芝生が根付くまでの期間を知ろう!根付きをよくする方法と注意点まで

2021.4.30

芝生が根付くまでの期間を知ろう!根付きをよくする方法と注意点まで

近年DIYが流行したことで、自宅の庭に自分で芝張りをしようと考える方も少なくないことでしょう。しかし、イメージ通りのきれいな芝を張るためには、しっかりと根付かせることが大切です。根付かせることができなければ、生長することなく枯れてしまうおそれもあります。

この記事では、芝生が根付くまでの期間や気をつけるポイント、根付きやすい芝の張り方まで詳しくご紹介していきます。しっかりと根付かせることができれば、きれいな芝生を自宅の庭で楽しむことができるでしょう。

芝生が根付くまでの期間は二週間から一ヶ月ほど

芝張りした直後は芝生が根付いていないため、とても不安定な状態になっています。新しい根が土壌の中で成長していき、根付くことによって芝生がずれたり、剥がれたりしないようになることでしょう。

芝生が根付くまでの期間は二週間から一ヶ月ほど

また、芝生を根付かせることで、根が養分をどんどん吸収して元気に生長していきます。芝生の生長に大きく関わってくるため、根付かせる工程は重要な作業といえるのです。芝張りする時期を3~5月にすることで、比較的早く根付かせることができます。秋も芝張りできる時期とされていますが、春に比べて根付くまでの時間が遅くなるかもしれません。

このように、時期によっては根付くまでに必要とする時間が変わります。暖かい時期だとおおよそ二週間ほど、秋の少し涼しい時期だと一ヶ月程度かかるとされているようです。

また、冬の寒い時期に芝張りをおこなった場合、芝生の生長が止まるので避けたほうがいいでしょう。芝張りしたあとも芝生がしっかりと根付くまで、きちんと手入れをおこなう必要があります。手入れを怠ると新しい根が上手に育たなくなり、枯れてしまうことになるかもしれません。

根付くまでの間に気をつけたいポイント3つ

芝生が根付くまでの期間は、芝生が土の上に乗っているだけの、非常にデリケートな状態になっています。そのため、根付くまでの間は芝生を慎重に扱わなければなりません。

根付くまでの間に気をつけたいポイント3つ

芝生の上を歩かない

芝張りした直後は、根が短く土壌に根付いていない状態です。そのため、芝生の上を歩いてしまうと芝生がずれてしまったり、剥がれてしまったりというおそれがあります。また、芝張りのあとに必要な水やりをするときにも、注意が必要です。

水を切らさない

芝張り直後は根付いていないため、土から十分な水分を吸い上げることができない状態です。しかし、芝は乾燥に弱く水を切らしてしまうと、枯れてしまうおそれがあります。しっかりと芝が生長するためにも、根付くまでは乾燥しない程度に水やりをするようにしましょう。

与える肥料に気をつける

芝張り直後の根付いていない芝に肥料を与えてしまうと、栄養だけが多すぎて生長バランスが崩れてしまいかねません。もし生長バランスが崩れてしまうと枯れてしまうこともあるため、肥料を与えるのはやめておきましょう。ただ、発根を促す効果のある肥料であれば、問題ないものもあるようです。

根付きやすくするためには芝生の張り方も大事

芝張りをするときに費用や効率といったことを考えた、さまざまな芝の張り方があります。こういったこと以外にも芝の張り方によって、芝生が根付くまでの期間も左右されるのです。

根付きやすくするためには芝生の張り方も大事

よくない例:十文字張り

芝を張るときに十文字になるよう並べてしまうと、溝になる部分が1本の線になり水や目土が流れ出てしまいやすくなってしまいます。そうすると、根付いていない状態の芝は水や目土が流れ出る勢いによって、ズレてしまいやすくなるのです。そのため、芝張りをするときには、十文字張りにならないようにしましょう。

いい例①:ベタ張り

芝同士に隙間ができないように、レンガを積み上げるような見た目で並べていくのがベタ張りになります。ベタ張りは全体に芝を敷き詰めるため、費用はかかりますが根付くまでの手間が少なく初心者にはおすすめの張り方です。また、隙間なく敷き詰めることで根が露出することが少ないため、ほかの張り方に比べて根付きやすいといえるでしょう。

いい例②:市松張り

芝張りをするための費用を最も抑えることができる市松張りは、チェック柄のような見た目になるよう並べていきます。費用が抑えられるメリットはありますが、雑草対策や全体に芝が根付くまでの時間がかかるという難しさもあるようです。そのため、費用を抑えて芝張りの難しさを楽しみたいという方に、向いている張り方でしょう。

いい例③:目地張り

少しでも費用を抑えた上で、それほど難しくない張り方は目地張りです。張り方はベタ張りとほとんど同じになり、芝同士のすき間を3~5cmあけるだけになります。芝を張ったあとに、目土使って隙間を埋めることで全体に根付いていくでしょう。ベタ張りよりは根付くまでに時間が必要になりますが、比較的簡単な張り方といえます。

張った芝生に目土を入れて根付かせよう

芝張りをしたあとやエアレーションなどの手入れをしたあとに必要な目土には、生長を促す以外にもさまざまな役目があります。目土を入れることで、土の中を適度な温度で保ち、根が水分を吸収しやすくなるのです。

張った芝生に目土を入れて根付かせよう

また、目土はサッチ(枯葉などが溜まったもの)の分解を促す効果や新芽、茎の保護にも役立ちます。ほかにも、芝生は生長すると土の中から根が露出することがあります。その部分を目土で覆うことで、新しく根を張り芝生が生長してくれるのです。

目土のやり方は、芝生の上に目土を1~3mm程度の厚さでかけていきます。このとき、芝生用のきめが細かく、水はけのいい土を選ぶようにしましょう。目土をかけすぎて芝の葉まで覆ってしまうと、枯れる原因にもなってしまうので注意してください。

目土をするタイミングは、芝張りのあとやエアレーションをしたあとは必ず必要です。芝が薄くなっているなどの手入れで目土をするのなら、4月~6月の暖かい時期が適しています。これは生長し始める時期の方が、芝生が根付くまでの期間が短くなるためです。芝張り直後の芝に適した目土をして、少しでも早く根付かせましょう。

まとめ

芝生を張ったあとは、しっかりと根付くまでむやみに刺激を与えないようにしましょう。根付く前の芝の上を歩いたり、手を加えたりすると枯れてしまうこともあります。そのため、芝生が根付くまでの期間である、二週間から一ヶ月程度は根を乾燥させないように注意しながら見守りましょう。

まとめ

また、根付きやすくするためには、芝の張り方にも注意しなければなりません。もし芝の張り方や目土といった作業が心配であれば、業者に芝張りをしてもらうのもひとつの方法です。業者なら専門知識があるため、芝張りしたあとの手入れの仕方も聞くことができますよ。

芝張りを依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「芝張り」をご覧ください。

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