「芝生で庭をいっぱいにしたいけど、芝生の植えつけって大変そう……」と思っている人は多いかもしれません。しかし、芝生を植え付けはみなさんが想像するよりむずかしくなく、ご自身の状況にあわせて植えつけ方法を選ぶこともできるのです。
そこで今回は、さまざまなポット苗やほかの芝生の張り方についてご紹介していきます。ぜひ自分にあった方法を見つけてみてください。
芝生を植え付ける方法は大きく3つ!その方法について
芝生を植え付けるといっても、方法はひとつではありません。庭を芝生にするにはどのような方法があるのでしょうか。
・切り芝を張る
まずひとつの方法としては、庭の形状に合わせて張るだけできれいな芝生を敷くことができる切り芝があります。そして切り芝にもマット芝とロール芝のふたつの種類があるのです。
マット芝と呼ばれる切り芝はおもに約30×30センチの大きさで、張り方にいくつかの種類があります。張りたい場所にすき間を作ることなく芝を敷いていく、ベタ張りという方法が主流です。ほかにも、芝生が成長することを見越してわざとすき間を作って敷く目地張りや市松張り、すじ張りなどの方法もあります。
ロール芝は、その名のとおりマット芝よりも長いロール状になっています。庭の形に合わせて敷いていきましょう。どちらにも共通するのは、芝生を敷く前に土地をきれいにする必要があることです。地面を平らにしたり、雑草や砂利などを取り除いたりしましょう。
・種をまく
芝生を植え付けるのには既成のものを敷く方法だけではなく、種を植えるという選択肢もあります。種をまくときも、切り芝を敷くときと同様に土地を整備してください。
土地の整備が終わったら、種をまく前に熊手などを用いて約1センチの溝を作ります。そして種をまき、終わったら再び熊手をつかって土を上からかぶせましょう。
・ポット苗を植える
ポット苗は小さく底が深めの容器の中に土と芝生が入っているもののことで、植えると成長し、芝生が拡大していきます。植える場所を整備したら、約50センチの間隔をあけてポット苗を植えましょう。植える間隔が狭ければその分芝生が全面に広がるスピードがはやくなります。
ポット苗は家で作ることができる
ポット苗はホームセンターや通販などで購入することができますが、コストを抑えたかったり、既成の芝生を植え付けるのに抵抗があったりする人もいるかもしれません。そんな人にはご自宅でポット苗を作ることをおすすめします。
・用意するもの
ポット苗に入っている芝生は、ティフトン芝と呼ばれるものをつかうことが多いです。ティフトン芝はおもに鳥取や鹿児島で流通しているので、そこから取り寄せましょう。また、苗を作るためのポットと入れる土も忘れずに用意してください。
・作り方
まずは用意したポットの中に土台を作るために土をすこし入れましょう。土台の上にティフトン芝を置き、芝が隠れないように上から土をかぶせてください。最後に肥料と水をまんべんなくあたえて、日当たりの良い場所に約1ヶ月置いておきましょう。この作業をおこなうことで自宅でもポット苗を作ることができます。
芝生を植え付ける前に必要な準備
芝生を植え付ける際は、ただ用意したものを土に埋めればよいというわけではありません。しっかりとした下準備も必要になってきますし、時期にも気をつかわなければならないのです。
・植え付けの時期
植え付けの時期は切り芝や種まき、ポット苗などどんな芝生の植え付け方法でも真夏や真冬など極端な気温なときにはおこなわないようにしましょう。暑いと土が乾燥して水やりが大変だったり芝生が傷んだりしますし、寒いとあまり芝生が成長しません。
真夏や真冬以外の時期なら基本的にはいつでもよいですが、芝生の成長が活発で丈夫なため、春頃におこなうのがのぞましいといわれています。また、春に植え付け終わってから梅雨がくると十分な水分が自動的に供給されるのでちょうどよいかもしれません。
・土壌改善
芝生を植え付ける前にその土壌の状態を確認してください。十分な栄養を含んでいなかったり、水はけが悪いままになったりしているかもしれません。そのままの状態で植え付けをおこなうと芝生が枯れてしまうこともあるのです。雑草や石など不要なものを除去したり、目土をまいたり、表面排水をおこなったりして土壌改善に努めましょう。
・整地
芝生を植え付ける前に整地をおこなわなければ、きれいとはいえない印象をあたえる仕上がりになるかもしれません。また、見栄えが悪いだけでなく水はけが悪くなったりうまく育たなくなったりする要因になるため、芝生を植え付ける前に整地をおこうようにしましょう。
整地をおこなう際は、トンボなどをつかって土地を平らにしましょう。このとき、すこし傾きがつくように調整すると、水はけをよくすることができます。ローラーや板を用いると、より平らな地面ができるでしょう。
芝生の植え付けをしたら
芝生の植え付けが完了しても、そこで終わりではありません。芝生のお手入れをしっかりおこなわなければ、雑草が大量に生えてきたり枯れてしまったりするおそれがあるのです。美しい芝生を保つためにも、以下のようなお手入れをおこなうように心がけてください。
・水やり
基本的に水やりは、乾燥しているのを見たらおこなうようにしましょう。しかし、夏は気温が高く乾燥しやすくなっているので毎日水やりをしてください。また、目土入れをしたあとに水やりをおこなう場合には水で流れないように注意しましょう。
水やりは表面の芝がぬれる程度ではなく、土の中にまで水が浸透するようにしっかりおこなってください。芝生の敷いてある広さに応じて、じょうろやホースなど使用すべき道具も変わってきますので適切なものをつかって水やりをしましょう。
・芝刈り
芝刈りをしなければ、伸びた葉が邪魔して光合成しにくくなったり害虫が入り込んだりする可能性があります。芝生の見栄えも健康も、よい状態を保つために芝刈りを欠かさずおこないましょう。
芝刈りはおもに、成長が活発な春から夏にかけておこなわれることが多いです。芝刈り機や芝刈りバサミを用いて芝の3分の2を残すくらいを目安に切りましょう。
・施肥
芝生に肥料をあたえると、なにもしないときに比べて成長の勢いが強くなり、よりきれいな庭になります。施肥のタイミングも芝刈りのときと同様、春から夏にかけておこなうことが多いようです。
どのような肥料を選べばよいか迷ってしまいますが、芝生用のものもあるようなので、初心者の方はつかってみてもよいかもしれません。しかし、芝生用の肥料にも種類がありますので、ご自宅の芝生の状態を確認してから購入するとよいでしょう。
肥料は均一に適切な量を芝生にまくようにしてください。一部分だけ集中してあたえてしまうと芝生の成長に差が出てきてしまうのです。
まとめ
芝生の植え付けをおこなう手段はひとつではなく、切り芝やポット苗を使用したり、種をまいて育てたり……というようにさまざまな方法があります。ポット苗は自宅でも育てることができますし、芝植えは案外わたしたちに身近なものなのです。
しかし芝生の植え付けだけをおこなえばよいわけではなく、その前に整地をしたり植え終わってからも定期的に水やりや芝刈りをしたりしなければなりません。自分でおこなうとどうしてもムラが出てきてしまい、失敗してしまうこともあるでしょう。うまく芝生を育てることができなくなったら、業者に相談してみてください。
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