることが期待できます。
しかし厚みのある防草シートを選ぶと、気温の変化で縮んでしまうことがあるため、不織布のような薄さと頑丈さをかねそなえている防草シートを使うことをおすすめします。不織布は縫い目のないシートなので、日光を通しにくいといえるでしょう。
防草シートと人工芝を一緒に敷いてみる
厄介な雑草対策には、防草シートを敷くことがおすすめです。ここでは、防草シートと人工芝を敷くときの手順について紹介していきます。
①地面を整える
人工芝の下に防草シートを敷くには、まず張りたい場所の地面をしっかりと整えていきましょう。目につく石や雑草だけでなく、地面を掘り起こして茎や根もしっかり除去しておくことで新たな雑草を生えにくくすることができます。
一通り取り除いたら、スコップでたたいて地面を平らにしておきましょう。トンボなどがあれば、より地面を平らにしやすいでしょう。地面がでこぼこしていると、防草シートをまっすぐに敷くことできないため、重要な作業といえます。
②防草シートを敷く
地面を整えることができたら、防草シートを敷いていきましょう。はみ出した部分はあとで切り取る工程があるため、余裕をもっておいたほうがよいでしょう。
防草シートを敷いたら、しわができないように防草シート向けのU字ピンなどでおよそ1mごとに固定していきます。シートをとめたら、はみ出した部分をハサミでカットしましょう。切りすぎを防ぐためにペンで印をしておくとよさそうです。
③人工芝を敷く
防草シートの上に人工芝を敷いていきましょう。人工芝の敷き方も、防草シートと基本的には同じです。防草シートの上に人工芝を重ねて、はみ出てしまった部分はカッターナイフで切っていきます。こちらも切りすぎるといけないので、裏側のマット部分に目印の線を書いてください。心配なかたは定規を使うとまっすぐに切れるのでおすすめです。
人工芝同士をつなぎ合わせる必要がある場合は、養生テープとジョイントテープを使いましょう。つなぎ合わせる端の人工芝の葉が巻き込まれないように養生テープで保護をしてから、つなぎ目の下の防草シートにジョイントテープで接着します。接着のあと、保護していた養生テープをはがせば、つなぎ目がわからない美しい仕上がりになるでしょう。
このように人工芝を敷く工程の前に防草シートを敷くことで、より雑草対策をおこないやすくなります。防草シートを敷いているときに、めくれあがってしまうおそれがあるため、あまり風が強くない日におこなうことをおすすめします。
隙間を作らないように注意!
人工芝と防草シートを敷くときには、隙間ができないように注意して敷くことが重要です。隙間ができると、せっかく防草シートを敷いたにもかかわらず雑草が生えてきたり、水たまりができたりするおそれがあるからです。
まず、防草シートの切りすぎによる隙間があると、地面に日があたるのを防ぐことができません。そのため、防草シートの下で雑草がいつの間にか育ってしまうことも考えられます。
そのため、防草シートを敷いたあとではみ出た部分を切りすぎないことが大切です。また、防草シートを隙間なく敷くために、つなぎ目は5cmほど重ねておいたうえでピンでしっかりとめておきましょう。
さらに、地面と防草シートの間に隙間があるのもよくありません。でこぼこがあると水たまりができやすくなり、虫の発生やカビの原因となることもあるからです。
下の地面と防草シートの間に空間を作らないためにも、シートを敷く前の整地作業は必須となります。地面をスコップでたたいたり、板を踏みつけたりして、しっかりと平らにしておきましょう。
土壌の水はけが悪いとカビや虫の原因に…
水たまりを防止するためにも、人工芝の下に防草シートを敷く前に地面を整えておくことは重要です。それと同時に、地面の水はけをよくしておくことも必要です。コンクリートの地面や、固くて粘り気の強い土の上に人工芝や防草シートを敷くと、水がたまってカビが生えたり、湿気の多い場所には虫がわいたりしてしまいます。
カビや虫の発生を予防するには、日当たり、風通し、水はけのよい場所を選ぶことが一番簡単な方法です。しかし、もしそうできない場合は土壌改良の必要があります。水はけをよくするような砂や赤土を地面の上に敷いたり、地面を平らにするときに傾斜をつけたりして、水はけをよくする工夫をしてください。
土壌改良が必要な場合、人工芝や防草シートを敷くことも考えると、個人でおこなうには非常に大変な作業になってしまいます。もしご自身で土壌改良をして、人工芝や防草シートを敷くことが難しそうであれば業者に頼むことも考えてみるとよいかもしれません。
まとめ
防草シートを敷くと、隙間からはいる日光を遮断し、発芽力の強い雑草が人工芝を突き破ることを防ぎます。不織布のシートには縫い目もなく、頑丈なので使いやすいでしょう。
人工芝と防草シートを敷く前に、地面の石や雑草を取り除いておき、地面のでこぼこや隙間ができるのを防ぎましょう。隙間があると、水たまりができやすくなりカビの原因にもつながります。また、設置したシートは切りすぎないように、丁寧に切ってください。
人工芝と防草シートを自分で敷くのは手間もかかります。また、土壌の水はけの改良は初心者には難しいこともあるかもしれません。そのような場合は、業者に相談してきれいに人工芝を張ってもらうことをおすすめします。
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